2020年04月18日
BMW、『X8M』を商標登録…ドイツ特許商標庁に
BMWが、ドイツ本国で『X8M』という名称を商標登録していたことが分かった。ドイツ特許商標庁(DPMA)の公式サイトに記載されている。
X8Mという名称は、『X8』の「Mモデル」と受け取れる。X8は、BMWのSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)のラインナップの頂点に立つモデルとして、開発されていると見られる。
このX8にMモデルとして、X8Mが設定される可能性が出てきた。BMWはすでに、SAVのMモデルとして、『X3M』 、『X4M』 、『X5M』、『X6M』 を用意している。X8Mが登場すれば、SAVのMモデルのラインナップが、さらに強化されることになる。
なお、X3Mのクーペ版がX4M、X5Mのクーペ版がX6Mという事実に照らし合わせると、X8Mとは、BMWのフルサイズSUV『X7』のクーペ版と推測されるX8の高性能モデルを示唆していると見られる。
Posted at 2020/04/18 21:50:43 | |
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BMW | 日記
2020年04月18日
異端車とともに歩むカーライフ 愛すべき変態グルマたち 30選
図らずも売れなかったクルマたち。(どうしてそうなったのかは皆目見当もつかないが)その異様によりメインストリームから弾き出されてしまったクルマたち。
しかし、そんなクルマたちにもメインストリームのそれにはない魅力が潜んでいることを私たちは知っている。そんなクルマたちとともに歩む日々だけが与えてくれる愉しさも、だ。
本企画は、陽の当たらなかったクルマたちを愛を込めて「変態グルマ」と称し、中古車として買ってカーライフを送ってみようではないか! という提案である!
●【画像ギャラリー】本稿でご紹介した以外にも続々! 唯一無二の愉しさを持った「異端車」たちをギャラリーでチェック!!!
※本稿は2020年3月のものです
文:伊達軍曹/写真:ベストカー編集部/データ出典:カーセンサー(2月25日付)
初出:『ベストカー』 2020年4月10日号
■名門トヨタ 日産から生まれ落ちた異端車たち
「愛すべき変態グルマ」というと、一部の輸入車インポーターや日本のマイナーメーカーの専売特許というイメージもあるが、日本を代表する超一流企業であるトヨタからも時おり、愛すべき変態グルマは登場している。
例えばトヨタコンフォートGT-Zスーパーチャージャー。これは正確にはトヨタ自動車ではなく子会社の「トヨタテクノクラフト」が2002年に60台限定で作ったものだが、コンフォートの教習車に3S-FE型ハイメカツインカムを載せ、そこにスーパーチャージャー等も組み合わせたというトンパチなモデル。
●トヨタ コンフォートGT-Zスーパーチャージャー(中古車価格:250万円)
いちおう関東のトヨペット店で限定販売され、中古車も(1台だけだが)流通している。そのお値段は250万円。あえてこの中古車を買う男のことは“サムライ”と呼びたい。
トヨタテクノクラフトはほかにもやらかして(?)いて、7代目のカローラとカローラセレスにMR2やセリカなどと同じ3S-GE型2Lエンジンを載せたTRD2000なるクルマも限定販売。だがこれの中古車は現在さすがに流通ゼロで、完全に絶滅したか、あるいは好事家がガレージか納屋で大切に保管しているものと思われる。
トヨタの本体がリリースした愛すべき変態グルマ(なんて言ったら怒るかもしれないが)は、せいぜいスターレットREMIXぐらいか? これは5代目スターレットに「女性向けのアウトドアテイスト」を加えたという謎グレード。
●トヨタ スターレットREMIX(中古車価格:54万・98万円)
まるで売れなかったが、現在のクロスオーバーSUVブームを先取りしていたとも言える(先取りしすぎたのかもしれないが)。中古車は2台流通していて、価格は54万円と98万円。……意外と高い!
日産には“いぶし銀”な愛すべき変態グルマがある。それはずばりスカイランGT-8。なぜかいきなりV35スカイラインのエクスロイドCVTに8段のギアを切り、パドルシフトまで付けたというモデルだ。最上級グレードだったが、外観からは高いことがまったく伝わらない仕様だったためか、あまり売れず。中古車も今や1台のみで、しかも39万円というわびしいプライスが付いている。
●日産 スカイラインGT-8(中古車価格:39万円)
■三菱は変態グルマの宝庫だった!
ホンダでは、通称「ブルドッグ」と呼ばれたシティターボIIも今や愛すべき変態グルマと呼べる存在になっているが、それ以上に、今乗っていると「……ステージが高い!」と言われそうなのがインテグラSJだ。
●ホンダ インテグラSJ(中古車価格:30・80万円)
インテグラの派生車種だが、なぜか顔がオルティアで、身体はEK型シビック、そして車名がインテグラという混乱っぷり。
この極めてカオスなクルマに2020年の今、あえて乗るというサムライは30万円から80万円ほどの予算を用意すべし。そうすれば、カーセンサーとかを通じて中古車を買うことができる。まぁ今や全国で2台しか流通していないのだが。
そして三菱は、もしかしたら「愛すべき変態グルマ」の宝庫かもしれない。少なくとも1990年代までの三菱はそうだった。例えば、言わずと知れたデボネアAMG。
●三菱 デボネアAMG(中古車相場:50万~100万円)
2代目デボネアにドイツのAMGが監修したエアロパーツとアルミホイールなどをくっつけたモデルで、ちょっと前までは失笑の対象でしかなかった。
だが今改めて虚心坦懐にデボネアAMGを見ると、スクエア系のデザインがカッコいいような気もする(気のせいかもしれないが)。中古車は3台が流通量しており、その相場は50万~100万円といったところだ。
また三菱では「変態グルマの金字塔」ことミラージュXYVYX(ザイビクス)にも注目したいところだ。3代目ミラージュのリアサイドウィンドウを潰した2シーター車で、“クリエイティブスペース”と名付けた後部の謎空間を「どうぞご自由に使ってください!」というのが三菱の言い分だった。
●三菱 ミラージュXYVYX(中古車相場:30万~40万円・BC調べ)
だがあまりに謎すぎたためほとんど売れなかったのだが、今こそ我々は三菱の遺志を継ぎ、中古で買ったザイビクスのクリエイティブスペースを有効活用するべきなのかも! ……と思ったが、現在の中古車流通は完全にゼロ。無念なり。
■無印良品の「ムジカー」知ってますか?
三菱ではパジェロJr.のフライングパグもトンパチな1台として注目したいところだが(中古車はなんと4台も流通していて、相場は40万~70万円ぐらいだ)、三菱の話ばかりしていてもしょうがないため次へいこう。スズキである。
スズキの愛すべき変態グルマといえばX-90にとどめを刺す。SUVなのにTバールーフの2シーターで、都会派SUVなのにラダーフレーム構造で……というすべてが謎な規格だが、今となっては謎なところが逆に愛らしい。
●スズキ X-90(中古車相場:約40万~約70万円・98万円)
中古車も4台がしぶとく流通しており、相場も約40万円から約70万円とまあまあ手頃。1台だけ「98万円」という物件もあるが、「天然記念物みたいなもの」と考えれば、決して法外に高くはないはず。
天然記念物みたいなものといえば、クロスオーバーSUVにおけるデザイン的傑作と言えるいすゞビークロスも忘れることはできない。
デザインはそのまま、中身を今時のモノに変えて売り出せばけっこう売れると思うのだが、肝心のいすゞが乗用車から撤退してしまっている。無念。ちなみにビークロスの中古車は今なお6台ほど流通しており、相場は50万~100万円といったところだ。
そのほかではダイハツリーザスパイダーや無印良品のムジカー1000が強烈な変態臭を放っているが、残念ながらどちらも中古車の流通量はゼロ。光岡自動車のオロチ(流通量6台/相場750万~1100万円)あたりを買ってお茶を濁すしかない。
●ダイハツ リーザスパイダー(中古車相場:30万~40万円・BC調べ)
●無印良品 ムジカー1000(中古車相場:10万~20万円・BC調べ)
輸入車編にまいろう。輸入車における愛すべき変態グルマといえば、フィアットムルティプラの前期型とルノーアヴァンタイムあたりが、まずは有名なところ。
ムルティプラの前期型は単純に顔つきが変態っぽく、アヴァンタイムは「ミニバンなのに2ドアクーペである」という点が変態の変態たるゆえんだ。だが乗るとどちらも非常に素晴らしいクルマではある。
●フィアット ムルティプラ(中古車相場:30万~100万円)
ムルティプラの前期型中古車は30万~100万円ぐらい、アヴァンタイムは60万~120万円ぐらいというのが現在の中古車相場となっている。
●ルノー アヴァンタイム(中古車相場:60万~120万円)
そのほかでは、全然売れなかったけど今見るとけっこう可愛いフォードKaで自動車変態を気取るのもいいが、中古車の流通量はわずか1台。それよりも幻の“日本車キラー”であったサターンのSW2でシブくキメたい……と思ったが、こちらも中古車の流通量はわずか1台であった。約20万円。無念。
●サターン SW2(中古車価格:約20万円)
まぁハッキリ言って輸入車は「愛すべき変態グルマ」の宝庫なので、ひとつずつ取り上げていくとキリがない。
ミニをベースに作られたゴルフカートみたいなクルマであるミニモーク(200万~330万円)でキメるのもいいし、ロンドンタクシーTX4(まさにロンドンのタクシー車両。中古車は約300万円)で、道行く人々からタクシーと間違われて手を上げられるのもオツなものだ。
●BMC ミニモーク(中古車相場:200万~330万円)
またあるいは、「イタリア車」から「アメリカ車」に変わったことでマニアからそっぽを向かれたクライスラーイプシロン(30万~80万円)を今こそすくい上げるのも、非常に英雄的行為だと言えよう。
●クライスラー イプシロン(中古車相場:30万~80万円)
■クラシックモデルにもいいタマがあるぞ!
しかし究極は「ウニモグの普段使い」ではないか?
●メルセデス ウニモグ(中古車相場:600万~850万円・BC調べ)
ウニモグというのはドイツのダイムラーがメルセデス・ベンツブランドで製造販売している多目的作業用自動車。
それを、普段使いするのだ。ラテンパーカッショニストであるパラダイス山元さんはウニモグマニアだそうだが、山元さん以外にもウニモグ(アーバンウニモグ)を普段使いしている人は少数ながら存在している。ただ、中古車相場がかなり高いのが玉にキズではあるのだが。
ウニモグはさすがに浮世離れしているということであれば、ボルボのクラシックモデルあたりが、ちょうどいい変態感を放つ狙いどころだ。P1800(250万~440万円)やアマゾン(330万円~)であれば割と普通に流通しており、ボルボ・カー・ジャパン直営のクラシック専門工場もある。
●ボルボ P1800(中古車相場:250万~400万円)
●ボルボ アマゾン(中古車相場:330万円~)
「まるでスーパーカー消しゴムのようなクルマ」とも言えるフィアットX1/9(190万~300万円)や、変態度は多少マイルドになってしまうが、セールス的には大コケしたコンパクトオープンカーであるルノーウインド(90万~160万円)も捨て難い。
●フィアット X1/9(中古車相場:190万~300万円)
●ルノー ウインド(中古車相場:90万~160万円)
またこちらは「有名すぎて変態度が薄い」とも言えるシトロエンDS(460万~1000万円)だが、やはり一度は手にしてみたい変態グルマだと言えよう。
●シトロエン DS(中古車相場:460万~1000万円)
とはいえシトロエンDSは今やあまりにも高額ゆえ、現実的な線で“愛され変態道”を極めるのであれば、プジョー807(100万~110万円)やフィアットデュカト(220万円~)あたりの「日本には正規輸入されていない欧州車」を普段使いするのが一番かも。
●プジョー 807(中古車相場:100万~110万円)
●フィアット デュカト(中古車相場:220万円~)
あるいはロシアのクロカン四駆であるラーダニーヴァ(約250万・300万円)で「謎の東洋系ロシア人」を気取るのもかなりステキだ。いちおう全国で2台ぐらいは流通しているのですよ、ラーダニーヴァって!
●ラーダ ニーヴァ(中古車価格:約250万・300万円)
Posted at 2020/04/18 21:48:56 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年04月18日
ポルシェが自宅で楽しめる趣味講座をスタート、第1回目は「自動車をカッコよく撮影する方法」
プロのフォトグラファーが写真テクニックを指南
ポルシェ・ニュースルームは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を阻止するために自宅待機を続ける読者に向けて、新たなシリーズを立ち上げた。マスタークラスには毎回プロの講師が登場し、ロックダウン中でも自宅で自動車に関するクリエイティブなスキルを身につけられるようになっている。
マスタークラスのチームは、スタイル・ポルシェのトップを務めるマイケル・マウアーから、トップインフルエンサーのリチャード・ティッパーまで、自動車業界で最もクリエイティブで才能溢れる人材が集められた。このシリーズ立ち上げの目的は、外出制限を守り自宅にいながらも、自動車ファンが自動車の写真、デザイン、アート、さらにはドライビングなど、さまざまな分野のスキルを磨くことができるガイドを作成することにある。
第1回目のテーマは「写真」。プロフェッショナルフォトグラファーのリチャード・パードンが登場し、自動車写真について詳しい講義を行う。彼はTAGホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームのオフィシャルフォトグラファーを務めている人物だ。彼が撮影した写真は、これまでに何度も世界的に有名な雑誌の表紙を飾っている。
今回、パードンはカメラ機材、編集アプリ、光の使い方、シャッタースピード、構図などについて解説を行う。また、自分が撮った写真に関してはハッシュタグ「#GetCreativeWithPorsche」を付けてSNSで公開することで、ファン同士が作品を共有できるだけでなく、パードンが写真に関するアドバイスも行うという。
パードンがまず言いたいことは、「高い機材は必要ではない」ということだ。
ベストなカメラ機材とアプリは何?
「高価なカメラ機材は必要ありません。多くの人はカメラを搭載したスマートフォンや携帯電話を持っていますよね。私はむしろ、スマートフォンで撮った写真の方がクリエイティブだと思うことがよくあります。レンズ、絞り、シャッタースピードなどの選択肢が多すぎるのは、かえって負担になります。アレコレと考えているうちにベストな瞬間を逃す可能性があります。スマートフォンであれば、いつでもすぐに撮影することができますから」
「この数年、スマートフォンのカメラは飛躍的な進化を遂げています。確かにスマートフォンで撮った画像を巨大看板のサイズに拡大することはできないかもしれませんが、SNSで公開するのであれば一番適している機材です。そして撮影した画像をさらに素晴らしく変えることができる、何千ものカメラアプリがあります」
「私自身がよく使っているのは『Lightroom』。これはカメラで撮った写真をスマートフォンに送信したり、その場で編集したりするのに非常に便利です。基本的にスマートフォン用アプリもPC用と同じ機能を持っていますが、一部編集作業に制限があるので注意が必要です。『VSCO』はフィルターアプリです。簡単に画像補正を行うことができます。スマートフォンで撮影した画像の色味を調整するお気に入りのアプリですね」
「そして『Unfold』は、インスタグラム用ストーリーのレイアウトを作成できるアプリです。 私のインスタグラムアカウント(@richardpardon)は、私自身の作品の“ギャラリー”でもあります。一方、1日限定でアップされるストーリーは、私にとって自由に投稿できる“逃げ場”のようなものです(笑)。それこそ、フォーミュラEが行われるレースウイークには、1日に10~15ストーリーを投稿することがあります」
クルマを止めるか動かすか、鍵はシャッタースピード
「シャッタースピードとは、カメラ内部のシャッターが開いている時間になります。1/ 8000秒から30分まであります。シャッターが開いている間に光が差し込み画像が露出します。動いているクルマを撮影する場合、シャッタースピードを変更するとことで雰囲気が大きく変わります。最近のカメラにはすべてシャッタースピードを調整できるモードが付いていますから、高速でシャッターを切れば画面をカッチリと止めることができますし、シャッタースピードを下げればブレたり残像を残したりと動きのある効果を付けられます」
「静止画像を撮影する場合、速いシャッタースピード(1/500以上)を使用します。 これによって動きがフリーズし、よりクリアな画像になります。画像に動きを付けたりクルマが目の前を通り過ぎる状況を伝えたい場合は、遅いシャッタースピード(1/250~1/30)が必要です。その際、移動するクルマを追いながら撮影(流し撮り)することになるので、これには少し練習が必要でしょう」
「基本的にはカメラを動かしながら被写体を追っていきます。カメラの動きがクルマに合っていると感じたらシャッターを切って下さい。練習すれば、より遅いシャッタースピードで撮影することができます。残念ながら魔法の公式はありません。クルマの動きを理解するにはやはり練習です」
「雑誌やメーカーの広告では、クルマ同士の“引っ張り”だったり“追っかけ”ショットをよく目にします。これは撮影用のクルマを使用して、被写体となるクルマと一緒に走行しながら撮影します。ここでも同じ原理、シャッタースピードにより止めたり、動きをつけたりできます。そして、2台のクルマが同じタイミングで移動することが重要です。シャッターを開けば路面に動きが出て、さらに運が良く2台が同じ速度、同じカーブを描いて移動していると、シャープさが増した写真が撮れるでしょう」
「流し撮りでも、引っ張り・追っかけでも、やはりシャッターを切り続けることが重要です。限られた瞬間を狙うのではなく、ひたすら多く切り続けることがポイントですね」
写真にストーリーを与える、光と影の効果
「自動車デザイナーは、私たちが当たり前だと思っているフォルムや線を作り上げるために、数え切れないほどの時間を費やしています。正式発表前にメーカーからニューモデルの撮影を依頼されることは、我々に与えられた真の特権と言えるかもしれません。その場合、多くの人にとって初めて目にする写真になりますから、照明を使用して可能な限りデザインを正確に伝えることが重要になります」
「自然の摂理で光は上方向(太陽)から差します。基本となるのは、クルマに対して高い角度から照明を当てることになります。そして、光に付随するものとして影があります。影はストーリーを語るものです。光がどこから来たのか、それがどれだけ高いか、低いか、そしてどれだけ遠くにあったか・・・。クルマの形状を光や影によって変えることができるなんて、本当にすごいことですよ」
「私の写真スタイルは逆光で撮影すること。 太陽や光の当たる方向にシャッターを切るのが好きなのです。影がカメラに向かってくることで、物語をより伝える効果があります。また、フレアも私のお気に入りの効果のひとつですね。でも、素敵な光をみつけるためには英国を離れなければならないんですが・・・(笑)」
被写体に目を向けさせるために視点を変えた構図をつくる
「私にとって写真がエキサイティングなことのひとつに、自分の目を通した世界を紹介できることです。ふたりの写真家に同じものを撮影するように依頼した場合でも、結果は絶対に異なります。 同じ写真はふたつとありません。誰かに『自分の作品で最も気に入っているものは?』と聞かれれば、次に撮影する写真と答えているほどです」
「今回、より絵に力のある写真を撮影するのに役立つテクニックをいくつか紹介します。まず写真全体を囲う“枠”を想像して被写体を最適な位置に配置し、街灯などの気を散らす要素を取り除きます。重要なのは視聴者の目を被写体に向けることです」
「次に低い位置から撮影するのか、高い位置から撮影するのかを検討してください。例えばポルシェ 911 GT3の撮影はフェンダーを強調するために低い位置から行うのが定石です。対象の奥や手前になにか要素を追加すると、奥行きを持たせることができます。手前に木の葉を入れて色を加えてみたり、岩を置くことで異なる素材感を入れてみてはどうでしょう?」
「私自身の作品のお気に入りのいくつかは、通常ではあり得ない角度から撮られたものです。自分の頭の高さからシャッターを切るのではなく、例えば何かに登って高さを作ってみたり、可能ならばドローンを使ってみるのも面白いかもしれません」
時間の経過により異なる表情を見せる写真
「例えば耐久レースの撮影であれば日の出から日没まで、そして夜中まで写真を撮る機会があります。つまり同じ景色でも光などにより違った顔を見せてくれます」
「多くの場合、美しい斜光のある夜明けと夕暮れが写真を撮るのに最適な時間です。でも暗闇では、文字通り光の中で被写体を見せることができます。シャッターを開くことでセンサー(またはフィルム)に光の移動を焼き付けることができるのです。暗い夜間では、日中では考えられないほどシャッタースピードは長くなります」
「2019年の終わり、英国で発表されるポルシェ 718スパイダーの撮影を雑誌の『EVO』から依頼されました。ロケ地はヨーロッパ最大の照明設備のない森林地帯、キルダーフォレストです。この特集では、星空の下での718スパイダーのドライブがテーマでした」
「シャッタースピードを1/30秒に設定し、テールライトを使用して道路に“ペイント”しました。写真を見ていただければ分かるように、『ライトトレイル』という光の動きを可視化することができます。さらに、シャッターが開いている時間が長いほど、より多くの光(この場合は星からの光)が画面に残されるのです」
「また、カメラが三脚に固定されているのであれば、照明機材を使うこともあります。高価なフラッシュライトのようなものでなく、一定光量を照らすトーチライトのようなものでも使えます。このように長時間シャッターを開けながらライトによってボディを照らす手法を『ライトペインティング』といいます」
撮影した写真は「#GetCreativeWithPorsche」を付けてアップを!
「このテーマに合わせて、ポルシェ・ニュースルームの公式インスタグラム(@Porsche_Newsroom)には、撮影に関するヒントをたくさんアップしました」
「そして、何かを撮影したならば、ハッシュタグ『#GetCreativeWithPorsche』を付けてSNSで共有してください。できる限り私からのフィードバックをお送りします。いろいろトライしながら、楽しんで創造力を膨らませましょう。家から出られないからといって、この世界がどんな様子なのか、伝えられないわけではないのですから」
Posted at 2020/04/18 21:35:31 | |
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ポルシェ | 日記
2020年04月18日
日産“7th”スカイライン(R31)はハイソカー? それともスポーツカー!?【MOTA写真館】
通算7代目 R31 日産 スカイラインは、1985年に登場し1990年まで販売された。バリエーションは、4ドアセダンおよびハードトップ、2ドアクーペ、ワゴンをラインナップ。通称は、7th(セブンス)、都市工学スカイライン。ハイソカー時代に誕生した7代目 R31 スカイラインは、スポーツグレードでGT-Rを名乗らなかったことでも知られている。
豪華装備が自慢のハイソカー「7thスカイライン」
日産 R31 スカイラインは、直列6気筒2000cc DOHCのRB20DETエンジンを搭載し、一部グレードには四輪操舵システムであるHiCASを装備。
ハイソカーブームの影響もあり、5連装カセットチャージャー、カードエントリーシステムなど豪華な装備が与えられているのも特徴だ。
NISMOやオーテックといったメーカチューンドが登場
1987年には2つの大きなトピックがある。ひとつは、イタルボランテステアリングホイールやバケットシートなどを装備する、1000台限定の「2ドアスポーツクーペGTSツインカム24VターボNISMO」が販売されたこと。もうひとつが、マイナーチェンジとともに800台限定でリリースされた「2ドアスポーツクーペ GTS-R」が登場たことだ。
また、翌1988年には、オーテックジャパンがエンジンや足まわりにチューニングを施した200台の限定車「GTSオーテックバージョン」が登場し、抽選販売になるほど非常に高い人気となった。
GT-Rの復活ならず…伝説はR32までお預け
R31 スカイラインを語る上で忘れてはならないのが、1990年の生産終了までスポーツモデルの象徴「GT-R」を名乗るグレードが登場しなかったこと。その理由は諸説あるが、「GT-Rを名乗るにふさわしくない」という理由や「ハイソカーブームに乗ったコンセプトがらしくない」といったことが理由だったといわれている。
7代目 日産 スカイライン(R31型)の主要スペック
■サイズ:全長×全幅×全高=4,650mm×1,690mm×1,385mm
■エンジンラインナップ
・直列6気筒 DOHC 2000cc ターボ RB20DET
・直列6気筒 DOHC 2000cc RB20DE
・直列6気筒 SOHC 2000cc ターボ RB20ET
・直列6気筒 SOHC 2000cc RB20E
・直列6気筒 SOHC ディーゼル RD28
・直列4気筒 SOHC 1800cc CA18S
■トランスミッション:5速MT/4速AT
■駆動方式:FR
自動車史に残る名車を振り返る【MOTA写真館】
子供ころ憧れたスポーツカー、テレビドラマに出ていたあのクルマなど、実に多くのクルマたちが私たちの記憶の中に存在する。
MOTA写真館では、そんな懐かしいあんなクルマ、こんなクルマをプレイバック。あなたが初めて買ったクルマ、いつかは買うぞと決めていた憧れのクルマがいつ登場するのか?そんなことを思いつつ、次回もぜひ楽しみにしていただきたい。
▼これまでご紹介した名車はコチラ!▼
【MOTA写真館】ランボルギーニ ディアブロ
【MOTA写真館】トヨタ MR2(初代:AW型)
【MOTA写真館】ホンダ プレリュード(3代目)
【MOTA写真館】日産 スカイライン(3代目)
【MOTA写真館】日産 スカイライン(6代目:R30型)
Posted at 2020/04/18 21:32:16 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年04月18日
スバル、米国生産拠点の操業停止を延長 再開は5月11日予定
スバルは4月15日、米国生産拠点の操業停止を延長すると発表した。
同社では、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大による北米での新車需要の低迷や、部品調達に支障が出ていることから、米国生産拠点のスバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ(SIA)の操業を停止しており、4月20日に再開する予定だった。依然として新車需要の低迷とサプライチェーンが不安定なため、5月8日まで操業停止を延長する。再開は5月11日の予定。
SIAでは新型コロナウイルス問題で3月23日から断続的生産を停止しており、今回の生産停止の延期で、停止日数は稼働日ベースで34日間と、1カ月以上にわたることになる。
スバル、米国工場停止 5月8日まで延長 コロナで市場低迷 部品調達にも影響
スバルは15日、米完成車工場のスバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ(SIA)の停止期間を当初予定の4月17日から5月8日まで延期すると発表した。11日に再開する予定。新型コロナウイルスの感染拡大による北米の需要減と部品調達に影響が出ていることから、停止期間延長に踏み切る。生産停止による減産台数は5万8千台程度とみられる。
SIAはスバルにとって米唯一の生産工場で、3月23日から稼働を停止している。4月1日の発表時点では20日に工場を再開する予定だった。5月8日まで延びたことで、稼働停止日数は34日間となる。米国工場の再開延期を発表するのは今回で3度目。
2019年の米国生産実績は36万9千台で、1月に発表した20年生産計画は41万台。国内を合わせたグローバルでは110万台を計画していた。これに対し、新型コロナの影響による減産規模は国内外10万台規模となる見込み。
Posted at 2020/04/18 21:28:56 | |
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富士重工 | 日記