2020年04月19日
【スクープ】450㎰ユニットを搭載した最強の「ポルシェ・ケイマン」、「GT4RS」の市販型をキャッチ!
デビュー時期は最速で2020年内! 遅くても2021年前半には登場する模様
ポルシェのミッドシップクーペ、「ケイマン」に最強モデルとして設定される「GT4 RS」の市販型プロトタイプをカメラが捉えた。GT4RSについては、昨年ニュルブルクリンクでもテスト車両がキャッチされているが今回の車両は市販型に近い仕様と思われる。
まず、この最新プロトタイプではホイールが5穴式からセンターロックへと変更。ブレーキキャリパーも、イエローからレッドのカラーリングに改められている。また、以前のテスト車には巨大なリヤウイングが装着されていたが、今回の車両はコンパクトな通常の「GT4」用リヤウイングとなっていた。
一方、フロントフードのエアダクトは塞がれていたが、これはウインターテストでブレーキ冷却が不要であることと豪雪で雪が入らないように配慮された結果のようだ。また、リヤクォーターウインドーの背後に見られるルーバーはミッドマウントされるエンジンの冷却用である模様。ちなみに、リヤエンドから覗くツインエキゾーストシステムに位置変更はなく、これが市販型と思われる。
搭載する4L水平対向6気筒エンジンは、450psを発揮。ベースとなるGT4は420psということで30㎰の強化となる。組み合わせるトランスミッションは、「911 GT3 RS」と同じくDCT(PDK)がスタンダードとなるようだ。注目のデビュー時期は最速で2020年内。ズレ込んだ場合でも、2021年前半には発表される見込みという。
Posted at 2020/04/19 08:57:24 | |
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ポルシェ | 日記
2020年04月19日
【スーパーカー年代記 053】「童夢-零/P-2」は世界一車高の低いスーパーカーを目指した
クルマ好きなら一度は憧れたことがあるだろうスーパーカー。その黎明期から現代までをたどる連載企画。第53回は「童夢-零/P-2」だ。
童夢-零/P-2(1978-1979年)
1971年に登場したランボルギーニ ミウラから、20世紀に登場したスーパーカーの大半を紹介してきた当企画だが、20世紀を締め括るにあたって、幻に終わった日本のスーパーカーを3台紹介しておこう。
日本のレーシングカー コンストラクターとして草分け的な存在の林みのるが、1978年のジュネーブ モーターショーで初公開したロードゴーイング スポーツが童夢-零(どうむ・ぜろ)だ。
林は、1960年代中盤に始めたレースカー開発をいったん休止。一転してスーパースポーツカーのジャンルに目を向け、世界で通用する車両の開発を意図して童夢-零を企画した。何か「世界一」となる要素が欲しい、誰もが驚くスタイリング上のインパクトが欲しい、という開発コンセプトから、980mmという世界一低い全高が選定されるいきさつを持つモデルだった。
実際の製作は1977年の年明け頃から始まり、開発スタッフには三村建治、小野昌朗、入交昭廣と、当時の日本を代表するレーシングカー デザイナーが顔を連ねていた。なお、童夢-零はあくまでも市販化を前提としたため、メンテナンス性や供給性を踏まえた上で、ミッドシップ搭載されるエンジンには日産のL28型 直6SOHCが選ばれた。
スチール製のモノコック シャシに鋭いウエッジシェイプのボディパネルはFRP製。リトラクタブル式ヘッドランプにシザーズドアと、いかにもスーパーカー然としたスタイルで、インテリアも直線を基調とした独特なデザインだった。
童夢-零のジュネーブ モーターショーでの反響は予想以上で、その場で20件以上もの予約オーダーがあったという。だが、日本では車両の型式認定を取得することがかなわず、アメリカなら認可が可能ではと判断し、アメリカの法規に合わせて改良を加えたモデル「童夢 P-2」を製作した。
P-2は零よりもサイズが少し大きくなり、北米の衝突基準に合わせてバンパーは大型化され、取り付け位置も高くなっている。P-2は2台が製作され、市販に向けて走行テストも行われていた。
しかし資金難が続き、林もプロジェクトに積極的でなかったことから、童夢 P-2も市販化計画が頓挫する。それどころか、スポンサー企業から「レース仕様は、どうか?」と打診されたところから、ル・マン24時間を目指すレーシングプロトタイプ「童夢ー零 RL(レーシング ル・マンの略)」へ、そしてグループCのレーシングカー製作へと路線を転換していくことになる。
童夢ー零(カッコ内はP-2) 主要諸元
●全長×全幅×全高:3980×1770×980mm(4235×1775×990)
●ホイールベース:2400mm(2450)
●重量:920kg(950)
●エンジン種類:直6 SOHC
●排気量:2753cc
●最高出力:145ps/5200rpm
●最大トルク:23.0kgm/4000rpm
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:前185/60HR13、後225/60HR14
Posted at 2020/04/19 08:54:30 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年04月19日
BMWの伝説のレーサー、仮想レースで復活…初代 M3 DTM
BMWは4月14日、初代「M3 DTM」のバーチャルレースがルーマニアで開催されており、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響で実際のモータースポーツが開催できない状況の中、盛り上がりを見せていると発表した。
DTM(ドイツツーリングカー選手権)は、1980年代のツーリングカーレースにおけるビッグネームのひとつだ。E30型『3シリーズ』の高性能モデル、初代『M3』がベースのM3 DTMは、DTMの黄金時代に多くの勝利とタイトルを獲得し、BMWのモータースポーツの歴史に1ページを刻んだ。
新型コロナウイルスの影響により、現実のモータースポーツが不可能な現在、初代BMW M3 DTMが、シミュレーションレースで復活を遂げている。初代M3 DTMのバーチャルレースシリーズは、ルーマニアで非常に人気が高い。各レースのスターティンググリッドには、合計30台の車が並ぶ。最近では150人を超えるシミュレーションレーサーが、イベントの予選に参加している。
BMWグループの現地法人が、タイトルパートナーとして仮想レースを支援する。すべてのレースが、BMWのFacebookページでライブ配信されている。イベントはテレビでも放映され、週末ごとに何万人もの視聴者を魅了しているという。
BMWグループは、初代M3 DTMのファンが、この困難な時期に車の輝かしい歴史を思い出し、再びそれを体験する機会になる。現実のレースが不可能な時期に、安全に行動し、自宅で過ごすことができる、としている。
伝説のツーリングカーBMW初代「M3 DTM」がルーマニアで復活!? 盛り上がる仮想レース
■新型コロナウイルス感染拡大でも「ステイホーム」で楽しめるレース
BMWは、ルーマニアで伝説のツーリングカー、初代「M3 DTM」を用いたシミュレーションレースが盛り上がりを見せていることを発表した。
DTMはドイツツーリングカー選手権のことで、1980年代のツーリングカーレースのビッグネームのひとつ。
ロベルト・ラヴァリア、ジョニー・セコット、スティーブ・ソパー、エリック・ヴァン・デ・ポール、ハラルド・グロースなどが初代M3 DTMのハンドルを握り、数多くの勝利とタイトルを獲得、BMWのモータースポーツの歴史を刻んだ。
いま、この初代M3 DTMがシミュレーションレースで復活を遂げている。このバーチャルレースシリーズはルーマニアで人気が高く、BMWグループルーマニアがタイトルパートナーとしてサポートしている。
これらのレースはBMWグループ・ルーマニアのfacebookページでライブ配信される。またテレビ中継され毎週何万人もの視聴者を魅了しているという。
最近では150人以上のシミュレーションレーサーが予選をおこない、決勝のスターティンググリッドには30台のマシンが並ぶ。
BMWグループ・ルーマニアのマーケティングマネージャーAndreea Ciglenean氏は「コロナウイルス感染拡大により実際のレースが不可能となった時期に、こうしたシリーズが開催されていることは非常に嬉しいことです。このプロジェクトは自宅にいながら、安全にレースができます。これは現状はとても重要なことです」とコメントした。
このシミュレーションレース「レーシングリーグルーマニア」のプラットフォームは人気のレーシングシミュレーションであるAssetto Corsaを使用している。
バーチャルならでは! BMWのE30型「M3 DTM」がシミュレーションレースで復活
伝説のE30 M3がサーキットで大暴れ
新型コロナウィルスの影響を受けて、世界中のモータースポーツが開催されない今、ルーマニアでBMW E30型 M3 DTMが登場するバーチャルレースが注目を集めている。
E30型初代M3 DTMは、ロベルト・ラヴァーリア、ジョニー・チェコット、スティーブ・ソパー、エリック・ヴァン・デ・ポール、ハラルド・グロースなど、’80年代のドイツツーリングカーに参戦していた大物ドライバーがステアリングを握り、数え切れないほどの勝利とタイトルを手中に収めてきた。まさに、BMWモータースポーツの歴史に名を残す伝説的なマシンといえる。その伝説的なマシンがバーチャルレース「レーシング・リーグ・ルーマニア」で復活した。
レーシング・リーグ・ルーマニアは、今年で5年目を迎えるバーチャルレースシリーズ。各レースのグリッドには合計30台のマシンが並び、多いときは150人以上のSIMレーサーが予選に参加することもあるという。開催されるコースはノリスリング、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ、スパ・フランコルシャン、ブランズハッチGPサーキットなど、名だたるサーキットを転戦し5月17日にシーズンはフィナーレを迎える。
このシリーズは、BMWルーマニアがタイトルパートナーとしてサポート。BMWルーマニアのフェイスブックページですべてのレースがライブストリーミングで配信される。またイベントはテレビでも放映され、数万人の視聴者がバーチャルレースを楽しんでいる。
BMWは「まさか新型コロナウィルスの影響で現実のレースを開催することができない状況になるとは思いませんでした。しかしバーチャルレースは、安全を確保しながら家で過ごすことができるのです」としている。BMWファンにとっては栄光の歴史を振り返り、感動を疑似体験できる貴重な機会になるだろう。
Posted at 2020/04/19 08:48:38 | |
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BMW | 日記
2020年04月19日
1990年代から続く定番チューニング! 人気のエンジン載せ替えメニュー5選
スワップによる構造変更が必要か否か
ノーマルではあり得ない戦闘力と満足感が手に入り、エンジン内部に手を入れるよりマージンも残るチューニングメニューが「エンジン載せ替え」だ。構造変更の必要があるか否かまで含め、1990年代から現在まで定番中の定番といえる5つのメニューを紹介したい。
ココで取り上げるのは、手間が比較的にかからないケースばかり。当然ながら排気量や型式が異なるエンジンの載せ替えは車検に通らず、「構造変更申請」をして車検証の内容を変更する必要はあった。面倒だったとはいえ、それだけ魅力的なエンジンが多かった時代なのかもしれない。
まず古いところから挙げると4代目のトヨタ・カローラ レビン&スプリンター トレノ(AE86型)に、後継モデルの”4A-GE”1.6リッター直4DOHCエンジンを載せるメニュー。今でこそ20バルブの7代目(AE111)の4A-GE型エンジンがお約束となっているが、昔は5代目(AE92)の後期エンジンというのが一般的だった。
ブロックの強度がありフルチューンにも耐えうるという理由はモチロンだが、単にパワーだけを比べてもAE86型が130ps(グロス)なのに対し、AE92後期は140ps(ネット)という最高出力を発揮。グロスとネットで計測方法が異なるので、実質10ps以上の差があり、AE111型に至っては165psで4連スロットルまで搭載する強烈なユニットだった。
また、高回転より低速トルクを重視する人は、5代目のAE92型や6代目のAE101型の”GT-Z”で使われた、スーパーチャージャー付きの”4A-GZE”型エンジンも人気。いずれも車検証に表記されるエンジン型式は『4A』なので、公認車検が不要なことも人気が爆発した理由のひとつと思われる。
ホンダとマツダ車の定番載せ替え
同じライトウェイトなホンダ車ではB16A型エンジンを搭載するシビックSiR系(EF~EK系)に、3代目インテグラ・タイプR(DC2型)の”B18C”型エンジンに載せ替えるのも定番。6代目シビック(EK4系)が搭載するB16A型は170psに対して、B18C型はなんと200ps、おまけに排気量も200cc大きく、クラス違いのスペックを誇った。
車検証のエンジン型式は『B16』または『B18』なので公認車検は必要だが、載せ替え自体は割とカンタンなのでB18C型エンジンの価格が異様に高騰。さらなる排気量アップとしては、ステップワゴンなどのB20型エンジンをブロックだけ使い、B16型やB18型のヘッドを組み合わせる仕様も存在した。
マツダのターボでいうなら2代目(FC3S型)と3代目(FD3S型)のRX-7に、ユーノス・コスモが搭載する20B型”3ローター”エンジンへの換装もよく知られている。ロータリーエンジンは構造上、ローターの個数を増やすしか排気量アップの手段がない。
パワーは20B型が当時の自主規制ギリギリな280psながら、FC3S型は最高で215psなので65ps向上とブーストアップ並みの差があり、FD3Sは最終型こそ280psと変わらないがローター1個分、すなわち排気量654ccの差は埋めようがない圧倒的なアドバンテージ。ただし、コスモ自体の売れ行きが芳しくなく、中古エンジンの流通が少ないのがネックといえよう。
ハイパワーユニットが魅力のトヨタ&日産
次はトヨタのマークIIやソアラの1JZ型2.5リッター直6から、スープラまたはアリストの2JZ型3リッター直6にスワップする手法。2JZ型は大排気量かつフルチューンに耐えうる頑強さで、今やシルビアなどに搭載できるキットが存在したり、日本だけじゃなく世界的な人気を博している。
パワーは1JZ型も2JZ型も変わらず280psだけど、トルクは排気量の違いから1JZ型が38.5kg-mで2JZ型は46kg-mと(いずれもVVT-i仕様)と大きく異なる。コレも車検証のエンジン型式は『1J』と『2J』なので、公認車検が必要であることを忘れずに。
最後は日産のスカイライン、セフィーロ、ローレルなどRB20型エンジンやRB25型エンジン搭載車に、スカイラインGT-Rの名機”RB26DETT”型エンジンへの換装。マツダの20B型やトヨタの2J型と同じく公認車検を取得するのが前提とはいえ、レースを制するため生まれたRB26DETTエンジンはスペックだけにとどまらず、所有する喜びやステータス性もバツグンに高い。チューニングパーツやノウハウが豊富で、伸びしろのあるベースエンジンとしても魅力だ。
*一部の写真はイメージです
Posted at 2020/04/19 08:36:57 | |
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