私のブログの中で
タイトル
“第9戦テキサス”を
あげて書きませんでしたが、
見られている方はご存知のように
雨による中止→延期で
赤旗中断の順位、72周目からのスタート
となることが発表されました。
しかし、これには琢磨にとって
ある問題が発生していました。
コナー・デイリーがジョセフ・ニューガーデンに突っ込むことによるフルコースコーション中、
本来ピットクローズでコース上をセーフティーカー先導で走っているところが、
コース上の破片回収・清掃のためにマシンをピットロードに導かれました。
そして、ピットでのフルサービスも許可したために、
それを終えたトップのヒンチクリフが琢磨の直前で復帰することになり
琢磨がラップバックすることができませんでした。
よって、
琢磨は
ラップダウン17位からのリスタートとなります。
イレギュラーな事が起こっていたので、なんとか抗議が通って覆らないんですかね~

盛り上がりが好きなアメリカンモータースポーツなら特別措置…
というか、本来起こっていなかったことなので、ピットイン直前のポジションからのリスタートを
してほしいものです。
もしこれを“プラス”と捉えるなら、マシンのリセットアップでしょうか。
琢磨は今季ベストの
予選4番手の2列目スタートという好位置だったのに
レースが始まるとあれよあれよといううちに15‐6位まで下がっていったので、
コンディションノ変化にマシンのセットがかなり合わせれていなかったのでしょう。
ただ、これに関しては延期になった時点でいずれにしてもできることで、
やはり一番問題なのは先に書いたコースクリーンアップ時のコントロールと
それによって起こったリスタート時のポジションですかね;;
そして、ウィスコンシン州エルクハートレイクという所で行われた第10戦。
インディカークラスでは9年ぶりの開催。
スタート前がジェットコースターの坂みたいでしたね。
全体的にオーバーテイクが多かった。
琢磨は
予選こそ15番手でしたが、いざレースがスタートすると
テキサスとは逆に非常にレースペースがよく、ピット作業も速くて8番手まで来てました。
久々の上位が期待されましたが
2回目、3回目のピット時に連続でピットレーン速度違反となってしまい、
それが響いて
17位フィニッシュでした。
通常信じられないことが起こりましたが、後から分かったのはリミッターに関する
メカニカルトラブルのようでした。
リミッターで波打つことにより、これに関しては非常に厳格な
0.1mphをも拾うスピード・オーバーネズミ獲りに引っ掛かってしまったのです。
うーーん、残念ですね~(>_<)
そして、この悪い流れを断ち切りたい!
2016 Road America - Race Highlights
佐藤琢磨(17位)
「事前のテストに来られなかったことを考えれば、今週末の私たちの好パフォーマンスはチームのすばらしい仕事ぶりによるものだと自負してよいでしょう。テストに来ていたチームとの差を3回のプラクティスで縮めることができていました。ところが、予選ではマシンを組み上げる際にミスがあったため、非常に残念な結果しか手にすることができませんでした。それだけに、今日の決勝レースで持てる力を大勢のファンの前で披露できたのはうれしいですね。レース前半に私は何台ものマシンをパスし、8番手にまで順位を上げることができました。しかし残念なことに、ピットスピード・リミッターにトラブルが発生し、ペナルティーを2度も受ける結果となってしまいました。今日の私たちのパフォーマンスにはいっさい似つかわしくない17位という結果に終わったのは、そのためです。今日もチームのクルーたちは最高のピット作業を施してくれていました。残るシーズンも私たちはチーム一丸となって全力を出し続けていくだけです。」
<決勝リザルト>
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 12 W.パワー シボレー 50 1:39'10.3044
2 10 T.カナーン シボレー 50 +0.7429
3 15 グレアム・レイホール Honda 50 +5.9608
4 28 ライアン・ハンターレイ Honda 50 +9.3597
5 3 H.カストロネベス シボレー 50 +10.5340
6 83 C.キンボール シボレー 50 +10.9966
7 2 J.P.モントーヤ シボレー 50 +12.6191
8 21 J.ニューガーデン シボレー 50 +13.8835
9 20 スペンサー・ピゴット シボレー 50 +15.7290
10 26 カルロス・ムニョス Honda 50 +17.1132
11 41 ジャック・ホークスワース Honda 50 +18.7152
12 27 マルコ・アンドレッティ Honda 50 +19.9030
14 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 50 +22.1333
15 98 アレクサンダー・ロッシ Honda 50 +22.5908
16 7 ミハイル・アレシン Honda 50 +23.5531
17 14 佐藤琢磨 Honda 50 +35.3665
19 19 ギャビー・シャヴェス Honda 49 +1Laps
21 18 コナー・デイリー Honda 39 +11Laps
<ポイントスタンディング>
順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 22 S.パジェノー シボレー 375
2 3 H.カストロネベス シボレー 301
3 12 W.パワー シボレー 294
4 9 S.ディクソン シボレー 285
5 21 J.ニューガーデン シボレー 283
6 10 T.カナーン シボレー 280
7 26 カルロス・ムニョス Honda 262
8 15 グレアム・レイホール Honda 261
9 2 J.P.モントーヤ シボレー 259
10 98 アレクサンダー・ロッシ Honda 257
11 28 ライアン・ハンターレイ Honda 256
13 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 242
15 18 コナー・デイリー Honda 186
16 14 佐藤琢磨 Honda 186
17 27 マルコ・アンドレッティ Honda 184
18 7 ミハイル・アレシン Honda 169
20 41 ジャック・ホークスワース Honda 129
22 19 ギャビー・シャヴェス Honda 92
24 77 オリオール・セルビア Honda 72
25 29 タウンゼント・ベル Honda 55
26 19 ルカ・フィリッピ Honda 45
28 35 アレックス・タグリアーニ Honda 35
29 63 ピッパ・マン Honda 33
32 88 ブライアン・クロウソン Honda 21