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2020年01月28日 イイね!

特徴的であり特殊であればあるほど

特徴的であり特殊であればあるほど高性能でも生き残れなかった理由とは!? 短命だったエンジン5選

■なぜ短期間しか生産されなかったのか? 短命だったエンジンたち

 新たにクルマのエンジンを開発するには、技術力とともに莫大な費用がかかるというのが一般的です。

 とくに従来まで生産していたエンジンと大きく異なるレイアウトを採用した場合は、鋳造の金型や生産設備を一新する必要があるため、慎重に生産計画を立てる必要があります。

 メーカーとしては、なるべく長い期間にわたり、同一種のエンジンを生産することを目指さなければ、利益には繋がりません。

 しかし、さまざまな事情で、ほんの数年で姿を消してしまったエンジンも存在。そこで、生産期間が短かった悲運のエンジンを5つピックアップして紹介します。

●日産「VE30DE型」

 1980年代後半に、2リッター以上の高級車用エンジンを、直列6気筒からV型6気筒へ置き換えを進めていた日産は、SOHC V型6気筒の「VG30E型」だけでは商品力が弱かったため、DOHC化した「VG30DE型」エンジンを開発します。

「フェアレディZ」や「シーマ」などに搭載された3リッターV型6気筒DOHCの「VG30DE型」エンジンは、縦置きにしか適さないFR専用エンジンだったため、横置きのFFに対応するために「VE30DE型」は新たに開発されました。

 VE30DE型エンジンが搭載されたクルマは、1991年のマイナーチェンジで登場した3代目「マキシマ 3000SV」で、最高出力195馬力を発揮し、マキシマの商品力を向上させました。

 VG30E型をベースに設計されたので、レイアウト自体は大きく変更されていませんが、マキシマのエンジンルームの関係で、シリンダーヘッドとバルブ駆動系(タイミングチェーンまわり)は新規で設計されています。

 1992年からは北米仕様のマキシマにもVE30DE型エンジンが搭載されましたが、パワーの割にエンジン重量増という欠点もあり、1994年のモデルチェンジ時にFF/FR共用として新しく開発されたV型6気筒「VQ30DE型」エンジンにスイッチされました。

 そのため、VE30DE型はマキシマ以外には使われず、わずか3年間で生産を終了してしまいます。

●マツダ「K8-ZE型」

 日本がバブル経済の絶頂期だった1991年、マツダはFF車にも搭載できるマルチシリンダーエンジン、1.8リッターV型6気筒DOHCの「K8-ZE型」エンジンを開発しました。

 発売時は世界最小のV型6気筒エンジンであり、最高出力140馬力を発揮。このエンジンが搭載されたのは、3ドアハッチバッククーペのユーノス「プレッソ」、4ドアセダンのマツダ「クロノス」、5ドアハッチバックセダンのアンフィニ「MS-6」で、1992年にはミドルクラスセダンのユーノス「500」、1993年にはプレッソの兄弟車オートザム「AZ-3」にも搭載されました。

 しかし、高級感を演出するために搭載されたV型6気筒エンジンは、フロントヘビーな重量バランスとなったことや燃費の悪さなどから、小排気量のV6エンジンであること以外、評価は高くありませんでした。

 製造コストも高かったことから、1998年に「ファミリア」のモデルチェンジがおこなわれた際に、生産を終了。排気量を拡大した仕様もありましたが、現在はすべて生産を終えています。

●三菱「3G81型」

 1989年に発売された6代目三菱「ミニカ」は、パワー競争が勃発していた550cc軽自動車界の切り札として、「ミニカ ダンガンZZ」をラインナップします。

 搭載されたエンジンは550cc直列3気筒SOHCの「3G81型」をベースに、1気筒あたり吸気3本、排気2本のバルブを持つ、世界初のDOHC5バルブ仕様と、DOHC5バルブターボ仕様で、大いに話題となりました。

 ターボ仕様の最高出力は、ライバルのスズキ「アルトワークス」に並ぶ64馬力を発揮し、最高回転数は9000rpmを達成。

 軽自動車規格の改訂により、1990年には660cc直列3気筒の「3G83型」5バルブ仕様に換装されたので、3G81型5バルブ仕様は、わずか1年ほどの生産で終了したことになります。

 1993年にミニカが7代目へとモデルチェンジした際、新開発の660cc直列4気筒DOHC5バルブの「4A30型」エンジンが投入されたことで、3G83型DOHC5バルブエンジンの製造は終了となりました。

■スバル初の大排気量エンジンとは!?

●スバル「ER27型」

 1985年にスバルのフラッグシップとして登場した2ドアクーペ「アルシオーネ」は、「クサビ型」という形容がぴったりな外観の未来的フォルムで、当時のスバル車のなかでも異質なイメージでした。

 スバル初で唯一のリトラクタブルヘッドライトを採用したモデルでもあり、空気抵抗を推し量るCD値(空気抵抗係数)は0.29と、国産車で初めて0.3を下回る値を実現。

 搭載されたエンジンは最高出力120馬力を発揮する1.8リッター水平対向4気筒ターボ「EA82型」でしたが、アルシオーネはグローバルモデルで、海外では1.8リッター4気筒のみでは魅力が薄いことから、EA82型エンジンをベースに2.7リッター水平対向6気筒エンジン「ER27型」を新たに開発。

 自然吸気で最高出力150馬力を発揮し、1987年に発売された「アルシオーネ2.7VX」に搭載されました。

 スムースな回転フィールが特徴の水平対向6気筒エンジンでしたが、1991年に、3.3リッター水平対向6気筒「EG33型」エンジンを搭載する「アルシオーネSVX」が登場したことにより、ER27型エンジンは短い期間で役目を終えることになりました。

●ホンダ「EA型」

 ホンダは軽自動車「N III」の後継車として、1971年に「ライフ」を発売。N IIIと同様に、360cc直列2気筒エンジンを横置きに搭載したFF車ですが、空冷エンジンだったN IIIに対して水冷化された「EA型」エンジンを搭載していました。

 水冷化によって高速走行時の安定した燃焼や、静粛性の向上とヒーターの効きも大きく改善され、ファミリーカーとしての快適性が格段にアップされます。

 EA型は日本車ではじめてタイミングベルトを採用したエンジンで、振動を軽減するバランスシャフトを搭載。最高出力31馬力を発揮し、ライフシリーズだけでなく、「ライフステップバン」や「ライフピックアップ」、スポーティモデルの「Z」にも搭載されました。

 そして、1972年には、他社の2サイクルエンジンの高出力化に対抗するため、ツインキャブレターを装着することで最高出力36馬力に高められたEA型エンジンを、ライフとZに搭載します。

 そうしたなか、1972年に発売された初代「シビック」の世界的なヒットを受け、ホンダはシビックの生産に注力するために、1974年に軽乗用車市場から撤退。同時にEA型エンジンの生産も終了となりました。

※ ※ ※

 長く生産されたエンジンは、基本性能の高さを証明する優れたエンジンです。また、ユーザーにとっても長寿エンジンは、部品供給が長く続くというメリットがあります。

 現在、クルマの電動化が進んでいますが、ハイブリッドが生産される限り内燃機関はまだまだ活躍する場が残されています。

 クルマのモデルチェンジサイクルも長くなっているので、優れたエンジンを開発することは、メーカーにとっていままで以上に重要な課題となるでしょう。


まるでSF映画の宇宙船!? 未来感あるデザインの車3選

■優れたデザインなのか!? 未来から来たようなクルマたち

 優れたデザインのクルマは見ているだけで楽しいものです。実際に外観のデザインは、そのクルマがヒットするかしないかを左右する、重要な要素のひとつとなります。

 一方で、過去に販売されたクルマのなかには、常人では理解が難しい前衛的なデザインのクルマもありました。

 そこで、先進的なデザインのクルマを3車種ピックアップして紹介します。

●スバル「アルシオーネSVX」

 1985年に発売されたスバル「アルシオーネ」は、直線を多用したシャープなフォルムや、特徴的な内装のデザインで話題となった2ドアクーペです。

 そして、1991年には2代目となる「アルシオーネSVX」が登場。デザインは先代から一転して曲線を多用した流麗なフォルムに変更されました。

 オリジナルのデザインコンセプトはいすゞ「117クーペ」と同じくジョルジェット・ジウジアーロによるもので、それを基にスバルのデザイナーによって完成されています。

 特徴的な「ミッドフレームサイドウインドウ」は他に類を見ないデザインで、アルシオーネSVXの美しさを表現する重要なアイテムです。

 エンジンは最高出力240馬力を発揮する3.3リッター水平対向6気筒を搭載し、スバル独自の4WDシステムで、ハンドリングと安定性を両立させるなど、当時のスバルとしては、もっとも贅沢で先進的な装備を持ったクルマでした。

 しかし、発売直後にバブルが崩壊するというタイミングの悪さもあり、販売は低迷。それでも6年間販売され続け、いまでもファンが多く、アルシオーネSVXを専門に扱う中古車店もあるほどです。

●シトロエン「SM」

 フランスの老舗メーカーであるシトロエンの作るクルマは、古くから奇抜なデザインのものが多く、独特な乗り味を含め熱狂的なファンが存在します。

 なかでも1970年に発売された「SM」は、シトロエンのデザインの集大成といえるモデルで、全長は5m近くあり、全幅も1.8mを超える巨大な3ドアハッチバッククーペです。

 しかし、スペース効率よりもデザインを優先したためか、サイズの割に室内は広くありませんでした。

 外観の特徴は多岐にわたりますが、とくにフロントフェイスの6連ヘッドライトが印象的で、ハンドルと連動して左右に動く画期的なものでした。

 全体の佇まいは「宇宙船」と表現されたほど当時は斬新で、ロー&ワイドなフォルムは美しく、いまも語り草になるほどです。

 エンジンは3リッターV型6気筒DOHCをフロントに縦置きで搭載し、前輪を駆動するFFレイアウトを採用。このエンジンは当時、スーパーカーを生産していたマセラティから供給されていました。

 SMはフルモデルチェンジすることなく、誕生から5年ほどで生産を終了。日本に正規輸入されていましたが、とても希少なモデルで、オーナーが手放すことも少ないため中古車で流通することは滅多にありません。

■これを超えるデザインのセダンはある?

●アストンマーティン「ラゴンダ」

 イギリスを代表するスポーツカーメーカーであるアストンマーティンは、これまで数多くの名車を生み出してきました。

 近年ではV型12気筒エンジンを頂点とする大排気量、大出力のエンジンを搭載するクーペモデルを中心に、セダンやSUVも発売するなど話題は尽きません。

 このアストンマーティンが1978年に発売した第二世代の「ラゴンダ」は、それまでの常識をくつがえすほどのデザインとなっています。

 空気を切り裂くようなボディデザインのことを「ウェッジシェイプ」や「クサビ型」と形容しますが、ラゴンダはクサビそのものといったスタイルのセダンです。

 極限まで薄く作られたフロントマスクは大きく前方にオーバーハングし、ヘッドライトは4灯のリトラクタブルを採用。リアのトランク部分も大きく後方にオーバーハングし、フロントと同様に絞り込まれた形状になっています。

 内装は本革と本木目を使いながらデジタルメーターを搭載するなど、伝統と革新が同居した斬新なものでした。

 ラゴンダのデザインは本当に市販車なのか疑うくらい強烈なインパクトがあり、これを超えるセダンは、未だ出てきていません。

※ ※ ※

 今回、紹介した3車種は、どれも美しいデザインのクルマですが、希少なクルマでもあります。

 後世に語り継がれるようなクルマは数少ないですが、商業的には成功しなくても記憶には残ります。

 それが、本当の名車ではないでしょうか。
Posted at 2020/01/28 21:37:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年01月28日 イイね!

もうハイパミである必要は無いんじゃない?レブスピードミーティングにしたんだし…そのまま押し通せば良かったような気が(汗)

もうハイパミである必要は無いんじゃない?レブスピードミーティングにしたんだし…そのまま押し通せば良かったような気が(汗)「3月15日は筑波サーキットに集合だ!」令和初のハイパーミーティングは『改』へとパワーアップ!

チューニング系雑誌の合同イベント「ハイパーミーティング」が完全復活!

2020年3月15日は筑波サーキットに集合だ!

三栄が出版するチューニング系雑誌が集まって2002年から開催してきた『ハイパーミーティング』が、令和になって完全復活! 恒例の走行会やタイムアタック、ミーティングなどのコンテンツはそのままに、さらに規模を拡大して2020年3月15日に開催することが決定した。

まずOPTION誌では、全世代&全モデル対象のスカイラインミーティング「オールスカイラインミーティング」を開催。現在参加者を大募集中だ。

その他、新型スープラの走りを体感できる同乗走行会も計画中だ。GRスープラのオーナーや購入予定者にとっては、メーカー&ショップデモカーの性能を知ることができる貴重な機会と言える。

ハイパーミーティング改の見どころは走りだけでない。パドックにはメーカー&ショップのブースが並び、会場限定の激レアアイテムや特価商品などが開催されるのだ。普段、誌面やWEBを賑わせているトップチューナーと直接話せるというのも、このイベントの醍醐味。

なお、このイベントではOPTION誌以外の媒体もそれぞれ独自コンテンツを用意していて、REVSPEEDサーキットチャレンジ、G-ワークス筑波走行会&異種混合模擬レース、第3回変態グルマミーティング&パレードラン、SUBARU STYLE第二回にゃんちゅうーワールド、HYPER REVスイフトミーティング取材会&パレードラン、歴代スカイラインズミーティングなど盛りだくさんの内容だ。

ちなみに、HYPER REV主催の“スイフトミーティング取材会&パレードラン”は、4月末に発売を予定している『HYPER REV Vol.243スズキ・スイフト NO.11』の取材会も兼ねたもので、参加車両はすべて誌面に掲載する予定。初代から現行型までスイフトオーナーにはぜひ参加してほしいとのこと(定員50台/5000円)。詳細 → http://hypermeeting.jp/20200315meeting/

各走行会やミーティング等へのエントリーはすでに開始しているので、参加希望者や詳細を知りたい人は公式サイトをチェック!

●イベント概要

開催場所:筑波サーキット

住所:茨城県下妻市村岡乙159

日程:2020年3月15日(日)

入場料:2200円(当日)/2000円(前売り) ※中学生以下入場無料

運営:ハイパーミーティング改2020運営事務局 TEL:0493-62-1485
Posted at 2020/01/28 20:56:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年01月28日 イイね!

そもそも台数の制限でホモロゲ取得出来ませんけどね…なにごとも例外はあるかもしれないけど無理でしょ

そもそも台数の制限でホモロゲ取得出来ませんけどね…なにごとも例外はあるかもしれないけど無理でしょあの「ランチア・ストラトス」が現代に蘇る!? ジュネーブモーターショーで「新生ストラトス」市販モデル披露、生産数はわずか25台

 マニファッチュラ・アウトモビリ・トリノ(MAT)は、1970年代の名車「ランチア・ストラトス」を現代の技術で復活させ、数量限定で生産する「ニューストラトス」の市販モデルを、ジュネーブモーターショー2020で披露すると発表しました。

 ランチア・ストラトスといえば、1970年代に世界ラリー選手権(WRC)で活躍したことで有名なクルマ。190馬力のV6エンジンをミッドシップに搭載し、車重はわずか980キロ。極端に短いホイールベースを持つワイドボディが旋回性能の高さを示しています。レースで勝つために生まれ、WRCの参戦条件を満たすために少数が市販されたホモロゲーションモデルです。

 MATが作り上げた新生ストラトスはフェラーリ430スクーデリアをベースに製作。ホイールベースを詰めてオリジナルのストラトスに近いバランスに仕上げています。

 エンジンはフェラーリの4.3リッターV8エンジンを540馬力にチューンアップした物で、6速MTが組み合わされます。

 サイドやリアから見たフォルムはストラトスそっくり。前部はリトラクタブルヘッドライトの代わりに備えられた“困り顔”のヘッドライトがユニークな表情です。もちろん、ラリーカーらしい4連フォグも追加できます。アリタリアカラーをまとった姿はまさにランチア・ストラトスです。

 「ニューストラトス」の生産数はわずか25台のみ。ジュネーブモーターショーには、その記念すべき市販モデル第1号車を含む2台が展示される予定です。

 別のメーカーによって2018年に復刻された「ランチア・デルタ」や、現代のランチア・ストラトスのような過激なホモロゲーションモデル「GRヤリス」との共演が見たくなりますね。


丁度トヨタのページにありますが
ホモロゲーション

FIA(国際自動車連盟)のレース出場に必要な形式認定のこと。自動車メーカーが申請を行います。WRカーのホモロゲーションを取得するにはベース車となるモデルが連続した12カ月間に2500台以上、車種全体で2万5000台以上という生産台数が必要です。過去、ホモロゲーション取得に必要な生産台数が少なかった時代は、ランチア・ストラトスのようにWRCのために開発された特別モデルが出場することもありました。
ダメでしょ?残念ながらね
でも、アリタリアカラーのストラトスがラリーステージを疾走する姿は見てみたいです。
Posted at 2020/01/28 20:53:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年01月28日 イイね!

車種名のW8はW型8気筒ではないんだもんな~ブガッティとかだったらそうだったのかもしれないけど

車種名のW8はW型8気筒ではないんだもんな~ブガッティとかだったらそうだったのかもしれないけど【ワンオーナー】米製スーパーカー「ヴェクターW8」に7956万円 RMサザビーズ・オークション

幻のアメリカ製スーパーカー

text:Kazuhide Ueno(上野和秀)

photo:RM Sotheby’s

ヴェクターというクルマをご存知だろうか。1971年にデトロイトのビッグ3で経験を持つ自動車産業界のベテランであり、大きな夢を抱くジェラルド・ワイゲルトによりデザインを手掛ける会社として設立された。

ワイゲルトはフェラーリやランボルギーニ、ポルシェを打ち負かすことを目指し、1979年に初のプロダクションカーとしてヴェクターW2をデビューさせる。しかし資金繰りに窮しW2は市販されることはなかった。

しかしワイゲルトの夢は途絶えることはなく、資金の目途が立った1988年にW2での経験をもとに、より進化させたW8を送り出し自動車メーカーの仲間入りを果たす。

正式な社名をヴェクター・エアロモーティブと称するだけに、航空機グレードのコンポーネントで構成されていたのが特徴だった。

余談だがヴェクター社は1992年にインドネシアのメガテック社に買収され、創始者ワイゲルトは経営から身を引くことになり、実質的な活動にピリオドが打たれた。

なおメガテック社は、1993年には当時経営に行き詰まっていたランボルギーニ社も買収している。

ヴェクターW8ツインターボとは

1988年に発表されたヴェクターW8は、ワイゲルト氏を始めとする自社開発陣による設計で、シャシーはフォーミュラ・マシンで採用されていたアルミハニカム製モノコック。

ボディパネルはケブラーとカーボンを用いるなど航空機譲りの最先端テクノロジーで構築されていた。

スタイリングはウェッジを基調としたスーパーカーにふさわしい尖ったデザインで、フェラーリやランボルギーニを引き離す強烈なインパクトと存在感を放っていた。

しかしパワートレインの開発まではできず、ミドに横置きで搭載されるのはシボレーの5.7L V型8気筒OHVユニットを5973ccまで拡大。

ヴェクターの手によりチューニングが施されるとともに、ギャレット製ツイン・ターボチャージャーを組み合わせ最高出力は625hpを発揮した。

組み合わせられるギアボックスは大パワーに耐え入手が容易なGM製ターボ・ハイドラマティック425型3速トルコン式オートマテック。

もともと前輪駆動のオールズモビル・トロネード用に開発されたものを転用。スタイリングやシャシーは先進的だったが、パワートレインははっきり言ってローテクなアメリカ車そのものだった。

内装は? まるで飛行機

インストゥルメント・パネルは未来的なデサインで仕立てられていた。

ちょうどデジタル表示時代の始まりの時期だったこともあり、数多くのゲージに加えデジタル表示のエアコン温度調節、航空機用コンパスおよびホッブス・アワーメーター 、強調されたデジタル・ディスプレイにより飛行機のコックピットを思わせるものに。

このほかシートはレカロ・クラシックが組み込まれ、オーディオはソニー製のヘッドユニットでカセットと10連装CDを装備とする。スピーカーはアメリカのこだわりのメーカーだったエーディーエス(a/d/s)で構築され、最高のサウンドが提供された。

こうして誕生したヴェクターW8は最高速度242mph(389kmh)、0-400m加速12.0秒、0-96km/h加速は4.2秒と、トップクラスのパフォーマンスを発揮した。

最終的な生産台数はプロトタイプと17台のカスタマカーのみとなる(19台の説もある)。

アメリカ製のスーパーカーとして登場したヴェクターW8だったが、発売に際しての手直しなどが続きすべて手作業で製作されたこともあり、デリバリーが始まるのは1990年になってからだった。

ワンオーナー、走行3651km

RMサザビーズ・アリゾナ・オークションに出品されたシリアルナンバー:009のヴェクターW8は、1989年に17万8000ドルで注文された個体である。

当初は次の年に完成する予定だったことから、VINナンバーはMSOに従って1990年製として割り当てられた。しかし生産が遅れてしまい、1991年モデルとしてVINナンバーが改めて与えられる。

ちなみに変更されたのはVINナンバーの10桁目の製造年を示す数字だった。

こうして1年遅れで誕生したヴェクターW8ツインターボは、デリバリー以来ファースト・オーナーの元で暮らし、出品時の走行は僅か2268マイル(3651km)に過ぎなかった。

書類・備品も存在

車両は取り外し可能なムーンルーフを備え、トップ収納用の希少なケースも備わる。

ツールキットが付属するのはもちろん、購入時の契約書類からカタログなどのドキュメントがすべて残されおり、その中にはヴェクター・エアロモーティブ社を紹介するVHSテープまで含まれているから驚きだ。

アメリカのクルマ好きにとって自国が誇るスーパーカーであり、今やおいそれと手にすることのできない幻の存在といえる。

出品されたヴェクターW8は完璧なコンディションで、この機会を逃すと次はいつ出てくるか分からないこともあり、最終的に7956万円で落札された。



Vector Motors
だから「ベクター」でも「ヴェクター」でもいいんだろうね~読み方としては

ウィキペディアにあるんですが
ベクターの車は、製品名に"W"と英数字・番号の組み合わせが指定されている。Wは創業者であるウィーゲルから取っており、Wに続く「X」は、(例えばWX8など)プロトタイプユニットであることを意味している。それに連なる数値は市販モデルにおいては搭載されるエンジンの気筒数で、WX8はV8エンジンを意味する。唯一の例外は「M」で、これはメガテック社に買収された後に付与された。コンセプトカーは例外でターボのユニット数などから取られている。
だそうです。
Posted at 2020/01/28 20:49:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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