
ポートランドは2年ぶりの開催で
琢磨においては2018年に優勝したサーキット。
もう3年経つんですね。
プラクティス~予選は琢磨は
ここのところいつも苦労するパターンですが、
それは今回も。
プラクティスで走行に出たら異音があり
ピットに戻ってテレメトリーチェックしても
異常ないとなるのですが、コースインすると
やはりダメ。
結局エンジン交換でプラクティスはほとんど走ることなく予選に入った
琢磨は
リザルト順位自体後方でしたし、エンジン交換によるペナルティーもあり
全27台中
26番手スタートとなりました。
そして、決勝。
スタート直後はここでのお決まりのように1コーナーで複数台のコンタクト発生。
トップを走っていた3台を含めコース不通過でショートカットした全5台が
最後尾に回されることになり、琢磨は混乱を切り抜けた時点で17位だったのが
結局これにより12位まで一気に上がりました。
ストラテジーとして琢磨は後方に回されたクルマとともに
2018年と同様な燃料つぎ足しの選択もありましたが、
やはりビッグムーバーが影響したでしょうか?!
スプラッシュせず、
燃料カツカツの2ストップ燃費走行を狙うことになりました。
しかし、レース展開から最後尾に回されるも
最初のイエローでスプラッシュを行ったグループが正解でした。
(今回のストラテジーに関しては、
こちらで分かりやすく解説されています。)
ガンガン走れて終わってみれば元々のトップグループが返り咲き。
1位スタートだったアレックス・パロウが途中
順位をそのグループ中下げるも最後はアンダーカットでディクソンを逆転し、
終わってみればポールトゥウィン!
ドライバーズランキングでも1位にカムバック。
インディカーに来ても、引いてはスーパーフォーミュラの時から
素性の良さを感じてましたけど、ほんと素晴らしいドライバーですね!
話はパロウの方に行ってしまってましたけど^^;
琢磨は
12位フィニッシュ。
予選までの流れ、アクシデントからして、一定の満足は得られていた印象でした。
それより個人的に気になったのが琢磨の(TC向け)コメントや専属カメラマン
まっちゃんの
こちらの寄稿中の特に最後の文面。
いつになく“残りレース数(2戦)”に対する何か特別な思いが滲み出ている感じがしてなりません。
杞憂であればいいんですが…
2021 RACE HIGHLIGHTS // GRAND PRIX OF PORTLAND
佐藤琢磨(12位フィニッシュ)
「
後方グリッドからスタートしたことを考えれば、今日の私たちはいいレースを戦えたと思います。2ストップ作戦にチャレンジしましたが、私たちは1タンクで最も多くの周回を重ねることができていました。上位チームの中には、今日のレースで序盤にラッキーなピットストップを行うチャンスに恵まれたところがありました。彼らはそこで新しいタイヤを装着するなどのアドバンテージも手に入れていました。そうしたこともあったため、私たちは多くのポジションを取り返すことができませんでした。できることならトップ10でゴールしたかったですね。そうはできませんでしたが、今日の私たちは力強いパフォーマンスを見せることができていたと思います。ピットクルーもがんばってくれました。ロードコースで目覚ましいスピードを発揮できた。それは私たちのチームにとって非常にポジティブなことです。残り2戦となりますが、その戦いを私たちは楽観できる状況になっています。」
Posted at 2021/09/15 23:45:08 | |
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'21 INDYCAR SERIES | 日記