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2018年11月11日 イイね!

あれ?意外と全長短いの??

あれ?意外と全長短いの??【試乗】BMW M850iクーペはグランドツーリングも楽しめる本格的なスポーツカー

2018年11月9日、日本でBMW8シリーズクーペした。これまで「8」の称号は特別なモデルに与えられてきたが、新型8シリーズはどうなのか。まずは10月に開催された国際試乗会の模様をレポートしよう。(Motor Magazine 2018年12月号より)

6シリーズクーペよりも全長は50mmも短い

「8」という数字はこれまで、BMWにとってシンボリックで重要なモデルに好んで与えられてきた。1989年から96年のシリーズクーペ、2000年から03年のZ8ロードスター、さらには2013年から今日に至る現行のi8がそれだ。これらはBMWハイエンドスポーツカー、すなわちイメージ高揚のためのドリームカーとしての役割が与えられていた。

その末裔である新世代の8シリーズがカムバック、2018年11月のドイツにおける市場導入に先立って、ポルトガルのエストリルサーキットを中心に試乗会が開催された。BMWはこのモデルをルマン出場マシンM8 GTEのDNAを継承する「本格的スポーツカー」に位置付けたい意図があるからだ。

まずは現時点でのトップモデルM850i xDriveのハンドルを握る。このクルマの心臓は新たに開発された4.4L V型8気筒ツインターボで、Mパフォーマンス ツインパワー ターボテクノロジーによって最高出力390kW (530ps)と、最大トルク750Nmを発生する。0→100km/hの加速所要時間は3.7秒。最高速度は250km/hでリミッターが介入する。

標準装備でエレクトロニック可変ダンパーが組み合わされたアダプティブMシャシと、4WDシステムを装備。その特性はBMWの基本シャシセッティングである後輪への駆動重視、すなわち最大で100%のトルクをリアアクスルへと伝達することが可能だ。

ディメンジョンを見れば、この8シリーズ(型式G15)が運動性能を極めて重視していることがわかるだろう。これまでの6シリーズに代わるモデルだが、モデル名とは対照的に全長は4851mmと50mmほど6シリーズより短くなっている。同時に全幅は1902mmで10mmワイドに、さらに全高も1346mmで30mm低くなっている。一方、ホイールベースも2822mmと30‌mmほど短縮されている。

エクステリアデザインも鋭利なエッジと緊張感のあるサーフェスに包まれ、ダイナミックな印象が強調されている。とくに横に繋がってワイドな印象が強くなったキドニーグリル、その下のワイドに広がったエアインテーク、そしてこのデザインを受け継いだ抑揚の大きなリアトランクリッドスポイラーと左右のマフラーカッターが、8シリーズの高性能ぶりを視覚的にも印象付けている。

とことんスタビリティの高いオンザレール感覚を演出

さて、いよいよコースイン。完熟走行の後にスピードを上げて、主にコーナーでのダイナミック性能を見極めに入る。後輪駆動重視の4WDセッティングと電子制御のデファレンシャルロックは、ハイスピードコーナリングでの姿勢制御にピッタリのチューニングだ。決してテールハッピーな姿勢に陥ることはなかった。

そうしているうちに13カ所のコーナーに富んだ元F1コースが楽しく感じられ、速度が徐々に上がってゆく。もちろん冷静な分析も必要で88km/hまでであればハンドル操作に応じて最大25度反対方向へ操舵される4WDステアのおかげで、コーナリング時にハンドルを大きく切り込む必要はない。自然にスタビリティの高いオンザレールフィールを演出してくれる。ちなみに88km/h以上では同相に2.5度まで切れ、理論上のホイールベース延長効果でスタビリティを向上、レーンチェンジなどを快適にこなせる。

一般道では、コンフォートモードで快適なグランドツーリングを楽しむことも可能だ。さらにアダプティブクルーズコントロールの渋滞アシストにはストップ&ゴー機能も装備され、ストレスを感じることなくエンテンターテインメントのプログラムを楽しめる。

この新しい8シリーズだが、2ドアクーペに加えてすでに本国ではカブリオレも登場、この後、4ドア グランクーペも用意されているようだ。高性能版のM8にも同様のバリエーションが展開される予定だ。(文:木村好宏)

BMW M850i xDrive 主要諸元(データは2018年11月8日発表の日本仕様)

●全長×全幅×全高=4855×1900×1345mm ●ホイールベース=2820mm ●車両重量=1990kg ●エンジン=V8DOHCツインターボ ●排気量=4395cc ●最高出力=390ps/55000rpm ●最大トルク=750Nm/1800-4600rpm ●トランスミッション=8速AT ●駆動方式=4WD ●車両価格=1714万円


待望の復活を遂げたBMW新型「8シリーズ」が遂に日本に上陸

■待望の復活を遂げた新型「8シリーズ」が日本市場に上陸

 BMWは19年ぶりの復活となったクーペモデル「8シリーズ」の新型車を2018年11月9日より発売します。

 BMWジャパンのペーター・クロンシュナーブル社長は発表に際し、「8シリーズのデザインは全モデルに影響を与える」と語りますが、1990年に初代が登場した同シリーズは、1977年から1989年まで発売され“世界一美しいクーペ”と称賛された初代「6シリーズ」の後継モデルとして登場したラグジュアリーなモデルです。

 初代「8シリーズ」では、5.6リッターのV型12気筒SOHCエンジン搭載モデルを最上位に、4リッターのV型8気筒DOHC搭載モデルも用意されていましたが、新型の同シリーズでは最上級グレードに当時には無かった「M」モデルを設定。

「M850i x Drive」と名付けられたこのモデルは、最高出力530PS/トルク76.5kgを発揮する4.4リッターのV型8気筒ツインターボ・エンジンと、効率性/快適性を高めた8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションを採用しています。

 同モデルでは、BMWの四輪駆動システム「BMW xDrive」の駆動力配分をリアホイール重視に調整することで、スポーツ・カーならではのドライブ・フィーリングと最適なトラクションによる安定した走行性が実現されました。

 そのボディサイズは現時点でBMW最大のクーペモデル「6シリーズ」が全長4895 mm×全幅1895 mm×全高1370mm(Mモデルは4905mm×1900mm×1375mm)であるのに対して、「M850i x Drive」は全長4855 mm×全幅1900 mm×全高1345 mmとより低くショートな車体とされています。  また、スポーティな走行性能を念頭に置きつつも、前方の車両との車間距離を維持しながら自動で加減速を行う「アクティブ・クルーズ・コントロール」(ストップ&ゴー機能付)や車線逸脱警告システム、衝突回避/被害軽減ブレーキ、誤進入警告機能など先進の安全支援機能も搭載。

 その他、車両とデジタル端末をシームレスにつなぐ「BMW Connected(BMWコネクテッド)」の採用や、ドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えることをコンセプトにしたフルデジタルコクピット「BMW Operating System 7.0」も採用されています。  19年ぶりに復活を遂げた8シリーズの新型車「M850i x Drive」は価格(消費税込)1714万円で右/左ハンドルの選択が可能です。


新型BMW8シリーズ・クーペが日本上陸! 美しさと走りを兼ね備えた1台

BMWのラグジュアリー・クーペ、新型8シリーズクーペが日本でも販売開始された。スタイリングの美しさだけでなく、高出力V8ツイン・ターボ・エンジンや、アクティブサスペンションなどで高い走行性能を示すという注目の1台は、もちろん最先端の運転支援システムやコネクテッド技術等を搭載している。

 日本に導入されるのは新開発4.4ℓV型8気筒エンジンにトルコン8速ATを組み合わせる4WDモデルのM850i xDrive(1714万円)。V8エンジンは最高出力530ps(390kW)/5500-6000rpm、最大トルク750Nm/1800-4600rpmを発生し、その結果0-100km/h加速でなんと3.7秒を謳う。
 
 電子制御のアクティブ・スタビライザーを装着したアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルや、Mアクティブ・ディファレンシャルを装備。スタイリングだけではなく走りも追求している。

 4WDシステムは後輪寄りの駆動力配分とされ、電子制御ディファレンシャルとともにコーナーの脱出時に優れたトラクションを発揮する、スポーツカーのようなセッティングが施されているという。

 ラグジュアリー・クーペに相応しく、先進安全運転支援システムが充実しており、追従クルーズコントロール(再発進機能付)、レーンチェンジ・ウォーニング、レーン・デパーチャー・ウォーニング、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクション、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニングなど最先端の運転支援システムを標準装備している。

 更にパーキング・アシスタントには、初めてリバース・アシスト機能が採用されたという。これは車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶。同じルートをバックで正確に戻ることが可能という。例えば細い道に誤って迷い込んだ際など、安全かつ正確にバックで元のルートに復帰できる。


気になるスペックは……

 新型BMW8シリーズクーペは、新たに「BMW Operating System7.0」を搭載。ドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えることをコンセプトにした表示/操作コンセプトで、10.25インチのコントロール・ディスプレイと、12.3インチのフルデジタル・メーターパネルを、それぞれ自分用にカスタマイズできるという。ヘッドアップ・ディスプレイも改良されており、視認性が向上、ドライバーは運転に集中しながらも必要な情報を受け取れるだろう。

SPECIFICATIONS
BMW M850i xDrive
全長4855mm、全幅1900mm、全高1345mm
ホイールベース:2820mm
車両重量:1990kg
エンジン 排気量:4395cc、V型8気筒ツインターボエンジン(最高出力 530ps(390kW)/5500rpm、最大トルク 750Nm/1800-4600rpm)
車両本体価格:1714万円



【BMW 8シリーズクーペ】20年ぶりの復活、日本市場投入…1714万円[詳細画像]

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は20年ぶりの復活となる新型8シリーズクーペ『M850i xDrive』(BMW 8 Series Coupe)を11月9日より発売する。

新型8シリーズクーペは、優雅なラインで構成されたボディにシンプルで精密なキャラクターラインを刻み、スポーティな力感と高級感を与えている。ルーフトップには、往年のレーシングモデルに採用されてきた特徴的なダブルバブルルーフラインを採用した。低めに配置したキドニーグリルは、一つのフレームで縁取ることで、洗練された印象を与えている。

室内空間は、外装と調和させ洗練された高級感をまといながら、乗員の視線が自然と前方へ向かい、高い走行性能への期待感を煽るようなデザインを採用した。シフトノブはクリスタルを組み込み、数字の「8」が浮かび上がる仕様となっている。さらに、ベンチレーション付きの上質なメリノレザーシートや、ハーマンカードン製オーディオ、アンビエントライトなどを標準装備する。

パワーユニットは、最高出力530ps、最大トルク750Nmを発生する新開発の4.4リットルV型8気筒ターボエンジンを搭載。改良された8速スポーツAT(ステップトロニック付)との組み合わせで、0-100km/h加速3.7秒という、ピュアスポーツカーに匹敵するパフォーマンスを実現する。また、新たに電子制御のアクティブスタビライザーを装着したアダプティブMサスペンションプロフェッショナルに加え、Mアクティブディファレンシャルを装着し、コーナリング時の安定性と俊敏性を向上させている。

価格は1714万円。



新次元のラグジュリークーペ・BMW 8シリーズが約20年ぶりに復活!

2018年11月9日、BMW株式会社は、BMWクーペモデルラインアップにおける最上級モデル「THE 8」を冠したラグジュアリークーペ・新型BMW 8シリーズクーペを発表しました。

今回発表された8シリーズは2代目にあたるモデルで、初代8シリーズは日本市場において1990年~1999年に販売されていました。リトラクタブルヘッドライトを採用し、Bピラーをもたないハードトップのボディは先鋭的なデザインのラグジュアリークーペでした。

今回発表された現行型8シリーズクーペは、すでにM8 GTEとしてWECにデビューし、サーキットで圧倒的なパフォーマンスを発揮。これまでサーキットでしか味わうことのできなかった8シリーズのパフォーマンスをようやく公道で味わえるようになるということです。

現行型8シリーズクーペの外観デザインは、強烈な存在感を見た人に与えるように優雅なラインで構成されたボディにシンプルで緻密なキャラクターラインを採用。高品質な造形技術を実感できるとともに、走る姿にスポーティさと高級感を感じさせます。

さらに、ルーフトップには往年のレーシングモデルに採用されてきた特徴的なダブル・バブル・ルーフ・ラインを採用。スポーティかつ優雅なラグジュアリークーペという個性を際立たせています。

また、フロントホイール背後のボディサイド面に陰影をつけることで、空気を切り裂いて駆け抜けるイメージを印象づけます。リアデザインは、水平なラインと車両下部にむかって収束する斜めのラインが特徴。サイドに大きく張り出したLEDテールライトの相互作用によって広い車幅と低重心に設計されたシルエットを形成しています。

8シリーズクーペのインテリアは高い操作性を確保するためにスイッチ類は明確にグループ分けされ、運転を妨げない位置に配置されているのが特徴です。

なかでもシフトノブは透明度が非常に高いクリスタルで作られたクラフテッド・クリスタル・フィニッシュを採用し、その中には数字の「8」が浮かび上がるようになっています。

さらにシートはベンチレーション機能がついたメルノ・レザーシートを採用するなどラグジュアリーモデルに相応しいこだわりの素材を使用しています。

8シリーズクーペは高いパフォーマンスとラグジュアリーを両立するために、ボディの素材にカーボンを採用。また、ボディパネルにはアルミなどを効果的に使用することで、高剛性なボディを実現しながら、車両重量は2000kgを切る軽量化を実現しています。

今回発表されたM850i xDriveに搭載されているエンジンは、最高出力530ps・最大トルク750Nmを1800rpmという低回転域から発生する新開発の4.4LV型8気筒DOHCターボ。フラップ制御式スポーツ・エキゾースト・システムによって官能的なサウンドを奏でます。

トランスミッションは8速ATでステアリングにはパドルシフトが装着され、自在にシフトチェンジが行えます。

駆動方式はBMW独自のインテリジェント4輪駆動システムであるBMW xDriveを採用。後輪重視のチューンが施されており、BMWのスポーツカーらしいドライブフィーリングを味わうことができます。

また高いパフォーマンスと快適性を両立させるサスペンションにはアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルを採用。これは従来のダンパーに加えて、電子制御アクティブ・スタビライザーを装備することでロール特性を調整し、俊敏なコーナリングから快適なクルージングまで実現してくれます。

8シリーズクーペにはアクティブ・クルーズコントロールをはじめ最先端の運転支援システム標準装備。また、オーディオやエアコンなどの操作には、新たに「BMW Operating System7.0」を導入。10.25インチのコントロール・ディスプレイと12.3インチのフル・デジタル・メーター・パネルをそれぞれ自分が使いやすいようにカスタマイズが可能となっています。

最新鋭のテクノロジーを導入し、ラグジュアリークーペながら高い運動性能を実現したBMW8シリーズクーペ。新車価格は1714万円となっています。また、来年にはカブリオレ、グランクーペも追加される予定となっています。

本来デリバリーは年明けとなりますが、クリスマスに納車できる限定30台のスペシャルプランも用意しているそうです。気になる人はすぐにチェックしてみてはいかがでしょう。

(萩原文博)



【ニュース】美しさと速さを高次元で両立、BMW 8シリーズ クーペが日本デビュー!

2018年11月9日、BMWジャパンはフラッグシップ・ラグジュアリークーペの新型BMW 8シリーズ・クーペを発表し、販売を開始した。(タイトル写真はBMWジャパンのP.クロンシュナーブル社長)

美しいボディにV8ツインターボを搭載

BMW 8シリーズは1990年に初代が登場したが、1999年にはフェードアウトしていた。そして2018年のル・マン24時間レースで、2代目の8シリーズが発表された。

新型8シリーズは、低く伸びやかなシルエットに、美しいルーフライン、艶麗なリアフェンダーの造形が醸し出す、優雅さと官能的な個性を際立たせるデザインにより、新たなラグジュアリー・クーペとして、強烈な存在感を持つモデルとなっている。

インテリアもエクステリアと調和された洗練された高級感をまといながら、前後方向への意識を強調するように設計され、乗員の視線が自然と前方へ向かい、高い走行性能への期待感を煽るようなデザインとなっている。

搭載されるパワーユニットは、4.4LのV型8気筒ツインターボ。530psと750Nmを発生し、0-100km/h加速は3.7秒というピュア・スポーツカーに匹敵するハイパフォーマンスを実現している。

組み合わされるミッションは8速スポーツAT(ステップトロニック付き)で、BMW独自のインテリジェント4WDシステムのBMW xDrive で4輪を駆動する。

BMWのラグジュアリークーペにふさわしく、最先端の運転支援システムも標準装備。さらにパーキングアシストには、車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能なリバースアシスト機能が採用された。

グレードはM850i xDrive のみで、税込み価格は1714万円。デリバリーは2019年1月からの予定だが、最初にオーダーされた30台だけは、クリスマスに納車となる。

なお、8シリーズのコンバーチブルおよび4ドアのグランクーペは2019年に発表の予定。さらに、それぞれのMモデルも設定が予定されている。

では、発表会でのアンヴェール風景を画像でどうぞ! 前ふりが少し長いのはご容赦ください…。




■BMW M850i xDrive 主要諸元
●全長×全幅×全高:4855×1900×1345mm
●ホイールベース:2820mm 
●重量:1990kg 
●エンジン:V8DOHCツインターボ・4395cc 
●最高出力:390kW<530ps>/5500rpm 
●最大トルク:750Nm<76.5kgm>/1800-4600rpm 
●トランスミッション:8速マニュアルモード付きAT 
●駆動方式:フロントエンジン4WD
●価格:1714万円


BMW 8シリーズクーペ 新型、日本法人社長「2019年にはカブリオレとグランクーペが続く」

ビー・エム・ダブリューは11月9日、約20年ぶりに8シリーズクーペの販売を開始した。今回発売したのは4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する『M850i xDrive』を発売した。価格は1714万円。

ビー・エム・ダブリューのペーター・クロンシュナーブル社長は同日開いた発表会で、2019年に8シリーズのカブリオレモデルおよび4ドアクーペモデルも追加導入することを明らかにした。

クロンシュナーブル社長は「新型8シリーズクーペはラグジュアリークラスにおけるモデルライン拡張の幕開け的存在」とした上で、「来年には8シリーズのカブリオレとグランクーペが続き、さらにこれらすべてのモデルにMモデルを用意する」と述べた。

また「8シリーズのお客様の期待は多大なるもの。私たちにとって、そのことは極めて特別で上質なカスタマイズオプションを揃える必要性の高さを実感させている。そして来年以降、BMWインディビジュアルを提供する」ことも明かした。

さらに「新しいオンラインプラットフォーム、BMWプレオーダーをスタートさせる」ことも披露。「これはまだ正式には販売されていないモデルのために創設され、ラグジュアリーセグメントの全く新しいモデルをいち早くお届けすることを可能にする。来年の中頃に発売される新型『X7』を、お客様は今すぐオンラインで予約することが可能になった。予約したお客様には最初の生産枠の1台が確保される」とのことだ。


BMW 8シリーズクーペ 新型、日本法人社長「BMWブランドを最も強く表現している」

ビー・エム・ダブリューは11月9日、新型8シリーズクーペ『M850i xDrive』を発売した。価格は1714万円。ビー・エム・ダブリューのペーター・クロンシュナーブル社長は同日開いた発表会で「最高のトレードマークで、BMWブランドを最も強く表現している」と述べた。

クロンシュナーブル社長は「8シリーズクーペはBMWグループのナンバーワンネクスト戦略で定義されるラグジュアリーセグメントモデル構想の重要な要となる。新型8シリーズクーペの開発プロセスは極めて特殊なものだった。最初に披露したのが『M8 GTE』で、これは現在の8シリーズ開発における最初のミッションであり、レースシーンでその潜在能力を証明した」と紹介。

その上で「レーシングモデルの経験が、量販モデルの開発に影響を与えた。レーストラックから公道へ、レーストラックでのパフォーマンスと、真のラグジュアリーモデルという組み合わせは新たな境地だった。BMWのお客様は、このモデルで経験するあらゆる瞬間を楽しむことができるだろう」と述べた。

M850i xDriveは新開発の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する。クロンシュナーブル社長は「最高出力530馬力を発生。また750Nmの最大トルクを1800回転から発揮する。そして0→100km/h加速は3.7秒」と解説した。

また「8シリーズを特徴付けているのは、そのキャラクターの多様さで、コンフォートモードでの最高にリラックスしたクルージングから、ボタンを押すだけで極めてスポーティなキャラクターへと変貌する。ちなみにスポーツモードではアクセルペダル特性曲線や出力特性だけでなく、その発するサウンドも変化する」とも。

さらにクロンシュナーブル社長は「このモデルは単に文字通りの最高級というだけではなく、運転する人をより優れたドライバー、優れたレーサーにしてくれる。8シリーズクーペは最高のトレードマークでもある。非凡な、まさに普通ではない方法でBMWならではの機能を極限まで高め、BMWブランドを最も強く表現している」と強調した。

新型8シリーズクーペは2019年1月から納車が開始されるが、クロンシュナーブル社長はによると「最初の30台に限り特別なクリスマス・サプライズを用意した。最初の30台は12月25日に特別に納車できるように調整した。注文は本日から受け付ける」とのことだ。



BMW最大のクーペ「8シリーズ」日本発売 4.4ℓV8のみ 1714万円

8シリーズ・クーペ、日本発売

BMWは、クーペの最上級モデル「BMW 8シリーズ・クーペ」を日本発売した。

新たなラグジュアリー・クーペは、リア・ホイールへの力感を表現するキャラクターラインがボディサイドに刻まれたスタイリング。低めに配置されたキドニーグリルとBMWレーザーヘッドライトが、全体のシルエットと調和し、強烈な存在感を演出するとBMWは言う。

運動性能実現を主目標に開発された新型は、新開発4.4ℓV8が最高出力530ps、最大トルク76.5kg-mを発揮。0-100km/h加速は3.7秒というピュアスポーツカーに匹敵するハイパフォーマンスを実現している。

今回、日本仕様としてはBMW M850i xドライブのみが発表された。諸元と価格は下記の通り。8シリーズの詳細は、続報をお待ちいただきたい。

8シリーズ・クーペのスペック

全長×全幅×全高:4855×1900×1345mm
ホイールベース:2820mm
車両重量:1990kg
エンジン:4395ccV8ガソリン
最高出力:530ps/5500rpm
最大トルク:76.5kg-m/1800-4600rpm
価格:1714万円





BMW 8シリーズカブリオレ 新型、量産第一号車がラインオフ…2019年3月発売へ

BMWグループは11月7日、新型BMW『8シリーズカブリオレ』(BMW 8 Series Cabriolet)の量産第一号車がラインオフした、と発表した。2019年3月に発売される。

新型8シリーズカブリオレは、クーペに続いて登場した新型『8シリーズ』の第2のモデルバリエーションだ。ルーフには、複数の層で構成されるソフトトップを採用しており、軽量化や静粛性が追求された。ソフトトップの開閉はフル電動式で、センターコンソールのスイッチ操作により、開閉は片道15秒で完了する。50km/h以下なら、走行中でも開閉できる。ソフトトップの色は、ブラックが標準で、アンスラサイトシルバーがオプションで用意される

新型8シリーズカブリオレには発売当初、欧州ではガソリンとディーゼルの1グレードずつを設定する。ガソリンエンジン搭載車が、「M850i xDrive カブリオレ」グレード。インテリジェント4WDシステム、制御式リアアクスルディファレンシャルロック、インテグレーテッドアクティブステアリング、アクティブロールスタビライザー付きアダプティブMサスペンションプロフェッショナル、高性能タイヤ付き20インチアルミホイールなどを装備する。

M850i xDrive カブリオレには、新開発の4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジンを搭載した。最大出力は530hp/5500~6000rpm、最大トルクは76.5kgm/1800~4600rpmを獲得する。トランスミッションには、8速「ステップトロニック」で、4WDの「xDrive」とリアアクスルディファレンシャルロックが、常にエンジンパワーを路面に正確に伝える。その効果もあって、0~100km/h加速3.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を実現する。

この新型BMW8シリーズカブリオレの量産第一号車が、ドイツ・ディンゴルフィン工場からラインオフした。同工場では、柔軟な生産システムを導入しており、『5シリーズ』や『7シリーズ』と同じ製造ラインを使用して、新型8シリーズ カブリオレは組み立てられる。


満を持してって感じだね


BMW「8シリーズ 」が復活、エグゼクティブのためのラグジュアリーGTクーペ新登場

BMWジャパンは2018年11月9日、クーペ・モデルの最上級モデル「THE 8」を冠した新型ラグジュアリー・クーペ「8 シリーズ(G15型)」を発表し、発売を開始した。BMW 8シリーズは1990年~1999年にE31型クーペを販売していたので、今回の新型8クーペは19年振りによみがえった2代目モデルだ。

ラグジュアリーGTクーペ

新型8シリーズはエグゼクティブのためのラグジュアリーGTクーペであるが、一方できわめて高い運動性能が与えられ、余裕のあるロング・ドライブから、サーキットにおけるダイナミックなスポーツ走行までこなすことができるパフォーマンスが与えられている。

インテリアは、エクステリアと調和させ、洗練された高級感を強調しているが、ドライバー中心のデザイン、操作性は他のBMWモデルと共通だ。操作性を高めるためにスイッチ類は明確にグループ分けされ、分かりやすい配置になっている。シフト・ノブは透明度が高いクラフテッド・クリスタル・フィニッシュを採用したクリスタルで作られ、その中には数字の「8」が浮かび上がる。さらに、ベンチレーション付きの上質なメリノ・レザーシートや、ハーマンカルドン製のオーディオ、アンビエント・ライトを標準装備。スポーティさとラグジュアリーさを融合している。

新開発のV型8気筒エンジン

この新型8シリーズで初めて搭載される新開発の4.4L V型8気筒バルブトロニック直噴ツインターボエンジン(N63B44型)は、Mパフォーマンス・ツインパワーターボ・テクノロジーを採用し、530ps/750Nmという強烈な出力を発生。またフラップ制御式スポーツ・エキゾーストシステムによって官能的なサウンドを響かせる。なお0-100km/h加速は3.7秒と強烈だ。

トランスミッションはZF製の8速で、変速比幅が拡張され、油圧制御システムも改良されており、シフト・タイミングがより正確で俊敏になっている。さらに、マニュアル・シフト用に、ステアリングホイールにパドル・スイッチが設けられている。

4WDのxDrive駆動システムは、前後輪の駆動トルク配分を素早く正確に、かつ無段階に可変配分するが、この8シリーズは後輪寄りの駆動力配分によりスポーツカーそのものといえるドライブフィーリングを実現している。

ボディ、シャシーと運転支援システム

新型8クーペのプラットフォームはCLARプラットフォームで、ベースとしてはBMW 3シリーズ以上の共通FRプラットフォームだが、ボディの骨格は7シリーズと同様に、内部構造部材にカーボン材、ボディ・パネルにアルミ材を効果的に使用。堅牢で高剛性のボディながらも車両重量が2000kgを切る軽量化を実現している。

サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リヤがマルチリンク式で、アダプティブMサスペンション・プロフェッショナルを装備している。これは、従来の電子制御可変ダンパーに加え、電子制御アクティブ・スタビライザーを装備することで、ロール特性を調整し、高速コーナリングから快適なクルージングまで、幅広い範囲で操縦安定性を最適にコントロールするシステムだ。

同じく標準装備のインテグレイテッド・アクティブ・ステアリングは、最小回転半径5.2mと小さくし、取り回しの良さと俊敏性を高め、一方で高速の車線変更や高速コーナリング時の走行安定性を向上させることができる。さらに、Mスポーツ・デファレンシャルLSDや、大容量のMスポーツ・ブレーキなどにより、本格的なスポーツ走行、サーキット走行をも楽しむことができる。

新型8シリーズ クーペは、ラグジュアリークーペにふさわしく最先端の運転支援システムを標準装備。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)、レーンディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロールアシスト、サイドコリジョン・プロテクション、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィック・ウォーニングが装備されている。

またパーキング・アシスタントには、初めてリバースアシスト機能が採用された。これにより、車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能で、この機能を活用することで、例えば日本に多数点在する細い道に誤って迷い込んだ時などに安全かつ正確に、元のルートに復帰することができる。

操作系とインターネット接続

インテリアでは、新たに「BMW Operating System 7.0」を導入している。ドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えることをコンセプトにした表示&操作コンセプトで、10.25インチのコントロール・ディスプレイと、12.3インチのフルデジタルメーター・パネルを、それぞれ自分用にカスタマイズすることを可能にしている。コントロール・ディスプレイは、タッチ操作に対応しており、スポーツ走行時などにコーナリングの横Gを表示させることもできる。

操作系はステアリングホイールのボタン、センター・コンソール付近に配置されているiDriveコントローラー、タッチ操作に対応したディスプレィ、さらに音声コントロール、ジェスチャー・コントロールなど他種類が採用され、状況に応じてドライバーが最も操作しやすい方法で、必要な情報設定にストレスなくアクセスできる。

また新装備の12.3インチのディスプレイを備えたフルデジタル・メーターパネルは、スピード、エンジン回転を表示する左右のメーター中央に、ナビゲーションマップの一部を表示可能としている。もちろん通信モジュールを搭載したコネクテッド・ドライブも標準装備し、さらにスマートフォン・アプリ「BMW Connected」をインストールすることでスマートフォンとの多彩な連携も可能になっている。

【メーカー希望小売価格(消費税込み)】

・BMW M850i xDrive:17,140,000円


復活した8シリーズは“おとな向け”のスポーツクーペだ!──M 850i xDrive試乗記

「感情を揺さぶる」と、BMWがうたう新型8シリーズクーペ。なるほど、低い車高に長い全長を持つ2プラス2シーターのスタイルは、スポーツクーペ好きの興味を強く惹きつける。

私がスポーツクーペ好きというのもあって、2018年6月のル・マン24時間レース会場で最初にお披露目されたときから、ずっと気になる存在だった。

だから今年10月、ポルトガルでM850i xDriveに試乗したとき、期待どおりの出来だったので、たいそう嬉しくなった。

M850i xDriveは4.4リッターV8エンジンにフルタイム4WDシステムを組み合わせたモデル。最高出力320ps、最大トルク680Nmを発揮する。

新型8シリーズを担当したBMWのプロジェクトマネージャーに想定ライバルを聞くと「アストン・マーティン DB11」や「ジャガー FタイプSVR」などがあがった。

全長4855mmもあるボディは迫力満点だ。上下幅の薄いヘッドランプにキドニーグリルと、バンパー一体型のエアダムがすごみを効かせている。この点では少なくとも”想定ライバル”と真っ向勝負できる。

ただし、名前の上がったライバルたちの本当の競争相手になるのは、2019年の登場と噂される「M8」だろう。M850i xDriveは、ステアリングのレスポンスも、足まわりの設定も、スポーツカーではなくGT寄りだったからだ。それは、一般道で試乗してすぐに気づいた。

多気筒エンジンの醍醐味を堪能

テストドライブ最初のパートは、リスボン周辺の高速道路と、山岳路、そして景色のきれいな空いた海岸線の道だった。

山岳路では、道幅が極端に狭いので神経を使った。ひょっとしたら私より対向車のドライバーのほうが、迫力ある幅広ボディの8シリーズとすれ違うのに気をつかったかもしれないが。

2820mmのロングホイールベースを持つボディに、ウルトラクイックというほどではない設定のステアリングの組み合わせのため、小さな曲率のカーブが続くワインディングロードにはベストマッチとはいえない。

ただし、道幅が広くなり交通量が減ると、このクルマの天下だ。V8エンジンは低い回転域でもたっぷりした力を生み出す。

加速する際の独特なトルク感は、多気筒エンジンの醍醐味だ。くわえて、しなやかに動くサスペンションも魅力だ。大型スポーティクーペならでは、と、言うべき気持ちのよい乗り心地である。なお、サスペンションシステムは7シリーズと一部共通。フロントがダブルウィッシュボーン、リアが5リンクだ。

とりわけ美しい海岸線のドライブは、舗装のいい路面とあいまって、じつに気分がよかった。多少シャープさを犠牲にしても、ドライブの楽しさをとったのは、正しい選択と思う。スポーツカー好きには、M8があるのだから。

このクルマのオーナーは、ロサンジェルスならパシフィックコーストハイウェイからロデオドライブへ、香港なら西貢(Sai Kung)の景色を楽しんだあと梳士巴利道(Salisbury Road)に戻ってくるような人なのかなぁと思いながら、私は海岸線を走った。

今回のドライブでは、新世代のインフォテインメントシステムが道中をより快適にした。「BMWオペレーティングシステム7.0」は、10.25インチのディスプレイであらゆる機能を操作出来る。

指先の動きだけで操作可能な「ジェスチャー・コントロール」によって、運転中に目的地を確認したりラジオ局を選択したりするのも実に簡単だった。オーディオの音もよい。

インテリアは最新BMW の共通テイストに仕立てられている。ユニークなのは8段のオートマチックギアセレクターのノブだ。透明なクリスタルなのだ。複雑な面取り(カット)がしてあり、奥に8の字が見える工夫を凝らしている。

サーキットでは想像以上にスポーティな走りを披露

テストドライブの後半、新型8シリーズが持つもうひとつの”顔”を見た。サーキット走行で、たんに快適性のみを追求したGTではないのがわかったのだ。

サーキットでは予想以上に速かった。ドライブモードで「スポーツ」あるいは「スポーツ+(プラス)」を選ぶと、威勢のよい破裂するようなアフターファイアの音が室内に響き渡り、気分が大きく昂揚する。しかも、アクセルペダルの踏み込みに対する反応は速くなり、5500rpmで最高出力を発生する高回転型のエンジンの魅力を余すところなく堪能出来る。

ステアリングホイールもスポーツモードでは重めになり、サーキットを走るにはかなりいい手応えだ。純粋なスポーツカーほどの鋭さはないまでも、路面とのコンタクトはしっかり手のひらに伝わる。また、スポーツモードの4輪駆動システムは、後輪へ積極的にトルクを配分するため、BMWならではのスポーティな操縦感覚を堪能出来る。

姿勢変化はそれなりにあり、ウルトラフラットではない。コーナーでは適度に車体がロールする。私自身はこれでよいと思った。言うまでもなく、M850i xDriveはオンロードのドライブを主たる使用目的に開発されているのだから。

なお、電子制御ダンパーを持つアクティブサスペンションシステムに、電子制御アクティブスタビライザーを組み合わせ、乗り心地と操縦性を共に高めたそうだ。

電子デバイスの介入はナチュラルだ。高頻度で介入し、ドライバーのライン取りを助ける。ただし、電子デバイスが作動しているかどうかは注意深く観察しないと気づかないはずだ。

だから、サーキット走行ではいちどもホイールスピンしなかったし、コーナーからコーナーへと移るとき、多少ステアリングホイールをこじっても、後輪が暴れるような場面は皆無だった。誰でもスムーズなスポーツドライビングが楽しめるクルマに仕立てられている。

開発担当のひとり、トマス・アルント氏は「(7シリーズと違い)あえてフルエアサスペンションにしていません。ドライビングのためには、従来からある金属コイルの特徴をうまく活かしたほうがいいと判断したからです」と、話す。

さらに「7シリーズのクーペ版がこの8シリーズと言えますが、単なるラグジュリークーペではありません。スポーツカーの特徴も併せ持つ、いわゆる“The Best Of Both Worlds”なのです」と述べた。

これまであった「6シリーズ」のポジションを受け持つ新型8シリーズの完成度は相当高い。日本で価格は1714万円であるが、価値ある“おとな向け”クーペと言える。




【試乗】BMW M850iは単なる高級クーペにあらず! サーキットまでこなす強烈な切れ味

 走りのベンチマークはポルシェ911か

 BMWから新型8シリーズとZ4の国際試乗会の案内がきた。早速スケジュールを調整して、ポルトガルに乗り込んだのだ。現地一泊二日で二台のニューモデルを試乗するのでちょっと慌ただしいが、BMWの最新のテクノロジーに初乗りできるので、期待に胸を膨らませて機上の人となったのである。

 空港からいきなりエストリル・サーキットに向かった。眠さが吹き飛ぶほどのパフォーマンスのBMWをテストする。このサーキットは最近はBMWだけでなく、ポルシェもよく使うサーキットだ。昔はF1が開催された有名なサーキットであるし、セナがポルシェのターボで優勝したコースでもある。最近はスーパースポーツの、「マクラーレン・セナ(800馬力)」で走ったことがあったが、古いサーキットなので、適度に路面は荒れているし、長いストレートと複合コーナーが特徴だ。しかもエスケープゾーンはない。圧巻はタンブレロを呼ばれる最終コーナーで、大きな横Gが長く続く難しいコーナーだ。F1のステアリングを握るセナは、誰よりもこのコーナーを速く走ったことをイメージしながらエストリルに挑んだ。

 ところで、スポーツカーのZ4をサーキットで走らせるのかと思ったが、じつはこのコースは、高級クーペの8シリーズのために用意されていたのだった。なぜ? と思った。高級クーペでサーキットを走っても平気なのかと心配になったが、じつは新型8シリーズ誕生の秘話を聞くと納得した。

 BMWはずっと昔からツーリングカーレースの常勝軍団として、ライバルからは恐れられてきた。だが、最近のモータースポーツ活動はパッとしない。SUVやディーゼルを売りすぎた後遺症なのかもしれない。昔はM3(4気筒2.5リッター自然吸気)がグループAのレースで活躍した。私も何度かM3の餌食になったことがあった。カミソリのようなハンドリングにBMWの速さの秘訣が存在していた。

 グループAからGTカーのレースにシフトすると、マシンはより大きく幅の広いシャシーが必要となった。最近までBMWはM6のレースカーでFIA・GT3を戦ってきたが、トレッドをより広くする意味もあり、今年からは8シリーズでGTレースに挑んでいる。

 新たにラインアップされた8シリーズは今年のル・マン24時間レースで発表され、今年の10月の富士スピードウェイで開催されたWEC(FIA世界耐久先取権)では見事にクラス2位を獲得している。このように新型8シリーズが単なる高級クーペではないことが理解できたし、モータースポーツと深い関係を持って誕生したのである。

 前置きが長くなったが、サーキットとオープンロードのインプレをリポートするが、テストした8シリーズは「M850i xDrive」。本格的なMモデルではないが、ノーマルのBMWとMモデルの間に位置するMパフォーマンスがM850i。しかも電子制御のxDrive(AWD)を備えている。

 V8エンジンの高級クーペのセグメントでは、メルセデス・ベンツSクーペやレクサスLCが頭に浮かぶが、開発エンジニアの言葉の端々にはポルシェ911をベンチマークとしたことを感じさせる発言がある。その証拠に0-100Km/h加速で4秒を切る俊足ぶりは911カレラ4に近いパフォーマンスだ。

 エンジンはホットVと呼ばれるV8ターボで、Vバンク内にターボを搭載する。パワーは530馬力で750N・mを発生するが、Vバンク内のターボは向き合うシリンダーの排気管を集合させ、排気干渉をなくすスグレモノだ。したがって、カタログ数値では語れないほど、スロットルレスポンスがシャープで気持ちよくエンジンが吹き上がる。まるで自然吸気のようなスムースな回り方をするのだ。750N・mというビッグトルクはMデファレンシャルを経由して20インチのタイヤに伝わるが、前後トルク配分が最適化されるインテリジェントなAWDシステムによって、4つのタイヤに分散される。

 BMWのV8はバンク内にターボを搭載するが、排気管の集合がユニークなので、排気干渉が少ないエンジンだ。BMWのオンリーワンの技術である。つまり速いだけでなく、スロットルレスポンスがシャープでドライバーの右足に鋭く反応するから、楽しいのだ。数ラップの走りはほとんど全開。まるでM8に乗っているような錯覚に陥るほど、ハンドリングはダイナミックだった。

 サーキットを後にして、リスボン郊外のワインディングを楽しむ。ハイテンポな音楽を聞きながら、ユーラシア大陸の西の外れをドライブするなんて、とても贅沢な時間がすぎる。狭い道でも、取りまわしが良いので苦労はない。こんな日はオープンで走りたいと思ったが、新型8シリーズには「カブリオレ」も用意されている。待望のM8も来年には市販されそうだ。

 新型8シリーズはエレガントであるものの、サーキットの熱い鼓動も聞こえてくる。単なる高級クーペではないことがわかった試乗会だった。
Posted at 2018/11/11 01:06:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW | 日記
2018年11月10日 イイね!

TY75の6MTじゃなくてTY85を搭載してるっていうのが良いよね

TY75の6MTじゃなくてTY85を搭載してるっていうのが良いよね雷鳴が鳴り響く!? 日本導入熱望!! スバルWRX「雷雨エディション」誕生!

 スバル・カナダから2018年9月3日(国内でのWRX S4 STI Sportの発表と同じタイミングだ)、WRXの2019年モデルに特別仕様車、その名も『WRX RAIU EDITION(雷雨エディション)』が突如として発表された。

 トップの写真がそのWRX雷雨エディションになるわけだが、そもそもなぜこのようなネーミングなのかが気になるところ。当然雷雨のごとく、激しい走りを目指したモデルなのか? なぜ日本語なのかも気になるが……?

※本稿は2018年9月のものです


文・写真:ベストカー編集部


初出:『ベストカー』 2018年10月26日号

■100台限定 スバル・カナダ初のWRX特別仕様車

 さっそくスバル広報に聞いてみたところ、「スバル・カナダで歴代WRXを販売し始めてから15年になるのですが、特別仕様車の設定は今回が初めてなんです。で、こちらでは過去にもほかの車種で気象にまつわる特別仕様車のネーミングを使っていたこともあり、今回もそれに倣ったようです」とのこと。

 ちなみにベースとなったのはノーマルのWRX。エンジンは日本仕様のWRX S4と同じFA20ターボを積むが、こちらのスペックは271ps/35.7kgmで、300ps/40.8kgmとなる日本仕様のS4よりも数値自体は落ちる。

 ただし、北米仕様のWRXはCVTしか選べない日本にはない6MTモデルがあり、実はこの雷雨エディションは6MT専用モデルなのだ。

 ここからはちょっとマニアックな話になるが、北米仕様WRXの6MT車が搭載するのは「TY75型」の6MTで、このトランスミッションが耐えられる上限の最大トルクが35.7kgmのため、日本仕様のS4よりも最高出力と最大トルクが落とされている。

 だが、雷雨エディションが採用する6MTは、WRX STIと同じ「TY85型」(※2000年に登場した2代目WRX STIで初採用されたミッションの改良型)で、さらにショートストローク化が施されているというのだ。これは走りを重視するユーザーには嬉しいポイントだ。

 ターゲット層はノーマルWRXと同じく運転好きなユーザーだそうだが、そのなかでも特に人とは違ったモノを好む層をねらっているとのこと。専用ボディカラーはS208やBRZ STIスポーツ限定車に採用されたクールグレーカーキで、エアロはSTI製のフロントリップスポイラーにサイドスカート、リアアンダースポイラーで武装。

 さらに、専用ガンメタ仕上げアルミホイールにドアミラーやシャークフィンアンテナをブラックカラー化することで精悍さに磨きをかけた。

 この雷雨エディション、お値段は4万995カナダドル(約350万円)で、100台限定。日本で9月10日から販売が始まったWRX S4のSTI Sportsとはまた違った魅力を持っている。

 WRX S4はミッションがCVTのみの設定なので、WRX STI(386万6400~406万800円)よりもう少し安く買える3ペダルMTのWRXがほしいというユーザーは一定数いるはずだ(※現行WRXには3代目インプレッサS‐GTのようなデチューン版2LターボMT車の設定がない)。雷雨エディション、ぜひ日本でも発売してほしいものだ。

 ところで、スバル・カナダでは人気を見越して「雷鳴は長くは続かない」=(ご購入はお早めに)と粋なコメントを出している。ひょっとしたらこの記事をご覧いただく頃には雷は鳴り止んでいるかもしれない!?

■世界各国のWRX●●エディション

 このほか、世界にはほかにも過去にさまざまなWRXの「●●エディション」が存在していた。現行型を中心に紹介!!

●英国WRX STIファイナルエディション

●豪州WRX Sエディション(250台限定)

●米国WRX STI 50周年記念エディション

●米国WRX 50周年記念エディション

●米国先代WRX STIスペシャルエディション

●新西蘭(ニュージーランド)WRX ブラックエディション

●米国WRX STIローンチエディション


STIスポーツよりもコッチの方が名称も含めて面白いんですがw


STIまでは要らないけどセダンのMTが欲しいっていう需要はある気がするんだけど…日本では売らないでしょ~今はそれどころじゃないし
Posted at 2018/11/10 23:16:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2018年11月10日 イイね!

TC380も発売するしね~

TC380も発売するしね~新井敏弘選手が新城ラリー初優勝。2018年シーズンのタイトル獲得に華を添える

2018年全日本ラリー第9戦、新城ラリーが11月3,4日の2日間にわたって愛知県新城市で開催された。総合優勝は既に全日本ラリー・クラス6のタイトルを確定している新井敏弘/田中直哉 組のスバルWRX STIが遂げ、シーズン6勝目と圧勝のシーズンを締めくくった。

新城ラリーの路面はターマック(舗装路)、スペシャルステージの数は15でその総距離は109.21km。リエゾンを含むコースの総距離は385.75kmとなる。イベント前の愛知県東部の天気は週末を通して好天に恵まれるとの予報。「雨の新城」らしからぬ1戦が期待された。

土曜日は終日曇り。SS1(ほうらいせん一念不動1 7.46km)で2位鎌田卓麻/市野諮 組(スバルWRX STI)組を6.5秒引き離す事に成功した新井組。2位以下の順位を鎌田組、 勝田範彦/石田裕一 (スバルWRX STI)組、 奴田原文雄/佐藤忠宜 組(三菱ランサー エボリューションX)の3車が激しく順位を入れ替える中、徐々に引き離すと、SS6以降は15秒以上のリードを保ちつつ、首位を堅持する。

明けて日曜は早朝に雨が降った。林道は日光が当たり難く・風も抜け難い為に路面の乾きが遅い。走行順の早いエントラントはタイヤ選択に頭を悩まされる。

この日2つ目のSS10(長篠設楽原1)では、SS9まで総合4位につけていた鎌田卓麻/市野諮 組(スバルWRX STI)、総合17位・JN2クラスのトップ明治慎太郎/北田稔 組(トヨタ86)が姿を消す波乱が起きた。

幸い競技中に小雨以上の雨は降る事が無く、終盤迄勝田組・奴田原組もトップタイムを刻んで新井組に迫ったが、初日のリードを守り切った新井組が新城ラリー初勝利を遂げた。

●新城ラリー 最終結果POS NO. DRIVER/CODRIVER(CAR) OVERALL TIME CLS POS1 1 新井 敏弘/田中 直哉(富士スバル AMS WRX STI) 1:33:24.3 JN6 12 2 勝田 範彦/石田 裕一(ラック STI 名古屋スバル DL WRX) 1:33:38.6 JN6 23 4 奴田原 文雄/佐藤 忠宜(ADVAN-PIAAランサー) 1:34:12.4 JN6 34 5 柳澤 宏至/加勢 直毅(ADVAN CUSCO WRX-STI) 1:36:00.3 JN6 45 9 村瀬 太/宮部 弘陽(RSタケダBRIGガルフエナペタルランサー) 1:36:39.3 JN6 56 7 中平 勝也/行徳 聡(YH アールアート AMS WRX STI) 1:36:43.4 JN6 67 15 川名 賢/保井 隆宏(ADVAN CUSCO DS3 R3MAX) JN5 1:38:30.2 JN5 18 16 眞貝 知志/安藤 裕一(GR Vitz GRMN Rally) JN5 1:38:59.1 JN5 29 12 HYOMA /萠抜 浩史(茨城県土浦商工業ランサー) JN6 1:39:07.0 710 33 鈴木 尚/鈴木 裕(スマッシュDL itzzコマツBRZ) 1:39:22.5 JN2 112 36 天野 智之/井上 裕紀子(豊田自動織機・DL・ヴィッツ) 1:39:35.1 JN3 113 23 高橋 悟志/箕作 裕子(ミツバitzzDLマジカル冷機スイフト) 1:39:37.1 JN4 124 49 伊藤 隆晃/大高 徹也(プレイドライブYHノートNISMO S) :42:29. JN1 1

(川崎BASE)


全日本ラリー最終戦:新井敏弘が制し6勝目。2年ぶり参戦のコバライネンはトラブルに見舞われる

 JRC全日本ラリー選手権の第10戦『新城ラリー 2018』が愛知県・新城市で11月2~4日に行われ、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が優勝。2018年シーズン6勝目をマークし、チャンピオン獲得に華を添えた。

 シーズン最終戦となったJRC。新城ラリーはターマック(舗装路)ラリー。用意されたSSは15本。SS距離は109.88km、リエゾンを含めた総走行距離は380.49kmとなる。

 前戦のハイランドマスターズを怪我のため欠場した勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)が復帰。また、JN4クラスには、元F1ドライバーで、現在はスーパーGT500クラスでDENSO KOBELCO SARD LC500をドライブするヘイキ・コバライネンが2年ぶりにJRCにエントリー。北川紗衣とコンビを組み、トヨタ86でJN4クラスに参戦した。

 また今回は、WRC世界ラリー選手権開催に向け、本戦が開催可能か判断する“キャンディデートイベント”として開催。FIAやWRCプロモーターが見守るなか、ラリーが行われた。

 そんな新城ラリーは初日、8本のSSが用意された。SS1、SS2で連続トップタイムを記録した王者新井は、午後のSS5でもふたたびトップタイムをマークするなど速さを見せつけ、2番手の奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)に対し、16.4秒のマージンを築き初日を終えた。

 勝田は怪我の影響を感じさせない走りでSS6で1番時計。コンスタントに走り続け、初日を終えた段階で3番手につける。開幕戦以来の勝利が欲しい鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)はSS5で右フロントタイヤをパンク、大きくタイムをロスし5番手に留まる。

 2日目、未明に降った雨の影響で路面には一部ウエットパッチが残る難しいコンディションとなった。そんななかでも新井は好調を維持。ラリー最長のSS10『長篠設楽原1』でトップタイムをマークするなど、終始安定した走行を披露し後続を寄せ付けず、前戦ハイランドマスターズに続き2連勝、シーズン通算6勝目を飾ってみせた。

■新井「最後はコースオフしそうに…」
 勝田はSS9、SS13、SS14でベストタイムを刻みポジションをひとつアップ。2位でラリーを終えた。3位には奴田原がつけ、スバル勢の表彰台独占を阻止。初日5番手の鎌田はSS10でクラッシュし、リタイアを喫している。

 優勝した新井は、「2日目の午前中はウエット路面が残っていましたし、危ない場面もありましたが、勝つことができて良かったです。ウエットがあるとなかなか厳しいですね。最後はコースオフしそうになっていました」と語る。

「クルマはもっと速くすることができると思うので、来シーズンに向けてシーズンオフを活用してセッティングなどをさらに煮詰めていきたいと思います」

 また、2年ぶりのJRC参戦となったコバライネンは初日、ミッショントラブルに見舞われデイリタイアを喫する。2日目に再出走を果たし、クラス最下位ながら完走を果たした。

 そのほかのクラス、JN4クラスは4位に入った関根正人/草加浩平(スズキ・スイフトスポーツ)がクラスチャンピオンを獲得。ラリーは高橋悟志/箕作裕子(スズキ・スイフトスポーツ)が制した。また、西川真太郎/本橋貴司(スズキ・スイフトスポーツ)を擁するモンスタースポーツがクラス3位に入り、シーズン初の表彰台を獲得している。

 JN2クラスは、4位に入った長﨑雅志/秋田典昭(トヨタ86)がクラスチャンピオンを獲得。優勝は鈴木尚/鈴木裕(スバルBRZ)となった。

 JN5クラスは、前戦でクラスチャンピオンを確定させている川名賢/保井隆宏(シトロエンDS3 R3-MAX)が優勝。JN3クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)が盤石の走りで今シーズン9勝目をマーク。JN1クラスは伊藤隆晃/大高徹也(日産ノートNISMO S)が2018年シーズン初優勝を飾った。



「WRC候補地になりましたが、新城ラリーは続けます」5万人超が詰め掛けるラリーイベントの観戦レポート

11月3日4日に愛知県新城市で開催された全日本ラリー選手権第10戦 新城ラリー。

これまで回数を重ねること15回。初期には競技車両がリアゾンでにSSに出かけたり、来場者のためにグランドでラリーカーのデモンストレーションランを行っていた手作り感溢れたイベントは、WRCの開催候補地となっただけでなく、今年は日曜日の天気予報が雨にもかかわらず5万4千人が訪れた愛知県東部の秋の風物詩ともなりました。

このイベントは産官民が一体となって盛り上げています。愛知県内のトヨタ自動車関連企業は勿論のこと、新城市内に工場を持つ横浜ゴムや三菱自動車も観客移動用のバスを始め、多くの協力をしています。

また、愛知県は大村知事が都合の許す限り視察(そして、ラリーカーに乗せられ…)地元国会議員の方も足を運ばれます。以前WRCを開催していた北海道では、道知事・札幌市長は開閉会時に姿を見せず、残念な気分でした。

また、15年目を迎えた今年は、地元を中心に3000人を超えるボランティアがこのイベントを支えています。

イベントの中心、新城総合公園にはサービスパークとHQ(本部)が置かれます。新城ラリーでは駐車場代はかかりますが、入場料観戦料はかかりません。

公園外ではSS観戦は鬼久保ふれあい広場のみ観戦可能。ですが、ラリー観戦もう一つの楽しみ「リエゾン観戦」はこのふれあい広場の近く、道の駅「つくで手作り村」がお奨めです。今回リエゾン観戦には1度しか行けませんでしたが、まだまだ見どころがありそうです。

サービスパークはラリーカーの整備やセッティング変更を行う場所で、サーキットレースのピットやパドックにあたりますが、こちらも見学可能です。競技中は自動車優先なのと、整備の時間も分刻みで作業していますので、迷惑にならないように安全な場所から見学しましょう。ドライバー・コドライバーのサインや写真が欲しい時は競技終了時にココに行くのがお勧めです。

また、今年も新城総合公園内にSSが設定されました。550mとちょっと短か目ですが、正式な競技の一部ですからラリーカーの迫力ある走行を間近に見る事が出来ます。芝生エリアの外側を囲む舗装路を競技車両が本気でアタックします。(注:モータースポーツは危険が伴うスポーツです。観戦者も油断し過ぎず観戦する心構えが必要です)

また、競技車や同車のクルーを紹介するセレモニアルスタート/完走者を讃えるセレモニアルフィニッシュもこちらで行われます。



最大の見どころはこのコースを疾走する車ですが、常時ラリーカーを始めとしたデモランが行なわれている訳でもない…。そんな時間も楽しくイベントステージ、企業PRブース、地元の名産品も並ぶ飲食ブースがゾーンごとに展開されています。

GAZOO RacingブースではGRの車両展示に加え、ヤリスWRCのRCカー走行体験や、オリジナル缶バッジの作成、ヤリスWRCのモデル作成。これがタイヤはスポンジで、折り紙式の組み立てなのにオトナもグっとくるディティールに並んで貰いたいな~と思いましたが、常に長蛇の列で撃沈。他にも色々アトラクションが用意され、家族連れも楽しめます。



また、従来は往年のラリーで活躍したヒストリックカーが展示される事が多かったのですが、今年は近年の車両に絞ったようで、未来志向を感じました。その中でも、圧倒的一番人気は「ヤリスWRC」。現行仕様に割と近いようですが、今回はグラベル仕様の脚回りにターマック用タイヤを履いている様でした。

メイン会場の新城総合公園では土曜日は日没直後までSSが開催されました。日曜日はセレモニアルフィニッシュの途中で雨が降り始めましたが、ヤリスWRCのデモ走行が予定されていたので、多くのお客さんが残られました。

閉会式には主催者・来賓がデモラン会場から皆徒歩でステージに向かうといったおおらかな光景も見られました。

閉会式の際、実行委員長の勝田輝夫氏より「よく”新城ラリーはWRC(=ラリージャパン)になっちゃうの?”と聞かれますが、新城ラリーは新城ラリー(全日本戦)として継続します!」との言葉がありました。WRCと従来の全日本選手権は別なラリーとして併催していくとのことです。

WRCに昇格すると車両規定(JAF規格からFIA規格へ)の変更が求められたり、エントリーフィーも違います。今回の新城ラリーでは参加料は10万円/台(HPの特別規則書より)に加え、サービスパークでの利用スペース追加等で若干増えますが、WRCではこれも跳ね上がります(オーストラリアラリーで非WRCクラスは約20万円(主催者指定広告を貼る場合)+α) 。こちらも参加者や今までの新城ラリーを楽しんで来た観戦者には嬉しい宣言でした。

(川崎BASE)



TC380の専用サイトオープン
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お買い得かな?
Posted at 2018/11/10 23:04:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2018年11月10日 イイね!

昔ながらのモータースポーツ向けモデルとかは今じゃウケないですからね…

昔ながらのモータースポーツ向けモデルとかは今じゃウケないですからね…こんな市販車もう出ない!? 超ド級! 歴代WRCベース車 5選

 ランエボやインプレッサ……日本車史に残る名車を生んだWRC(世界ラリー選手権)の2018年シーズンは、最終戦を残し、目下トヨタがランキングトップをキープ。復帰後初のチャンピオン獲得もいよいよ現実味を帯びてきた。

 トヨタの参戦車である「ヤリスWRC」のベース車は皆さまご存じ(日本ではあまりモータースポーツのイメージはない)ヴィッツ。

 そのトヨタも、過去にはセリカ GT-FOURなど量産車として記憶に残るモデルをWRC参戦のベース車両として世に送りだしている。

 特に日本車がWRCで活躍した時代は、今以上に競技車両が市販車に近く、ベース車両が良くないと競技に勝てない。だから、凄まじいモデルたちが次々に生まれた。

 ここで紹介する5台は、まさにWRCに出たからこそ生まれた超ド級の市販車なのだ。

文:片岡英明


写真:SUBARU、TOYOTA、MAZDA、NISSAN、MITSUBISHI

今より市販車に近かった! WRCベースの最強量産車

 100年以上の長い歴史を誇るラリー競技は、レースと歩調を合わせるように発展し、市販車の性能向上にも大きな役割を果たした。

 その最高峰、WRC(世界ラリー選手権)では当初、市販車に近い「グループ2」とチューニング範囲が広い「グループ4」のラリーカーがタイトル争いを展開。日本車はグループ2のセリカやTE27型カローラレビン、ダットサン(フェアレディ)240Z、三菱ランサーGSRなどが参戦した。

 その後、規定が変わり、連続した12カ月間に20台の競技車両を含む200台を生産すればWRCに出場できる「グループB」規定のラリーカーの参戦が認められたが、大きな事故を引き起こし、死者も出たためFIAはグループBの廃止を表明。そして1987年シーズンから、WRCの競技車両を下のクラスと同じように量産車ベースの車両に限定したのだ。

 ラリーのクラス分けは、「グループN」と呼ばれるノーマルカーと改造範囲を少し広げた量産車によって争われる「グループA」のふたつ。いうまでもなくWRCの主役は、グループAカーによってメイクスチャンピオンとドライバーズタイトルを争う上のクラスだ。

 日本の自動車メーカーもメイクスチャンピオンを目指し、連続する12カ月間に5000台を超えるベース車両を生産し、参戦した。

 1980年代後半から2000年代に誕生したWRC参戦のためのベース車両には傑作が多い。それは当然だろう。ベース車両がよくないとモータースポーツで勝つことは難しい。ライバルを蹴散らし、勝利するために知恵と情熱を傾けて、最高のクルマを開発し、送り出した。

トヨタ セリカ GT-FOUR

 その筆頭が、スペシャルティカーのセリカに設定されたGT-FOUR RCだ。

 第5世代のST180系は1989年9月に登場。フルタイム4WDに2Lの3S-GTE型直列4気筒DOHCターボエンジンのGT-Fourは、1991年夏にマイナーチェンジを行い、9月にはWRC参戦ベース車の「RC」を限定発売。日本への割り当ては1800台だった。

 RCは「ラリー・コンペティション」の頭文字を取ったもので、3S-GTE型エンジンの空冷式インタークーラーを水冷式に変更。冷却性能を高めたことにより、最高出力は10psアップの235psになった。

 今のクルマより軽量だから気持ちいい加速を見せ、ハンドリングも軽快だ。ワイド化されたフェンダーも似合っている。GT-Fourは92年と93年、メイクスに加え、ドライバーズタイトルの二冠に輝いた。が、この後、規則違反の不正が発覚し、ラリー界から去っている。

マツダ ファミリア GT-R

 1989年に登場した7代目ファミリアにもWRC参戦のためのホモロゲーションモデルが設定されていた。ファミリアのホットハッチは、1.8Lの直列4気筒DOHCターボにフルタイム4WDの刺激的なGT-XとGT-Rだ。

 1990年5月に発売されたGT-Xの心臓は1.8LのBP型DOHCターボ。180psと平凡なスペックだが、低回転から分厚いトルクを発生し、3500回転から上ではシビレる加速を見せつけた。

 4WDシステムはセンターデフ式で、センターとリアにビスカスLSDを装備。重量配分は前が43、後ろは57と、リア寄りにトルク配分を設定した。しかも軽量だからFR車のように軽やかなハンドリングだった。WRCでは1989年と1991年にグループNクラスでドライバーズチャンピオンに輝いている。

 だが、パワー不足は否めない。そこで1992年1月にGT-Rを発売。インタークーラーを横置きから縦置きに変更して放熱性能をアップし、最高出力も210psに引き上げている。さらに300台限定でGT-Ae(eはエボリューションの意味)も発売された。

 この年をもってWRCから撤退したが、国内戦では大暴れした。GT-Aeはストリートでもダイナミックな走りだ。

日産 パルサー GTI-R

 1950年代からラリーに参戦し、技術を磨いてきた日産がWRCを制するために送り出したのがパルサー GTI-Rである。

 パルサーが1990年8月に4代目になったとき、刺激的なホットハッチを投入。GTI-Rは軽量コンパクトなボディにシルビアなどに積んでいる2LのSR20DET型直列4気筒DOHCをチューニングして搭載。

 クーリングチャンネル付きピストンやナトリウム封入バルブ、大型タービンなどを採用し、最高出力230psを達成している。駆動方式はブルーバードSSS-Rから譲り受けたフルタイム4WDのアテーサだ。

 WRCでの活躍が期待されたが、最高位は1992年スウェディッシュラリーの3位にとどまり、期待はずれに終わっている。が、ワインディングロードやサーキットでは痛快な走りを満喫でき、操る楽しさは格別だった。

三菱 ランエボVIII

 このパルサーと違い、WRCで大活躍し、世界に勇名を轟かせたのが三菱のランサーエボリューションである。1992年9月に誕生して以来、着実に進化を続け、エボリューションシリーズは4代にも及んだ。

 そのなかで注目したいのは、第3世代である。2001年2月に登場したが、途中で6速MTやスポーツモード付き5速ATを設定し、魅力を広げた。印象に残っているのは2003年に登場したランエボVIIIだ。

 日本のセダンとして初めてカーボン製リアスポイラーとアルミ製ルーフを採用し、重心を下げた。また、2Lの4G63型DOHCターボは280psの最高出力こそ変わっていないが、最大トルクを40kgmの大台に乗った。

 2Lという排気量の中で最高のパフォーマンスと速い走りを追求したのがランエボシリーズだ。いまステアリングを握ってもワクワクさせられる。

スバル インプレッサ WRX STI

 このランエボのライバルとして立ちはだかり、技術を競い合ってきたスバルのインプレッサWRX STIにも傑作車と名作が多い。なかでもモデルチェンジ級の進化を図ったのが2代目の「E型」である。

 2004年にマイナーチェンジを実施したが、この時にインタークーラーの冷却性能を高め、最大トルクを42.0kgmまで増強させた。また、剛性の高いハブユニットとベアリングを開発し、ベアリングサイズを拡大。PCDも114.3mmに変更し、6速MTのシフトノブも球形デザインとした。

 10月にはWRX STIスペックCの「タイプRA」を投入。これはスペックCをベースに、モータースポーツ向けに軽量化したスペシャルモデルだ。

 RAはフルオートエアコンやパワーウインドウ、集中ドアロックなどの快適装備を標準装備しているが、走りの実力は飛び抜けて高い。ガラスやルーフパネルを薄くして軽量化した効果は絶大で、意のままの気持ちいい走りを披露した。



日本車史上を彩った「あの名車」が今作れない事情と理由

 クルマ好きが集まると「1990年代の、あのクルマよかったな」、「今あれば買うのに」という話が必ず出る。

「20年前は作れたんだから、今だって同じ感覚のクルマを作れるだろう」

 そう思う人は少なくないはずだ。

 あの頃の「名車」を、中身だけ最新技術に載せ替えて発売すれば、売れるのではないか。もちろん安全技術や現行ラインナップとの関係もあるだろう。「それほど売れないのではないか」という懸念も強いかもしれない。

 本企画では1990年代に活躍した「名車」たちの復刻版を作れないものか、作ろうと思えば作れるんじゃないか、作れないとしたらどんな理由があるか、という考察をお届けしたい。

 なお、今回当時の名車の価格を調べていてその「安さ」に衝撃を受けた。そのいっぽうで1995年と現在とで日本人の収入、平均給与はほとんど変わっていない。

文:片岡英明

■やる気があれば復活できるはず!

 かつての名車を、当時、そのままに再現するのは至難の技だ。

 当時は憧れの存在だったが、今、乗ってみると設計の古さに驚かされることも多い。とくにコーナリング性能やハンドリング性能の違いには愕然とするはずだ。学生時代の憧れたマドンナに、同窓会で会ったときのようなほろ苦さを感じることになるだろう。

 また、今は衝突安全に代表される安全性の規格や排ガス規制が厳しくなっている。だからまったく同じように造るのは難しい。

 とはいえMINIやアルピーヌA110のように、似せて作るだけならハードルはグッと低くなるだろう。パワートレインやシャシーも最新のものを使えるから走りの実力だって現代レベルだ。

 ヨーロッパでは大ヒットしたフォルクスワーゲン・ビートルをニュービートルとして復活させたし、MINIも現代に甦らせた。アメリカのマスタングやカマロなどのマッスルカーも同様だ。最近ではアルピーヌの伝説の名スポーツカー、A110が当時の面影を色濃く残しながら生まれ変わっている。フォードGT40も復活した。

 ヘリテージやレガシィを持つ名車を現代の技術で甦らせることは、それほど難しいことではない。最新のテクノロジーや安全装備を盛り込み、コンセプトやデザインを寄せていけばよい。

 もちろん「そのままでないなら復活させないほうがいい」と思う人もいるだろう。しかしかつての名車の、日本車が最も輝いていた時期に登場したモデルたちのコンセプトが、いまの時代に改めて求められている、ということもあるだろう。そういう名車を紹介していきたい。

■日産R32スカイラインGT-R

 年号が平成に変わった1989年8月にBNR32の型式を持つGT-Rが発売された。エンジンは2568ccのRB26DETT型直列6気筒DOHCツインターボだ。トランスミッションは5速MTを組み合わせている。駆動方式は電子制御トルクスプリット4WDのアテーサE-TSだ。サーキットでも大暴れし、デザインも美しかった。

 名車ぞろいの歴代スカイラインのなかでも、このGT-Rを復活させてほしい、という声は特に大きい。

 600万円くらいのプライスタグを付けてでも再販すれば、それなりに売れるだろう。

 プラットフォームや4WDシステムは最新のものを使うことができ、その上に2ドアのクーペボディを被せればいい。衝突安全もなんとかクリアできるはずだ。だが、今の日産には肝心の直列6気筒エンジンがない。パワーユニットを復活させるには多額の投資を必要とする。だから「そのまま」で実現する可能性は低い。

 しかし、百歩譲ってメルセデス・ベンツの最新ストレート6を積むという奥の手もある。今の技術で造れば、かなり魅力的なクルマに仕上がるはずだ。

■スバルアルシオーネSVX

 鬼才ジウジアーロが基本デザインを手がけた4WDスペシャルティカーだ。北米市場を狙ったアルシオーネの後継モデルで、バブル期に開発され、1991年9月に登場した。ガラスエリアを大きく取ったエクステリアは、今見ても惚れ惚れするデザインである。エンジンは3.3Lの水平対向6気筒DOHCだ。

 スムースに、高回転まで気持ちよく回る。クルージング時は静かだが、心に響くエンジンサウンドだった。ハンドリングも今のクルマと互角のレベルにある。センターデフに電子制御LSDを組み合わせたVTD-4WDは、4輪駆動であることを意識させない自然なハンドリングだ。運転するのが楽しい。

 当時も販売は今一歩だったから、復活させても採算ベースには乗らないだろう。だが、アルピーヌA110やMINIの手法で復活を望みたい1台だ。

 水平対向6気筒エンジンは自然吸気だったから、今の技術でやればかなり高精度のものを作れるし、パワーフィールだけでなく良好な燃費も期待できる。

 当時は4速ATの出来が今一歩だった。最新のリニアトロニックなら気持ちいい走りを楽しめるだろう。ハンドリングも安全装備も当時とは比較にならないレベルにあるから魅力的なスペシャルティカーに仕立てられる。

 アイサイトを搭載すれば北米でもヒットしそうだ。

[usedcar-search carname="アルシオーネSVX" limit="2"]

■ホンダ初代インテグラタイプR

 1995年8月、インテグラはマイナーチェンジを行い、フロントマスクを大きく変えた。このときに登場した硬派モデルがタイプRだ。

 最初のタイプRである96スペックは、マニアックな味わいが魅力となっている。1.8LのB18C型直列4気筒DOHC・VTECエンジンは、レーシングエンジンのように官能的な吹き上がりを見せた。高回転のパンチ力も音色も刺激的だ。7500回転から8300回転まで感動的なパワーフィールを味わえる。クロスレシオの5速MTもダイレクト感覚だ。2ドアクーペだけでなく4ドアのタイプRを設定していたのも嬉しかった。

 タイプRはホンダらいし究極のFFスポーツだ。今の技術で再販すれば、かなりいいクルマになるはずである。

なにより初代インテグラタイプRのボディサイズは全長4380×全幅1695×全高1320mm(3ドア)で222万8000円だった。現行型のシビックタイプRは全長4560×全幅1875×全高1435mm、価格は450万360円。「タイプR」は20年かけてふた回り大きくなり、価格は2倍以上になっているということになる。

 96スペックは刺激的だが、クルマとしてのトータルバランスはホイールナットを5穴とし、足もリファインした98スペックのほう。エンジンは現行タイプRが積んでいる2LのK20C型DOHC・VTECをベースにしてもいいだろう。シャシーなどを強化しても、現行タイプRより軽量コンパクトだから気持ちいい走りを見せてくれると思う。

 オリジナルに忠実でない進化型タイプRのほうが、売れ残るリスクは少ないはずだ。

■三菱パジェロ・エボリューション

 2代目パジェロのショートボディをベースに開発された超スポーツSUVが1997年秋に登場したパジェロ・エボリューションだ。

 限定発売の形をとり、エンジンは直噴のGDI技術を用いた3.5L、V型6気筒DOHCの6G74型を搭載する。このエンジンに可変バルブタイミング機構のMIVECを組み込み、冷却系にもメスを入れ、280ps/35.5kgmを絞り出した。また、サスペンションをチューニングし、設定を変更したABSやハイブリッドLSDなどによって意のままの気持ちいい走りを実現している。

 97年のパリ・ダカールラリーで篠塚建次郎氏が日本人初の総合優勝をなしとげ、また専用開発部品をふんだんに盛り込みながらも5MT仕様で374万円(5ATで390万8000円)という手頃な価格もあって、2500台の限定枠はすぐに売り切れた。

 さて時代は現代に移って、2017年の東京モーターショーに、三菱はEV技術を盛り込んだe-エボリューションを参考出品している。

 この手法で、21世紀のパジェロ・エボリューションを出せば、往年のファンも喜ぶし、売りやすいと思う。電動化し、環境に配慮したプラグインハイブリッド車で、駆動方式は最新の4WDシステム、そしてルックスはパリ-ダカに参戦していた時代のデザインモチーフとする。これなら多くの人が納得するはずだ。

■日産フィガロ

 1989年の東京モーターショーに、パイクカー第3弾として送り込まれたのがフィガロだ。2作目までのハッチバックではなく、1950年代のアメリカンドリームを具現化した2ドアのオープンカーとしている。クロームメッキを多用したフロントマスクやホワイトで統一したインパネやステアリングなどが目を引いた。そして1991年2月に正式発売に移している。2万台だけの限定発売だった。エンジンはマーチに積まれている1Lの直列4気筒SOHCだが、ターボを装着している。

 フィガロは「東京ヌーベルバーグ」をデザインテーマにしたパイクカーだ。多くの人はデザインにはこだわっているが、メカニズムにそれほどのこだわりはない。だからデザインはそのままに、メカニズムだけ最新のものに積み替えれば復活できるだろう。パワーユニットは環境にやさしいe-POWERがいいだろう。手動で開け閉めするルーフは、最新の電動開閉式として許されるはず。プラットフォームも、マーチや、それが古くて使いものにならないのであればルノーのものを流用できるはずだ。

 マーチもキューブもモデルサイクルが長くなっている。販売の起爆剤として充分機能するだろう。

■スズキツイン

 今でこそ、都市部で機動性の高いコミューターは人気となっているが、20世紀のスモールカーは「広さ」こそが第一だった。全長や全幅に制約がある軽自動車は、だからルーフを高くして室内空間を確保するモデルが頻出。のちにタントやパレットといった「軽スーパーハイトワゴン」というカテゴリーを生み出すことになる。

 この軽自動車像に挑戦したのがスズキのツインだ。

 そのネーミングから分かるように、屋根のついたスクーターを狙ったシティコミューターで、二人乗りである。パワートレインは二種類だ。ワゴンRなどに積まれている660ccのK6A型直列3気筒DOHCとモーターを追加したハイブリッド車が用意されていた。

 2003年にデビューしたが、当時は広さが持てはやされる時代だったので不発に終わった。今ならハイブリッド車に加え、モーター走行のEVが人気となっているので、前作より売りやすいはずだ。かわいらしいデザインで、軽やかな走りを実現するのもたやすいはず。かなり魅力的なシティコミューターに仕上げられるはずである。



時代時代のクルマ作りがあるからね…
ただ、エンジンやトランスミッションの基本ベースがどこのものであったとしてもメーカーがその企業の色に染められればどうにでもなる気がしないでもないんだけどな~
Posted at 2018/11/10 22:56:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2018年11月10日 イイね!

辞退…するよね(汗)

辞退…するよね(汗)スバル、日本カーオブザイヤー選考を辞退…完成検査問題で

「今年のクルマ」を決める日本カー・オブ・ザ・イヤーのノミネート車上位10台=10ベストが5日に発表されたばかりだが、新型『フォレスター』が選出されたスバルが、辞退することが明らかになった。

5日にスバルが発表した「当社群馬製作所における完成検査に関わる不適切事案」のためと説明している。完成検査問題でスバルが日本カー・オブ・ザ・イヤー選出を辞退するのは、2年連続となる。

本来、最終ノミネートの10ベストの中から、モータージャーナリストをはじめとした60人の選考委員による審査・投票により、年間を通じて最も優秀な車=「カー・オブ・ザ・イヤー」を選出するが、今年は9台の中から選出されることになる。

完成検査に関する問題では、スズキもノミネート段階で辞退していた。また、昨年度はスバルのほか、日産自動車も同問題で辞退していた。

「第39回2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会と発表・表彰式は12月7日に行われる。



スバル フォレスターが日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」の受賞を辞退。最終選考は9台で争うことに

11月9日、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、株式会社SUBARUが「スバル フォレスター」の10ベストカーの受賞を辞退することを発表しました。

辞退の理由は「当社群馬製作所における完成検査に関わる不適切事案」のためと説明しています。

この辞退により、「スバル フォレスター」は11月20日の10ベストカー試乗会を欠席、最終選考の対象にならないことになります。

2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤーは9台によって争われることになります。




スバルも2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)を辞退へ

2018年11月7日に、「2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーが決定した」と発表がありました。その中には今年発表・発売となったSUBARUフォレスターも含まれていましたが、ここへきて、スバルが今年度のCOTYから辞退したい旨を申し出る模様です。

理由は公表されていませんが、出荷前検査での不正が続いていたことを発表していたことが影響していそうです。この件に関しては、今年の本命の1台であるスズキ・ジムニーがCOTYを辞退しており、他社のことであるながらも足並みが揃っていないように感じられたことも影響しているかもしれません。

10ベストに選ばれてからの辞退は異例のこと。今後の動きに注目です。本日にも、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会とスバルで協議されるものと思われます。

(clicccar編集長 小林 和久)



まぁ、こんな状況ですからね…


スバル、新型「フォレスター」今年のCOTY 10ベストカー受賞を正式に辞退 完成検査問題を理由に

■10ベストカーから「フォレスター」が除外

 2018年11月9日、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、11月7日に決定した10ベストカー「スバル フォレスター」の受賞を『辞退したい』という、スバルから正式な申し入れを受け、これを受け入れたと発表しました。

 スバルは、11月5日に発表した「当社群馬製作所における完成検査に関わる不適切事案」による辞退と説明。

 そのため、2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーの「10ベストカー」に選出されていた「スバル フォレスター」は11月20日の「10ベストカー試乗会」を欠席し、最終選考の対象にはならないことになりました。

 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員長 荒川氏は、「実行委員会には本日、昼前にSUBARUから辞退する旨、連絡がありました。今年の最終選考会は9台の中から選ばれることになります。12月7日にイヤーカーが確定することになりますので、よろしくお願いいたします」とコメントしました。
Posted at 2018/11/10 22:45:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記

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2025年09月28日04:06 - 19:01、
107.96km 5時間10分、
6ハイタッチ、バッジ14個を獲得、テリトリーポイント90ptを獲得」
何シテル?   09/28 19:12
初めまして。 インプレッサG4に代替を致しました~ 自分色に染めて行こうと思います 燃費を気にする割にアクセル踏んじゃうんですよ~ バトンに関し...

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