
ここアイオワはショートオーバル。
2011年に琢磨が
INDY日本人初PPを獲ったところでした。
今回琢磨はプラクティス2では4位と
ここまでは好感触を見せていたのですが、
予選では雨上がりの気温が低めだったこともあり
マシンにナーバスさが出てしまい
セッティングをコンサバな方へ転換しました。
結果としては、琢磨は予選16位でした。
決勝でも雨雲が近くにある状況でした。
スタート後の何周かは、近くで争っていたレイホールが
なぜか毎週ターン出口で無理にアウト側に膨れる動きを見せ、
琢磨はアクセルオフせざるを得ず、少し順位を下げました。
33周目にはついに少しながら降雨が見られ、それにセンシティブなオーバルですから
すぐにイエローコーション。
回復の見込みがない40周目にはレッドフラッグが出て中断となりました。
雨はやみ、しばらくしてイエローのままレース再開。
ピットオープンとなった42周目には、ほとんどのマシンがピットイン。
ここで琢磨のチームはマシンの調整があったのかもしれませんが、
時間がかかってしまいましたね。
これが影響してしまった形でしょうか。
前にいたアレシンが単独スピン→クラッシュ。
琢磨はこの時、すぐ後ろでアウト側にいたのですが、煙と共に巻き込まれてしまいました。
映像を見ていて、琢磨はさすがにこれは不可避だったと思います。
とても悔しいですね!!(>_<)
最近の流れもありますから、AJのおじいちゃんが言葉を吐くのも仕方ないでしょう;;
次また、すぐ週末にトロントがあります。
ダブルヘッダー。
お願いします!!
2014 Iowa Race Highlights
佐藤琢磨(22位)
「こんなアクシデントに遭うなんて信じられないですね。スタートのあとに少し順位は落としましたが、今日は300周という長いレースでしたから、マシンの調子を確認しながらピットストップで徐々にセッティングをよくしていく計画でした。序盤のマシンはハンドリングがよくなかったものの、雨による赤旗が出されたことでリードラップに残り続けることができ、『さぁ、これから順位を上げていくぞ』と考えていたところでした。リスタートで1台のマシンに並びかけたとき、そのさらにイン側から突然、白煙とともにマシンがスピンしながら飛び出してきました。全く避けようがありませんでした。不運続きでクルーたちもモチベーションを保つのが大変だと思いますが、チーム全体で集中力を保ち、持てる力を投入し続けようと話し合いました。来週のトロントではなんとしても好成績を残したいと思います。」
マーク・サワーズ|HPD シニア・マネジャー/チーフ・エンジニア プロダクション&コマーシャル・ディビジョン
「今晩のレースでは、人生と同じように、粘り強さが大きな意味と価値を持っていることを教えてくれました。ゴール前の10周という時点になって、タイヤを交換する作戦が突如として浮上しました。オーバーテイクの難しいレースとなっており、多くのほかのレースと同じように、予選順位と大きく変わらない順位での戦いが続いていましたが、Hondaエンジンを使ういくつかのチームがリスクを承知でタイヤを交換する作戦に出て、それが大きな効果を発揮しました。ライアン・ハンターレイ、そしてAndretti Autosportに『おめでとう』と言いたいと思います。また、ジョセフ・ニューガーデンとSarah Fisher Hartman Racingも最後まであきらめずに戦っており、見事な作戦力を発揮したことで2位フィニッシュを達成しました。」
<決勝リザルト>
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 28 ライアン・ハンターレイ Honda 300 2:01'58.8160
2 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 300 +0.5814
3 10 T.カナーン シボレー 300 +1.0676
4 9 S.ディクソン シボレー 300 +2.7606
5 20 E.カーペンター シボレー 300 +4.9819
6 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 300 +5.0135
7 15 グレアム・レイホール Honda 300 +6.7976
8 3 H.カストロネベス シボレー 300 +7.1408
9 8 R.ブリスコー シボレー 300 +7.1896
10 83 C.キンボール シボレー 300 +7.6098
11 77 シモン・パジェノー Honda 300 +7.7794
12 34 カルロス・ムニョス Honda 300 +7.8190
13 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 300 +11.2612
15 98 ジャック・ホークスワース Honda 296 +4Laps
18 25 マルコ・アンドレッティ Honda 229 +71Laps
20 18 カルロス・ウエルタス Honda 78 +222Laps
21 7 ミハイル・アレシン Honda 47 +253Laps
22 14 佐藤琢磨 Honda 47 +253Laps
<ポイントスタンディング>
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 3 H.カストロネベス シボレー 471
2 12 W.パワー シボレー 462
3 28 ライアン・ハンターレイ Honda 439
4 77 シモン・パジェノー Honda 421
5 2 J.P.モントーヤ シボレー 405
6 34 カルロス・ムニョス Honda 358
7 25 マルコ・アンドレッティ Honda 337
8 9 S.ディクソン シボレー 331
9 8 R.ブリスコー シボレー 307
10 10 T.カナーン シボレー 305
11 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 294
13 7 ミハイル・アレシン Honda 272
14 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 270
15 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 260
17 98 ジャック・ホークスワース Honda 242
18 18 カルロス・ウエルタス Honda 234
19 15 グレアム・レイホール Honda 228
21 14 佐藤琢磨 Honda 197
24 16 オリオール・セルビア Honda 88
25 26 カート・ブッシュ Honda 80
29 5 ジャック・ヴィルヌーヴ Honda 29
30 68 アレックス・タグリアーニ Honda 28
31 16 ルカ・フィリッピ Honda 24
33 63 ピッパ・マン Honda 21
34 41 マーティン・プロウマン Honda 18
36 34 フランク・モンタニー Honda 8