2020年01月14日
【鈴鹿1000kmウィナー】630万円で落札 予想より安く BMW Z4 GT3(2014年) BHオークション
BMW Z4 GT3 鈴鹿1000kmウィナーの特徴
・500万円からスタート
・630万円で落札
・予想落札額は900~1300万円だった
・2014年Super GT/GT300クラスに「TWS LM Corsa」より参戦
・2014年の鈴鹿1000km/GT300クラス優勝
・2014年Super GT/GT300クラスでチームランキング5位
・Ready to Race コンディション
BMW Z4 GT3 鈴鹿1000kmウィナーの詳細
BMW Z4 GT3は2010年にデビューしたFIA GT3規格の純レーシング・マシンである。GT3は2005年に設立されたスポーツカーのカテゴリーで、連続する12ヶ月内に200台以上が生産された市販の2シーター、もしくは2+2クーペをベースとしたマシンが対象となる。
基本的に改造範囲は同一メーカー内であればエンジンの変更も可能、駆動方式の変更も可能と自由度は高いが、細かなレギュレーションは性能の均一化を図るために、車種によって異なっている。
このBMW Z4 GT3はM3 GT/GT2の代わりとして、E89型Z4をベースにBMWモータースポーツが開発を担当。巨大なフロントスポイラー、リアウイング、ワイドフェンダー、大型ディフューザーなど、強大なダウンフォースを発生するエアロパーツを装着したこともあり、全長4387mm、全幅2010mm、全高1210mm、ホイールベース2510mmと、市販車に比べてひと回り大きくなっている。
駆動方式はFRのままだが、エンジンはM3の4.4L V8 NAユニットを移植。408ECUと呼ばれるコンピュータ、パワー400と呼ばれるコントロールユニットを搭載し最大出力515psを発揮するなど、M3 GT2で培われたノウハウが存分に注入されている。
ギヤボックスは6速シーケンシャル。またGT3専用にセットアップされたサスペンション、ABS、ESP、トラクションコントロールを採用するなど、シャシーのアップデートも施され、約3950万円(1ユーロ=142円換算)で販売された。
FIA GT3欧州選手権、インターナショナルGTオープン、ADAC GTマスターズなど、各地のGT3レギュレーションに対応したZ4 GT3は日本のSUPER GTシリーズにも参戦。その内の1台が今回の出品車、TWS LM corsa BMW Z4である。
これは2014年シーズンからINGINEとのジョイントでGT300クラスへ進出を果たしたTWS LM Corsaのマシンで、飯田章、吉本大樹がドライブ(Rd.6、8では佐藤晋也が加入)。参戦初年度ながら第5戦富士300kmで5位入賞、第7戦ブリーラム(タイ)で4位入賞を果たしたほか、第6戦鈴鹿1000kmでは、ARTA CR-Z GTとの壮絶なトップ争いを繰り広げた末に見事優勝。チームランキング5位、ドライバーズランキングでも吉本が6位、飯田が7位に輝いた経歴を持っている。
当時のカラーリングは剥がされているが、レディ to レースの状態にしっかりとメインテナンスされており、すぐにサーキット走行を楽しむことができる。
また将来、ヒストリックGT3レースが始まった場合に備え、今から戦闘力が高くコンディションのいい個体を手に入れるというのも、良い選択と言えるかもしれない。
Posted at 2020/01/14 22:46:28 | |
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BMW | 日記
2020年01月14日
【本命!? 1億5000万円で落札】1977 ポルシェ935 K3 /80 by クレマー BHオークション
1977 ポルシェ935 K3 /80 by クレマーの特徴
・1億円からスタート
・1億5000万円で落札
・予想落札額は1億4000~1億8000万円だった
・グループ5規定に則り最強プライベーター“クレマー・レーシング”が製作
・930ターボをベースに1977年に製作、後にK3の最終進化形となる1980年仕様の“935 K3/80”にアップデート
・“935 K3/80”としてFIA承認ペーパーを取得済み
・ルマン・クラシック他、世界的なヒストリックレースに出走可能
・非常に良好なコンディションを保った個体
・カラーリングは人気の高いイエガーマイスター仕様
・Ready to Raceコンディション
1977 ポルシェ935 K3 /80 by クレマーの詳細
ポルシェ935 K3は、ドイツのポルシェ・チューナーであるクレマーが製作したグループ5カーである。その中身はワークスマシン935/77の進化型というべきもので、1979年のル・マン24時間レースでは、クレマー・レーシングから出場した935 K3が並み居るプロトタイプ・レーシングカーを破り総合優勝するなど、様々なレースで高いポテンシャルを誇ったことでも知られている。
そもそもポルシェ935は、人気に陰りの出てきたスポーツカー・レースのカンフル剤として、より市販車に近いグループ5カーを対象に争われることとなった世界メイクス選手権のためにポルシェが開発したレーシング・マシンだ。
最小生産台数400台をクリアした公認車両のイメージ(エンジン搭載位置、駆動方式を含む)を残していれば、基本的に改造自由というレギュレーションから“シルエット・フォーミュラ”と呼ばれたグループ5にポルシェは、930ターボ・ベースの専用モデル935を開発。
モノコック・シェルこそ市販車と同じものの、フロントを鋼管スペースフレームに変更、チタン製のスプリング、917のベンチレーテッドディスク・ブレーキ、598psを発生する2856ccフラット6シングルターボ、そして空力特性に優れたFRP製のフラットノーズ・ボディの採用など、レギュレーションを知り尽くし、入念な準備の末に開発された935は、デビューからライバルを圧倒する強さを見せた。
また1977年からプライベーターにも販売されたことで、世界メイクス選手権は「935のワンメイク・レース」と揶揄されるほどの状態となったのである。
そんな中でワークスに肉薄する存在として頭角を現したのが、ドイツ・ケルンでポルシェのチューナーを営んでいたクレマー兄弟が率いるクレマー・レーシングだった。
1976年のシリーズ・スタートから911 RSRを改造した935 K1、935 K2といったオリジナルマシンで挑戦していた彼らは、1979年シーズンに向けワークスの935/77を参考とした935 K3を開発。
そのスタイルこそ935/77に似ていたが、アルミ製のロールケージを前後サスペンションのピボットまで延長し剛性を高めたボディ、天地逆に装着することで低重心化に寄与したギヤボックス、811ps以上を発生する空冷式シングル・インタークーラー付き3164ccフラット6ツインターボ(ル・マン仕様は2943cc)を搭載するなど、より進化した内容となっていた。
彼らはこの935 K3を擁して、ル・マン24時間を始め、世界メイクス選手権、ドイツ国内選手権でワークス活動を行なったほか、カスタマーにも販売を開始。さらに既存の935や930ターボを935 K3スペックにアップデートするオーダーにも対応したことで、多くの935 K3が世に送り出されることになった。
今回の出品車である935 K3/80もそのうちの1台で、ベースは1977年に930ターボとしてデリバリーされたシャシーナンバー9307700486(当時のオーナーズマニュアルも残されている)で、1981年頃にクレマーに持ち込まれ、リアの大型フラップなど各部に改良が施された935 K3/80として製作されたものだ。
エンジンは3Lのル・マン仕様を搭載。ビッグレースの参戦歴は確認できないものの、1981年、1982年のADACオートクロスを始め、1984年まで競技に参加していたことを示すログブックが付属している。
また、最近までルマン・クラシックを始めとする国際格式のクラシック・レースに参加していたこともあり、FIA HTPペーパーも取得済み。今もレディ・トゥ・レースの状態ですぐに各種レースへ参戦することが可能となっている。
近年ヨーロッパを中心にグループ5が注目を集め、多くのレースが開催されるようになっていることもあり、これからさらに人気が出そうな1台である。
国内オークションでポルシェ935が1億5000万円、ハコスカは2900万円で落札!
出展11台中7台が落札!平均落札額4300万円
1月10日、千葉県・幕張メッセで行われた日本の自動車オークションハウス「BHJ(Best Heritage Japan)」が主催する『SUPER GT AUCTION』に11台のレーシングカーを出品。そのうち7台が落札された。落札全車の価格と編集部が注目した車両の詳細をお届けする。
なお、当オークションでは原則として落札者の個人名を公表していないため、以下結果のみの報告であることをお許しいただきたい。
Lot 1
1975 Lancia Stratos Stradale / Gr.4 Conversion
落札価格:7100万円
WRC(世界ラリー選手権)に参戦することを目的として生産が行われたのがランチア・ストラトスだ。レースの規定に合わせられて開発された市販モデルは492台が世に送り込まれた。出品車は1975年6月12日にトリノのランチアS.p.A.名義で登録。1987年4月にイタリア・トリノのストラトス・ スペシャルショップなどから入手したパーツを使用し、グループ4仕様(ラリー仕様)にコンバートしている。
日本には2006年頃に日本に輸入。ランチアの製造証明書も付属しており、シャシーと搭載されているエンジンナンバー(829ARO)とがマッチング ナンバーであることも証明されている。
Lot 2
1995 HKS T-002 / BCNR33 Record Breaker
落札価格:1110万円
日本を代表するチューニングメーカーHKSが“最速のBCNR33(日産R33型スカイラインGT-R)” というコンセプトのもと1995年に製作したHKS T-002 レコードブレーカーが出品された。 T-002の最初のレコードターゲットは、筑波サーキットのコース2000でラップタイムを“1分切る”ということだった。
タイムが出やすい1995年の冬にレーシングドライバーの松田秀士さんがハンドルを握り、当時では驚異的ともいえる“58秒715” というラップタイムをマーク。日本のみならず世界中のGT-Rチューナーを驚かせた。
また、1996年には茨城県にある谷田部テストコースで17秒74の0→300km/h加速タイムを記録している。ちなみに、2019年の東京オートサロンHKSブースに展示されたクルマそのものだ。
Lot 3
1965 Alfa Romeo Giuria Sprint GTA Corsa
落札価格:3800万円
1965年9月28日に製造された、アルファロメオジュリア・スプリントGTAコルサ。新車時のボディカラーは赤で、10月22日にフランスにデリバリーされた製造証明書が残っている。
詳細なレース記録は不明だが、フランスでレース活動を行なっていたといわれている。僅か501台が生産されたジュリア・スプリントGTAの中でも50台しか製造されなかったコルサは、アルフィスタ垂涎のコレクターズ・アイテムだ。
Lot 4
1972 Nissan Skyline 2000 GT-R KPGC10
落札価格:2900万円
東京・大森にあった日産プリンス・スポーツコーナー(メーカー直系のレーシングサービス&チューナー)で1972年に製作されたKPGC10(日産C10型スカイラインGT-R)のレーシングモデル。オーナーは佐賀県伊万里市でGTRサービスワタナベを開業し“GT-Rの神様”と呼ばれた渡辺茂さん。
渡辺さんはホワイトボディから、当時のレーシング・スペックに基づいてクルマを仕立ており、いくつかのレースに参戦している。注目するべき点は、新車時からずっと渡辺さんの手元に保管されてきたワンオーナーカーであること。日本のレース史を語る上で貴重なマシンと言える。
Lot 6
1977 Porsche 935 K3 /80 by Kremer
落札価格:1億5000万円
ポルシェ930型911ターボをベースにクレマー(ドイツのレーシングチーム)が製作した935K3/80。エンジンは3リッター水平対向6気筒ツインターボのル・マン仕様を搭載(935K3は3.1リッター)。大きなレースの参戦歴は確認できないものの、1984年まで競技に参加していたことを示す本も付属している。近年は、ル・マン・クラシックを始めとする国際格式のクラシック・レースに参加していたこともあり、FIA HTPペーパーも取得している。マシンは即参戦可能なコンディションに保たれている。
入札には国内のみならず、海外からの登録入札者(ビッター)の参加も多かった。
BHオークション武井真司代表は「オートサロンの会場で日本で初めてのレーシングカーのオークションができることの意義深さを感じます」とコメントしている。
このように日本でも貴重なクルマやレーシングカーは、まだまだガレージや倉庫で眠っていると思われる。それだけに、オークションがきっかけになって発掘され、陽の目を見るようになれば、クルマ好きにとっては嬉しい限りだ。
出品車両を一挙総覧
今回開催された「SUPER GT AUCTION」の結果一覧は下記の通り。
Lot 0 トムスよりチャリティーロットとして出品1990 RALT RT34
開始価格:0円
落札価格:200万円
Lot 11975 Lancia Stratos Stradale / Gr.4 Conversion
開始価格:5000万円
予想落札価格:7000万~8000万円
落札価格:7100万円
Lot 21995 HKS T-002 / BCNR33 Record Breaker
開始価格:500万円
予想落札価格:900万~1000万円
落札価格:1110万円
Lot 31965 Alfa Romeo Giuria Sprint GTA Corsa
落札ならず
Lot 41972 Nissan Skyline 2000 GT-R KPGC10
開始価格:1800万円
予想落札価格:2800万~3500万円
落札価格:2900万円
Lot 51987 LM07 Toyota / Gr.C
開始価格:2000万円
予想落札価格:2800万~3500万円
落札価格:3200万円
Lot 61977 Porsche 935 K3 /80 by Kremer
開始価格:1億円
予想落札価格:1億4000万~1億8000万円
落札価格:1億5000万円
Lot 72016 Porsche 991 GT3-R
落札ならず
Lot 82014 BMW Z4 GT3 / Suzuka 1000km Winner
開始価格:500万円
予想落札価格:900万~1320万円
落札価格:630万円
Lot 92012 McLaren MP4-12C GT3
落札ならず
Lot 101995 BMW 320ST / Nür24 Spa24 • Winner
落札ならず
コッチは流れちゃいましたね
【存在感薄め】ポルシェ911ターボ(1984年) BHオークション
ポルシェ911ターボ(1984年)の概要
・900万円からスタート
・流札
・予想落札額は1100~1300万円だった
・ミツワ自動車による正規輸入車
・オリジナル度が高くコンディション良好
・走行距離計の表示は4210km
(落札金額には手数料等別途費用がかかります)
ポルシェ911ターボ(1984年)の詳細
1975年にデビューした930型の911ターボ は、ポルシェ911シリーズのフラッグシップモデルとして長らくラインナップされた。デビュー当初は3Lのフラット6ターボを搭載していたが、78年に排気量を3.3Lに拡大。同時にインタークーラーが装備され最高出力は265psとされた。
1981年以降、日本への輸入が一時途絶えるが、1983年末から日本国内での販売を再開。3.3Lと排気量は同一でも、本国仕様の最高出力は285psに向上した。だが、日本仕様は260psにとどまっている。
出品車はミツワ自動車が正規枠で日本へと輸入した1984年式の930ターボで、改造箇所のないオリジナルコンディションを保った1台となる。走行距離計は4210kmを示しているが、整備記録が揃っていないため実走行であるかは定かではない。
Posted at 2020/01/14 22:44:07 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年01月14日
【7100万円で落札】1975 ランチア・ストラトス・ストラダーレ/グループ4コンバージョン BHオークション
ランチア・ストラトス・ストラダーレ/グループ4コンバージョンの特徴
・5000万円からスタート
・7100万円で落札された
・予想落札額は7000~8000万円だった
・生産台数僅か492台のランチア・ストラスの中の1台
・ストラダーレ仕様からグループ4コンペティツィオーネ仕様にコンバージョン
・コンバージョン&レストア作業の各記録他、多数のヒストリードキュメントが付属
・スペシャリストの手による非常に完成度の高いグループ4コンバージョン仕様
・ランチア(フィアット社)による製造保証書付き
・稀に見る良質なコンディションを保った1台
ランチア・ストラトス・ストラダーレ/グループ4コンバージョンの詳細
ランチア・ストラトスはWRC(世界ラリー選手権)参戦を目的としたグループ4マシンとして開発、生産された市販スポーツカーである。
ストラトスは、もともと1970年のトリノ・ショーでベルトーネがランチア・フルヴィアHFのコンポーネンツを流用して製作したミドシップカーのデザインスタディに付けられた名前だった。
アルピーヌA110の前に苦戦を強いられていたフルヴィアHFに代わるワンオフのラリーマシンを模索していたランチア・コルセのチェーザレ・フィオリオが、その可能性に注目。ランチア、ベルトーネ双方に働きかけた結果、前代未聞のラリー専用車のプロジェクトが始動することとなった。
その際ドライバー、開発陣から上がったのは、車重1000kg以下、エンジン出力300sp以上、2シーター、ミドシップ、強化プラスティックまたはアルミの軽量ボディ、そして可能な限り短いホイールベースという、当時の常識を逸するコンセプトであった。
それらを実現するためにマルチェロ・ガンディーニ、ジャンニ・トッティ、ニコラ・マテラッツィ、マイク・パークス、ジャンパオロ・ダラーラといった錚々たる技術陣が集結。早くも1971年のトリノ・ショーでストラトスHFプロトタイプが発表されている。
エンジンに関してもランチアの最高経営責任者であるピエルーゴ・ゴッバートがジャンニ・アニエッリ、エンツォ・フェラーリへ働きかけた結果、グループ4のホモロゲに必要な500台分のフェラーリ・ディーノV6ユニットの供給も決まり、1972年11月のツール・ド・コルスでコンペティション・デビューを果たしている。
その後生産化が遅々として進まなかったが、400台へと生産台数が緩和されたグループ4のホモロゲーションを1974年の開幕直前に取得し、WRCへのワークス参戦を開始。以降、“ストラトス劇場”とまでいわれた圧倒的な強さを発揮し、1974年、75年、76年と3年連続でWRCタイトルを獲得した。
しかしながら親会社フィアットの意向により1977年から活動を縮小。1978年をもってWRCにおけるストラトスのワークス活動は終了することとなる。
出品車は1975年6月12日にトリノのランチアS.p.A.名義で登録されたストラダーレ(シャシーナンバー:829ARO001923:以下#1923)で、登録時のライセンスプレートはM38442TOであった。
その後1977年にランチアからトリノの自動車販売店Salone Auto rivoliへと売却。個人オーナーの手に渡っている。
1987年4月、アパレルブランド“クリスティアーノ・フィッソーレ”の創業者であるクリスティアーノ・フィッソーレが#1923を購入。ジェノバでレース活動を行なっているUniversity Motorsで、トリノのストラトス・スペシャルショップなどから入手したパーツを使用しグループ4仕様へのコンバートを行なっている。
2003年に#1923はドイツ・エンスドルフでフィアット&ランチアの代理店を行なっているストラトスのスペシャルショップAutohaus Sparwaldへと売却。
その際に、機関部分の大々的なメンテナンスが行われ、オーナーとなるイギリス人のロバート・ホワイトハウスのリクエストでボディカラーが、オリジナルのブルーからアリタリア・カラーへと変更された。
イギリスに#1923を持ち帰ったホワイトハウスは、ヒストリック・ラリーに出場するため、イギリスMSA(現Motorsport UK)でFIA HTPペーパーを申請し、取得。いくつかのイベントに出走している。
2006年頃に日本に輸入された#1923は、1976年シーズンのワークスカーに合わせてボディのリファインが行われ、素晴らしいコンディションに仕上げられた。
この#1923にはランチアの製造証明書も付属しており、シャシーと搭載されているエンジンナンバー(829ARO)とがマッチングナンバーであることも証明されている。
Posted at 2020/01/14 22:40:05 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年01月14日
待望の「新ネオバ」のコンセプトも展示! タイヤ選びで悩むならヨコハマタイヤブースに注目【東京オートサロン2020】
オンからオフまでホビータイヤをずらり展示
2020年1月10日に開幕したカスタマイズカーのイベント、東京オートサロン2020。走り好きならぜひヨコハマタイヤブースに注目してほしい。
ブース中央に飾られている、レーシングドライバー織戸学さんのスープラが履くタイヤは、アドバン・ネオバだ。ホンダS660に純正採用されるなど、ご存じストリートのスポーツタイヤとして絶大な人気を誇るハイグリップモデルである。そのニューモデルのコンセプトがこちらだ。
まだ発売時期などは未定であり、あくまでコンセプトという位置づけではあるが、トレッドパターンなどはそのまま採用される可能性が高い。走り好きなら期待して待ちたい一本だろう。
また、最近のヨコハマは旧車用のタイヤ提供にも力を入れている。ADVAN HF Type DやG.T.SPECIAL CLASSICといったモデルをこれまでWEB CARTOPでは紹介してきたが、今回展示されている二代目のC2コルベットが装着するタイヤが新たに加わることとなった。
春に発売が予定されているRADIAL 360 STEELは、サイドウォールの白いライン「ホワイトリボン」が特徴的なモデル。すでに海外では販売されているタイヤで、満を持して日本に上陸するという形だ。これまでのヒストリックカー向けの2本が、現代の技術を使い安全性を高めつつ当時の乗り味を再現していたことから、コチラもまた、旧車ファンの心を掴むことは間違いないだろう。
さらに先日発表されたニューモデル3本にも注目したい。まずはいま日本でもっとも話題のジャンルともいえるオールシーズンタイヤの「BlueEarth-4S AW21」。雪も走行可能な夏タイヤという位置づけで、首都圏など、年に数回しか降雪がない地域においては、タイヤ交換の手間や外したタイヤの保管場所を考えないで済むなど、メリットが大きい。コチラは1月9日発売と既に履くことが可能だ。
「Blue Earth-XT AE61」は、まだまだ失速する気配をみせないクロスオーバーSUVをメインターゲットにしたサマータイヤ。ブルーアースの名のとおり、燃費にも貢献してくれるモデルである。
「GEOLANDAR CV G058」はSUV用のM+Sタイヤ。M+Sの弱点ともいえるノイズ対策が施され、乗り心地も大きく改善された1本とのこと。コチラとAE61は2月発売となる。
ジオランダーを履くジムニーやラプターなども展示し、さまざまなカーライフをイメージさせるブースとなっているヨコハマタイヤ。ヨコハマのホビータイヤ戦略には今後も注目したい。
08Rの後継として09になるのかな?
Posted at 2020/01/14 22:26:48 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年01月14日
「ZC33Sスイスポ純正17インチで使える大径キャリパー登場!」今年もプロミューが怒涛のパーツ攻勢をスタート【東京オートサロン2020】
ニューブレーキフルードは電子制御対応のスペックへと進化!
86/BRZレース用パッドには制動重視タイプを追加
鮮やかなグリーンのコーポレイトカラーでお馴染みのブレーキパーツメーカー”Projectμ(プロジェクト・ミュー)”。今回もパッドからフルードまで多岐に渡る新製品が発表されていたが、まずWEB OPTIONが注目したは、ZC33Sスイフトスポーツ用フロントキャリパー「FS4N」だ。
最大の特徴は、鍛造4ポットキャリパー&300mmローターを17インチ純正ホイールとのマッチングを前提に、限界ギリギリまで大きくしたサイズということ。ブレーキキットの導入に合わせてホイール変更する必要がないのである。
同じコンセプトのもと、すでに86/BRZ用はリリース済みで、その人気を受けてスイスポ用がデビューしたというわけだ。なお、スイスポ純正17インチホイールは、デザインの関係上どうしても干渉を避けるのに20mmのワイドトレッドスペーサーが必要となるが、それでも17インチホイールで大径キャリパー&ローターが装着できるメリットは変わらない。
ブレーキパッドでは、86/BRZレース用モデルとしてRSF09が追加。これは、従来のRSF07からロングライフ性を削って制動性能とコントロール性能を飛躍させたタイプだ。86/BRZレース用フロントパッドはこれで4作目となり、サーキット派のユーザーにとっては嬉しいラインナップ拡充と言えるだろう。
また、電子デバイスが複雑化している昨今の最新スポーツモデルに対応するべく、ブレーキフルードもどんどん進化している。電子制御がスムーズに動くようにサーキット環境でテストを繰り返した結果、採用したのがドライ沸点272度、ウェット沸点182度という数値。これまでのレース用フルードと比較すると沸点が低く感じるが、現実にはこの温度域ではフルードよりも他のブレーキ系統へのダメージが深刻なレベルになるため、実用上は問題ないそうだ。
レーシングナットには7角形のロックナットタイプを追加。ロゴ入りエンドキャップを脱着可能としたことで、貫通と袋タイプの両方で使用できるようになっている。ブレーキパーツメーカーとしての知名度が高いため意外に思われるかもしれないが、キャリパーやパッドとカラーリングを合わせることで、一気に足元の統一感をアップできるのだ。
●取材協力:プロジェクト・ミュー フリーダイヤル:0120-443-688
流石に純正17インチに対応って事だから16インチで履きこなすのは無理かな
そんなだったらハナッから社外ホイール履けばいいでしょう…
Posted at 2020/01/14 22:23:10 | |
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