2020年03月10日
Posted at 2020/03/10 22:49:05 | |
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2020年03月10日
964を彷彿させる「RUF SCR」登場! 最高速度320km/hに達する自然吸気&6速MTの軽量スーパースポーツ
RUF SCR
ルーフ SCR
Rufの主軸を担うプロダクションモデル
ドイツのスーパースポーツ・メーカー、RUF(ルーフ) オートモビル GmbHから、これからプロダクションモデルのコアとなるであろう新型「SCR」が発表された。このモデルは、本来ならば現在のRUF車の頂点を極める「CTR」とともにジュネーブ・ショー2020に出展される予定だった。その華やかな舞台を失ってしまったのは、どのメーカーも同様の事情だ。
「スポーツ・カレラ・ルーフ」を意味するSCRのヒストリーは、今から40年以上も前に当時のポルシェ911SCをベースに製作されることで始まった。そのSCRの存在が再びクローズアップされたのは2016年のジュネーブ・ショーで発表された322km/hの最高速を誇った「SCR 4.2」だったが、それはRUFにとってはまだ究極のSCRを生み出すためのひとつの通過点にほかならなかった。
「ホエールテール」が生む強力なダウンフォース
それから2年の時を経て、2018年の同ショーで発表されたSCRのプロトタイプこそが将来の生産化へ向けた1台だったのだ。そして2020年、ついにRUFは新型SCRの生産車両を市場に送り込むことに成功した。
実際にそのエクステリアの画像を見ると、基本的なシルエットはプロトタイプと同様にタイプ964の911を意識したものとなっている。さらにプロダクションモデルでは、ホエールテールと呼ばれる大型のリヤウイングが新たに装備されたほか、リヤグリルのデザインやリやフェンダー上のエアインテークが新設されたことなどが特徴。このボディーはもちろんメカニズムも、すべてがRUF独自に開発され、そして製作されたものとなる。
基本構造はカーボン+アルミニウム
その象徴的な存在ともいえるのが、SCRに採用された基本構造体のセンターモノコックだろう。軽量で高剛性のカーボンモノコックをセンターに、そしてその前後にアルミニウム製のサブフレームを接合し、前後ともにプッシュロッド方式のダブルウィッシュボーン・サスペンションを組み合わせる。
ダンパーユニットは、フロントは前後方向へほぼ水平に、またリヤは左右方向へこちらも水平に装着される。ちなみにこのサスペンションは、コクピットのダイヤルスイッチを操作し5段階にセッティングを変更することが可能だ。
自然吸気水平対向6気筒に軽量な6速MTの組み合わせ
リヤに搭載されるエンジンは、510psの最高出力と470Nmの最大トルクを発揮する4リッターの水平対向6気筒自然吸気ユニット。センターモノコックと同様に、ボディにも軽量なカーボン素材を用いるなど徹底的に軽量化し総重量を1250kgに抑えたことで、2.45kg/psのパワーウェイトレシオを実現した。この水平対向6気筒エンジンに組み合わされるトランスミッションは6速MTと、これも軽量化に貢献している。
RUFから正式に発表されたSCRの最高速度は320km/h。初代SCRが255km/hの最高速度であったことを考えると、やはりここからの20年は、RUFにとって自身の成長のためにきわめて重要な時間となるであろうことが理解できる。
解説/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)
【問い合わせ】
RTC
TEL 075-956-0930
Posted at 2020/03/10 22:34:36 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年03月10日
RUFが提案するオフロードモデル「ロデオ・コンセプト」公開! ラリースペシャルへの布石か
RUF Rodeo Concept
ルーフ ロデオ コンセプト
ストイックなルーフが見せた遊び心
RUF(ルーフ)という自動車メーカーの名前を聞くと、その第一印象はクルマ作りに遊びの要素など必要ないと言わんばかりのストイックさがイメージされる。しかしどうやらそのRUFにも、それとは異なる側面があったようだ。
今回RUF オートモビル GmbHが発表した「Rodeo Concept(ロデオ・コンセプト)」は、まさしくその遊びの要素を効果的に採り込んだ、新しいRUFを象徴するモデルだ。
ロールケージも備えた強固な構造体
ただしそうではあっても、RUF伝統のクルマ作りの哲学を忘れてはいない。誰よりも速く、そして高品質であることが、RUFのエンブレムを掲げるための絶対的な条件といえるのだ。
クルマそのものの構成はSCRと同様で、したがってこのロデオ・コンセプトもカーボン製のセンターモノコックを持つ。その前後にアルミニウム製のサブフレームを配し、さらに車体が組み上げられれば見ることができなくなるロールケージも備えている。
オールシーズンタイヤで悪路にも対応
前後のサスペンションはよりロングストローク化され、オールシーズンタイヤとの組み合わせで、舗装路からダートまでさまざまな路面環境や地形に対応するように考えられている。
搭載エンジンは、詳細は不明ながら自然吸気でもターボ付きでも選択が可能という。RUFは、この「ロデオ・コンセプト」を「スリリングなドライビングを味わえる車両製作をテーマとし、スポーティーな車両および、ウェスタン文化への愛情を形にしたモデルである」と説明する。それと同時にRUF車の行動範囲が大きく広がることを歓迎するカスタマーもきっと多いことだろう。
見据えるゴールはクロスオーバーか、ラリーマシンか
ここ数年、ジュネーブで完成度の高いプロトタイプを発表し、その後それをプロダクションモデルとして市場へと投入することがルーティーンとなったRUF。
この「ロデオ・コンセプト」も本来であればジュネーブ・ショー2020でプレミアを予定していたモデルである。ここからの進化が期待できないわけではない。近年流行のクロスオーバー、あるいは本格的なラリー・スペシャル。RUFのもとへは、さまざまなアイデアがカスタマーから寄せられているに違いない。
解説/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)
【問い合わせ】
RTC
TEL 075-956-0930
RUFが初のオフロードコンセプト「ロデオ コンセプト」と「RUF SCR」のプロダクションモデルを公開
■RUFオフロードコンセプトとSCRプロダクション
RUFオートモビルGmbHは2020年3月9日、「ロデオ コンセプト」と「RUF SCR」のプロダクションモデルを世界発公開した。
RUFは、パフォーマンスと日常使用への適合を両立したビスポーク・スポーツカーを創り出す、ドイツ自動車メーカーだ。
ロデオコンセプトは、初代CTRの誕生から30年、RUFオート設立80周年の記念としてジュネーブモーターショー2019で発表された「CTRアニバーサリー」及びSCRと共通したカーボンファイバーモノコックシャシーが採用され、4輪駆動システム、全地形対応の大型タイヤ、ロングストロークサスペンションなどを組み合わせることで、オフロードユースに適応。RUF水平対向6気筒エンジンを搭載し、自然吸気もしくは過給器付きのどちらの仕様でも選ぶことができる。
スリリングなドライビングを味わえる車両製作をテーマとし、スポーティな車両及びウエスタン文化への愛情を形にしたスタディモデルだ。
合わせて発表された車両は、ジュネーブ国際モーターショー2018でプロトタイプが発表された「RUF SCR」のプロダクションモデルで、搭載される4リッター自然吸気水平対向6気筒エンジンは、最大出力510馬力、最大トルク470Nmを発生。
カーボンモノコックシャシーとカーボンボディシェルの組み合わせによる総重量は1250kgの超軽量設計で、1.45kg/psのパワーウェイトレシオを実現する。
トランスミッションには、ZF社との共同開発による6速マニュアルギアボックスを採用。SCRとCTRアニバーサリーのデザインをアロイス・ルーフと共に手掛けたのは、ポルシェ「959」をはじめとする多くのポルシェ車両のデザインを担い、後にアウディ「TT」やフォルクスワーゲン「New Beetle」などのデザインを手掛けたフリーマン・トーマスだ。
SCRのプロダクションモデルで新たにデザインされたホエールテールウイングは、強力なダウンフォースを生成し、最高速度320km/hでも高い安定性を確保する。
さらに、前後プッシュロッド式ダブルウィッシュボーンサスペンションには電子制御式ダンパーが搭載され、走行状況に応じてサスペンションの減衰力を4輪独立して常時最適化し続ける仕様となっている。
サスペンションセッティングは、コンソールに配置されたダイヤルによって、5つのプロファイルのなかから変更することが可能だ。
同サスペンションシステムは、CTRアニバーサリープロダクションモデルにも採用されている。
荒れた道もRUFで走れ!初のオフロードコンセプト、ならびににSCR(マニュアルだぞ)の市販型がついにデビュー!
パフォーマンスと日常使用への適合を両立したビスポーク・スポーツカーを創り出す自動車メーカーRUF Automobile Gm bH(ドイツ)は2020年3月9日、カーボンファイバーモノコックシャシーを用いた初のオフロードカーとなるスタディモデルRodeo Concept(ロデオ コンセプト)と、自然吸気エンジンを採用したRUF SCRのプロダクションモデルを初公開した。
ロデオ コンセプトは、CTR Anniversary及びSCRと共通したカーボンファイバーモノコックシャシーを採用、四輪駆動システム、全地形対応の大型タイヤ、ロングストロークサスペンションなどを組み合わせることで、オフロード・ユースに適応。自然吸気、過給器付、どちらのRUF水平対向6気筒エンジンにも対応。スリリングなドライビングを味わえる車両製作をテーマとし、スポーティーな車両及びウエスタン文化への愛情を形にしたスタディモデルとのことだ。
同時に発表された車両は、2018年にジュネーブ国際モーターショーにてプロトタイプが発表されたRUF SCRのプロダクションモデル。4L自然吸気水平対向6気筒エンジンは、510馬力、470Nmのトルクを発生。カーボンモノコックシャシー及びカーボンボディシェルによる総重量1250kgという超軽量設計により、245kg/psのパワーウェイトレシオを実現。トランスミッションには、ZF社との共同開発による6速マニュアルギアボックスを採用する。
SCR及びCTR Anniversaryのデザインをアロイス・ルーフと共に手掛けたのは、ポルシェ959やさまざまなポルシェ車両デザインを担い、後にアウディTTやフォルクスワーゲン ニュービートルなどをデザインしたフリーマン・トーマス。新たにSCRプロダクションモデルでデザインされたのは、ホエールテールウイング。強力なダウンフォースを生成し、最高速度320km/hでも高い安定性を確保する。
前後プッシュロッド式ダブルウイッシュボーンサスペンションには、電子制御式ダンパーを搭載。走行状況に応じて、サスペンションの減衰力を、4輪独立して常時最適化。またコンソールに配置されたダイヤルによって、サスペンションセッティングを5つのプロファイルのなかから変更可能だ。このサスペンションシステムは、CTR Anniversaryのプロダクションモデルにも採用されている。
これらモデルを紹介する動画は、RUFの公式
Instagram→https://www.instagram.com/rufsince1939/
Facebook→https://www.facebook.com/RUF.Automobile.GmbH
以上にて、、3月10日午前2時(日本時間)に公開される。
後日、RTCの公式Facebook(https://www.facebook.com/RUF.JAPAN)でも、日本語字幕付動画を公開予定。
■問い合わせ先
RTC
075-956-0930
https://www.ruf-web.co.jp/
〈RUF AUTOMOBILE GmbH 史概要〉
1939年、アロイス・ルーフ・シニアによってAUTO RUF という名で総合整備工場として設立。1949年には同社敷地内にガソリンスタンドを併設。1955年、ルーフ・シニアはドイツにおけるフルサイズ観光バスの必要性を感じ、彼自身の手による製作にとりかかるビジネスを立ち上げる。1963年、ポルシェ車への専門化を始め、1974年にアロイス・ルーフ・ジュニアが重役の任を引き受けた後にも引き継がれることとなる。ルーフ・ジュニア就任翌年、初のRUF 強化版ポルシェモデルが誕生。
〈文=driver@web編集部〉
空冷ポルシェのラリー仕様? いいえ、RUFの「ロデオコンセプト」というオフロード仕様車です
2020年3月9日、RUFはコンプリートカー「SCR」の市販モデルとともに、スタディモデル「ロデオコンセプト(Rodeo Concept)」を発表した。
ポルシェ911とは異なる、カーボンモノコックシャシを採用
1939年に自動車整備工場として設立されたRUF(ルーフ・RUF Automobile GmbH)は、ポルシェをベースにしたチューニングやコンプリートカーを創り出し、1987年に930型(第二世代)のポルシェ911をベースにした「CTR」の登場でその名を知られるようになった。カラーリングからイエローバードとも言われたCTRが、フェラーリF40を最高速で抜いたというのだから当然のことだろう。その後もCTR2/CTR3、RCTなどのコンプリートカーを発売してきた。
そして2017年にはCTRの30周年を記念する「CTR アニバーサリー」を発表。初代CTRを彷彿とさせる黄色いボディとホエールテールを採用したクラシックなスタイリングである一方、その中身は自社開発のカーボンモノコックシャシを採用した最新設計で、1200kgという超軽量マシンに仕上がっていた。
2018年には964型(第三世代)のポルシェ911をイメージするSCRプロトタイプを、また2020年3月9日に市販モデルも公開された。3.6L水平対向6気筒ツインターボ(710ps/880Nm)を採用するCTR アニバーサリーと異なり、SCRは自然吸気の4L水平対向6気筒(510ps/470Nm)を搭載する。最高出力は8270rpmで発生する高回転型エンジンにチューニングされて6速MT、1250kgという軽量ボディとの組み合わせにより、2.45kg/psのパワーウエイトレシオを実現する。
さらに2020年3月9日、RUFはオフロードスタイルのスタディモデル「ロデオコンセプト」を発表した。SCRと同じカーボンモノコックシャシを採用し、4WDシステムや全地形対応の大型タイヤ、ロングストロークサスペンションなどを組み合わせることで、オフロードユースにも適応させている。
フロントまわりにはラリーカーのような4つの補助灯や、スキッドバー/グリルガードなどと呼ばれるオフロードパーツを装備、さらにボディカラーをツートンとすることでオフロード色をさらに強めている。
エンジンは自然吸気/過給器付、どちらの水平対向6気筒にも対応。スポーティでスリリングな走りを味わえる車両製作をテーマとし、ウエスタン文化を取り入れたスタディモデルとなる。調教された従順な馬か、じゃじゃ馬か、どのように仕上がっているのか気になるところだ。
RUF SCR 主要諸元
●全長×全幅×全高:4207×1818.5×1265mm
●ホイールベース:2342mm
●重量:1250kg
●エンジン種類:水平対向6気筒
●排気量:4000cc
●最高出力:510ps/8270rpm
●最大トルク:470Nm/5760rpm
●駆動方式:RR
●トランスミッション:6速MT
Posted at 2020/03/10 22:33:04 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年03月10日
「ポルシェ911」のスポーツ性を強調する「エアロキット」が発売開始
開発はオートクチュール部門のポルシェエクスクルーシブマニュファクチャー
ポルシェ・ジャパンは、ポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチャーが「ポルシェ911」のために開発した「エアロキット」の取り扱いを3月5日より全国のポルシェ正規販売店で開始した。
エアロキットのベースとなるスポーツデザイン・パッケージは、すでにポルシェ・エクスクルーシブとして導入済み。特徴的なデザインのリップスポイラーを採用することにより、フロントエプロンの印象を大きく変えている。リヤセクションでは新しいデザインのバンパーによってナンバープレートの位置が上がり、新形状のエアインテークとエアアウトレットもスポーツカーのアイコンであるポルシェ911の印象をさらにスポーティなものにしている。
エアロキットは、911(992シリーズ)すべてのクーペバージョンに提供。フロントスポイラー、ポルシェ911のGTモデルを想起させる固定式リヤスポイラーと固定式リヤウイングといった広範なエアロダイナミクスエレメントから成り立っている。
スポーツデザイン・パッケージとエアロキットでオプションとして選択可能なスポーツデザインサイドスカートは、地面を這うような姿勢を際立たせ、911が持つモータースポーツのDNAを強調している。エアロキットは、ヴァイザッハのポルシェ研究開発センターでエンジニアが設計と機能の最適化に数カ月を費やして誕生。ウインドトンネルで行なったプロトタイプによるテストでは細部にわたって調整が施され、そのデザインからもわかるようにフロントとリヤの揚力を確実に低減させているという。世界各地のさまざまな気候のもとで行なわれたテストの走行距離は90,000kmを超え、ナルドサーキットでの高速テストは55,000kmにもおよんだ。
両パッケージはエクステリアカラー仕上げ、またはハイグロスブラック仕上げ(パーシャル)の用意があり、ポルシェ純正アクセサリーである「ポルシェテクイップメント」としての販売も行なわれる予定という。
ポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチャーは、顧客のリクエストに合わせてボディカラーやインテリア、パフォーマンスまで細やかな要望に対応可能な特別カスタマイズ。1986年より少量生産モデルやカスタマイズモデルを展開、リクエストに合わせてボディからエクステリアの特別なカラーコーディネイトやパフォーマンス向上の提案まで、幅広く細やかな要望に対応することが可能だ。現在、ポルシェセンター青山とポルシェセンター名古屋の2店舗がパートナーに指定されている。
ポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチャー
URL:https://www.porsche.com/japan/jp/accessoriesandservice/exclusive-manufaktur/
まるで911GTモデル! ポルシェ992型「911」用 純正エアロキットを発売開始
■特徴的なデザインのリップスポイラーを採用
ポルシェジャパンは、ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーがポルシェ「911」モデルレンジのために開発したエアロキットの取り扱いを、2020年3月5日より全国のポルシェ正規販売店で開始する。
エアロキットのベースとなる「スポーツデザインパッケージ」は、すでにポルシェエクスクルーシブとして導入されているもの。
スポーツデザインパッケージでは、特徴的なデザインのリップスポイラーを採用することで、フロントエプロンの印象を大きく変えている。
リアセクションでは、新デザインのバンパーによりナンバープレートの位置が上がり、新形状のエアインテークとエアアウトレットも、スポーツカーのアイコンであるポルシェ911の印象をさらにスポーティなものにする。
このエアロキットは、911(992シリーズ)すべてのクーペバージョンに提供され、フロントスポイラー、911のGTモデルを想起させる固定式リアスポイラーと固定式リアウイングといった広範なエアロダイナミクスエレメントから成り立つ。
スポーツデザインパッケージおよびエアロキットで、オプションとして選択可能なスポーツデザインサイドスカートは、地面を這うような姿勢を際立たせ、911が持つモータースポーツのDNAがさらに強調される。
このエアロキットは、ヴァイザッハのポルシェ研究開発センターで、エンジニアが設計と機能の最適化に数カ月を費やして誕生したもの。
風洞実験室でおこなったプロトタイプによるテストでは、細部にわたって調整が施され、フロントとリアの揚力を確実に低減させている。
また世界各地のさまざまな機構のもとでおこなわれたテストの走行距離は9万kmを超え、ナルドサーキットでの高速テストは5万5000kmにもおよんだという。
両パッケージには、エクステリアカラー仕上げまたはハイグロス仕上げ(パーシャル)の用意があり、ポルシェ純正アクセサリである「ポルシェテクイップメント」としての販売もおこなう予定だ。
※ ※ ※
ポルシェエクスクルーシブマニュフアクチャラーは、顧客のリクエストにあわせてボディカラーやインテリア、パフォーマンスまで、細やかな要望に対応可能な特別カスタマイズのことで、1986年より、少量生産モデルやカスタマイズモデルを展開している。
リクエストにあわせてボディやエクステリアの特別なカラーコーディネイトや、パフォーマンスの向上まで、幅広く細やかな要望に対応することが可能で、現在、日本では「ポルシェセンター青山」と「ポルシェセンター名古屋」の2店舗がパートナーに指定されている。
Posted at 2020/03/10 22:24:17 | |
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ポルシェ | 日記
2020年03月10日
【売らない? 売れない??】なぜスバルはクロストレックPHVを日本発売しないのか
スバルが「技術ミーティング」でハイブリッド&EVの販売計画を公表!! 海外で販売されている「XV」のPHV(プラグインハイブリッド車)は、なぜ日本でなかなか売らない?
2020年1月20日、スバルが「技術ミーティング」を開催。そのなかでハイブリッド車(HV)やEV(電気自動車)の中長期的な開発計画が示された。
実はスバルといえば米国で「クロストレック(日本名:XV)」のPHVをすで発売済。このPHVはトヨタのハイブリッドがベースとなっており、今後スバルが投入予定のハイブリッド車も、このシステムが転用される見込みだ。
いわばスバルの次世代を担うともいえるPHVながら、未だに日本には投入されていない。なぜ日本に導入されないのだろうか。
文:鈴木直也
写真:SUBARU
【画像ギャラリー】日本仕様XVとどう違う!? 北米専売「クロストレックPHV」を徹底解剖!!
スバルは長期戦略でストロングHV導入を明記!
スバルはすでに北米向けクロストレック(日本名:XV)でPHVを量産しているが、このシステムをベースとしたストロングHVを間もなく投入する計画 『スバル 技術ミーティング資料』より
2020年1月に行われた技術ミーティングにおいて、スバルは今後2030年代までの技術戦略の概要を発表した。
そのなかでは厳しくなるいっぽうの環境規制に対応した電動化戦略も語られているのだが、これがいまいち評判がよろしくない。
「スバル 電動化戦略」といったキーワードで検索すればわかるとおり、大手ネットメディアでは珍しく「消極的」とか「期待はずれ」といった文言が並び、辛口の個人サイトなどでは「ゆでガエル」といった表現さえ見受けられる。
まぁ、それも無理からぬところかもしれない。
発表内容の大半は、スバルの技術的な歴史、および今後の新型水平対向エンジンの説明で、電動化について語った部分はは2割ほど。
その内容も、2030年代前半にはすべてのスバル車を電動化し、その40%以上をEVもしくはストロングハイブリッドにするというもので、2020年の今日ほとんど目新しさがない。
いま自動車業界最大の課題は、2021年に迫ったEUのCO2排出量規制(走行1kmあたり95g)をいかにクリアするか。そのためには電動化以外に選択肢はなく、とりわけ欧州メーカーは必死に電動化車両を増やしている。
フォルクスワーゲンの極端なEVシフトや、48Vマイルドハイブリッドのブームなど、欧州勢は95g/kmに向けてなりふり構わずの臨戦態勢。彼らにとって電動化は生き残りを賭けた切実なテーマとなっているのだ。
クロストレックPHVを土台にハイブリッド強化!!
クロストレックハイブリッド(2020年モデル)/全長×全幅×全高:4465×1803×1595mm、価格:3万5145ドル(約370万2000円)
そういう動きから目を転じると、どうもスバルの危機感の薄さが気になる。
電動化の具体的な施策としては、現行の「e-BOXER」に加えて、北米で発売中のクロストレックPHVをベースとしたストロングハイブリッド車の増強が当面の目玉。これが2022年デビューと予想されている。
さらに、ピュアEVモデルとしてはトヨタと共同開発中のCセグメントSUVを2019年に発表しているが、こちらはまだコンセプトの段階。発売は2020年代前半といわれているが、市場環境次第で前倒しもあるかもしれない、といった段階だ。
2020年代前半にも投入予定で、トヨタと共同開発を行う新型EVのスタディモデル
北米市場で好業績が続いたため現状維持志向が強まっているのか、あるいはトランプ政権による環境規制の揺り戻しでアメリカの燃費規制が2026年まで現状維持の可能性が出てきたためか、それにしてもスバルの電動化(=CO2削減)ロードマップは、いささかスローペースすぎると言わざるを得ない。
調査会社JATOの資料によると、2018年度の欧州市場におけるスバルの平均CO2排出量は約160g。メルセデスが約140g、ポルシェですら約180gということを考えると、これは危機的といっていい数字だ(ちなみに、トヨタは約100g)。
仮に、既存車を160g/km現状維持のまま95g/km規制をクリアするには、販売の約4割をCO2排出量ゼロ認定のEVにしなければならないし、120g/kmまで改善してもEV比率2割達成が必要。
これが実現できないと最悪EU市場からの撤退もあり得るわけで、今後の技術ロードマップを発表するならこの課題への取り組みも示してほしかった。
クロストレックPHVはトヨタの「THS-II」がベース
クロストレックハイブリッド/パワーユニット:1995cc水平対向4気筒+モーター(PHV)、システム出力:148HP=約150ps
もちろん、現実問題としてスバルくらいの生産規模(2019年実績で104万台)では独自の電動化戦略を打ち立てるのは困難で、どうしてもトヨタとの協調戦略で行かざるを得ないという事情はわかる。
実際、スバル初のプラグインハイブリッド車となったクロストレックPHVは、トヨタのハイブリッドシステム(THS-II)を縦置き水平対向用にアレンジしたものだし、今後台数を増やしてゆくというストロングハイブリッドは、それをベースに搭載する電池容量を減らしたもの。
初のピュアEVとなるCセグSUVも、トヨタ、マツダ、デンソーなどが参画する「EV C.A. Spirit」の要素技術を活用して開発されている。
すでにマイルドHVとしては「e-BOXER」を国内導入済みだが、資料のとおり今後投入が見込まれるストロングHVはトヨタのTHS-IIをベースに開発 『スバル 技術ミーティング資料』より
開発からしてスバル独自で動ける余地はほとんどないだろうし、トヨタ抜きにはサプライヤーとの関係もままならない。
また、どれだけ作る/売るかによって採算性も大きく変わってくる。電動化前倒しをしたくても、ままならない事情が多々あるのかもしれない。
しかし、スバルというブランドの価値を高めるためには、いまは歯を食いしばってでも環境車種を増やすべきタイミングではなかろうか。
XVのPHVをなぜ日本で売らないのか
THSと水平対向エンジンを組み合わせたクロストレックのPHVシステム。すでに米国で販売されているだけに、技術的には日本で販売できない理由はないように見えるが…
現在アメリカだけで売っているクロストレックPHV(編注:価格=日本円換算で約370万円)は、カリフォルニアのZEV規制適合のため投入された赤字プロジェクトで、それゆえ他の市場には出さないという事情が透けて見える。
また、そのハイブリッドバージョンも、発売のタイミングが遅すぎる。
内燃機関の改良に賭けるマツダは、苦しい台所事情にもかかわらずSKYACTIV-Xをフラッグシップとして投入し、マツダファンのみならず専門家筋をうならせている。
技術志向のスバルならば、クロストレックPHVの即時国内投入、そしてストロングハイブリッドの発売前倒しくらいやらないとダメ。販売好調の北米で稼いだ資金は、こういう時こそ思い切って使うべきじゃないかな?
Posted at 2020/03/10 22:19:02 | |
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富士重工 | 日記