どうも(^^)/
今回はカタログのアップになります…。
恐らく運転したコトあるハズ…ハズなんだよなぁ…(^_^;)
今まで運転した履歴にもあるけど…記憶に無いんだなぁ。
DA52Tキャリイ最初期型です♪
恐らくディーラー時代にお客さんの入庫で触ってたり引取してたりしますね!
当時は(まぁ…今もソコまでですが…)軽トラの荷室長や積載量なんてのは気にもしたコトが無かったんですが、どうやらこの型のキャリイは色々と苦労があったようで…(苦笑)
詳細は後述。
さて…そんなDA52Tキャリイは1999年にデビューしています♪
丁度軽自動車規格が一新され、どのメーカーも横並びに新型車を出した時期。
ホンダはアクティ、三菱はミニキャブ、ダイハツはハイゼット、スバルはサンバーと、どのメーカーも衝突安全基準を満たす為にノーズが付いたボディになりました。
タダでさえボディサイズが横並びですから、特に荷室の広さが重要となる軽トラックにおいてノーズが付いちゃった…というコトはお察しの通りです…(汗)
で…そんなキャリイはCMこそしていませんが、カタログ上にはこんなコピーが書かれています。
さらにビッグなNo.1へ。
当時軽No.1のシェアを不動のモノとしていたスズキらしいコピーですね(笑)
今回はモデルチェンジ直後の1999年1月の内容になります。
ってコトでホントの最初期型はエブリイと同じフロントマスクなんですよね(^^)/
なんだろうか…勝手な価値観なんですが、自分はこのフロントマスクがどうもムッツリスケベなオッサンっぽい感じがして今一つなんですよね…(苦笑)
何がどうムッツリスケベなんだと言われても説明に困りますが…(爆)
で…フロントタイヤが足元より前方に来るセミキャブスタイル。
ホイールベースが伸びる分、直進安定性が上がる一方、小回りには不利でして、軽トラックの用途を考慮するとイマイチなパッケージングですね…(^_^;)
リアは典型的な軽トラって感じでして、テールレンズは1979年にデビューしたST30系(ラーメンキャリイとかのヤツ)のモノがそのまま代々使われています。
キャビン後方上部にはアングルポストと呼ばれる荷物の固縛時に重宝する各断面のガードを装着…コレが災いの原因の一つにもなります…(苦笑)
インパネは乗用車感を増した感じのデザインになっています。
但し、軽トラってのもありましてエアバッグも無く簡素ですね(^^)/
他社と共用化する為だったか…ホーンパッドにスズキのマークが当時は無かったですよね。
スズキの軽は良い意味でシンプルで軽らしいのですが、ダイハツの同クラスと比較し全体的にチープな感じもします…(汗)
シートは見たまんまの平板で簡素なモノ。
インテリアもベニヤ板に表皮を巻いただけの簡素なドアトリム。
なのに成形天井(笑)
ただ…この内装…僅か10か月で激変します。
そんなDA52Tキャリイ最初期型に搭載されるエンジンは全部で3機種…
・F6A…直列3気筒660㏄SOHCターボ、EPI、56馬力、8.0kg-m。
ターボはナゼか1気筒2バルブ。
Siターボ…スーパーインテリジェントターボなんだそうです。
ってコトで初期モノは途中までK6Aが搭載されなくなります…(^_^;)
もっと言うとターボは僅か1年少々の生産なので希少とも言えます。
・F6A…直列3気筒660㏄SOHC、EPI、50馬力、6.2kg-m。
コチラは1気筒4バルブで電子制御燃料噴射の高性能NA版。
・F6A…直列3気筒660㏄SOHC、キャブ、42馬力、5.8kg-m。
上記キャブ仕様。エンジンも1気筒4バルブ。
セミキャブなのもありまして、液モノはフロントフード内に一括管理。
エンジンルームはそれまでの軽トラと特に変わりませんね(^^♪
シンプルで整備性はこの手にしては良いと思います(*'▽')
コレらに組み合わされるミッションは5速マニュアルとターボにのみ3速オートマの設定。
オートマ限定なら必然的にターボになるってのも珍しいですよね(笑)
足回りはフロントがストラットでリアがリーフリジッド。
乗り味は…まぁ…典型的な軽トラですよね…(笑)
で…肝心の荷室。
奥行1940㎜…カタログ上の数値で言えば先代と同寸法。
ちなみにカタログだけで言えば、おおよそどれも横並び。
アクティがやや短く1870㎜、一方のハイゼットは2020㎜と長いんです!
ちなみに旧規格の軽トラの荷台はおおよそどれも1940㎜と実は同じなんです。
じゃあなんでキャリイの分が悪いかといいますと、荷台の床面は確かに1940㎜あるものの、キャビン上部に配置されたアングルポストが大きく出てる為、天地に同じ長さのまま箱モノが積めないっていう…(泣)
コレが原因で不評を買いましてキャリイは1年を絶たずに大改造が入ります。
かと言ってスズキが決して手を抜いた訳では無く、随所に亜鉛メッキ鋼板を採用しサビ対策をやってはいます…。
まぁこんなコトしてても魚屋の軽トラとかヒドイもんですけどね…(苦笑)
さて…装備としましては荷台下にロープや小物が収納可能なサイドトランク♪
それ位ですかね…(汗)
いや…もう元が実用面重視の軽トラですから、特段目立って変わった装備も無いんですよね…(苦笑)
ってコトでグレードはこんな感じで…。
・農繁キャリイ
装備で言うなら最上級グレード(笑)??
荷台作業灯やデフロック、リアゲートチェーンなんていうのが専用装備ですね♪
しかしパワステはオプションでも設定がありません…(苦笑)
・ターボ…走りのグレードで唯一のサイドトランクを装備。
・KA
最もベーシックなグレードで、唯一の無塗装バンパー。
シガーライターや助手席アシストグリップ、間欠ワイパー、センターキャップも装備されませんが、エアコン付またはパワステ付が選べます。
ボディカラーはスペリアホワイトのみ(爆)
潔すぎます…(笑)
それと特装車もありますよ…金太郎ダンプなんてのもよろしくね!
と…なってます。
まぁ…自分でしたらターボの5速です(笑)
中古車市場も調べたらマニア物件のようでやや高め。
さて…そんなキャリイですが、僅か10か月後にはなんとキャビンにメスを入れ、ドアパネルより後方が薄くなると共にアングルポストもかなり平べったい形状へ変更される事になります…。
更にそれに収まらず、フロントバンパーのデザインから変更(笑)
室内はシートが厚みを増し、ドアトリムはドアパネル上部まで覆う豪華版へ…。
ボディカラーも追加されてますね(*'▽')
コレで荷台がカタログ数値上は変わらずとも長くなりました…が…
2002年にはキャビンが全く別の形状になったコトで更に荷台が長くなりまして、クラストップの2030㎜に長くなるという気合の入りよう…。
そしてトドメはセミキャブとフルキャブを併売しまして徹底的に手を入れてきまして、エライコッチャとなってます。
整形アイドル真っ青の大整形。
で…軽トラ自体の需要が高く低年式でも結構な値が付くコトもありまして、意外と20年経とうが中古車が豊富です(爆)
だからでしょうね…全然古く感じないのは…。
収穫シーズンのみの稼働で後は納屋に置きっぱなし…なんて個体も多く、極上車もザラなのが軽トラ。
乗るとコレが結構面白いですし、趣味車の要素もあったり…。