琢磨、やってくれました!
5位フィニッシュ!!
自己最高リザルトです

琢磨のスタートは、昨年の開幕戦と同じ
11番手でした。
昨年の開幕戦ブラジルほどではないものの
ダスティーな路面。
スタート直後の1コーナーで早くも7台が絡む多重クラッシュ。
今回はエリオ・カストロネベスのブレーキングミス、
そして今回も受難であったマルコ・アンドレッティ。
(マルコは昨年はM.モラエスに踏みつけられ、今年はひっくり返りました。
いずれも無事であり、タフです^^;)
クラッシュで絡んだメンバーからして昨年を彷彿とさせましたが、今回は違いました。
インスタートの琢磨は、目の前のエリオを内側から無事にクリアー。
(ソフトの)レッドタイヤでスタートした琢磨は順位を上げますが、
その後は度々のフルコースイエロー。
再スタートの度、琢磨は汚れたアウト側からで順位を落としていってしまいます。
(他のドライバーからも声が上がっているので、
オーバル以外での“2列”リスタート方式は今後物議を醸すかもしれませんね。)
そして、琢磨は遅いクルマにもひっかかり、
おいしいレッドタイヤを有効に使えない状態での走行を続けます。
しかし、やはり今年は違う。
それまで先行していたダニカを最初のピットでパス!
チームクルーも頑張ってくれました。
レッドから(ハードの)ブラックタイヤに換えてから、割といいペースで走れました。
2回目のピットでもブラックのままとなりましたが、
結果的にはコース上でのオーバーテイクも何回かありました。
琢磨は、昨年の最高位
エドモントンでの9位を大きく上回る5位フィニッシュ。
素晴らしいです!
被災地や周辺地域で応援する方にもとても良い知らせとなったでしょう。
ゴール直後はさすがに喜びましたが、その後のコメントを聞いていると
浮かれることなく兜の緒を締めてという雰囲気でした。
ベテランでグレイトなドライバーとはいえ、
開幕2週間前にシートを獲得したチームメイトのトニー・カナーンは3位表彰台を獲得しましたし、
17番手スタートだったシモーナ・デ・シルベストロは最高2位を走り、フィニッシュは琢磨の前。
上位陣も多く崩れていました。
チームメイトとともに、でもありますが
やはりここはライバルでもあるT.Kの前でのフィニッシュを琢磨に目指してほしいですね!
琢磨発起の「With you Japan」へ賛同してくれた皆さん、ありがとうございました!
2011 Honda Grand Prix of St. Petersburg
2011インディカー・シリーズ開幕戦セント・ピーターズバーグ決勝レポート
佐藤琢磨(5位)
「最初のスタートでアクシデントを潜り抜け、ポジションを大きく上げることができました。しかし、次のリスタートからはアウト側になってばかりで、路面が汚れていることもあって非常に難しく、順位を落としてしまいました。それでも、ピットストップですごくチームががんばってくれました。今日はなんとしてもフィニッシュしたかった。このような形でシーズンのスタートを切れてうれしいです。今日はラッキーな面もありましたが、自己ベストのリザルトを更新することができました。これからも上位フィニッシュを目指してがんばります」
2011年3月27日(日)
決勝
会場:セント・ピーターズバーグ市街地コース
天候:快晴
気温:29~30℃
<決勝>
順位 No. ドライバー チーム C/E/T タイム
1 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing D/H/F 02:00:59.6886
2 12 ウィル・パワー Team Penske D/H/F +7.1612
3 82 トニー・カナーン KV Racing Technology-Lotus D/H/F +16.1045
4 78 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing D/H/F +16.5616
5 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus D/H/F +29.9435
6 77 アレックス・タグリアーニ Sam Schmidt Motorsports D/H/F +30.4655
7 17 ラファエル・マトス AFS Racing D/H/F +31.5227
8 14 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises D/H/F +35.7291
9 02 オリオール・セルビア Newman Haas Racing D/H/F +49.1432
10 22 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +56.8025
11 4 J.R.ヒルデブランド Panther Racing D/H/F +62.9747
12 7 ダニカ・パトリック Andretti Autosport D/H/F +62.9748
13 34 セバスチャン・サーベドラ Conquest Racing D/H/F +2Laps
14 24 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +38.1033
15 18 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing D/H/F +3Laps
16 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing D/H/F +4Laps
17 38 グラハム・レイホール Service Central Chip Ganassi Racing D/H/F +63.5859
18 6 ライアン・ブリスコー Team Penske D/H/F +5Laps
19 59 E.J.ヴィソ KV Racing Technology-Lotus D/H/F +6Laps
20 3 エリオ・カストロネベス Team Penske D/H/F +15Laps
21 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport D/H/F +42Laps
22 83 チャーリー・キンボール Novo Nordisk Chip Ganassi Racing D/H/F +62Laps
23 27 マイク・コンウェイ Andretti Autosport D/H/F +99Laps
24 26 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport D/H/F +100Laps
25 19 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing D/H/F +100Laps
<ポイントスタンディング>
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 52
2 ウィル・パワー Team Penske 41
3 トニー・カナーン KV Racing Technology-Lotus 35
4 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing 32
5 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus 30
6 アレックス・タグリアーニ Sam Schmidt Motorsports 28
7 ラファエル・マトス AFS Racing 26
8 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises 24
9 オリオール・セルビア Newman Haas Racing 22
10 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing 20
11 J.R.ヒルデブランド Panther Racing 19
12 ダニカ・パトリック Andretti Autosport 18
13 セバスチャン・サーベドラ Conquest Racing 17
14 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing 16
15 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing 15
16 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 14
17 グラハム・レイホール Service Central Chip Ganassi Racing 13
18 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport 12
19 E.J.ヴィソ KV Racing Technology-Lotus 12
20 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport 12
21 ライアン・ブリスコー Team Penske 12
22 エリオ・カストロネベス Team Penske 12
23 マイク・コンウェイ Andretti Autosport 12
24 チャーリー・キンボール Novo Nordisk Chip Ganassi Racing 12
25 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing 5
US-RACING より