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2017年06月19日 イイね!

MFDの表示感は現行インプレッサみたいな感じになるんだね

MFDの表示感は現行インプレッサみたいな感じになるんだねスバルのアイサイトが進化! 新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」を先行体験

「アイサイト・ツーリングアシスト」とは?

スバルは、この夏発売のレヴォーグ/WRX S4への搭載を予告している先進安全運転支援システム「アイサイト」の新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」のメディア向け体験試乗会を実施した。

「アイサイト・ツーリングアシスト」は、高速道路(自動車専用道路)上の全車速でハンドル、アクセル、ブレーキを統合自動制御する運転アシスト機能で、ユーザーに「安心・安全に使え、疲れないクルマ」の提供を目指したものだ。

メカニズムはアイサイトVer.3と同様だが、

・全車速追従クルーズコントロール(ACC)
・アクティブレーンキープ

の2つの機能を組み合わせ、それぞれの機能を強化し、全車速対応することで、新機能を実現させている。具体的には、ACCの作動領域を0km/hから120km/hまで拡大。上限速度が高められているのは、近い将来に実現させる高速道路の上限速度向上に対応するためである。一方、アクティブレーンキープは、従来型の60km/h~100km/hに限定させていたものを、0km/h~120km/hまでの全車速対応に進化。さらに従来の白線認識による車線内維持機能に加え、0km/h~60km/hの領域での前走車認識による追従走行機能も追加している。



自動制御キープがスバル流 “実走” 体験レポート

開発では、作動時は自動制御を極力やめないことにこだわったという。このため車線認識を工事などで車線(区画線)が片側しかない道路状況にも対応するように改良したほか、渋滞時など前走車により区画線が隠れてしまうような状況では、車線認識と前走車認識を組み合わせることで対応。さらに区画線自体が失われている道路やトラックなどの大きな車両で区画線が隠れてしまう状況では、前走車認識だけで、車線内維持を行う。

もし道路状況により機能がOFFとなってしまった場合も作動条件が整い次第、早急に復帰するようになっているという。

体験レポ 「アイサイト・ツーリングアシスト」は積極的?

今回、テストコース内にて「アイサイト・ツーリングアシスト」機能を試す機会も与えられた。

操作方法は、従来のアイサイトと同様にステアリングボタンのみで完結するので、使いやすさはそのままだ。強化されたアクティブレーン機能は、積極的な車線中央維持のステアリング制御を行うことに加え、その制御も自然で滑らか。まるで人間が操舵しているかのように、スムーズにステアリングを切っていく。コーナーも綺麗にトレースできていることにも驚かされた。やはり角度のきついコーナーは適応外となるようだが、高速道路上のコーナーなら、まず問題ないようだ。



急な “割り込み” には?

またリアルワールドで安心して本当に使える機能を目指したというだけあり、高速道路上で経験する走行車線内への他車の合流や車線変更も考慮したチューニングを行っているそうで、先行車に目前に入る車線変更を行ってもらったが、素早く先行車を認識し、スムーズに減速することが確認できた。



さらに渋滞時のノロノロ走行や車線がない状況の先行車追従走行も試してみたが、どちらもそつなくこなしてくれた。これならば渋滞からクルージングまでアイサイトのサポートが受けられ、ドライバーの負担をこれまで以上に軽減させることができるだろう。個人的には、作動表示の分かりやすさもアイサイトの美点と感じているが、その点もしっかり受け継がれており、新機能の先行車追従走行時は、追従車両をロックオンした表示がでるのも分かりやすく好感が持てた。



新型レヴォーグ、WRX S4には標準装備

アイサイト・ツーリングアシストは、この夏発売予定の新型レヴォーグ、WRX S4に全車標準化を皮切りに、将来的にはスバルの全車種(一部スポーツモデルを除く)への標準化を目指していく。


スバルでは、先進運転支援機能・安全機能は普及してこそ、意味があると考えており、価格も手ごろとする方針だ。


スバル「アイサイト・ツーリングアシスト」で最も使える技術とは?

ハンドル制御の介入を強くして車線維持を強化した「アイサイト・ツーリングアシスト」は、車線を検知できない道路状況でも先行車への追従も行います。これも渋滞時などで大きな威力を発揮するはずで、高速道路の運転負荷を減らすというSUBARUの主張も十分に理解できます。

また、全車速型のアダプティブクルーズコントロール(ACC)の速度域が「アイサイト・バージョン3」の0-100km/h(メーター読みでは0-114km/h)から0-120km/h(メーター読みでは125km/h)まで引き上げられます。

これは、新東名高速道路や東北自動車道など一部区間で段階的に引き上げられる警察庁の施策(110km/h→120km/h)に対応するもので、「アイサイト・バージョン3」の114km/hで中途半端だなと感じていた人にとって朗報といえそう。

すでにレクサスLCは180km/hまで設定が可能で、日本車も輸入車のように180km/h、210km/hなど各モデルの設計や性能により引き上げられる日が近づきつつあります。なお、SUBARUの海外向けモデルでは、ACCの上限が180km/hというケースもあるそう。

ACCの上限が引き上げられたからといって速度制限を守らなくていいというわけではなく、また、追い越し車線を走り続けるのも「通行帯違反」になります。また、高速道路の速度上限引き上げの「お試し区間」も限られています。

今夏発売予定のレヴォーグ、WRX S4に全車標準化される「アイサイト・ツーリングアシスト」はあくまでロングドライブをサポートする機能であり、もっと運転を楽しんで欲しいという想いが込められています。くれぐれも楽しいドライブを台なしにする違反には注意したいものです。

(文/塚田勝弘 写真/SUBARU、塚田勝弘)



大幅進化したSUBARU「アイサイト・ツーリングアシスト」の車線維持、先行車追従機能とは?

現在の最新「アイサイト」はバージョン3で、インプレッサやXVなどの新型モデルをはじめ、フォレスター、レヴォーグ、WRX S4など、MTモデルとバージョン2のエクシーガ・クロスオーバー7などをのぞき標準装備されています。

今夏発売予定の新型レヴォーグ・WRX S4に搭載される「アイサイト・ツーリングアシスト」は「バージョン3.5」や「バージョン4.0」と噂もあったようですが、「バージョン3」をベースに「ツーリングアシスト」が追加されたシステムと考えるのが正解だそう。

なお、ステレオカメラのハード面は大きく変わっておらず、ソフトの制御で実現したのが「アイサイト・ツーリングアシスト」。ステアリングスイッチにハンドルのマークが追加されています。

高速道路の渋滞時を含む(全車速/0-120km/h)でアクセル、ブレーキ、ステアリングを制御(サポート)する機能で、アダプティブクルーズコントロール(ACC)の上限は、カタログ上では120km/hですが、メーター読みでは135km/hまでとなるそうです。

ここでは目玉の車線維持をご紹介します。ステレオカメラで走行車線両側の区画線を認識し、自動車専用道路などを約60km/h以上で走行している際に、車線からはみ出しそうになるとステアリング操作のアシストを行い、車線からの逸脱を抑制。

従来のバージョン3でも車線中央維持と車線逸脱の抑制がありましたが、「アイサイトツーリングアシスト」では、ステレオカメラを使って車線が見えにくかったり、消えてしまっていたりする場所でも段階的に機能し、両側の車線が消えている場所では先行車に追従します。

整理すると、「全車速域で作動(0-120km/h)」は、両方の車線(区間線)がしっかりと見えている場合(メーターには車両を挟む両サイドの車線が青で表示されます)。

渋滞などで遠くの車線(区間線)がクルマによって隠されて見えにくい際は、40km/h以下でハンドルの制御が作動。さらに、両側の区間線(車線)が消えていたり、トラックなどに隠れていたりする場合は、先行車のみを認識し、60km/h以下で作動。

テストコースで何周か試すことができましたが、まず感じるのは従来のアイサイト3よりも、ステアリングへの介入具合が強い(大きい)という点。また、車線が消えている場所でも先行車にピタリと追従し、先行車が走行車線をはみ出しても同じようについて行きます。

「アイサイト」により、ロングドライブが楽になったという声が多いそうですが、「ツーリングアシスト」の追加によりこうした声が増えるのは間違いないでしょう。

(文/塚田勝弘 写真/SUBARU)



「アイサイト・ツーリングアシスト」だけではない、新型レヴォーグ/WRX S4の新機能とは?

今夏にマイナーチェンジを受けるレヴォーグとWRX S4。写真のレヴォーグSTI SPORTは、ヘッドライトやフォグランプまわりなどが変わり、精悍さを増している印象を受けます。

機能面での注目は、もちろん標準装備される「アイサイト・ツーリングアシスト」。それ以外にも「後退時自動ブレーキシステム」に加え、「アイサイトセイフティプラス」をメーカーオプションで設定されます。

「後退時自動ブレーキシステム」はリヤバンパーに埋め込まれたソナーセンサーを使い、衝突の可能性があると判断すると、警報音と警告表示により段階的に注意を喚起。回避操作がない場合は、自動的にブレーキを作動させ、衝突回避または被害を軽減するものです。

「アイサイトセイフティプラス」の中で最も目を惹くのが、「スマートリヤビューミラー」。日産の「スマートルームミラー」と同様の装備で、テール(リヤ)ゲートのウインドウに新たに設置されたカメラにより後方の映像を映し出すものです。乗員や荷物で後方視界が遮られる際や、夜間時や雨天時などの悪天候時でも明瞭な後方視界を確保。

ほかにも、運転支援として従来からある「スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)」、フロントウインドウに設置された専用の単眼カメラで検知し、ハイ/ロービームを自動的に切り替える「ハイビームアシスト」、フロントグリルと左右のドアミラーに設置されたカメラにより車両の死角となる範囲を映し出す「フロント&サイドビューモニター」も含まれています。

(文/塚田勝弘 写真/SUBARU、塚田勝弘)



ステアリングアシストが大幅進化! 新型スバル アイサイトを先行体験

 着実に進化を遂げてきたアイサイトが新たなステージへ

 1989年に車載用ステレオカメラの研究を始めたスバルは。その後アイサイトという名で運転支援システムとして開花した。これまで28年間に渡り年を追う毎に運転支援の範囲を拡充させてきたのはご存じのとおり。そのアイサイトがさらに進化してツーリングアシスト機能などを追加し、メディア用の試乗会を実施。その驚くべき最新版アイサイトの実力を体験してきた。

 スバルの運転支援システムであるアイサイトはコストパーフォーマンスに優れているだけでなく、世界的にもその実力は認められている。ヨーロッパやアメリカにおいても第三者機関により予防安全でトップの評価が与えられている。

 そこで現在のアイサイトバージョン3はどんな機能がついているのかをもう一度ここでおさらいしたい。 アイサイトバージョン3の機能

・ プリクラッシュブレーキ(アシスト含む)

・ 危険回避アシスト

・ AT誤発進抑制

・ AT誤後退抑制

・ 車間距離保持

・ 車線逸脱

・ 車体ふらつき警報

・ 車線保持アシスト(中央維持/逸脱抑制)

・ 全車速追従機能付きクルーズコントロール

・ 先行車発進お知らせアラーム アイサイトは1989年に車載用ステレオカメラの開発から端を発している。今でこそルームミラー脇に備える二つのステレオカメラと小さな膨らみの中に収められたアイサイトの中枢機能のアッセンブリーだが、当初はみかん箱二個にプリント基板を20枚くらい押し込みながら開発を進めていたという。

 その後は地道に研究を続けたが、途中何度も開発中止の危機を迎えるも予防安全に賭ける有志の努力によりついに1999年にADA(アクティブ・ドライビング・アシスト)として実用化。しかし60万円以上と言うオプション価格も障壁となり、年間300台ほどという装着に留まった。

 2008年には、ようやく世界初のステレオカメラを備えた初代アイサイトとして登場。だが転機になったのは2010年の5代目レガシィで、わずか10万円ほどで装着可能となったアイサイトバージョン2だった。

 その安価な運転支援システムは、ユーザーが想像した以上の費用対効果を発揮。今ではレガシィ、アウトバック、レヴォーグ、WRX S4でのアイサイト装着率は100%、フォレスター、インプレッサ、XVでも91%という数字となっている。

 今夏登場予定のレヴォーグやWRX S4に搭載

 新たに展開するアイサイト・ツーリングアシストは、今年の夏に登場予定の新型レヴォーグとWRX S4に全車標準装備されるというが、いったいどんな機能が備わったのかが気になるところだ。

 これまでのアイサイトバージョン3の機能に付帯させたのが、全車速追従クルーズコントロールシステム(ACC)だ。高速道路上の0-120km/h(現在、国土交通省を含めて検討されている高速道路の一部区間による最高速度引き上への対応策)の全車速域で自動アクセルと自動ブレーキで車間距離と車速をキープするだけでなく、新たに0-60km/hまでは自動ハンドル操作で前車を追従し、ゼロ発進時も停車してから3秒以内なら自動で前車に追従して再発進してくるのはかなり嬉しい。

 注目は、ハンドル制御を3領域で大きく進化している点だ。

 まずは120km/hまでの全車速域で車両両脇の白線をステレオカメラが認識してハンドルを制御し、車線の中央付近を維持して走ることが可能となった。またこれまでインジケータ上で緑色にディスプレイされていた白線認識のカラー表示はブルーで表示されるようになった。

 二つ目のハンドル制御の特徴は、車速が40km/h以下となり渋滞などで区画線が見えにくくなったときは先行の車両認識と区画線を組み合わせながらハンドルの制御を行なってくれる。

 三つめのハンドル制御機能は、車速が60km/h以下の場合には認識するはずの白線が認識できなかったり、トラックなどで区画線が認識できなくなった時に、先行車を認識して追従するように自動的に切り替えてくれるのである。

 新たに追加されたスバルのアイサイト・ツーリングアシストは、さらに充実した車両制御システムの作り込みにより高度で信頼性の高い運転支援システムとなった。

 車線キープ率、ハンドル操舵の信頼性、さらにこれまで以上の高い作動率で全車速域(0-120km/h)においてドライバーを助けてくれ、実用的になっていた。衝突回避という「ぶつからないクルマ」機能に加えて、長距離移動や渋滞時でのドライバーなアイテムをユーザーに提供してくれることになる。



マイチェン版レヴォーグ&WRX S4は今夏発売。アイサイトが進化して追従走行性能を向上【スバル 新アイサイト・ツーリングアシスト試乗】

「ぶつからないクルマ」で市民権を得たスバルのアイサイトが進化しました。

アイサイトは1999年に登場したADA(アクティブ・ドライビング・アシスト)と呼ばれるステレオカメラ式の運転支援装置に起源があります。初期のADAはカメラのみのセンサーでしたが、終盤にはミリ波レーダーやレーザーレーダーを組み合わせたものとなっていきました。

そうしたADAがアイサイトと名前を変えて登場したのが2008年のこと。最初のアイサイトはモノクロのステレオカメラのみをセンサーとして、追従走行や衝突軽減ブレーキなどを実現しました。現在もっともっも進んだアイサイトはバージョン3と呼ばれるもので、センサーとなるステレオカメラをカラーに変更。衝突対応速度の向上や先行車のブレーキランプの認識、自動ステアリング操作による車線逸脱抑制などが可能となっています。

進化したアイサイトは名前はバージョン3のままで、機能が進歩し「アイサイト・ツーリングアシスト」と名付けられました。今までのアイサイトも約100km/hまでの速度域で自動アクセル、自動ブレーキによって車間距離と速度をコントロールし、運転をアシストしましたが、新しいアイサイト・ツーリングアシストはこの制御が約120km/hまで可能になりました。これは高速道路の最高速度が引き上げられることを前提にした設定変更です。

さらに、従来は60~100km/hの範囲でしか作動しなかった自動ハンドルによる区画線(車線)内キープは0~120kmの範囲で作動するようになりました。渋滞時など左右区画線を判断しづらいときは、先行車と区画線を合わせて判断(40km/h以下)、区画線が消えてしまっている場合や隠れてしまっている場合は先行車の追従のみ(60km/h)以下となります。



この新しいアイサイト・ツーリングアシストは今夏発売予定のマイナーチェンジ版レヴォーグ、WRX S4に全車標準搭載予定で、ほかのスバル車にも順次標準装備化されていくとのことです。レヴォーグ、WRX S4の価格アップは数万円程度に抑えられるということです。ユーザー負担が少なく高性能の装備を手に入れられるのは歓迎です。

(諸星陽一)



アイサイト・ツーリングアシスト搭載のレヴォーグを日本自動車研究所で試す【スバル 新アイサイト・ツーリングアシスト試乗】

追従走行機能を向上した「アイサイト・ツーリングアシスト」を搭載したレヴォーグで日本自動車研究所(JARI)の外周路で試乗しました。搭載モデルは1.6リットル車です。

試乗車に乗り込み、先行車役のレヴォーグの発進に合わせて試乗車をスタートさせます。

ステアリングのスイッチを操作して「アイサイト・ツーリングアシスト」を作動させると、メーター中央にあるモニターの表示が先行車と車線をつかんだことを示します。アクセルペダルから足を離し、ステアリングは支える程度にします。試乗車のレヴォーグは先行車と適度な距離を保ちつつ追従走行を行います。

途中、先行車が左側にある脇道に入っていっても、レヴォーグが先行車に引っ張られて左にそれることはありませんでした。

多くの追従型ACCは先行車に引っ張られてそのまま追従してしまいますが「アイサイト・ツーリングアシスト」は車線認識が優先されます。これは、高速道路を走っていて、先行車がインターチェンジで流出していも自車は走行レーンを走り続けるというシチュエーションを想定してのもの。

今回はクローズドコースで試乗ということで、センターラインを黒いテープで覆いセンターラインがない状態を再現したセクションもありました。このセクションでは先行車のみを追従する走行となりましたが、安定感は非常に高いものでした。

先行車がいない状態では左右の区分線を判断して走ることになります。この際、クルマは区分線間のセンターを走るようにステアリングが自動操作されますが、その際の動きもスムーズで、ドライバーが左右に振られるということもありませんでした。聞けば、足まわりのチューニングもやり直されているとのことで、上手にキャリブレーションされているという印象でした。


アイサイトの持つ安全性はそのままに、渋滞の多い日本の道路事情でのマッチングがいいアイサイト・ツーリングアシストは、さらにスバル車の価値を高める要因になりそうです。

(諸星陽一)




スバル アイサイト、「ツーリングアシスト」へ進化…120km/hまで追従、ハンドル操作も

SUBARU(スバル)は19日、この夏発売予定の新型『レヴォーグ』『WRX S4』に運転支援システム「アイサイト」を大幅に進化させた新機能「アイサイト ツーリングアシスト」を標準搭載すると発表した。独自のステレオカメラ技術により、リアルワールドの幅広いシーンで安定した運転支援を実現する。

アイサイトは、ステレオカメラによる前方状況認識と高度な制御により安全運転を支援するスバル独自のシステムとして2008年に発表された。ステレオカメラは人間の目と同じように二眼式とすることで距離を測ることができることを特徴としており、これによってクルマや歩行者、区画線などを識別して車両を制御している。その後、年々進化し続けてきたアイサイトは、最新の「バージョン3」でカラー画像によるブレーキランプの認識を実現するなど、「ぶつからないクルマ」として一段とそのポテンシャルを高めていた。

今回の「ツーリングアシスト」では、現バージョンの「バージョン3」はそのままに、ソフトウェアの改良によってアイサイトの機能を大幅にアップしたことにポイントがある。アイサイトの「車線中央維持」の作動領域を従来の「60km/h以上」から「0km/h以上」へと大幅に拡大し、「全車速追従機能着きクルーズコントロール」では高速道路や自動車専用道路上において0km/h~約120km/hの範囲で実現。さらに「先行車追従操舵」も追加し、アクセル/ブレーキ/ステアリング操作をより高度に自動制御してドライバーをアシストすることを可能にしたのだ。

また、「後退時自動ブレーキシステム」をスバルの国内仕様車に初搭載したのも見逃せないトピックだ。後退時に車体後部に内蔵したソナーセンサーが障害物を検知し、障害物がある場合は音と表示でまず警告。ソナーによってセンシングするため、作動速度はクリープ程度になるようだが、回避操作がない場合は自動的にブレーキをかけて衝突回避や被害軽減を果たすという。

細かな機能としては、先行車の発進に気づかず停止状態のままでいる場合に発生される発せられるお知らせは、音声によるインフォメーション(アナウンス)と表示へと機能アップ。これら新機能の追加により、バージョン3でのアイサイトはその持てる能力をフル活用するまでに機能アップしたことになる。その意味で、現行バージョンでの安全性は究極なまで高められたと言っていいだろう。

「アイサイト セイフティプラス」の機能も高められた。これは、新型「レヴォーグ」「WRX S4」にメーカーオプションで装着されるもので、これまでの「スバル リヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)」やハイビームアシスト、サイドビューモニターに加え、フロントモニターを追加。新型レヴォーグにはスバル初となる電子ミラー「スマートリヤビューミラー」も含まれ、乗員や荷物で後方視界が遮られる時でも安全に後方確認ができるようになる。

スバルは今後、他の車種に対しても新型車へチェンジするタイミングでこの「ツーリングアシスト」を標準搭載していく予定。独自のステレオカメラ技術で発展しきたアイサイトを核にスバル独自の予防安全性能をより高めていく計画だ。




スバル アイサイト に新機能…全車速域でアクセル・ブレーキ・ステアリング操作を自動制御

SUBARU(スバル)は6月19日、運転支援システム「アイサイト」を大幅進化、新機能として全車速域でアクセル・ブレーキ・ステアリング操作を自動制御する「ツーリングアシスト」を搭載すると発表した。

大幅進化した「アイサイト」は、今夏発表予定の新型『レヴォーグ』『WRX S4』全車に標準装備する。

アイサイトは2008年に発表した、ステレオカメラによる前方状況認識と高度な制御で安全運転を支援するスバル独自のシステム。ステレオカメラは車両前方を監視し、距離を測ることができるほか、クルマや歩行者、区画線などを識別、ブレーキランプの認識などを行う。そこから得た情報と走行状況をもとにソフトウェアが必要な制御を判断し、クルマの各ユニットを適切に制御する。また、さまざまなセンサーを組み合わせ、あらゆるシーンでより高度な運転支援を実現している。

新機能ツーリングアシストは、アイサイトの車線中央維持の作動領域を従来の60km/h以上から0km/h以上へと拡大するとともに、先行車追従操舵を追加。全車速域追従機能付クルーズコントロールと組み合わせることで、高速道路でのアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動制御して、ドライバーをアシストする。ステレオカメラによる区画線と先行車の2つの認識情報を併用することで、幅広いシーンで安定した動作を実現。運転負荷を大幅に軽減する。

また、進化版アイサイトを標準装備する新型レヴォーグ、WRX S4は、スバル国内仕様初となる後退時自動ブレーキシステムの採用や、ドライバーの認識範囲を拡げるアイサイトセイフティプラスを設定。総合安全性能にさらに高めている。




【アイサイト ツーリングアシスト 体験】自動運転“レベル2”実現へ進化、意思を持った自然な制御に驚き

スバルが19日に発表した「アイサイト」の新機能「ツーリングアシスト」。その発表を前に、プロトタイプを実際にテストコース内で走行する体験会が報道関係者向けに開催された。その体験レポートをいち早くお届けする。

◆アイサイトが自動運転「レベル2」の実現へ大きく進化

新搭載された「ツーリングアシスト」で追加された機能は大きく三つある。一つは、これまでのアイサイトにも備えられていた「車線中央維持」の作動領域を、従来の「60km/h以上」から「0km/h以上」へと大幅に拡大したこと。二つ目は、「全車速追従機能着きクルーズコントロール(ACC)」では高速道路や自動車専用道路上において0km/h~約120km/hの範囲で実現したことだ。三つ目は「先行車追従操舵」を追加で、これらを組み合わせることによりアイサイトは「レベル2」の自動運転が可能になったことになる。

スバルでは、このアイサイト「ツーリングアシスト」を今夏発売予定の新型『レヴォーグ』『WRX S4』への標準装備化し、それを皮切りに日本国内向けのスバル全車に標準装備化を進める計画だ(※『BRZ』などの一部スポーツタイプを除く)。

◆体験試乗は大きく4つのパターンで展開

この日の体験会は日本自動車研究所(JARI、茨城県城里町)の周回路を使って実施。試乗は以下の4つのパターンに分けて行われた。

まず(1)基本操作の体験としてACCを70km/hの高速域にセットして自然な加減速(2)70km/hの高速域のまま左カーブの中で動作するステアリングの安定感(3)渋滞モード区間として30km/hにセットし直し、白線内を先行車の動きに惑わされず追従する様子を体験。白線がない状態で先行車に追従する様子も体験した。(4)先行車が車線内から外れていなくなったときでも引っ張られることなく安定した操舵アシストを行う体験を行った。

(1)の区間では先行車が加減速を繰り返すのに適切に追従し、その加速、制動はいずれも違和感なく突っ込みどころがないぐらい自然。停止時間が3秒以内なら、先行車の動きに合わせて自動で再発進を繰り返す。一方で3秒以上停止し続けた場合は、停止時間が2分以内であればシステムをレディ状態で維持するという。

(2)は高速道路では少しキツめの左カーブ。ここを70km/hのまま先行車に追従していく。ステアリングからは白線の中央付近を走ろうとするテンションがクイクイッと伝わってくる。このテンションは従来の「車線中央維持」よりもかなり明確だ。

(3)では高速道路上の渋滞を想定。ディスプレイ内に白線認識が表示されている限り、先行車が車線をはみ出すほど左右にぶれて走行しても影響を受けず真っ直ぐ走行する。次に白線を消した区間も用意されると、今度は先行車の追従して走る動きを見せる。この切り替えも特に意識することなくいつの間にか変わっていたという感じだった。

(4)では、ゆっくり走行していた先行車が急に路線を外れていなくなるシーンを想定。車速が30km/hに設定したままなので低速時のステアリングアシストを体験するシーンだったが、2周目の体験では70km/hに設定したままで走行。この時は先行車がいなくなると70km/hに向けて急加速し始めたが、その加速も決して不安を感じることはなく自然な感覚でいられた。

◆突っ込みどころのない自然な制御

アイサイト「ツーリングアシスト」が備えた最大のポイントは、全車速域で作動する「ステアリング制御」にある。特にステアリング制御は従来よりも明らかに“意志”を持っているかのように明確に行い、そのまま手放しでも行けそうなほど安定ぶりを感じた(※約10秒間ステアリングに入力がないと警告が入り、そのまま放置するとさらに約10秒で自動操舵はOFFとなる)。

また、アシストは外乱によって影響を受けることがあるが、その度にドライバーはステアリングの修正を余儀なくなされる。これが積み重なると疲労にもつながるわけだが、アイサイト「ツーリングアシスト」ではその辺りの修正回数は大幅に低減した印象を受ける。

動作状況のモニタリングも進化した。従来と同様、ステレオカメラで車線を認識すると、メーター内のマルチインフォメーション ディスプレイには白線を認識したことを表示するが、今回からは作動中は白線表示から青色表示へと変化する。これによって作動状況が一段と把握しやすくなっていたのも大きな進歩と言える。

体験会を通じて感じたのは、その制御が突っ込みどころがないぐらい極めて自然に行われていたことだ。スバルによれば「制御に連続性を持たせることでドライバーの違和感を徹底して排除した」とのことだが、その成果は見事に達成できたように思う。

メータ内ディスプレイ表示は従来と同様にやや小さめに感じるが、それでも以前よりは色分けで見やすさを高めている。「ツーリングアシスト」の搭載により、アイサイトは自動運転の「レベル2」実現へ向けて大きな進化を遂げたのだ。



アクセル・ブレーキ・ステアリングを自動制御!レヴォーグ/WRX S4のアイサイトが進化

国内で自動運転機能の搭載が進むなか、スバルが今年の夏に発売する「レヴォーグ」と「WRX S4」に、カメラが前方車両と車線を認識してステアリング操作や加減速を自動で支援する新機能の搭載を予定しています。

区画線と先行車の両方を認識することで、渋滞から高速巡航まで、様々なシーンで運転負荷を大幅に軽減するとしており、具体的には運転支援システム「アイサイト」に「先行車追従操舵」を追加し、「全車速域追従機能付クルーズコントロール」と組み合わせることで、高速道路でのアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を0‐120km/hの幅広い車速域で自動制御してドライバーをアシストするそうです。

同社は自動化技術の研究開発を加速させるため、約30億円を投じて北海道の車両試験場を改修するそうで、2020年には高速道路での車線変更が可能な自動運転技術の確立を目指す模様。

昨年7月にはメルセデス・ベンツが同一車線でステアリングやアクセル操作を自動で支援する機能を新型「Eクラス」に導入、次いで8月には日産がミニバン「セレナ」の一部モデルに同様の機能を追加しました。

「Eクラス」では、ステアリングから一定時間両手を離すと警告音を発し、車線を維持しながら減速、停止する技術を世界で初めて採用しています。

スバルは新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」搭載による価格上昇を数万円程度に収めるとしており、高速道路での運転疲労低減につながる最新機能の追加により、更なる安全性向上を図ることで拡販を狙う考えのようです。

(Avanti Yasunori・画像:SUBARU)




2020年、スバル「アイサイト」はここまで進化する…車線移動も自動化へ

「ツーリングアシスト」の搭載により、さらなるレベルアップを果たしたスバルのアイサイト。スバルは2020年にアイサイトの基本機能にミニマムなデバイスを追加することで自動車線変更機能を投入する予定だ。アイサイトは今後どこまで進化するのだろうか。

◆2020年のアイサイトは車線移動の自動化を実現

現状のアイサイトは、今回搭載を発表した「ツーリングアシスト」であっても、あくまで同一車線上での自動化にとどまる。最近は欧米車を中心に車線移動を自動化する動きが始まっており、スバルとしてもこうした動きを見過ごすわけにはいかない。そこで2020年をターゲットにしたスバルの動向に注目が集まる。

その内容は次のようなものだ。システムは基本的にアイサイトで行うことを堅持しながらも、車両の四隅にレーダー(RADAR)を取り付け、簡易マップを組み込んだGPSロケーターに組み合わせる。これによって周囲の状況を把握しながら自動的に車線を変更できるようにするのだ。

ここでポイントとなるのは追加して搭載するシステムだ。「ツーリングアシスト」の追加によってレベル2にまで対応したアイサイトだが、たとえばカーブに近づいた際に自動的に減速して対応することは出来ない。これはシステムが「周囲の状況を把握できていない」からだ。

これを実現するためにはまず道路状況を把握することが必要で、それにはカーナビとの連携も一つの方法。ただ、これに頼るとユーザーは好きなカーナビを選べなくなる。数々の制御を行うためにカーナビは工場装着が必須となり、その時点でカーナビを選ぶ選択肢がなくなってしまうからだ。

◆カーナビとは別に位置情報を取得する

スバルの第一技術本部先進安全設計部主査の丸山 匡氏は、「(車両はグローバルで展開されており)車両制御と連携するカーナビを仕向地ごとに用意するのは難しい。大画面化といったユーザーの嗜好も大事にする必要もあり、自車周辺の状況を把握するのは専用のロケーターを車両側に搭載するのが最良の方法と考えている」と話す。

また、丸山氏は「ロケーターには専用の電子マップを組み込んでおり、アイサイトと車両の四隅あるレーダーを組み合わせることで周囲の状況は十分に把握できると考えている。レーダーの代わりにより詳細な情報が捉えられるライダー(LIDAR)も考えたが、情報量が多くなってしまい処理に膨大な負担がかかってしまう。ライダーのコストが高いこともあるし、レーダーが捉えるボヤッとした情報でも障害物があることは十分判断できる」とする。

ロケーターにGPSを使うが精度面での不安はないのだろうか。「GPSはマルチパスによる誤差があるので全面的には頼れない。準天頂衛星「みちびき」にしてもマルチパスがまったく発生しないわけではない。そこで自律して周囲の状況を判断する能力が必要となる。そんな時に悪天候に強いレーダーを採用するメリットが生きてくる。(情報密度が高くないため)データも軽いし、ソフトウェアで対処できるメリットもある」(丸山氏)

とはいえ、電子マップのアップデートは必要なはず。「もちろん、地図データのアップデートは定期的に行う必要があり、それを点検時に行うか、通信で行うか、その方法については検討中」(丸山氏)とも語った。

◆2020年でもNCAPやIIHSでトップクラスの評価を狙う

スバルはこの技術を使い、2020年には交差点でのクルマ同士の出会い頭衝突防止を目指し、さらに2020年代中には左折時での歩行者との接触や、直進時に交差する自転車との衝突を防止することも予定している。これによってNCAP(自動車アセスメント)やIIHS(米国道路安全保険協会)でもトップクラスの評価を堅持したいとする。

一方で、これらを実現するためには大規模な実験施設も必要だ。そのため、スバルは北海道に現在所有している美深試験場のテストコースを30億円かけて改修を行った。高速道路のカーブや分合流点、市街地を想定した交差点などが新たに整備され、2017年度下期から運用を開始。今後の運転支援技術の高度化に向けた技術開発に活用することになっている。



愛車との対話が楽しくなる? スバルの「アイサイト」がグランドツーリング性能を進化させる!

ハイパワー・ターボエンジンを積んだスポーツセダン「スバルWRX S4」と、スポーツツアラー「スバル・レヴォーグ」が2017年夏の商品改良(マイナーチェンジ)において、追従性能を進化させたアダプティブクルーズコントロール(ACC)機能を手に入れることが明らかとなりました。

『アイサイト・ツーリングアシスト』と名付けられた機能がそれで、簡単にいうと「0~120km/hの速度において前走車に追従したクルーズコントロールが可能となり、さらに全域で車線中央維持のステアリングアシストが作動する」というものです。

ステレオカメラを使ったプリクラッシュセーフティシステム「アイサイト」は、ACCについてもいちはやく渋滞対応するなどしていましたし、車線中央維持も実現していましたが、これまでの条件は「0~100km/hの速度域での追従と60km/h以上での車線中央維持機能」でした。

ACCで設定できる速度域が上がり、車線中央維持も全域で対応となったことが進化ポイントというわけです。こう聞くと、いままで抑えていた能力を市場のニーズに合わせて解放しただけのようにも見えますが、そういうわけではありません。

これまではステレオカメラによって道路上の白線(左右)を認識することで車線の中央を把握していましたが、新しいツーリングアシストでは、片側の白線やペイントがかすれている白線も認識できるようになっています。

渋滞時には周りクルマによって白線が隠れてしまうこともあります。「白線が見えなくても車線中央が把握できる」能力は、低速域での車線中央維持機能は必須の能力というわけです。

さらに、先行車の軌跡から道がまっすぐなのか、左右いずれかに曲がっているのかを判断できるようになったのもツーリングアシストにおける進化ポイント。もともと、アイサイトというのはステレオ画像のズレを用いて、対象物までの距離を測るという技術ですが、先行するクルマの後部をいくつものメッシュにわけて測定することにより、曲がっているかどうかまで判別できるようになったのです。つまり、白線がない道であっても、先行車が車線の真ん中を走っていれば、その動きを真似して走ることができるのです。

この部分が、新しいアイサイト・ツーリングアシスト最大の機能的進化といえるでしょう。

発売前の「アイサイト・ツーリングアシスト」を搭載したレヴォーグに試乗することができました。閉鎖されたテストコースで先行車に対して、どのように追従するのかを味わうことができたのです。

通常走行や渋滞を模したシチュエーションでは、ほぼ自動運転と思えるほどクルマが車線と車速を維持しながら先行車についていきます。

さらに、白線のないテストコースにおいて先行するクルマのドライバーにわざとクネクネと走ってもらったところ(20km/h程度)、その動きを見事にトレースします。ただし、どんなときも追従できるわけではありません。先行車や白線などの情報をロストすると、途端に自動運転的な振る舞いがキャンセルされるので、ドライバーがボーっとしていると危険。自動運転のレベル分けでいうとレベル2に相当する「アイサイト・ツーリングアシスト」ですが、現時点ではドライバーの補助的な機能に留まっています。

ただし、補助・補完する関係は一方通行ではありません。ツーリングアシスト機能がキャンセルされたときは、速度も操舵もコントロールはドライバーの仕事になります。あたかも、ドライバーがクルマをアシストするようなシーンも出てくるのです。AI(人工知能)を搭載しているわけではありませんが、クルマの動きを感じながら「そろそろ先行車をロストするかも」と予想して身構えていると、クルマとの対話を感じるから不思議なもの。自動運転時代になってもクルマはパートナーであり続けると感じると言ったら、大げさでしょうか。

ちなみに、いつでも運転操作を引き受けられるように、操舵アシストが機能しているときもドライバーはステアリングを握っている必要があります。手を離してしまうと10数秒でコーションが出て、ステアリングを握るように促されますし、ステアリングを握っているつもりでも力が抜けていると同じようにコーションが出ます。自動運転というと、手放し運転と思いがちですが、それにはまだ早いようです。

なお、設定速度は0~120km/hとなっていますが、低速域は渋滞を考慮したもので、「アイサイト・ツーリングアシスト」は、いわゆる高速道路での使用を前提とした機能なのは変わりません。じつは赤信号も認識している「アイサイト」ですが、一般道で安心して使用できるようになるのもまた、まだまだ先の話ということです。

(山本晋也)




取り合えず言わせて頂きたいのは「自動運転」だとはスバルは言っていない筈です
挙句どこぞの新聞では日産に次いで2番目に自動運転を市販化したとか意味不明な事を言っているようだし…

ココまで色々クルマが出来るようになるのはバージョン4とか名前変えちゃっても良かったんじゃね?って気がしないでもないけど
Posted at 2017/06/19 22:21:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2017年06月19日 イイね!

耐久性とか透過率とか大丈夫なのかな

耐久性とか透過率とか大丈夫なのかなトミーカイラZZ、世界初の樹脂製フロントウインドウ搭載へ…帝人の最先端技術を採用

GLMは6月19日、車の軽量化を実現する樹脂製フロントウインドウを電気自動車(EV)トミーカイラ『ZZ』に搭載することに成功したと発表した。

GLMは、自動車保安基準改正で2017年7月1日から樹脂製窓のフロントウインドウへの搭載が認められるのに合わせて試験を実施。近く、公道を走行するための国内認証を取得する予定で、今秋を目途に樹脂製フロントウインドウを採用する世界初の市販車、トミーカイラZZを販売する計画だ。

ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)はガラスに比べて半分ほどの重さで、車体の軽量化に寄与する素材として期待されてきた。しかし耐摩耗性が低く、窓の開閉やワイパー等により表面が傷つきやすいことが大きな課題で、これまでのハードコート技術(ウエット法)だけでは、自動車保安基準に対応する耐久性を満たすことができなかった。そのため、PC樹脂製窓の車への使用は摩耗の少ないサンルーフや後部の固定窓などに限られており、フロントウインドウは認められていなかった。

2017年7月から導入される新保安基準では、フロントウインドウへの搭載が認められたものの、これまで以上に厳しい耐摩耗性が求められる。ゴムと窓をこすりあわせて摩耗を調べる試験で2%未満にする必要があり、耐摩耗性が5~7%だった従来のウエット法では満たせなかった。今回、トミーカイラZZに搭載した帝人の樹脂製フロントウインドウは、透明性が高いPC樹脂に保護層を作る新技術を追加。強化ガラスと同等の0.5~1.5%の耐摩耗性を実現する。

樹脂製フロントウインドウを搭載した試作車は、6月28日から30日の3日間、ポートメッセなごやで開催される「人とくるまのテクノロジー展名古屋2017」で、帝人によって披露される。


形状に自由度が高くなりそうだから今後の乗用車への搭載例も増えてくれると多少は安く作れるようになるのかね


将来の車輌は軽量化と強度向上でAピラーが不要になる!? 樹脂製フロントウインドウを「トミーカイラZZ」に採用

GLMは、量産車第1弾のEVオープンスポーツ「トミーカイラZZ」を皮切りに、4000万円のEVモンスタースポーツ「G4」を発表。さらに、旭化成のコンセプトカー「AKXY(アクシー)」にも「トミーカイラZZ」のプラットフォームを提供しています。

今回、GLMが発表したのは、車両の軽量化を実現する樹脂製のフロントウインドウを「トミーカイラZZ」に搭載したというもの。国の自動車保安基準改正で、2017年7月1日から樹脂製窓のフロントウインドウへの搭載が認められるのに合わせて試験を実施したそうです。

近く、公道を走行するための国内認証を取得する予定だそうで、今秋を目途に樹脂製フロントウインドウを搭載した「トミーカイラZZ」を販売する計画としています。

今回の樹脂製フロントウインドウは「帝人」の最先端技術を活用し、「トミーカイラZZ」の形状に合わせて製作されています。

まだお披露目前なので樹脂製フロントウインドウは現時点では公開されていませんが、耐摩耗試験(1000 回転)後の PC 表面キズ比較の画像が公開されました。今回発表された樹脂製フロントウインドウは、ガラス並みの耐摩耗性と耐候性を確保。

また、従来の窓より3割以上軽いのが特徴で、樹脂製のウインドウはガラスと比べても高い強度もあるため、窓周辺のフレーム枠(Aピラー)を必要としないそうです。

なお、標準装備であるAピラーやガラス窓、ルームミラーを合わせた重量は18.4kgで、樹脂ウインドウを搭載すると6.6kgも軽くなるとのこと。

クルマの軽量化で不可欠になりつつある「材料置換」。GLMでは、日本のテクノロジーショーケースとなるようなクルマづくりを目指していて、今後も最先端の技術を自動車に採用しながら、次世代車をつくっていくとしています。

なお、樹脂製フロントウインドウを搭載した「トミーカイラZZ」の試作車は、2017年6月28日から開催される「人とくるまのテクノロジー展名古屋2017」で、帝人により披露されます。※写真のトミーカイラZZはガラス製の既存モデルです。

(塚田勝弘)
Posted at 2017/06/19 22:06:09 | コメント(0) | トラックバック(1) | 自動車業界あれこれ | 日記
2017年06月18日 イイね!

久々にパノスの名前を聞いた気がする

久々にパノスの名前を聞いた気がするパノス、612馬力のEVレーサー「GT-EV」発表…ルマン参戦を視野に

パノス(PANOZ)とGreen4Uテクノロジーズ社は6月16日、ルマン24時間耐久レース開催中のフランス・サルトサーキットにおいて、新型EVレーシングカーの『GT-EV』を発表した。

GT-EVは、エンジンやハイブリッドパワートレインのレーシングカー同様の性能を備え、長距離耐久レースに参戦することを目標に開発された。

GT-EVでは、前後のモーターを合わせた最大出力が612hpレベル。最高速は290km/hに到達する。ピットストップ時にバッテリー交換を可能にする取り外し可能なバッテリパックを新開発した。ひとつのバッテリーで、最大177km走行可能。

ボディサイズは、全長4877mm、全幅1829mm、全高1219mm。クローズドコクピットのデザインで、カーボンファイバー製のシャシーを採用する。アクティブエアロダイナミクスや、回生ブレーキ技術も導入する。

パノスのドン・パノス代表は、「目標はガレージ56枠を含めて、ルマン24時間レースに参戦すること。学んだことを、市販EVの設計に適用していく」と述べている。


って言ってもエスペラント以外だとあんまりイメージわかないんだよな…
Posted at 2017/06/18 21:53:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2017年06月17日 イイね!

もう駆動方式とかミッションとかどうでもいいからちゃんと発売してくれよ

もう駆動方式とかミッションとかどうでもいいからちゃんと発売してくれよトヨタ・スープラ次期型、ニュルに再来!室内はZ4と酷似も気になるMT設定は…

トヨタ・スープラ次期型が、カモフラージュも軽く再びニュル高速テストに姿を見せました。

全体的フォルムがかなり見えてきたプロトタイプは、大口エアインテーク、「Z4」次期型より短いオーバーハング、テールライトのアウトラインやツインエキゾーストパイプが確認できます。

今回はスープラのキャビン内が目撃されており、レポートによると、写真のZ4のMTとは異なるATシフトレバーが確認されています。情報によれば、スープラはオートマチックのみの設定となる可能性があるようです。

またコックピットには、Z4に酷似したダイヤル・コントローラーや、センターのインフォテインメントシステムが確認でき、Z4に雰囲気が酷似していたとのこと。

パワートレインは、BMW製2リットル直列4気筒ターボ、及び最高出力340psを発揮する、3リットル直列6気筒ターボエンジンのラインナップが予想されています。

2017年の東京モーターショーで市販型に近いモデルが登場すると思われ、2018年からオーストリアのマグナシュタイアで生産、逆輸入の形で日本でも発売されるようです。

(APOLLO)


Z3とZ4の流れでいくとオープンになるのかと思ったけどこの写真のはルーフ付きっぽいけど
ってかここまできたらもうトヨタどうでも良くない?
BMWで新型のZ5として出すってだけで良いような気が…
Posted at 2017/06/17 22:58:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2017年06月17日 イイね!

2015年でホンダとの関係は完全に切れてたのかな?

【新聞ウォッチ】欠陥エアバッグ問題で経営危機のタカタ、月内にも民事再生法申請へ

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年6月16日付

●「日米韓連合」が優勢、東芝メモリ、ブロードコムを逆転、売却先、21日までに決定方針整(読売・10面)

●景気拡大53か月、戦後3番目、実感なきバブル超え(読売・12面)

●「官房副長官が指示」メール、獣医学部新設、加計有利の条件、文科省再調査(朝日・1面)

●「共謀罪」法成立、刑事司法の大転換点、民主主義の荒廃した姿(朝日・1面)

●トヨタ自動車がLINEと提携、「つながる車」開発(毎日・7面)

●米金利、8年半ぶり1%台、0.25%利上げ、保有資産も縮小(産経・2面)

●トヨタ労組体制刷新へ、11年ぶり委員長交代へ(産経・10面)

●ハリル監督が接触事故(産経・21面)

●タカタ民事再生法、月内にも申請で調整、負債1兆円超、製造業最大、米社傘下で再建、事業継続(日経・1面)

●車部品9割で即時撤廃、EU、対日関税で譲歩(日経・5面)

●スズキ、インド3000店体制へ、20年代前半1.5倍、農村に小型店(日経・14面)

●VAIO社長、吉田氏が就任(日経・14面)

●日本初の小型車専売店、メルセデス・ベンツ日本(日経・15面)

●VW不正車両2年保証延長、EUと合意(日経・15面)

ひとくちコメント

犯罪を計画段階から処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織的犯罪処罰法が野党の猛反対のなかで強行採決された。同じ日には安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」をめぐる文科省の再調査で「総理のご意向」と書かれた文書も見つかった。

相も変わらず永田町周辺の政治の世界がザワついているが、一方で企業問題に目を向けると「東芝メモリ」の売却先をめぐる攻防の話題が目白押し。そんな中、“賞味期限切れ”ともみられていた欠陥エアバッグの異常破裂問題で経営が悪化したタカタのニュースだが、きょうの日経が久しぶりに「タカタ民事再生法」との見出しで1面トップを飾っている。

記事によると、「タカタが民事再生法の適用申請に向け最終調整に入り、月内にも東京地裁に申し立てる」という。負債総額は1兆円を超えるとみられ、製造業の倒産としては、2016年に倒産したパナソニックプラズディスプレイの特別清算(負債総額は5000億円)や12年に倒産のエルビーダメモリ(同4480億円)を上回る規模になり、戦後最大となる見込みという。

法的整理を強く求めてきた自動車メーカーが「足並みをそろえたことで、高田重久会長兼社長ら創業家も法的整理案を受け入れざるを得ないと判断に至ったもようだ」とも伝えている。

米国でタカタ製エアバッグの異常破裂が原因で死傷事故が続出。タカタの大株主でもあるホンダが初のリコールを申請したのは2008年のことだった。

未だに明確な原因は明らかになっていないが、国内外の自動車メーカーを巻き込んだ大規模リコール問題は、裁判所の管理下で処理が進むことになる。目の上のタンコブだったタカタ問題も、足掛け10年の年月が流れてようやく収束に向けて新たな段階に入る。


「タカタ」はなぜ転落したのか。超優良メーカーが「民事再生法適用の申請へ」と報じられるまでの軌跡

欠陥エアバッグ問題で経営危機に陥った自動車部品メーカーのタカタが、東京地裁に民事再生法の適用を申請へ向けて最終調整に入ったと朝日新聞デジタルなどが伝えた。史上最大規模のリコール(回収・無償修理)によって、実質的な負債総額は1兆円を超えるとみられている。

タカタ製エアバッグの異常破裂を巡っては、因果関係が特定できないものも含め世界で17人が死亡。そのうちアメリカで11人が亡くなっており、今後も事故の被害者や遺族などからの訴訟で債務が膨らむ可能性がある。自動車メーカーからは、裁判所の管理の下で明確に負担額を決めておく法的整理を求める声が強まっていた。

日本が誇る超優良企業とされていた「タカタ」は、なぜ転落したのか。

●何が起きたのか

タカタに一体何が起きたのか、簡単に説明すると…

■タカタのエアバッグで2000年〜2008年の間に製造されたものに、破裂につながる不具合があった。
■タカタは不具合があることを認識しながらも数年間に渡り、事実を隠蔽して製造・販売を続けていた。
■アメリカで2014年にNYタイムズなどに大きく報じられ、大規模なリコールへ発展。
■最終的に負債額は1兆円を超える規模に膨らんでいるとみられている。

時系列でタカタをめぐって起きた出来事を紹介する。

●2000年頃~ 不具合のあるエアバッグが製造・出荷されはじめる
 
問題となった、不具合のあるエアバッグは、2000年〜2008年ごろアメリカ国内の工場で作られた。ホンダ、トヨタ自動車など国内外の10社の車に載っていたという。朝日新聞2014年11月7日の朝刊が伝えた。

●2004年 エアバッグの破裂を隠蔽?
 
タカタは、社内で行なったエアバッグの部品の試験で破裂につながる兆候が出た結果を隠蔽していた。タカタは、米アラバマ州でエアバッグが破裂した事例報告があった後、ミシガン州の米国本社で、通常の業務時間外に秘密裏にエアバッグの試験を行なった。試験では事故時にエアバッグを膨らませる「インフレーター」と呼ばれる部分にひびが入り、破裂につながる兆候が見つかった。だが、タカタの幹部はこのデータを消去させ、部品をゴミとして処分させていた。米ニューヨーク・タイムズが2014年11月7日に伝えた。産経ニュースなどによると、タカタはこの後の公聴会で、隠蔽の事実を否定した。

●2014年9月 米NYタイムズが隠蔽を報道
 
米ニューヨーク・タイムズがリコールの原因であったエアバッグの欠陥をホンダとタカタが長く認識していた、と報道。米国で大きな騒動に発展。米ニューヨーク・タイムズが9月12日に速報として伝えた(その後11月に詳報した)。

●2014年10月 集団訴訟へ
 
米高速道路交通安全局(NHTSA)はホンダがエアバッグの不具合に関連した死傷事故の報告を怠っていた可能性があるとして、調査を始めた。 

米国内の消費者らは2015年2月、重要な情報を消費者に隠していたなどとして、タカタ、トヨタ、ホンダなど12社を相手取り、フロリダ州の連邦地裁に対し、損害賠償を求める集団訴訟を起こした。また、事故にあった被害者は公聴会で証言をした。

●2014年11月 公聴会に呼ばれる
 
タカタは、この問題について米議会公聴会に呼ばれた。公聴会には、タカタの品質管理を担当する東京本社品質本部の清水博シニア・バイス・プレジデントに加え、ホンダ、クライスラー幹部2人らが出席した。

米国ではこの時までに、タカタのエアバッグに関連したとみられる事故で5人の死亡が判明していた。公聴会では、米議員が5人全員の死亡についてタカタに「全面的な責任」を取るよう迫る場面があった。

これに対し清水氏は5人のうち2人の死亡事故についてはまだ調査中だと述べ、この時点で全責任を負う姿勢までは示さなかった。ただ死亡事故に関連し、エアバッグに異常があったことは認めた。

また、清水氏は被害者らに対する謝罪を述べたが、米メディアが報道した不具合の「隠蔽」については否定したと産経ニュースなどが伝えた。

タカタは「原因が特定されていない」ということを盾に対応を後手にしてきたことによって、米国メディアを中心に大きな批判を浴びた。また、公聴会にタカタの代表として出席した清水氏は取締役ですらなく、問題発覚以降、経営トップである高田重久・会長兼最高経営責任者(CEO)とステファン・ストッカー社長兼最高執行責任者(COO)が表舞台に一切姿を見せないことにも、不信感と批判が相次いだ。12月にストッカー氏は自ら社長を辞任した。

●2015年5月 エアバッグの不具合を認める 
 
タカタが、これまでの姿勢を一転し、全面的にエアバッグの欠陥を認めた。米運輸省に対して全米で約3,400万台のリコール(回収・無償修理)を行うと合意。タカタが前面に出て、トヨタ自動車やホンダなど11社の自動車メーカーなどとリコールを進めるとした。米国で史上最大規模のリコールであった。

前年の11月に当局がリコール対象を全米に拡大するよう要求したが、タカタは「原因が特定されていない」などとして支払いを拒否していたため、ホンダなどが自主的にリコールを進めていた。2月にNHTSAが、当局の調査へのタカタの協力が「不十分」だとして罰金を科すと発表し、対立は深まっていた。

タカタの"全面降伏"に対して、米運輸長官は会見で「タカタは今まで欠陥を認めてこなかった。だが、今日それが変わった」と語ったという。

●2015年11月 ホンダが決別宣言
 

ホンダが、タカタ製エアバッグ部品を今後一切使わないと米国で発表。米国での集団訴訟の動きなどを受けて、「タカタと距離を置いていることをアピールする狙いがあったのでは」という見方もあり、「蜜月関係」ともされていたホンダとタカタが決別することになった。

●2017年1月 隠蔽を認め、和解金10億ドル(約1150億円)支払いで合意
 
米司法省はタカタが和解金10億ドル(約1150億円)を支払うことで同社と合意した。またタカタの元幹部3人が、製品の欠陥を知りながら隠蔽していたという詐欺罪で刑事訴追された。タカタ側は詐欺罪を認めた。

裁判所は、罰金と被害者補償基金、自動車メーカー向けの補償金を合計した約10億ドルの支払いを命じた。

●2017年4月 経営再建に向けて調整へ
 
タカタの主要債権者である自動車メーカーが、経営再建に向けた最終的な調整に入ったと朝日新聞デジタルなどが伝えた。

世界で1兆円超に上るリコール費用の大半を肩代わりするメーカーは、裁判所の関与のもと、公平に負担額を確定させる法的整理を主張したという。



タカタ、早ければ来週にも民事再生法申請へ=関係筋

[東京/ニューヨーク/ワシントン 16日 ロイター] - 欠陥エアバッグの大規模リコール(回収・無償修理)問題で経営が悪化しているタカタ<7312.T>が早ければ来週にも民事再生法の適用を東京地裁に申請する方向で準備に入った。複数の関係筋が15日までに明らかにした。負債総額は1兆円超とみられ、タカタは事業を継続しながら裁判所の管理下で再建を図ることになる。

関係筋によれば、米国子会社のTKホールディングス(ミシガン州)も日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を申請する方針。タカタは出資を伴う支援企業として中国・寧波均勝電子<600699.SS>傘下の米自動車部品メーカー、キー・セーフティ・システムズ(KSS)と協議を続けているが、日米での適用申請前にKSSとの最終合意に至らない可能性もあるという。

再建計画ではKSSがタカタのシートベルトなど主要な事業を総額2000億円弱で買収して新会社を設立。一方、リコール費用などの債務は旧会社に残し、債権者への弁済を担う。部品の安定供給を維持するため、取引金融機関はタカタの下請け会社などへの資金支援を続ける。

タカタ製エアバッグのリコール問題をめぐっては、関連事故で米国など海外で死亡者が16人、負傷者が180人超に上っている。リコール対象は世界で1億個規模に膨らみ、費用の総額も1兆円を超える見通し。

タカタはこれまで不具合の責任の所在が特定できておらず自動車メーカーとの費用負担の割合を「合理的に見積もるのは困難」としていた。そのため、ホンダ<7267.T>など国内外の自動車メーカー各社はリコール費用の大半を負担しており、今後は同費用を債権として届け出る予定だ。

タカタは昨年2月、弁護士などからなる外部専門家委員会を発足させ、再建計画の策定を委託。同委員会と最大債権者である自動車メーカーは、法的整理を前提としたKSS主導の再建策を練っていた。

しかし約6割の株式を保有する高田重久会長兼社長らタカタ創業家は、法的整理に踏み切れば下請け会社からの部品供給が滞るとして、日本のタカタについて裁判所の関与しない当事者間の話し合いによる私的整理を主張し続けてきた。

ただ、私的整理で大口債権者と合意できたとしても、事故の被害者などからの損害賠償請求による財務悪化は避けられず、創業家も法的整理を受け入れざるを得なくなったとみられる。

タカタの2017年3月期の連結決算は最終損益が795億円の赤字(前期は130億円の赤字)で3年連続の最終赤字だった。自己資本は約302億円。自己資本比率は前期の27.5%から17年3月期は7.0%と急減していた。  

*内容を追加しました。

(Jessica DiNapoli,David Shepardson, 白木真紀)


まぁ、どちらにせよKSSって所も中国メーカーの傘下って事みたいだしやや胡散臭さがあるからそのまま潰れて全世界の自動車メーカーが大損をするって流れになりそうな気がするな~
Posted at 2017/06/17 22:04:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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