2020年01月10日
公道を走れるレーシングマシン! アスリートも納得する唯一無二の“激辛系”
知る人ぞ知るイギリスのスーパースポーツカー
見た目はル・マン24時間レースを闘うプロトタイプのレーシングマシンそのもの。「ほとんどの人にまず車名を尋ねられます」。そう楽しそうに語るのはオーナーの北川陽介さん(36歳)。「クルマ」と呼ぶにははばかられるほどレーシーなオーラを放つ北川さんの愛車は“アルティマMkIII”。
購入の経緯は、以前所有していた996型ポルシェ911GT3の購入の際に面倒をみてもらった、埼玉県草加市の畑野自動車の社長からの1通のメールがきっかけだったという。「北川さんが大好きなノーブル(イギリスのスポーツカーメーカー)がかかわったクルマが入庫したから一度乗りに来ない?」と。
熟練の職人が組み上げた3.5リッターV8をミッドシップ
“アルティマ”は1983年にリー・ノーブルによって創設されたNOBLE MOTOR SPORT LIMITEDが開発するブランド。MkIIIは1985年から92年までに13台のみ製作されたレアモデル。そのうち2台は、(マクラーレン社のスーパースポーツカー)“マクラーレンF1”を開発する際のベースモデルとして使用されたため、現存するのは多くても11台だといわれている。
スチール製のパイプフレームをもち、約300馬力を発生するローバー製3.5リッターV8エンジンを車体中央に搭載。そのエンジンは熟練の職人による手組みで、ヘッドカバーには問い合わせ先の電話番号も刻印されている。エアコンやパワステ、ラジオといった快適装備はいっさい省かれ、走りに徹したコクピットもまたレーシングマシンそのものだ。
「ガレージで保管していますが、ホコリが被るのがイヤで。とりあえず、愛車の写真を添付してイギリスのアルティマ社にボディカバーの有無を直接メールで問い合わせてみたんです」と北川さん。 すると先方から「あなたのクルマはプロトタイプ(試作モデル)のMkIIIだから既製品は使えません」という驚きの返信が!
ちなみに、MkIIIは日本国内には北川さんが所有している個体1台しか存在しないという。「何から何まで知らないことばかりで、いまでも新しい発見の連続です」。
これほどの希少なモデルともなると、維持していくうえで部品の供給が不安だが、日頃のメンテナンスも請け負う畑野社長いわく、「当初は心配でしたが、部品形状を見た時にTVR(イギリスのスポーツカーメーカー)とほとんど同じ部品を使っていることがわかりました。修理などで困ることはないですね」。
そんなこともあってか、北川さんは所有しているだけでは飽き足らず、サーキット走行会やレースのほか、ヒルクライムレース=登坂競技にエントリーしてクラス優勝を飾るなど、畑野自動車のサポートを受けながら、アルティマ本来のパフォーマンスを存分に楽しんでいる。
トランスミッションは“G50”と呼ばれるポルシェ911(1987年以降モデル)と共通のHパターンの5速マニュアルトランスミッションを搭載するが、「難しいのは、まったくシフトのストロークがないことです。とくに1速と3速の間隔が5mm程度なので、3速から2速のシフトダウンで左下のリバースギアに入れ間違いそうになることも。対策としてワンオフステー(一定の角度で保持するための金具)をつくってもらいました。できるだけオリジナルの状態を保ちながら、運転しやすくするための最小限のモディファイを加えています」。
安楽なスポーツカーと一線画す不便さ、スパルタンさ
もちろん、ほかにも日常的に使うクルマを所有しているというが、この“実用性”などという言葉とは無縁のクルマの購入にあたっては一家の財布の紐を握る奥様の反応も気になるところ。
「購入前に妻を助手席に乗せて3回ほどプレゼンテーションしました。『このチャンスを逃したら二度と手に入らないんだ!』と説得して。妻もクルマが大好きですから、とくに抵抗はありませんでした」。
さぞ大変な苦労をして走っているのだろうと思いきや…「そうでもないですよ」と涼しい顔の北川さん。
「どこに行っても注目されることを除けば街中も普通に走れます。数少ない欠点をあげるとすれば、カウルに覆われているためリヤウインドがなく、高速道路の合流でサイドミラーにしか頼れないことと、コクピットが猛烈に暑くなることです。シートの真後ろがエンジンなので、とくに夏場はカチカチ山のタヌキにでもなった気分です(笑)」
それにしても、このレーシングマシン然としたアルティマに惚れ込む北川さんとはいったいどんな人物なのか?
学生時代はボクシングにのめり込んでいたという北川さん。「昔からフェアなスポーツが好きで。体重別でクラス分けされたボクシングは公平性が高く、自分に向いていると思ってずっと続けていました。真剣に取り組み、23歳の時にはプロテストを受けられるレベルまで上達しました」。
ところが、同時期にちょうど仕事が忙しくなり、それまでのトレーニングを継続することが難しくなってしまった。最近になって、ようやく多少落ち着いたため再開しようとしたものの、ボクシングのリングに上がれる年齢制限はとっくに過ぎていた。
そんな時に出会ったのがフランスの国技・サバット(キックボクシングに似た格闘技)だった。北川さんはここでも才能を発揮。現在、日本国内ではメダルを獲るほどの実力者として知られる。
取材を終えて、アルティマのドライビングシートに座らせていただいた。怠惰な生活で緩みっぱなしの身体は、窮屈なバケットシートにねじ込むのもひと苦労。岩のように重たいクラッチペダルを踏み込もうとしたら、今度は足が痙る始末だ。
なるほど。アルティマMkIIIに付いているナンバープレートはオマケのようなもの。本質はストイックに身体とメンタルを鍛え上げたアスリートだけがステアリングを握ることを許されるリアルレーシングスポーツカー。
まさに、北川さんとアルティマMkIIIはこれ以上ないカップリングということだ。
やっぱり畑野自動車さんでしたかw
Posted at 2020/01/10 21:52:41 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年01月10日
20世紀の最高傑作「マクラーレン F1」。伝説を生んだ史上初の1億円カー(1992)【名作スーパーカー型録】
McLaren F1
マクラーレン F1
ブルース・マクラーレンの夢を具現化
1992年5月12日、伝統のF1GPで賑わうモナコの街で、後に20世紀に誕生したスーパースポーツの最高傑作とも評されることになる1台がその存在を明らかにした。「F1」というきわめてシンプルな、しかしながら絶対的な価値をもつネーミングを掲げたこのモデルを発表したのは、1989年にイングランドの地に創立されていたマクラーレン・カーズ・リミテッド社。それは当時のTAG マクラーレン・グループによって設立された、スーパースポーツを生産することを目的とした会社だった。いつの日か自らの名を掲げたオンロードカーを世に送り出したいという夢は、マクラーレンの創始者であり、その夢半ばにして1970年にカンナム・カーのテスト中に事故死した、ブルース・マクラーレンが常に胸中に思い描いていたものだったという。
1億円を超えるも納得の内容
それから20年以上の時を経て、その夢はロン・デニス、ゴードン・マレー、そしてクレイトン・ブラウンといった、マクラーレンの中心的な人物らによって現実へと導かれることになった。マクラーレン・カーズ・リミテッド社は、それを唯一の目的として誕生した自動車メーカーであり、1992年のモナコGPでは、そのプロトタイプとともに53万ポンド(当時のレートで、約1億18000万円)という衝撃的な価格も同時に発表された。しかし、当時センセーショナルな話題として伝わったこの価格も、その実車を見た者には十分すぎるほど納得のいくものだったに違いない。そこにはF1マシンのようなレギュレーションによる制約がない分、さらに進化を遂げたスーパースポーツとしてのデザインやメカニズムが、一切の妥協を許すことなく採り入れられていたからだ。その評価はもちろん現在に至っても変わることはない。
世界初のカーボンモノコックを採用
マクラーレン F1は、ロードカーとしては世界初となるカーボンモノコックを基本構造体に採用したモデルだ。マクラーレンはF1GPの世界においても最も早く、1981年にはカーボンモノコックを導入した、いわばパイオニア的存在。ロードカーのF1は、このモノコックをリヤフェンダーなどと一体成型したセミモノコック構造で、一方フロントにはクラッシュボックスアッシーと、そのサブモールディングが組み合わされ、前方からの衝突時に安全性を確保する仕組みになっている。
シンプルなエクステリアに隠された斬新な機能性
エクステリア・デザインも現代においてもなお魅力的なフィニッシュを見せている。そのボディにはレーシングカーのような派手なエアロパーツは採用されていないものの、リヤには収納時を含めれば3ポジションが設定される可変式のリヤウイングが備わり、ブレーキング時にはライズアップし、エアブレーキとしての機能も果たす。この前後の荷重移動を最小限に抑えようというコンセプトは、後にメルセデス・ベンツ、メルセデス AMGとの3社で共同開発されたSLR マクラーレンなどにも継承されていくことになる。
ブラバム BT46B譲りの強制排気システムを採用
マクラーレン F1は、もちろんアンダーボディによってダウンフォースを得る、いわゆるグランドエフェクトカーだが、その効果をさらに高めるために流れてきたエアを強制排気するための電動ファンを装備していることも大きなトピックスといえる。ちなみにF1GPの世界ではブラハム BT46Bで初採用されたものの、後にレギュレーションによって禁止された。このシステムを当時考案したのもまたゴードン・マレーであった。
F1マシンをも思わせるセンターシート
インテリアは、現代のスーパースポーツと比較すると、シンプルな仕上がりだ。特徴的なのはやはり、ドライバーズシートをセンターに、そしてその左右にパッセンジャーシートをレイアウトするというデザイン。シフトレバーやメーター、あるいはスイッチ類などの違いはあるものの、センターに着座したドライバーは目前に広がるシンメトリーな空間を目にして、あたかもフォーミュラーカーをドライブするかのような感覚が得られる。メーターパネルのセンターには、フルスケールで8200rpmを刻むエンジン回転計が配置され、いかにも走りに徹したスーパースポーツらしい硬派な雰囲気が演出されている。
BMW製の自然吸気式V型12気筒エンジンを搭載
このF1のミッドに縦置き搭載されるエンジンは、BMWの子会社であるM社から供給された「S70/2」型と呼ばれる6064ccのV型12気筒DOHC自然吸気ユニット(名エンジニア、ポール・ロッシュの手によって誕生した名機)。スーパースポーツの世界では当時、フェラーリ F40やブガッティ EB110などターボエンジンが全盛を誇っていたが、マクラーレンは精密の極致ともいえるチューニングを受けて完成された自然吸気エンジンをF1に採用した。ちなみにこのエンジンは補器類を含めても、重量はわずかに260kg。エンジン全長は驚くことに60cmしかない。
注目の最高出力は627psを発揮、レブリミットは7500rpmに設定されていた。カーボン製のトリプルディスククラッチを介して組み合わされるトランスミッションは6速MT。超耐熱合金性のエキゾーストシステムや、遮熱用に使用される22Kの金箔もエンジンルームでの大きな見どころとなっている。前後のサスペンションはいずれもダブルウイッシュボーン形式。ホイールはOZレーシング製の17インチ・マグネシウムで、タイヤはフロントに235/45ZR17、リヤに315/40ZR17サイズのグッドイヤー製イーグルF1を装着した。
ポテンシャルの高さが認められレースの世界へ
実際にF1のデリバリーがスタートしたのは1994年のことになるが、その圧倒的な運動性能は早くからレース関係者の間で大きな話題となる。マクラーレンはそもそもこのF1でレース活動を行う計画は持ち合わせていなかったが、その熱烈な要望に応じて1995年1月にコンペティションモデルの「F1 GTR」を発表する。当時のGT選手権にターゲットを定めたそれは、ミッドのV型12気筒エンジンをモノコックにリジッドマウントしたほか、レギュレーションに沿って、さまざまなモディファイが施された。そして同年のル・マン24時間レースでは総合優勝を果たすなど、その戦闘力の高さはすぐに証明されることになった。またこの年に5台が限定生産された「F1 LM」は、ル・マンでの勝利を記念したモデル。エンジンのパワースペックは668psとスタンダードなF1から大幅に向上し、かつウエイトは約70kgも軽く仕上げられていた。
サーキットへと投じられたF1 GTRは、その後も正常進化を続け、最終的に28台が生産されたが、1997年シーズンを前にマクラーレンは、その最終進化型ともいえるモデルを生み出すために、ホモロゲーションモデルとして、ボディをさらにワイド&ロングなフォルムとした3台の「F1 GT」を製作する。結果F1は、64台のスタンダードモデルとプロトタイプを加えて、106台が生産されたというのがマクラーレンの発表である。
マクラーレンの最新作「スピードテール」の原型
2018年10月に発表された、3シーターコンセプトを久々に復活させたスーパーGT「スピードテール」の限定生産台数が106台とされた理由はここにある。マクラーレン F1、そのスーパースポーツとしてのパフォーマンス、そして歴史的な価値は、これからも永遠に変わることはないだろう。
【SPECIFICATIONS】
マクラーレン F1
発表:1992年
エンジン:60度V型12気筒DOHC48バルブ
総排気量:6064cc
最高出力:461kW(627ps)/7400rpm
最大トルク:650Nm/4000rpm
トランスミッション:6速MT
駆動方式:RWD
車両重量:1138kg
最高速度:391km/h
解説/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)
Posted at 2020/01/10 21:48:29 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年01月10日
魅力的なラインアップのおもしろレンタカーが話題のトヨタGRスープラをラインアップに追加!
6時間1万7120円からレンタル可能!
通常のレンタカー店では借りることのできないような、スポーツモデルなどを多く取り揃える「おもしろレンタカー」。同社の最新ラインアップに、話題のトヨタGRスープラが導入され、12月26日よりレンタルが開始されている。
おもしろレンタカーでは、これまで日産スカイラインGT-RやフェアレディZ、ホンダNSX、シビックタイプR、ポルシェなどのスポーツモデルを多数ラインアップし、国内のみならず海外の旅行者などからも人気を得ている。最近ではトヨタ86 GRなどがレンタカーとして追加されている(さいたま中央店)。
今回追加されたのは、もっともベーシックなグレードとなる「SZ」。2L直4ターボを搭載し、軽快な走りが楽しめるグレードとして人気だ。利用料金は1万7120円(6時間)からとなっており、新車を購入したいと検討している人をはじめ、ぜひ話題のトヨタ最新スポーツを体感してみてはいかがだろうか。
レンタルできるのは野田本店となっている。詳細は下記ホームページにて。 https://www.omoren.com/
Posted at 2020/01/10 21:44:56 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年01月10日
スバル新型「レガシィ」いつ登場? 日本で販売される『旧型』と徹底比較!
■もう待てない? 新型「レガシィ」を旧型と比較
スバルが2019年2月に世界初公開した7代目新型「レガシィ」の発表から、まもなく1年が経過しようとしています。
米国では2020年モデルとして、すでに2019年の秋に発売されているにも関わらず、日本では6代目モデルが継続販売されていて、2019年9月には一部改良を受けています。
2019年12月下旬の時点ではモデルチェンジのアナウンスはありません。
ファンが心待ちにする7代目レガシィは、どんなクルマなのか、6代目との比較とあわせて見ていきます。
6代目レガシィは、セダンタイプの「B4」とSUVタイプの「アウトバック」の2モデルが設定されています。2本立てとなるこのラインナップは7代目でも継続されており、今回は初代レガシィにも設定のあったセダンタイプのB4の方に焦点を当てて比較します。
7代目レガシィのボディサイズは、全長4840mm×全幅1840mm×全高1500mm、ホイールベース2750mmです。
外装は、動きを感じさせるシルエットを描きつつ、厚みや立体感を持たせたボディパネルで、躍動感とたくましさが両立されたデザインとなっています。
内装には、11.6インチ大型ディスプレイを備えたインフォテインメントシステムを新規採用。高い質感に加え、先進的な機能性を加えることで、快適な移動空間を実現したということです。
搭載されるエンジンは、最高出力264馬力/最大トルク376Nmの2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンと、直噴化によって効率を高めた最高出力185馬力/最大トルク239Nmの2.5リッター水平対向4気筒エンジンの2種類が用意されています。
組み合わされるトランスミッションはリニアトロニックCVTです。駆動方式には全車AWD(シンメトリカルAWD)が採用されています。
運転支援システム「アイサイト」は全車に標準装備され、さらに、米国仕様として初の車線中央維持制御・先行車追従操舵制御(「アイサイト・ツーリングアシスト」に相当)を追加。安全運転を支援する「ドライバーフォーカスシステム」も組み合わせることで、安全性も向上させました。
7代目レガシィの価格は、2万2745ドルから3万5895ドル(およそ249万円から393万円)です。生産は米国拠点(Subaru of Indiana Automotive, Inc.)にておこなわれます。
■6代目レガシィでも装着したい! スバルの目玉装備とは
6代目レガシィは、国内市場では2014年10月24日に発売されたモデルです。
前述のとおりB4とアウトバックの2本立てで、これまでラインナップされていた「レガシィツーリングワゴン」はこの代でラインナップから落ちることとなり、後継車として「レヴォーグ」が2014年6月20日に発売されています。
北米での販売がメインとなったレガシィはどんどん大型化していく一方、狭い道が多い日本では扱いづらく、大型化に批判的な声があがります。そのため、適度なサイズのレヴォーグが国内専用車として登場したのです。
6代目レガシィのセダンタイプであるB4(以下、6代目レガシィ)のボディサイズは、全長4800mm×全幅1840mm×全高1500mmと、7代目モデルから全長が40mm短く設定されています。ホイールベースは2750mmです。
レガシィの6代目モデルと7代目モデルを比較すると、デザイン面ではそれほど大きくコンセプトを変えていないことがわかります。
しかし内装においては、大型ディスプレイを備えた7代目に対し、オーソドックスデザインの内装を持つ6代目を見ると、やはり新しいモデルの方がより高い先進性が感じられます。
搭載されるエンジンは、最高出力175馬力/最大トルクの2.5リッター水平対向4気筒エンジンです。トランスミッションはリニアトロニックCVTで、駆動方式は全車AWD(シンメトリカルAWD)となります。
搭載される運転支援システム「アイサイト」は、スバルの最新モデルに搭載される「アイサイト・ツーリングアシスト」ではなく従来型のアイサイトを搭載。
北米の7代目レガシィがアイサイト・ツーリングアシストと同等の性能を有していることを考えると、日本においても最新モデルが欲しくなるところです。
6代目レガシィの日本での車両価格(消費税込)は、313万5000円から330万円です。
※ ※ ※
スバルによると、日本で7代目レガシィの発売が遅れている理由は、仕様地が異なることで生じる開発や生産の状況の違いだといいます。しかし、日本で新型モデルを希望する人にとっては、酷な話です。
2019年10月23日には、レガシィツーリングワゴンの後継モデルであるレヴォーグの新型モデルが東京モーターショー2019で世界初公開されました。
また、2020年1月10日に開幕する東京オートサロン2020では、新型レヴォーグのSTIスポーツバージョンとなる「レヴォーグ プロトタイプ STIスポーツ」が公開されます。
2020年に新型レガシィに関する情報は発表されるのか、いまから注目されます。
Posted at 2020/01/10 21:43:02 | |
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富士重工 | 日記
2020年01月10日
「往年のWRCスタイルを再現! 魅惑のインプレッサ(GD系)用ワイドボディキット」完全車検対応のレプリカ仕様で勝負!
2005年仕様のWRカーを忠実に再現
カーボン目の向きにまで拘ったラ・アンスポーツ渾身のエアロ!
1990年代後半~2000年代前半に掛けて、WRC(世界ラリー選手権)を席巻したインプレッサ。獲得したタイトルは数知れず。1997年にはマニュファクチャラーズタイトル3連覇を達成している。
そんなWRCマシンのレプリカ仕様を数多く手掛けてきたのが、千葉県野田市の『ラ・アンスポーツ』。本物そっくりに仕上げられたエアロパーツやワイドボディキットは、国内のみならず海外からも高い注目を集めるほどだ。
ここで紹介するのは、ボディ全幅が1770mmから1800mmまで拡大されたWRC2005年仕様のインプレッサ(GDA/B-C.D.E型用)。ワイドボディはもちろん、フロントバンパーやフェンダー形状、さらにはカーボンの折り目の向きまでも計算して作られたレプリカで、いまだに人気が高いキットだ。
しかし、競技用のモノを完全にコピーしてしまうと車検に通らない部分や街乗りで支障をきたす部分がどうして出てきてしまう。そのあたりはしっかりと市販用にリメイクされているのがポイントだ。
前モデル(04年バージョン)では市販化されなかったリヤバンパーも、2005年モデルではワイドボディに合わせてラインナップに加えられた。
忠実に再現すると車検に通らなくなってしまうため、ホイールアーチ後方の落ちこみをなだらかにしたフロントフェンダー。装着ホイールは10J×19オフセット+20というサイズ(20ミリのスペーサー使用)。ノーマル比だと片側50mmワイドになる。
リヤフェンダーのデザインは、04年バージョンではリヤドアの中央から突然盛り上がっていたけど、リヤドア前方からなだらかにふくらむ形状に変更。これにより、ボディとの一体感がさらに増している。
ワイドフェンダーを装着しても太いタイヤを履くとタイヤがボディに干渉するようになってしまうため、切断&溶接加工が必要になってくる。ラ・アンスポーツでは純正塗装込みで片側5万円から受け付けている。
他にもGDBシリーズ共通のルーフシェルやトランクもカーボン製を用意。レプリカとは関係なく独自にデザインしたルーフスプリッターも同社の人気商品だ。
カギ穴を隠すことで盗難防止にもなるドアキーレスカバーは、特殊な両面テープで装着するタイプ。1台分4枚で2万5200円だ。
ワイドボディのメリットといえば、ノーマルボディでは装着できない幅広タイヤ&ホイールを履けるようになること。そんな機能性アップの他、完全レプリカでWRC気分を満喫したいオーナーにも納得の仕上がりになってる。
●パーツ構成
ワイドボディキット(5点):カーボン 85万円、FRP 41万9050円/フロントバンパースポイラー 10万50円/サイドステップ 6万6000円/リヤバンパースポイラー 7万6000円/フロントブリスターフェンダー 7万8000円/リヤブリスターフェンダー 9万9000円
●取材協力 ラ・アンスポーツ 千葉県野田市中野鹿島町11-13 TEL:04-7125-5536
Posted at 2020/01/10 21:40:47 | |
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自動車業界あれこれ | 日記