アメリカ内陸の東部、
テネシー州の州都ナッシュビル。
ストリートでインディカー初開催のこの地は
ミュージックシティという異名を持ち、
今回のGP名に入っています。
その通りに
ダウンタウンにある音楽スタジオ数は約200、
大手レコード会社が4社もあるという一方、
ブリヂストンや日産自動車の北米の拠点であったり
興味深い所ですね。
コースとしては大きなブリッジを行き来するという
ユニークな設定なんですが、最初は
橋の繋ぎ目を埋めていた箇所が
かえって飛び出てマシンが飛び跳ねてしまう状況。
決勝に向けて改善するために削るというドタバタもあったようです。
琢磨はここでも最近の傾向のままでプラクティス、
予選と苦労し、
今季ワーストの
24番手スタートとなりましたが、決勝では挽回!
序盤からフルコースイエローが連発する中、琢磨は上手く抜いていって
11ポジアップの13位まで来ていたんですけど、3回目のリスタート後のこと。
前でマシンが絡んでコースをふさいだアウト側に琢磨は行ってしまってどうにも
回避できず、右フロントサスペンションにダメージを負ってしまいました。
クルーはマシンの修復を試みるもダメージは大きくて時間内にできず、
琢磨は25位リタイア。
ほんと、決勝スタートからの調子良かっただけにとても残念でした;;
それでもドライバーズランキング10位はキープ。
残りのラウンドが少なくなってきましたけど、また次に期待ですね!
それにしても、フルコースイエローが多かった。
全7回!!^^;
2021 RACE HIGHLIGHTS // BIG MACHINE MUSIC CITY GRAND PRIX
佐藤琢磨(25位DNF)
「 本当に厳しいレースとなりました。ナッシュビルはすばらしい雰囲気で、実にエキサイティングなレースでした。スタートでは多くのクルマが入り乱れ、混乱が起きてアクシデントが多発しましたが、私はすべてを避けることができました。実際、私はコース上でライバル勢をオーバーテイクし、前方のグループに追いつき、13番手まで順位を上げました。レース序盤、かなり勇気づけられる戦いができていました。しかし、再スタート時にクラッシュが発生、私の目の前でクルマが絡み合いタイトなコーナー部にストップしました。タイトなコーナーで2台が並んで止まったので、避けきれずにぶつかり、フロントサスペンションを破損しました。ピットに戻ることはでき、クルーたちがすばらしい働きをして、修理を試みたのですが、残念ながら重要なパーツの一つが修復不能な状態になっており、レースに戻ることは叶いませんでした。とてもエキサイティングで、おもしろいレースとなっていたので、レースを戦い続けたかったところです。次のレース、インディグランプリでいい戦いぶりを見せたいと思います。」
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'21 INDYCAR SERIES | 日記
Posted at
2021/08/13 23:51:13