
コロナ禍でここでもダブルヘッダー
となったショートオーバルのアイオワ。
予選方式は変則で、
1ラップ目と2ラップ目のタイムで
それぞれレース1、2のスタートポジションを
決めるものとなりました。
琢磨はわずか2周のことでも大きく変わり
1ラップ目は6位でしたが、
2ラップ目はなぜかボトミングが
ひどくてハンドリングがトリッキーとなり
20位と後方からのスタートとなりました。
レース1。
どのチームもタイヤの持ちが厳しい様子の中、琢磨は最初のピットを47周目で
早めにしたのは良かったんですが、2回目のピットを長くしてしまったことや、
レース展開のあやや運によるところはあるかと思いますが、フルイエローが
想定よりだいぶ長引いたことでそこで琢磨らステイアウトしていた組が
後からもう1回アンダーグリーン下でピットに入る必要が発生し、それにより
順位を大きく落とすことになってしまいました。
それでも、
琢磨は10位フィニッシュとなり、4戦連続トップ10内で
チェッカーを受けれたことは不運中の幸いだったのかもしれません。
佐藤琢磨(10位)
「
厳しいレースでしたが、予選から決勝へマシンのセッテイングを変更できないルールがある中、レースを戦う中でマシンをよくしていくことができました。練習走行からレースにフォーカスしていたのはよかったと思います。レースではトップを走り、トップ5を争っていました。しかし、残念ながら私たちはイエローからゴールまでを2スティントに分ける作戦を選んだため、ピットインしました。今日。上位で入賞し人たちの多くは、コース上に残ってゴールまで走りきっていましたね。自分たちは戦略を見直す必要があります。レースは展開がどうなるか、誰にもわかりません。今日はピットクルーもがんばってくれていたし、多くのいい経験を積むことができたので、明日はもっといい戦いができるはずです。」
その翌日の
レース2。
琢磨は1つポジションを上げ、最初のピットはレース1と同じ
早めの47周目にしました。
同じようなタイヤの傾向からそれは良しとして
次のスティント途中からなぜかハンドリングが突然悪化し、酷いオーバーステア。
そこから
アンチロールバーや(フロント)ウイングターンを使って
通常あり得ないほどの調整をしましたが、原因を掴めず
マシンの安定感が戻ることはありませんでした。
そして、
琢磨は21位フィニッシュ。
佐藤琢磨(21位)
「
今日はマシンのハンドリングに大問題が出ていました。オーバーステアがひどいマシンになっていたんです。そのせいで緊急ピットストップを行わねばならなかったほどです。ライバルたちよりも1回ピットを多くしなければなりませんでした。フロントウイングはレース中に7回転も調整しました。通常では考えられないほど大きなセッティング変更です。まだマシンに何か不具合が出ていたのかを入念にチェックしていませんが、本当に厳しいレース、そして長い夜になっていました。それでも、今晩のレースではチームメートが表彰台に上りました。グレアム、おめでとう。彼はチームにとってすばらしい仕事をしてくれました。」
※これにて、今シーズンすでに行われたレースでの未アップ分は0になりましたm(_ _)m
Posted at 2020/10/25 21:29:22 | |
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'20 INDYCAR SERIES | 日記