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2023年01月09日

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第15弾!!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第15弾!! 今年もやります”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る 年が改まってもやる事は変わらん、暇オヤジの道楽ブログは相変わらずスタンス同じ、珍車シリーズやベストテン、変態と呼ばないでを軸に今年もお気楽に上げますんでよろしければ2023年もお付き合い下さいまし<(_ _)>

って言ってもみんカラの過疎化はこの1~2年凄いっすねぇ、限界集落並み?よく来られていた方も大分少なくなった印象、何ナニ?それはアンタが嫌われてるからだろうってか!? それはないとは言えないなwww

そんな中でも懲りずに?訪れてくれる方々には心から感謝です!

さて新年のみんから抱負?を語ったところで”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…今回は第15弾って事で。

今回のお題は誰もが認めるド変態車であるLB11S型スズキX-90を取り上げたいと思います!

国内総販売台数、4年間で1300台強という正真正銘のマイナー変態モデルであるX-90、発売は1995年10月(平成7年)、製廃は99年1月という正確には4年にも満たないモデルでした…。

スズキX-90
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しかしこれも当時のレア度から現在ではプレミアム化、中古市場ではプレミアムも付き始め程度のいい個体ですと新車価格を上回るモノまで散見されるようになってきており「このクルマ、何に使うんだ?」的に奇異な目を向けられた20数年前とは事なり今では称賛の眼差しで迎えられるんだろうか?ワタシの目には今も昔も”変質車”にしか見えんですがのうw

X-90は当時のエスクードをベースにした今で言うSUV、今でこそSUVという車型は人気ですが当時はその言葉すらなく時代はこれを「RV」と呼んでいましたよね、RVと言えば4駆(中には2駆の見かけ倒しのモデルも存在)で大径タイヤを履き車高も高く走破性に優れるモデルが一般的、X-90もエスクードから継承する本格ラダーフレームと大径タイヤ、パートタイム4WDを備える立派な?RV…になる筈でしたw

今でこそSUVはスポーティなクーペ風ボディとかも認知されているも当時は所謂ジープ型の概念、元祖三菱ジープを始めパジェロやランクル、サファリにビッグホーン、そして変節型?で元々はボントラだったハイラックス、ダットラ(テラノ)、プロシード等のワゴンタイプで占められる中、X-90はある意味その固定概念に風穴を開けるモデル、ラダーフレームの大径タイヤに何と2シーターのTバールーフのセミオープンボディを載せるという大技を繰り出し注目を集めました!

RVベースながらいかにもスポーツカーのような売り出し方?Tバーを大々的にアピールするも内装の雰囲気は当時のカルタスやアルトと大差ない質素さw
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発売前、各国のモーターショーで参考出品されその評判は上々、日本でも好評だったX-90は参考出品から2年後、”売れる”と判断したスズキは意を持って発売、しかしイザ蓋を開けてみると…

大径タイヤに背高の2シーターノッチバッククーペボデイ、そのスタイルも決して流麗ではなく当時2ドアのエスクードベースの為、W/Bは僅か2200㎜という寸詰まり、そして荷物スペースも殆どなく2名しか乗れない実用性皆無、ルーフはオープン気分満点の無意味なTバーというこれだけ聞けば完全なスポーツカーながらもラダーフレーム付きパートタイム4駆というどっち付かず、RVとしての走破性もエスクードや他のRVに較べると最低地上高が低く悪路走破にもイマイチという内容、前々回このコーナーで取り上げたギャランスポーツもそうですがこのクルマ、どういう用途、愉しみに向くのか?意味不明 という印象しかなくスズキとしてはあれだけショーモデルで評価されたから出したのに…評価した連中は責任もって買えよ!ってな心境だったと思います(笑)

うーん、一部では”カワイイ”と言われたスタイリング、ワタシ的にはその前に”キモ”を付けたくなり未だ首傾げなデザインに感じる(個人的見解)
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走破性を訴求する場面もあったながらこれとて2駆の一般車よりはマシってレベルでRVとしては落第!?
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X-90内容

駆動 パートタイム4WD
搭載エンジン G16A型 1.6L SOHC 100PS/14.0Kgm
ミッション 4AT/5MT
足回り Frストラット/Rrトレーリングアームコイルスプリング
車両寸法 ホイールベース2200mm 全長3710mm 全幅1695mm 全高1550mm
車重 1100kg

これはワタシも未経験なクルマ、ラダーフレームで1t超えで100psのG16Aエンジン、このエンジンはエスクードで体験していますが絶対パワーがない代わりにフラットなトルク特性で扱い易いエンジン、ただX-90では見かけ的にやや苦しいエンジンじゃないかな?って気がします、このボディで1.6Lだから遅いって事はないだろうけど…

G16A型エンジン
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X-90、ここまで述べてきたようにRVなんだかスポーツカーなんだか分からない、RVとスポーツカーというイメージの乖離が激し過ぎたしTトップからなるオシャレな演出も大径タイヤと寸詰まりボディで台無し、去りとて道楽者の遊びクルマとしては高くつく1.6Lモデルって事で売り上げはサッパリ、3年強で1月平均33台と言う内容で廃盤となりました。

古くはマイティボーイ、そしてツイン等と並びスズキの旺盛な冒険心を表した代表的モデルには違いないX-90、お寒い評価しかなかった往時とは異なり現代では再評価される趣もあるのは認めますしSUVというカテゴリーが浸透した現代ではそう違和感のないモデルかもしれません、時代がX-90に追いついた?SUVとかスポーツカーとかワゴン(シューティングブレーク)等の線引きが曖昧になった今だったらひょっとしたらX-90、”変態”なんて正しく呼べなかったかも!?!?しれませんナ(^^)v

変態度指数:★★★★★
ブログ一覧 | 変態車 | クルマ
Posted at 2023/01/09 17:54:07

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この記事へのコメント

2023年1月9日 19:49
お疲れ様です。

このデザインでTバールーフならいっそのことカプチーノのボディを載せた方が売れたかもしれませんよ(笑)
ジムニーにマイティボーイのボディ載せたみたいにね!

このX90 某車雑誌の『HOTY』(変態車オブザイヤー)で2015~2016イヤーカーに選ばれてます(笑)
実は主催者に請われ私も選考委員の末席にいたりします(爆)
コメントへの返答
2023年1月9日 23:04
こんばんは。

人並みの美的感覚は持ち合わせているつもりですが何のボディにしようがこの下半分ではクロカン以外似合うモノはないのでは?と感じます。

今や大人気のトヨタの高級SUVも出た頃ってX-90の感じがしたんですがそこがトヨタとスズキの違いなのか?無事に着実に売れるのを見て自分のセンスを疑う事もありましたがw
2023年1月10日 8:11
本年もよろしくお願いします^_^

発表時からずっと思ってるのですが、
ひと目でそれと分かる
初期型NAロードスターミラーの流用(笑)

クルマの形に合うミラーを作ってもらえず、
最も似合いそうな物を拝借してたんでしょうね。
コメントへの返答
2023年1月10日 13:31
こちらこそ今年も宜しくお願いします!

なるほど、言われてみるとそうですね、興味ないので初めて知りましたw
コストカットに長けたスズキ、こういう部分は得意でしょうね。

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