新型BMW 8シリーズ、4ドアのグランクーペ M850iがニュルに出現 写真8枚
4ドアのM850i 実車画像
新型BMW 8シリーズの4ドア車、グランクーペのホットモデル「M850i」が、ニュルブルクリンクに現れた。
3月のジュネーブモーターショーでM8グランクーペ・コンセプトが発表されて以来、実車が目撃されるのは初めてのことだ。
2ドアの8シリーズは840dで7万6270ポンド(1078万円)から、M850iで10万45ポンド(1413万円)からとなっている。グランクーペもおおむね同様となるだろう。
一方、市販版M8は610ps程度となり、8シリーズの3種類のボディスタイルすべてに設定されるようだ。
グランクーペの量産化のスケジュールについても、情報が入っている。
2019年後半 生産開始へ
グランクーペの生産開始は、2019年後半となる見込みだ。そのスタイリングは2ドア版と概ね共通だが、リアのルーフラインが若干高くなり、後席の乗員のヘッドルームを確保していることがわかる。
なお8シリーズ・クーペの発表に続き、コンバーチブルとグランクーペの商標画像をAUTOCARでは入手している。その画像からは、前後のデザインが2ドア車とほぼ同じであることが確認できる。
今までのラインナップだとライト周りの意匠を変更してくるから見慣れればライト形状から見分けられるんだろうけど
動画 新型BMW 8シリーズ・グランクーペ M850i、ニュル走行シーン
もくじ
ー ニュルでテスト中 3つのボディスタイル
ー M8も登場 4.4ℓV8 609ps
ー 頂点のモデル 独自のポジション
ニュルでテスト中 3つのボディスタイル
登場間近のフラッグシープ・クーペでBMWは8シリーズの名を復活させる予定であり、いま、4ドアのグランクーペ・バージョンがニュルブルクリンクで限界走行テストを行っている。
3月のジュネーブ・モーターショーでM8 グランクーペ・コンセプトとしてプレビューを行った、ポルシェ・パナメーラのライバルモデルだが、その登場は2ドアモデルに数カ月遅れ、2019年となりそうだ。
2ドアには7万6270ポンド(1109万円)のディーゼルモデルとなる840dと、ガソリンエンジンを積む10万45ポンド(1455万円)の850iが設定されるが、グランクーペも同様のモデルラインナップとなるだろう。新たに公開されたビデオには、V8エンジンを積んだM850iのプロトタイプが、BMWのエンジニアたちによって、ニュルブルクリンクのノルドシュライフェでテストされている様子が映っている。
一方、量産モデルのM8は、同じV8エンジンながら、さらにチューニングのレベルを上げることで609ps以上のパワーを発揮し、8シリーズで3つあるすべてのボディスタイルで選択することが可能だ。
グランクーペの量産開始は2019年となる。基本的なプロポーションは2ドアモデルと変わらないが、リアシートのヘッドスペースを確保するため、リアのルーフラインが引き上げられている。
8シリーズ・クーペの公開画像と、コンバーチブルとグランクーペの特許用画像から、それぞれのデザインの違いを確認することができる。BMW愛好者向けサイトで公開された写真では、両者ともフロントとリアは2ドアモデルと非常に似ていることが分かる。
M8も登場 4.4ℓV8 609ps
以前ニュルブルクリンクでのテスト中に撮影された写真からは、M8クーペとコンバーチブルの違いが明らかだ。トップの形状が異なるのは当然だが、それぞれに独自のシルエットを与えるため、トランクフードの形状も別々のものとなっている。
これまでのところ、8シリーズではスタンダードの2ドアモデルのみが公開されており、グランクーペとコンバーチブル、さらにM8はこの後発表される予定だ。
11月の発売が予定されている8シリーズをベースにしたM8では、BMWの4.4ℓV8 ツインターボエンジンが搭載されることになるが、このエンジンは今年前半のデイトナ24時間に参戦したレーシングM8にも積まれていた。
レース用リストリクターの装着を心配する必要がないロードカーでは、最新M5の600psを上回り、メルセデス-AMG S63クーペの585psを凌駕する609psを発揮する見込みだ。
Mディビジョンのトップ、フランク・ヴァン・ミールは、M8の開発がノーマルの8シリーズと同時期に開始されただけでなく、並行して進められたことを明らかにしている。ヴァン・ミールはM8について、「8シリーズの遺伝子をベースに、サーキットでの能力と、シャープで、正確、そして俊敏な動力性能によってそのDNAを強化したモデル」だと表現している。
さらにヴァン・ミールは「BMW Mの名に相応しく、われわれの顧客が真に求めるものを満足させるドライビング体験のために、すべてが注ぎ込まれている」と語っている。
そして、BMWのエンジニアたちは「スタンダードモデルがユーザーにとってスポーティになりすぎることがないように」したが、それはMディビジョンが「M8を相応しいステップアップだと感じて欲しい」からだとヴァン・ミールは話す。
「もちろん、それはすべての8シリーズのオーナーがMモデルを欲しているわけではないからでもあります」とヴァン・ミールは続けている
頂点のモデル 独自のポジション
「このクルマはわれわれのラインナップの頂点に君臨するモデルであり、現時点では、このクルマを越える量産モデルを創り出す計画などありません。ですから、このクルマにはそのポジションに相応しいスペックが求められているのです」
M8の価格は、7万6270ポンド(1109万円)からスタートするスタンダードな8シリーズからの大幅な上昇が見込まれており、そのスタートプライスはi8をも超えることは間違いないだろう。
ライバルのS63クーペの価格は13万1000ポンド(1905万円)からとなっている。
8シリーズのグローバル・プロジェクトマネージャーを務めるサラ・レスマンは以前本誌に対して、「Sクラス・クーペと911の間には大きなギャップがありますが、8シリーズがその中間に位置するようなことがあってはならないのです。すべてにおいてベストなモデルとして、8シリーズ自身がそのポジションを決める必要があります。パフォーマンスの面では911に近く、Sクラス同等のエレガントさと高級さをもつマテリアルを使用したモデルでもあるのです」と語っている。
ポルシェ911 ターボのスタートプライスは12万8692ポンド(1871万円)だ。
BMWはM8のレーシングバージョンとなるM8 GTEで、今年のル・マン24時間レースにファクトリーチームとして参戦している。このファクトリーチームとしての参戦は6年ぶりのことだった。
https://www.facebook.com/autocarofficial/videos/1026771564196601/
BMW・8シリーズに4ドア版「グランクーペ」が追加。トップモデルは600馬力の「M8グランクーペ」か?
BMWは3月のジュネーブモーターショーで「8シリーズ グランクーペ コンセプト」を公開しましたが、その市販型プロトタイプを初めてカメラが捉えました。
「8シリーズ」の4ドア版が「グランクーペ」ですが、「4シリーズ」「6シリーズ」に続く第三の「グランクーペ」モデルとなります。今回は2つの開発車両のスクープに成功しました。輸送中のプロトタイプがベースモデルですが、黒いホイールのプロトタイプは頂点に君臨する『M8 グランクーペ』の可能性があります。
ベースモデルのパワートレインは4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は530psを発揮します。一方最強「M」モデルの最高出力は600ps以上に高められると予想されます。また「M5」と共有する4WDシステム「M xDrive」の搭載も確実視されています。
シャシーには「7シリーズ」から流用される「CLAR」プラットフォームを採用、「CFRP」(カーボンファイバー強化プラスチック)を多用し、軽量&剛性に特価しています。捉えた「M」開発車両は、コンセプトモデル同様のアグレッシブなフロントエアインレット、サイドシル、リアバンパーにはエアアウトレットを備えていますが、エキゾーストパイプはスクエアタイプに変更されています。
グランクーペのライバルは、アウディ「A7」、メルセデス「CLS」ですが、「M8 グランクーペ」はアウディ「RS7」やメルセデス「AMG GT 4ドアクーペ」ら高性能モデルと市場で争うことになります。
BMWは先日、2019年内に2ドアのオープンモデルの8シリーズカブリオレと、この「グランクーペ」をリリースすることを発表しています。
(APOLLO)
Posted at 2018/08/18 15:15:26 | |
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