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2017年12月17日

珍車PART742

珍車PART742
今回のも珍車らしい珍車を一つ(^_^)v

日産マキシマ、前身はブルーバード、後任はセフィーロ、現在は国内では廃盤となりますが元々そこ向けにラインナップした北米/アメリカでは立派な現役ですネ。

セダンモデルの衰退もあり後続セフィーロが2003年にローレルと併合されたカタチでティアナに代替わり、国内では既に忘れ去られたネーミングながら日産はこの『マキシマ』名には拘りがあるようで古くから使用、現在でも日本以外の重要戦略車に用いられていますネ。

そういう訳で今回のお題はコレ

⇒『平成2年(1990)2代目J30型マキシマ3.0』!!

マキシマが初めてお目見えしたのは77年のA10型スタンザのグレード名『マキシマGT-E』、ウイングロードなんかもそうですが日産はグレード名→車種名へ出世?なんてのをよくやってましたっけw

スタンザからお次はブルーバードの6気筒版に名付けられマイナースタンザからメジャーブルへの転換で一気に知名度が向上、U11型ブルーバードで前任910には設定されなかった6気筒モデルが復活、これに『マキシマ』が与えられた訳ですが一足先に北米では910時代にL24やLD28Deの6発エンジン搭載モデルが存在しこれが初のブルーバードマキシマ(海外名 DATSUN MAXIMA)と言う訳です。

↓国内では84年にU11型ブルに追加デビューした『ブルーバードマキシマ』が車種としては初お目見え!


意外にこういうネーミング使い廻し?は多くて他社でもミラージュのグレード名『スイフト』がスズキのコンパクトカーに使われたりホンダのインテグラ、ジェイド、トゥディなんてバイクの名前、今をトキメクスズキハスラーも元々はスズキのオフロードバイクの名前、トヨタやダイハツのように次々と手品のように新車種名を繰り出すのに較べ中小はこの部分でも苦労が忍ばれますね(笑)

マキシマは土台のブルが87年、U12型にFMCした時にU11のまま暫く継続、但しネーミングからブルーバードを外しこの時初めて独立、1年後の88年にマキシマ単独モデルとして新たに登場したのが現車である2代目マキシマJ30型、皮肉なもので3代目マキシマ=セフィーロ統合になるのでブルでもセフィーロでもない、オリジナルなマキシマはこのJ30のみという恰好です。

↓3代目マキシマは後続となる2代目セフィーロA32型(1994~)


マキシマ、U11時代にはまだまだラージクラス、FRが常識の時代に初めてFFとしてデビュー、その後カムリプロミネントや三菱ディアマンテ等のFFラージモデルが発売されるキッカケにもなった訳ですが海外の人気に較べ国内ではあまり目立たずパッとしなかった印象、このクラスでは日産では老舗のBigネーム=スカイライン/ローレルが控えライバルではマークⅡなど強敵が存在、そんな中時代を先取りしたFF高級車として果敢に挑戦し散って行った感満載ですが北米では高い人気を示し国内でも中古期になってからそのバタ臭い(※若い世代の為に…バタ臭いとはアメリカっぽいという意味です、バターがアメリカから日本に入って来た事から由来する昔の言い回しw)出で立ちが買われ一部USDM好きには人気を得、シャコタンにメッキギラギラホイールのマキシマが少なからず見かけられた時期もありましたね~。

さてさて出品車をこの辺で見てみましょー!

事故落ちながら大事故ではないR小評価、内外はCですので半世紀経過モデルとしては上の部類でしょう、走行11万㎞も少走行。

↓出品票からすれば機関的不具合はない様子、海外ではまだまだ走ってそうなので部品供給も安心かな!?


先代U11時代から継承する3L V6エンジン(VG30E 但しU11時代はVG20E/ETも搭載)はV6モデル最軽量という売り文句通り見かけとは異なりかなり俊敏、アメリカ人好みの太いトルクでぐいぐい行くタイプですが個人的にはパワーに足が負けた印象もありハンドリングもイマイチ鈍く当時日産が謳っていた‟4ドアスポーツ”には程遠い印象でしたね、ただ当時はまだ5ナンバー優先時代の名残がある中で新3ナンバー優先時代に象徴するかのようにスタイリングに旧5ナンバー時代の長さと巾のアンバランスさがなくなり現代でも通じるそれの適正化?がまだ目新しく個性的な国際色強いセダンの出で立ちはなかなかの風格もありかつ当時の日産に共通するスッキリとしたいいデザインだったと思います。

↓インパネはU12ブルとクリソツの当時流行の山型インパネ!


出品車、このカラーは往時もそれほど見かけないレア色だった感がありますね、多かったのは黒、ガンメタ、ホワイトでこれは比較的見かけるも現車のゴールドはそう見た記憶ないです。

↓若干のクリア剥げは見られますが大きなダメージはなくまだ暫くはこのままでも乗れるでしょう!


J30マキシマは日産がそれなりに気合を入れたモデル、その後の他社含めたラージクラスFFの発展ぶりを見ると存在意義は確かにあったとは思いますが何せ当時は”FFは大衆車のモノ”意識が強かったですしね、大きなサニー、大きなブル程度にしか受け入れられず商業的には失敗モデルだったんですが以降のセフィーロがそれなりに健闘しましたし元祖のマキシマもタマには思い出してやって下さいナwww

↓顔付はもうU12ブルそのものでした!


出品地は西、落札は解体価格+α、年式的に貿易も難しいし後進国にもFFという点から敬遠されがち、この固体の運命は如何に?って感じですよね。

エゴカー減税のおかげで特に大排気量車の13年超モデルは生存が困難な現在、滅多にいないJ30マキシマ、手を挙げるマニアの存在を願うばかりです(^^)/
ブログ一覧 | 日産 | クルマ
Posted at 2017/12/17 17:10:13

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この記事へのコメント

2017年12月17日 19:17
懐かしい、マックスリラックスだったかな?
コメントへの返答
2017年12月17日 19:28
コメどうも、そんな売りコピーでしたっけ?失念しております。

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何シテル?   06/09 15:18
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