
ブルーバード・ブログ最後は、ブル史上初となる4WDモデルが話題となった
8代目U12型
を取り上げます。
1987年に8代目U12型へとフルモデルチェンジしたブルーバード。先代U11型の直線的なフォルムから適度に丸みを帯びた美しいフォルムへと変身。
エンジンは直4・1.6、1.8、1.8DOHC&DOHCターボの各ガソリン、2Lディーゼルを用意。そして駆動方式はU11から採用となったFFの他に日産初のセンターデフ方式フルタイム4WD『アテーサ』を用意。CMでもアテーサを大々的にアピールする展開をとっていました。
当時の国産車はファミリアに始まり、セリカやギャランといったDOHCターボ&4WDを組み合わせた所謂『スポーツ四駆』が各社から登場、U12の前年にパルサーが生活四駆である『フルオート・フルタイム4WD』を出していたのでこのU12が日産にとっては初のスポーツ四駆となった訳です。また雑誌ではU11とギャランVR-4の比較がよく行なわれていたものでした。
後期モデルではDOHCエンジンをCA型から新開発SR型へ換装されたのがニュース。
またU12は4ドアセダン&ハードトップのバリエーションでしたが、ラリーコンペ用ウェポン『SSS-R』や豪州からの輸入5ドア『オーズィー』といったレア車があったのも特徴でした。
個体はグリル形状などから後期モデル4ドアハードトップでしょう。
ブルーバードといえば運転しやすさや使い勝手の良さといったファミリーカーの基本を忠実に守りながらも、SSSに代表されるスポーティさも上手くバランスされていた名車。事実、親父が昔510に乗っていたそうですし10年ほど前には9代目U13型が我が家のクルマでしたので
(コチラ)ブルーバードというネーミングは親近感があります。しかし、ここ数年は『ブルーバードシルフィ』としてブルーバードの名前は辛うじて残っているもののシルフィの名前が前面に出され、かつてSSSに代表されるようなスポーツマインドが削がれてしまったのはクルマ好きとしてはとても残念でなりません。
またいつか、スポーツマインド満載の『ブルーバードSSS』が復活することを祈ってブルーバード・ブログを閉めたいと思います。
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親父の過去のクルマたち⑤
Posted at 2006/12/11 10:38:12 | |
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