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2022年12月28日

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第14弾!!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第14弾!! さぁ、年内最後の”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る やりましょー♪

今回の14弾は往時は少ないとは言え見かけたし”変態”と言っては失礼かもしれない、しかし新車時の評価もソコソコ良かったながら中古再販時期ではかなりの不人気車、ベースのコスモ(クーペ)が新車~中古期まで高い人気を示したのに対し再販もせいぜい1度、元々の販売台数が少なく80年代後半にはスッカリと見かけなくなったコスモLを取り上げたいと…

コスモLは1975年に発売された2代目コスモの何と言ったらいいか?年配向けバージョンかな!? 2代目コスモが流麗なファストバックとウィンドモールがセンターピラーに回り込みRrサイドウィンドを挟み込む独特なデザインが好評で当時としてはクラウンやセドリックに次ぐ200万級の高額(最上級)モデルながらパーソナルクーペとしては異例な発売1年で約6万台を売り上げる大人気車種、セリカXX2600やギャランΛ2600、ソアラ等の高級パーソナルクーペが発売される3~6年前にこの分野に進出したマツダ(当時東洋工業)、ライバルはいすゞの117クーペ位しか存在せず117よりはリーズナブルかつワイドレンジで選択肢が広くもてたのも大成功しに73年のOILショックで瀕死のマツダの救世主となった程でした!

1975/10、初代コスモ(スポーツ)とは路線を変え4シーターのパーソナルクーペとしてデビューした2代目コスモは大ヒット作!!
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コスモの好調を更に高めようとマツダはボディバリェーション拡充を施し『コスモL』を77年に追加、派手なスタイルとCMで使われた真っ赤なボディが印象深いコスモは当然?若者による支持が高く年配層には”カタギのクルマじゃない”的印象が強く評判はイマイチだった事もありコスモのBピラー以降をプレーンなノッチバックとしルーフ後半をレザートップ(マツダではラウンドゥトップと呼称、コスモLのLはこのラウンドトップから命名)をあしらいRrサイドウィンドウは小ぶりなオペラウインドウ的とし全体的に落ち着いた印象としコスモより年配層をターゲットとしたものでした。

77/7に追加されたCD22型コスモL
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コスモクーペとLのRrビユー



コスモLバリェーション
カスタムスペシャル/カスタム/スーパーカスタム/リミデット(LTD)

エンジン
1.8L 直4 OHC VC型/2L 直4 OHC MA型/573cc×2ローター 12A型/654cc×2ローター 13B型

ミッション・駆動
4速MT/5速MT/3速AT・FR

サスペンション
Frストラット/Rr4リンク

サイズ・車重
ホイールベース2510mm/全長4545mm/全幅1685mm/全高1325mm/車両重量 1220kg(LTD)

コスモクーペ/Lの最大の売りはやはりマツダならではのREエンジン、73年のOILショックでオワコンと思われるも改良型12A/13Bを搭載したコスモにより市民権を取り戻しました!
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コスモLは登場時、既にアメリカ等でキャデラックやクーガー、フォードサンダーバードでお馴染みで日本人には憧れの形態であるこれを日本初のマツダ的に言うランドゥトップが注目を集め話題を呼びます、室内もボディ後端をコスモのファストバックからノッチバックに改めた事でヘッドスペースに余裕が産まれ2ドアクーペながら居住性の良さも評価できた点、ワタシもこれ、過去経験ありますが2+2丸出しのクーペに対しLは2ドアセダンと言っていいほどの後席の居住性は良く当時、車格に対しデザイン優先からなる後席の狭さが常識だった2Lクラススポーツモデルの中で普通に大人2人が乗れるサマはセリカXXやΛ、117よりも余裕があったのが印象に残っています。

2ドアの割に居住性がよかったコスモLの室内
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その後79年にクーペと共にMCを実施、但しこの頃になるとクーペはデビュー4年、Lはその地味なスタイリングが飽きられコスモデビュー時の勢いは完全に失ってしまっています、81年には3代目にFMC、コスモはルーチェと共用化され4HT、クーペに変更されLなるモデルは消滅します。

79年MC後の後期コスモL
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79年のMCは不評で特徴あるFrマスクを良く言えば現代的、悪く言えば没個性に変更した事とデビュー4年(クーペ)を経過し陳腐化、販売台数は全盛期の1/10レベルに低下、中でもLはその地味さから後期型ではマイナーモデルに分類できると言っても過言ではない普及に留まり先述の通り、新車の台数がなく再販もほぼナシ、更にREの燃費の悪さという悪評価は拭う事ができず有名な”マツダ地獄”により80年代後半にはクーペ/L共にほぼ潰され数少ないレシプロモデルが細々残るといった印象、今ではクーペはそのインパクトから国産車の歴史、マツダ車の歴史でも語られるモデルながらLに間してはほぼ忘れ去られた存在になっているので失礼ながら”変態車”に認定させてもらいました(^^)v

変態度指数:★☆☆☆☆
ブログ一覧 | 変態車 | クルマ
Posted at 2022/12/28 20:51:00

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最近見かけたコスモといろいろ~~
t.yoshiさん

この記事へのコメント

2022年12月29日 11:19
コスモ、格好良かったですね~後期はホント、個性が無くなったというか…顔もですが、テールランプが普通になってしまって残念でした。
ちなみに地元のいわゆる「センパイ」にはコスモLの方が人気で、ワイド鉄チン&ノーサスで、甲高いロータリーサウンドを夜な夜な響かせていたのを思い出します(笑)
コメントへの返答
2022年12月29日 18:16
このコスモは前期に限る!って感じでしたね、特にLの後期なんて殆ど見た記憶や印象がなく今あれば驚愕だと思います。
Lは日本車離れしていましたがクーペのカッコ良さに埋没してしまった感が強いですw

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