![ユーノスコスモ。 ユーノスコスモ。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserDiary/2956678/p1m.jpg?ct=6935d7cac189)
今日は旧車と呼ぶにはちょっとあたらし目の
ネオヒストリックカー
ユーノスコスモ
を取り上げたいと思います。
世界初のロータリーエンジン(RE)を搭載したコスモスポーツ、ラグジュアリーなスペシャリティカーへ転身しRE・レシプロ両エンジンを設定した2代目コスモ、2ドアの他に初の4ドアセダン&ハードトップを投入した3代目コスモまでの流れを断ち切り、1990年4月にマツダブランドではなく前年発足した新チャンネル『ユーノス』ブランド車として登場。
4ドアやレシプロエンジンの設定があった先代までとは異なり、RE搭載・大柄な高級3ナンバー・2ドアクーペのみの設定。内外装共に今までの国産車にはなかった重厚かつ美しいデザインが特徴。
搭載エンジンは2ローターの13Bとユーノスコスモのために開発した3ローター20B。それぞれにシーケンシャルツインターボを装着し前者は230PS/30.0kgm、後者は280PS/40.0kgmの大トルク!このクルマにはトラクションコントロールという装置が未設定だったこともあり、とくにこの20Bツインターボはラフな発進をすると後輪が激しく大暴れするというほど…。
それに元々燃費に関してはお世辞にも良いとはいえないREでさらにツインターボを装着したことにより、実用燃費については想像に難くないでしょう(笑)
ちなみに当時の雑誌テストによる市街地燃費は
4Km/L台!!
今でこそ輸入車やレクサスといった所謂プレミアムブランドが市民権を得てますが、バブル期といえどもこのような大型高級クーペが売れるということはなく、バブル経済崩壊後にはマツダの多チャンネル政策が失敗したこともあり殆ど売れなかった悲運のスペシャリティカーでしたねぇ。
『シーマ現象』なる流行語を生み出しバカ売れした初代日産シーマとは異なりますが、当時まだ珍しかったカーナビを搭載したりリアサスには後輪1輪につき2本のダンパー(ツインダンパー)を採用するなどコストがたっぷり掛かったユーノスコスモもある意味『バブルの申し子』的クルマではないでしょうか。
今でこそユーノスコスモを見るとそれほど違和感はありませんが、バブル崩壊後はいかにも浮世離れしていた雰囲気。
そういう意味では『バブル青田』こと青田典子嬢にもっとも相応しいクルマではないかと思います(笑)
画像は約半年前に国道12号線沿いの某市中古車店で見つけた個体で、もう一台ありました。
ブログ一覧 |
いろんなクルマ・マツダ編 | クルマ
Posted at
2006/10/11 09:24:07