
信州夏の定番 ビーナスライン走行&上高地
を、巡ったのは もう2年前ですか!?
天気は悪くなかったが稜線辺りに雲が多く、スッキリと山々を見渡せなかった。
今回、リベンジを果たした後、駒ヶ根方面へ向かい、妻の高校同級生との懇親(同窓会?)を組み込んだ避暑地ドライブ旅を企てたが、都合が合わず持ち越しになりそうだ!?
7月末は墓参り帰省、8月上旬は毎年恒例となってきた孫のお泊り(預かり)会が決まっているし、
混雑するお盆(夏)休みはプー太郎の外出自粛期間だし・・・・・・
ビーナスラインといえば友人別宅が近くにあるが、9月の訪問は決まっているし、
これだけ暑いとご家族の避暑地避難もあるだろうと、いずれにしても素通り見込みだったが・・・・・
外界より涼しい高地への避暑地ドライブ旅、行きたいですね!?
ビーナスラインだけじゃなく、志賀高原や那須高原、谷川岳方面も候補だが・・・・・
さて、暑苦しい時期に、涼しさを想像させるこんな記事がネット上に載りました。
北アルプスで夏のお花畑が見頃 白や黄色の花々に見入る登山客たち
信濃毎日新聞デジタル
「北アルプス涸沢で夏の高山植物のお花畑が見頃を迎えている。」という記事で、
奥穂高岳に向かう「パノラマコース」の登山道脇では24日朝、白い花を咲かせるハクサンイチゲや黄色いシナノキンバイに登山客が見入っていた。
という内容でした。
そして、もう1枚の画像にリンクが貼られていた。
【写真】北アルプスで見つけた、珍しい白色のコマクサ
確かに、白色のコマクサがあるとは知らなかった!?
こちらは随分前になるが、横手山で撮影したコマクサ
さて、自分は コマクサ に特別な反応をしてしまう!?
切っ掛けは、50年前、半世紀前からである!?
ちなみに、友人たちが、知っているか、知らないか は分からないが、
母校の学章にはコマクサがあしらわれている!?
また、出会いの場となった寮も、そのまんまの こまくさ寮 だったし、
引き継がれた法被(半被?)にもコマクサがあしらわれている!? (友人画像拝借)
さて本題だが、話は大学受験まで遡る!?
既に、半世紀も前のことだ!?(笑)
現在とは大きく異なる部分が多く、現在の若者には理解できないことも多いと思うが、
当時、遠方から受験した場合、合否はどうやって確認したか?
現在だったら、ネットで合格者の発表があり、そのページに受験者が確認しに行くんでしょうかね?
まぁ、手間は掛かりませんね!?
しかし、我々の時代はネット環境なんて無いし、合格発表自体が、大学構内の掲示板に合格者番号が書かれた用紙を貼ってというものでしたから・・・・・
地元受験者は再訪して自分の目で確認でしたね!?
もちろん、合格者には後日手続き書類などが送られてくるのだが・・・・・
そんな遠方から来た受験生の合否確認は、再訪ではなく、
「合格電報」 の発信依頼で対応していた!?
依頼先は業者だったのか、学生のアルバイトだったのかは定かではないが・・・・・
静岡から信州となると、現代でさえ小旅行だ!?
しかも、試験は2日間に及んだので宿泊は必須!?
当時はまだ長野新幹線も開通していないので、尚更・・・・・
まぁ、本人にも受験記念プチ旅の気持ちが無かったとは言い切れない!?(笑)
もう来ない地かもしれないと、家族分の土産を買って帰った記憶があるし・・・・・(笑)
特急(急行?)の便もそんなに数多く有るわけではなく、最終科目の試験中に抜け出さないと間に合わない時間の列車を予約してあった自分も、しっかり電報は依頼して帰って来た。
いつ、どう、手配したかの記憶は皆無だが、多分余裕のあった初日に手配したのだろう!?
「合格電報」を認知している方の一般的な認識だと、
合格者に「サクラサク」、不合格者には「サクラチル」という文面の電報が届く というものだろう。
多分だが、古来より桜の美しさ、可憐さに心惹かれ、また、桜は春の訪れを告げる神や精霊が宿る存在と考えていた一般的な日本人の思いに合致した合格者への歓喜の知らせの意味合いでの桜の入れ込みだったと思うが・・・・・
決して、もう一つの桜に対する感情、はかなく散ってゆく命の短さから死生観を考えたりする対象として、不合格者への傷に塩を塗る選択とは思いたくないが・・・・・(笑)
しかし、母校は、
桜が 咲き も 散り も しませんでいた!?
合格:
「コマクサノハナヒラク」(駒草の花開く)
不合格
「シナノジハユキフカシ」(信濃路は雪深し)
※ コマクサハホホエム (駒草は微笑む)もあるようだ。
コマクサの開花時期は、7~8月の今頃!?
普通、3月には咲くことはない!?
天変地異の異常気象による開花?
青天の霹靂?
だったのでしょうか?(笑)
しかし、季節外れの開花、狂い咲きが無かったら、その後の50年は全く異なったものになっていた訳で、人生のターニングポイントといっても過言じゃないですかね?
良かったのか? なかなかのものだったのか? 悪くなかったのか?
なんか、言わされている?(笑)
無言の圧力のようなパワーを近くから感じる・・・・・
発信源は、近くにいる 元信州乙女 か?
同時に、愚痴も聞こえる!?
「そりゃあぁ、貴方の人生はね!?
私が犠牲になって、支えたから・・・・・
それに引き換え、私の人生は・・・・・
見返りも少ないし、割が合わないわ!?」
幻聴ですかね!?
気にしないで続けましょう!?(笑)
ちなみに、当時の個人情報の取扱も現在とは大違い!?
まぁ、タレントの自宅住所録が雑誌のおまけで付いていたり、高額所得者名が発表されたり・・・・・
さすがに、家で取っていた全国紙 朝日新聞 では無かった(と 思う)が、
地元紙 静岡新聞 では、国公立大学の合格者氏名が発表翌日に掲載されていた。
(有名私立もあったかも?)
発表当日の夕方、電報は届いたが、子供を信じきれない親は、(笑)
伝手を頼って 静岡新聞社 まで確認を依頼、
夜に「間違いない!?」との報告が届き、やっと安堵!?
翌朝、自分が起きる前には、静岡新聞 を買って来ていました!?
既に支払っている他校の入学金や授業料が完全に無駄に終わるというのに・・・・・(親馬鹿?)
まぁ、入学金:50,000円、授業料:36,000円/年(3,000円/月)、半期単位の支払いと、
新たに払う分の負担が少なかったのがせめてもの親孝行だったでしょうかね?
かなりの歳になってから保存していた電報も見せられましたが、流石に今はどこに行ったか・・・・・
さて、合否電報の電文、確認してみると各大学で特徴があり、面白電文も多いのでちょっと紹介しておきますね!?
北海道大学
合 格: 「エルムハマネク」(エルムは招く)
不合格: 「ツガルカイキョウ ナミタカシ」(津軽海峡 波高し)
※ エルム(ハルニレの通称)は大学校友会のシンボル & キャンパス内に群生
小樽商科大学
合 格: 「アカシアノハナガサク」(アカシアの花が咲く)
不合格: 「ジゴクザカコロゲオチル」(地獄坂転げ落ちる)
※ 見た中で一番酷い言い回し?
秋田大学
合 格: 「ナマハゲカンゲイスル」(ナマハゲ歓迎する)
不合格: 「オバコヒトリネアキタ」(おばこ独り寝飽きた)
※ おばこ とは 少女 や 若い女性 のことです
信州にもありましたよ!?
そんな信州乙女も、半世紀経つと・・・・・
山形大学
合 格: 「ジュヒョウカガヤク」(樹氷輝く)
不合格: 「ガッサンシンドウツウコウドメ」(月山新道通行止め)
千葉大学
合 格: 「ボウソウノナミハハルオツゲ キミオマツ」(房総の波は春を告げ 君を待つ)
不合格: 「ナリタクウコウキリフカシ」(成田空港霧深し)
東京大学
合 格: 「アカモンヒラク」(赤門開く)
不合格: 「イチョウチル」(いちょう散る)
※ 一応知りたいでしょうから参考まで!?
東京商船大学
合 格: 「トラトラトラ」
不合格: 「チンボツ」(沈没)
※ 笑っちゃいました!?
静岡大学
合 格: 「フジサンチョウセイフクス」(富士山頂征服す)
不合格: 「スルガワンイマダナミタカシ」(駿河湾未だ波高し)
三重大学
合 格: 「イセエビタイリョウ」(伊勢海老大漁)
不合格: 「イセワンニテザショウ」(伊勢湾にて座礁)
奈良教育大学
合 格: 「ダイブツヨロコブ」(大仏喜ぶ)
不合格: 「ダイブツノメニナミダ サイキコウ」(大仏の目に涙 再起乞う)
鳥取大学
合 格: 「シロウサギブジシマワタル」(白兎無事島渡る)
不合格: 「サキュウニユウヒシズム」(砂丘に夕陽沈む)
※ 因幡の白兎神話に徹し、不合格:「シロウサギワニザメニケヲムシリトラレル」の方が・・・・・
高知大学
合 格: 「クジラガツレタ」(鯨が釣れた)
不合格: 「リョウマノメニナミダ」(龍馬の目に涙)
鹿児島大学
合 格: 「ミナミジュウジセイカガヤク」(南十字星輝く)
不合格: 「サクラジマバクハツセズ」(桜島爆発せず)
※ 桜島爆発せずなら、合格のような・・・・・