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2019年11月24日 イイね!

165をここまで弄り込んで

165をここまで弄り込んで「打倒ランエボ&インプを誓うST165セリカ!」フルDIYの魔改造サーキットスペック!

フルDIYチューニングでランエボやインプに戦いを挑み続ける

筑波1分1秒台を目指す本気のタイムアタック仕様

今なお根強いファンが多くいるST165セリカGT-FOUR。その人気の背景にあるのはWRC(FIA世界ラリー選手権)であることは言うまでもなく、日本車として初のメーカー&ドライバーズタイトルを獲得するなど大活躍した名車だ。

そんなST165セリカGT-FOURのカスタマイズというと、その王道はやはりWRC参戦マシンの装着パーツやカラーリングを再現したいわゆる“レプリカ”的なカスタム。あるいはST165のハデなアクションシーンが人気となり、1980年代の4WDブームの火付け役になった映画“私をスキーに連れてって”の劇中車レプリカだろう。ところが、ここで紹介するara-Rさんのマシンは、それらとは一線を画す本気のタイムアタック仕様となっているのだ。


ベース車になっているのは1986年モデルの前期型で、20年前にネットオークションで10万円で購入したもの。まずはエアコンなどを取り外し、サーキット走行を始めた。その後もコツコツと戦闘力アップのチューニングを施して、出来上がったのがこのスペックというわけだ。タイヤの組み替え以外は、すべて自分自身の手で作業を行っているという。


ボンネットの下に収まるエンジンは、SW20型MR2(3型245ps仕様)の3S-GT。タービンはHKSのGT2835、エンジン制御はフルコンのLINKでセッティングはもちろんaraーRさん自らが行なっている。

本来ラジエターが収まる位置にはインタークーラーが装着され、ラジエターはリヤへと移設。ベースは古くても、今時のタイムアタックマシンらしいメイキングが各部に垣間見える。


足回りはYZ製の車高調整式サスペンションで、バネレートはフロント14kg/mm、リヤ12kg/mm。ブレーキはフロントに日産の4ポットキャリパーを流用して強化。


DIYでワンオフ製作した個性的なワイドフェンダーに収まるのは、フロントが10.5Jホイールに295/30-18タイヤ、リヤが9Jホイールに255/40-17タイヤの組み合わせ。フロントよりもリヤタイヤが細いのは、コーナリング時の回頭性を追求していった結果だという。


リトラクタブルヘッドライト機構を廃止して、ボンネットはライト部分もスムージングされているため、フロントフェイスは車種不明感が漂う。ヘッドライトはグリル部に埋め込んだフォグで代用する。


インテリアも走りに徹したものとなっていて、フロアはカーペットやアンダーコート、ドアや内装のパネル類も軽量化のために撤去。安全性と剛性アップのために張り巡らされたロールケージがレーシーだ。


メーターフード内の純正メーターも取り外され、デジタル表示のレーシングメーターに変更。トヨタ車流用で電動パワステ化しているのも注目のポイントだ。

「中学生の頃に見ていたWRCでの活躍に憧れたのがST165を選んだきっかけです。手に入らなくなったパーツの対策として、他車種流用や自作で対応していったら現在のような仕様になりました。コンセプトとしては『ものづくりとサーキットタイムの追求』。

サーキットではマイナーなGT-FOURですが、当時のライバルであった三菱ランエボやスバルWRXと今も戦い続けているんです。これまでのベストタイムは筑波サーキットで1分3秒台ですが、今シーズンに向けてエンジンとミッションを積み替えてラジアルタイヤで1分1秒台を目指しています」とaraーRさんは語ってくれた。


205じゃなくて185でもなく165ってのがまたいいよね~
165のまともな個体すら残っているのか分からないし、部品も互換性はあったとしてももう厳しいでしょうから
Posted at 2019/11/24 22:10:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2019年11月24日 イイね!

出来るだけ市販車のままで新型レヴォーグで参戦とかは面白いかもね

出来るだけ市販車のままで新型レヴォーグで参戦とかは面白いかもねスバルがちょっとだけ気になるアナタにこっそり教えます! レヴォーグでの参戦予定はある? 参戦マシンのWRX STIのお値段ってどれくらい?|ニュルブルクリンク24時間耐久レース

もっと知りたい、ニュルブルクリンク 24時間レース

SUBARU/STIのいろいろお教えします!

WRX STIの活躍もあり、ニュルブルクリンク24時間レースがここ数年ぐっと身近になってきている。そんなニュルのことをもっと知りたい! というアナタ。
基本的な部分から、ちょっとマニアックなトコロまでをチェック。一部のクエスチョンは、なんと! STI辰己英治総監督に教えてもらったゾ!!

ニュルってどこにあるの?


ドイツの北西部、プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクリンクにあるサーキット。
北コースとグランプリコースの複合サーキットで、特にニュルブルクリンク城を囲むような北コースが有名。高低差、ブラインドコーナー、でこぼこした路面、狭い幅など、過酷な条件が特徴。スポーツカーの開発の場所としても有名。
日本からは、飛行機でフランクフルト空港へ。そこからレンタカーなどクルマで約160kmほど。約2~3時間。

SP3Tってどんなクラス?

2L以下のターボ車。4WD車で1220kg、2WDで1170kgでWRXは50kgのハンデに。
今年はWRX STIの他、アウディRS3が2台、ゴルフVII GTIが2台、ゴルフVI GTIが2台、オペラアストラが1台エントリーした。

QFレースって何?

本戦へ向けた予選レースのこと。今年は5/18-19に行われた。このQFでもSP3Tクラストップ。6時間のレースもノントラブルで完走。総合34位という好成績で本戦への準備も万全だった。

本戦へ向けたテスト、調整という意味が大きいQFレースだがきちんと優勝トロフィーもある。このトロフィーは三鷹のSTIショールに飾られていた。

ドライバーは4人って決まっているの?

レギュレーションでは最大4人までOKになっている。スバル同様、各チーム4人がほとんどだが、中には3人でエントリーしているチームもある。


優勝トロフィーは何個もらえるの?


エントリードライバーの人数分がチームに与えられる。今年の優勝トロフィーは、恵比寿の本社ショールーム、三鷹のSTIショールーム、群馬と3本の所在は確認済み。あと1本はどこだ!!(笑)

今年のゼッケン88番の意味はある?

主催者からもらう番号なので、88ってゴロがいいですけど、特に意味はないですね。
昨年のゼッケンが90番だったんですけど、ガズーさんがスープラ(90系)でエントリーってことで、譲ってもらえないかという申し出を受けて。両チームで主催者にかけあって変更してもらったんです。意外とそういうとこはゆるいんですよね。(辰己総監督)

総監督は24時間寝ないのですか?


寝なかったです。眠くもならなかったですよ(笑)。
今年は私のまわりにスタッフを付けてもらい、モニターチェックやチームの状況などを伝えてもらうアシストをしてもらったので、だいぶ楽させてもらいました。例年より淡々と終わった感じです。(辰己総監督)

スタッフの休憩とかは?

今年はテントの脇に小さい部屋を4つ作りました。そこにベッドを置いて、スタッフが休めるスペース、マッサージする場所なども用意して。そういう意味でも今年は充実していましたね。(辰己総監督)

ニュル車のお値段ってどれくらい?


ベース車両は内張りとか余計な部品が付いていない状態で用意して、レースパーツを購入したり、WRX用に改修したりして。カーボンパーツはほとんどワンオフで作っていますね。ざっくりですけど『欧州高級スポーツカー』1台分くらいの値段かな?。
(辰己総監督)

レーシングマシンというと、1億円と2億円とかそれくらいを想像しちゃうが、WRX STIは意外とリーズナブル!?

レース車の燃費ってどれくらい?

だいたい2.4km/Lくらいですかねー。ドライバーによって0.2~0.3km/Lくらい変わりますけど、2.4km/Lいくと1スティント9LAPできる感じです。今年は燃費も向上したので、そういう意味では安定して勝てた要因のひとつだと思います(辰己総監督)

ニュルの参戦費用ってどれくらい?

エントリーフィーが7000ユーロ前後(85万円)ですかね。早く申し込むと6300ユーロくらいだったかな? お得な先行申し込みみたいなのもあるんですよ(笑)。このレースの規模を考えると意外と割安じゃないですか。サーキットで使う燃料は現地でデポジット制で支払います。(辰己総監督)

この先レヴォーグでの参戦予定はある?

非常にオモシロイと思います。例えば、ほぼノーマルのままで、STIというよりはスバルとしてエントリーするとかね。開発の一環として、純正の完成度の高さを証明する場としてもいいと思います。(辰己総監督)

スバルスタイルvol.003より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]
Posted at 2019/11/24 19:49:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2019年11月24日 イイね!

現行型を導入して5万台ですか

現行型を導入して5万台ですか累計輸入台数が5万台を突破したフィアット500が記録達成の記念式典を開催!

足掛け12年での5万台達成

FCAジャパンはフィアット500および500Cの日本への輸入累計台数が11月15日(金)に述べ5万台に達したことを発表。豊橋市にあるFCAジャパンの新車整備センターにて、記念式典を行った。

フィアット500/500Cは2008年3月の国内導入以来、今年の10月末までの年間累計販売台数は3,722台、10年連続で4,000台を超える見込みで導入以来12年目にして過去最高だった2014年の販売台数に迫る勢いとなっているという。

式典ではまずFCAジャパン広報部長の清水良子氏が挨拶を行った後、マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセ氏がこれまでのフィアット500についての歴史や魅力を紹介。

「私たちの仲間が毎日頑張っているこの場所で、今日のイベントを開催できることをとても嬉しく思います。今年フィアットは創立120周年ですが、フィアットにとってもFCAジャパンにとってもすごくリッチな1年になったと思います。チンクエチェントは“ハピネス”のアイコンになっていて、それはいわば"ナチュラルビューティ"。そのシンプルできれいでスタイリッシュかつユニークなデザインは、日本文化にも通じるものがあります。ですから、これまでもチンクエチェントが活躍しているルパン三世やメイド・イン・ジャパンの伝統工芸品などの日本文化とコラボレーションを実施してきましたし、今後も続けていきたいと思っています」とコメント。

また女性のオーナー比率が2005年の15%から2018年には62%へと増加しており、これからはSNSに関してもさらに積極的に展開していくとのことだ。

続いて来賓として出席した豊橋市産業部長の稲田氏は「三河港は、年間20万台を陸揚げする国内最大の自動車輸入港であります。その中でFCAジャパンは2011年に進出してまして、フィアット500のかわいらしさはファッショナブルで、豊橋のイメージが上がる非常にありがたい存在であります」と祝辞を述べた。

その後、屋外で社員らが「FIAT」のロゴが大きく入ったおそろいのTシャツを着て、5万台目のフィアット500との記念撮影も行なわれ、記録達成を祝っていた。

そして式典終了後には希望するメディアにVPC(新車整備センター)内部の見学会も開催。内外装のチェック等厳しい検査が行なわれており、品質管理が徹底されていることも公開した。


日本にやってきたフィアット500がついに5万台に! 500はかくしてオーナーに届けられる

■だれもが自由を謳歌できるクルマ、それがフィアット500だ

 2019年11月15日、日本に陸揚げされる5万台目となるフィアット「500 / 500C」を記念した式典が開催されました。フィアット500は、2011年から豊橋市の三河港で陸揚げされるようになり、セレモニーでは来賓の豊橋市役所産業部長の稲田氏からお祝いのメッセージが述べられました。

 FCAジャパンのマーケティング本部長ティツィアナ・アランプレセ氏によるプレゼンテーションでは、初代「トッポリーノ」から「ヌオーバ500」、そして現行の500にいたるまで貫かれているDNAについての説明がありました。
 
「トッポリーノもヌオーバ500も、小さくて誰もが使える『自由』を象徴するクルマでした。とくに1960年代の高度成長期には、ヌオーバ500は自由にどこにでも行くことができる『インディペンデンス』を表していました。

 とくに街からエスケープしてピクニックに出掛けたり、誰もが『自由』を謳歌できるクルマだったのです。この『心』は、いまの500も変わらず受け継がれています。
 
 500はハピネスのアイコンで、スマイルを届けるクルマです。またナチュラル・ビューティですね、素顔の美しさを持ったクルマです。もちろんエコフレンドリーなクルマでもあります。
 
 イタリアのデザインは、エッセンスやシンプリシティなど、日本のそれととても似ています。またそれは、良いデザインは使いやすいということでもあります。500はまさにそうした美徳を備えています。
 
 ファッショナブルでキュート、そしてファンでカラフルな500は、イタリアと日本の文化をクロスする重要な役割を持っていると思っています」
 
 また、豊橋市役所産業部長の稲田氏は次のように述べました。
 
「三河港は年間20万台を陸揚げする日本最大の自動車陸揚げ拠点です。ここで500が陸揚げされることは、三河港はもちろんのこと豊橋市にとっても大変メリットがあります。

 豊橋市はファッション性が低いと思われている都市ですが、ファッショナブルな500が陸揚げされることによって、三河港と豊橋市のイメージがグッと上がるありがたい存在なのです。
 
 豊橋駅の新幹線改札口を出たところには、『500X』を展示させていただいています。豊橋市を訪れる人に注目してもらい、イメージアップの効果があると思っています」

※ ※ ※

 フィアット500は、そのキュートな出で立ちから、周囲をハッピーにする存在です。豊橋市の玄関である豊橋駅に展示されている500Xも、きっと豊橋を訪れる人を幸せな気持ちにしているに違いありません。

■フィアット500は、かくして整備され、オーナーの元に届けられる

 三河港に陸揚げされたフィアット500は、どのようにしてオーナーのもとに届けられるのでしょうか。ビークル・プレパレーション・センター(VPC)での各種検査と整備について調べてみました。

 VPCには、400台から500台(500以外の車両も含む)のクルマが陸揚げされ、整備を待っている状態です。
 
 まず最初におこなわれるのは洗車の作業です。船旅での汚れを落とし、きれいに拭き上げられた車両は、外装検査と内装検査のラインにのせられます。
 
 検査ラインは40mあり、2本用意されています。この検査ラインはベルトコンベア方式です。
 
 まず外装検査では、塗装と立て付け、外装部品の検査がおこなわれます。また一部日本の保安基準のために部品が取り付けられます。たとえば、ナンバープレートを取り付けるフロントバンパーの改善がおこなわれ、ブラケットやナットが取り付けられます。
 
 次に内装検査では、静的な検査がおこなわれます。ここで日本語のオーナーズブックがグローブボックスに収められ、日本語表記のラベルやステッカーなどが取り付けられます。
 
 検査ラインで車両に問題があれば、リペア工程にまわされます。例を上げると、輸送中についた傷などが見つかればポリッシュなどのリペア工程に回されます。ただし500の塗装は品質が高く、ほとんどポリッシュのリペア工程にまわされる車両はないそうです。
 
 次の室内クリーニングでは、オープンカーであれば幌にガードがつけられ、ここでシートカバーも取り付けられます。
 
 その後、保安基準の最終チェックである完成検査がおこなわれます。
 
 完成検査を合格した車両は、11階建ての自動倉庫に保管されます。倉庫のパレットにクルマを載せたあとは、自動でパレットがクルマを保管する仕組みです。クルマはバーコードで管理され、出庫する際はこのバーコードを読み込むことで自動的に出庫できるようになっています。
 
 高潮などによる被害が心配ですが、自動倉庫に保管されるクルマは、2階以上に保管されるため安心とのこと。
 
 イタリア本国から運ばれてきた500は、このようにしてオーナーの手元に届けられるのを待っているのです。
 
 ※ ※ ※

 2019年はフィアットの120周年という節目の年でもあります。そして500を含め、FCAの2019年度上半期の新規登録台数は、2018年上半期に比べて106%と好調です。
 
 120周年記念モデルが続々とリリースされている500ですが、この後も魅力的な限定モデルの登場が予定されており、今後も何かと話題を振りまいてくれそうです。


数えで言えば3代目500と言うべきなのかな?
よくよく考えれば500の排気量が500ccだったのなんて2代目にあたるヌォーバだけか
この代の600や850はそのまま排気量を意味していましたからね
Posted at 2019/11/24 19:46:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2019年11月24日 イイね!

グループAくらいのレギュレーションの方が市販車に活気があったのかな~なんて思ってみたり

グループAくらいのレギュレーションの方が市販車に活気があったのかな~なんて思ってみたり【グループAの名車13】スープラ(MA70)が1987年の菅生に登場。デビューウインを飾る!

1985年のインターTECからスープラの名称でセリカXX(MA61)が参戦していたが、優勝争いに絡むことはできずにいた。トヨタとしても、グループAで総合優勝を狙えるベースマシンがない状態が続いていた。そんな悲しきトヨタファンの期待に応えるべく1987シーズンの全日本ツーリングカー選手権にトヨタチーム トムスにより投入されたのがMA70スープラだ。

グループA仕様スープラは最高出力380psまでチューニングされた
スープラに搭載されたエンジンは7M-GTEU型3L直6DOHCターボ。パワースペックは、ノーマル状態で最高出力240ps/5600rpm、最大トルク35.0kgm/3200rpmとなっている。デビュー戦となる87年の全日本ツーリングカー選手権第4戦(スポーツランド菅生)に登場した仕様では380ps程度の最高出力を発生していたと言われる。

サスペンションは前後ともダブルウイッシュボーン式。ノーマルでは上下Aアームともアルミ合金だが、マグネシウムを多用するなど、どちらかというとグループCに近い作りをしていたという。この辺はトムスのノウハウが生きたところと言える。

ただ、車重は1400kgほどあったと言われ、当時、国産車で直接ライバルとなるスタリオンやスカイラインRS、外車勢のフォードシエラなどと比べて圧倒的に有利だったというわけでもない。この重さの問題は最後までスープラの性能に影を落としたようだ。

スポーツランド菅生でのスープラはデビュー戦でスタリオンに次ぐ予選2位、決勝では優勝という華々しい結果を残した。マシンの性能もさながら、起用したドライバーが1980年、ウイリアムズでF1チャンピオンとなったA.ジョーンズと、ル・マン24時間などで活躍したE.エルグというのも大きかっただろう。

翌1988年のインターTECには500台生産のエボリューションモデル「スープラターボA」が投入される。主な変更点はターボの大型化とインタークーラーの容量拡大、吸気抵抗の低減で、ノーマルスペックは最高出力270ps/5600rpm、最大トルク36.5kgm/4400rpmとなった。まさにグループAを闘うための変更といえる。

スープラターボAのデビュー戦は関谷正徳/小河等というトヨタのエース級ドライバーの手により2位という上々な結果だった。しかしこのマシンも優勝は果たせず、1990年となるとR32スカイラインGT-Rという事実上グループA制覇のために作られたマシンが出てきて、勝利のチャンスはなくなってしまった。

MA70スープラは、グループA黎明期のさまざまなマシンが入り乱れて優勝を競そう「古き良きグループA時代」の最後を飾るマシンとも言えるだろう。


【グループAの名車14】スカイラインGTS-R(HR31)が日産の意地とプライドをかけてインターTECに登場!

日産はスカイラインというレースで培ったブランドを持っている。しかし、1985 年から始まったグループAレースでR30スカイラインRSターボは、外国車のトップグループはもちろん、スタリオン、さらには格下のシビックなどに遅れをとることもあり、日産ファンをやきもきさせた。そんな中で登場したのがHR31スカイラインGTS-Rだ。スカイラインGTS-Rが登場して、日産が本気の姿勢を見せたとも言える。

スカイラインGTS-RはグループAレース制覇のために投入される
1985年から全日本ツーリングカー選手権を戦ったスカイラインRSターボ。1986年は鈴木亜久里がチャンピオンをとったが、インターTECではボルボ240ターボに歯が立たず。日産としてもここままで終わらせるわけにはいかないという状況の中で登場したのが、グループAのホモロゲーションモデルHR31スカイラインGTS-Rだった。

パワーユニットはRB20DET-R型2L直6DOHCターボ。ノーマルスペックは最高出力210ps/6400rpm、最大トルク25.0kgm/4800rpmというもの。ステンレス製の等長エキゾーストマニホールドやギャレットの大径のタービンが採用されていた。これを元にグループA仕様では、400ps/42kgm程度までチューニングされていた。

グループAの定石で、サスペンションはフロントストラット形式、リアセミトレーリングアーム形式を踏襲するが、レースではキャンセルされそうな4輪操舵システムのHICASを採用したのも特徴的だ。ショックアブソーバーはKYBの減衰力8段調整式を使った。

ブレーキはAP製のベンチレーテッドディスクが採用され、フロント13インチ/リア12インチという組み合わせ。4輪ABSも装着されていた。ホイールサイズは9J×17、タイヤサイズはフロントが240/625R17、リアが240/655R17というもので大パワーを受け止めた。

HR31スカイラインGTS-Rは1987年8月に800台限定で発売され、サーキットに姿を見せたのは1987年のインターTECだ。ここでは星野一義/A オロフソンというコンビで、予選はフォードシエラ、スープラに次ぐ5位。決勝はトラブルに見舞われ15位という結果だった。

1988年は全日本ツーリングカー選手権で2勝を挙げる活躍を見せる。注目のインターTECでは、A オロフソン/鈴木亜久里のコンビがフォードシエラを抑えてポールポジションを獲得したが、完走はならずという結果に終わる。

1989年にスカイラインGTS-Rは6戦中4勝(3勝:長谷見昌弘/1勝:星野一義)という成績を残し、シリーズチャンピオンを手中にした。しかし、インターTECではまたしてもフォードシエラに苦杯を喫することになる。スカイラインが真の王者として君臨するには、もう一世代待つ必要があった。


【グループAの名車15】BMW M3がひとクラス上のマシンを蹴散らす活躍を見せ大人気に!

国内のグループAが盛り上がっていた時期は、ヨーロッパでも同じように各メーカーがサーキットでしのぎを削っていた時代。そこではメルセデスベンツ190E2.3-16コスワースが活躍していたが、BMWがその対抗馬として投入したのがM3だ。多くの全日本ツーリングカー選手権を闘うプライベーターによって輸入され、ひとクラス上(ディビジョン1)のスカイラインRSやフォードシエラと互角に闘う姿に多くのファンは魅せられた。

スーパーカー「BMW M1」から二気筒切り取った直4エンジンを搭載
BMW M3に搭載されたエンジンはS14型2.3L直4DOHCエンジン。ベースは1978年に登場したスーパーカー「BMW M1」のミッドに搭載されたM88型3.5L直6DOHCで、そこから2気筒を切り取ったもの。一見乱暴のようだが、この合理性こそBMWらしさとも言えるだろう。

ノーマルスペックは、最高出力195ps/6750rpm、最大トルク23.4kgm/4750rpmだ。これが1987年のスポーツランドSUGOに登場したオートテックM3では、最高出力300ps/8500rpm、最大トルク27.5kgm/7000rpmにまでチューニングされ、車重はノーマルの1280kgから960kgまで軽量化されていた。

サスペンション形式はフロントマクファーソンストラット、リアセミトレーリングアームという当時のBMWの定番の形式。ただし、標準型のE30とは異なり、フロントのキャスター角を大きく採ることで、直進安定性を図るとともにステアリングを切ったときに外側のタイヤをネガティブキャンバー方向にできるという特徴がある。高いボディ剛性と相まって、このサスペンションの素性の良さが、プライベーターに好まれた一因だ。優れた操縦性こそM3の最大の武器だった。

ホイールサイズは9J-17でオートテックM3ではパナスポーツを仕様。タイヤはダンロップの240-600/17を履く。

1987年のSUGOグループA300km選手権レース大会にオートビューレックモータースポーツが持ち込んだオートテックM3(W ホイ/柳田春人組)は、デビュー戦ということもありコースにファイナルギアレシオが合わない状態にも関わらず、予選で総合6位のタイムをマークした。当時のモーターマガジン誌では「あまりにクルマの出来が良いので、チームのメカニックもそれほど仕事がないらしく、のんびりムード」という記述も見られるほど。

決勝ではその余裕のまま、R30スカイラインRSを抑え、同じくデビュー戦のM70スープラに次ぐ2位という結果を残す。この後、BMW M3は2.5Lのスポーツエボリューションへの進化も含め、1993年インターTECまでディビジョン2で42連勝という記録を残すことになる。


【グループAの名車16】R32スカイラインGT-Rが1990年にデビュー。ここから新たな伝説が始まった

1985年のグループAによる全日本ツーリングカー選手権から常連となっているスカイライン。R30、R31はチャンピオン獲得を含め、それなりの成果は挙げた。ただ、「速さ」、「強さ」という面から見るとフォードシエラなどの外国車勢いに一歩譲るというのが実情だった。「スカイライン」というブランドは日産のモータースポーツで譲ることができないもの…。そんな関係者の思いの中、1990年シーズンにデビューしたのがR32スカイラインGT-Rだった。

GT-Rはレースで勝ってこそ…そんな覚悟の中で登場
スカイラインGT-Rに搭載されるはわーユニットはRB26DETTと名付けられた2.6L直6DOHCツインターボエンジン。ノーマルのスペックは、最高出力280ps/6800rpm、最大トルク36.0kgm/4400rpmだが、これは言わばデチューン版で、本来の性能は最高出力310ps/6800rpm、最大トルク36kgm/4400~5600rpmというものだった。グループA仕様は500台のエボリューションモデルであるGT-Rニスモをベースとし、最終目標性能が600ps/7600rpm、最高許容回転数は8500rpmとなっていた。実際にはこれ以上のパフォーマンスを発揮したという。

グループAというタイヤサイズが限定されるカテゴリーで、この大パワーを有効に路面に伝えるためには4WDシステムの採用が必須となった。そこで日産はアテーサE-TSという電子制御トルクスプリット4WDの採用に踏み切る。トルク配分は0:100~50:50に連続で切り替わるシステムはレースでも有効に働いた。

サスペンションは、スカイラインの伝統とも言えたストラット/セミトレーリングアームを捨て、前後マルチリンクに変更された。複雑な動きをするこのサスペンションをレース用にセットアップするために日産テクニカルセンターのCADによって設計が行われたという。

西日本サーキットで開催された1990年の全日本ツーリングカー選手権開幕戦にスカイラインGT-Rは姿を見せた。カルソニックスカイライン(星野一義/鈴木亜久里)とリーボックスカイライン(長谷見昌弘/Aオロフソン)は予選からフォードシエラを圧倒。決勝でも段違いの速さを見せ、カルソニックが優勝、リーボックが2位となる。その後も、スカイラインGT-Rは圧倒的な速さと強さを見せつける。

そして同年11月のインターTEC。日本車がそれまで一度も勝てなかったレースだ。予選ではカルソニック、リーボックが1-2位を占める。決勝では、インターTECでの4連勝のかかったフォードシエラが2位に割り込むシーンもあったが、結局、カルソニックとリーボックのGT-Rで1-2フィニッシュとなる。日本のグループAファンもようやく溜飲を下げることとなる。

以降、1993年のグループAの終焉までスカイラインGT-Rの天下が続くことになるが、ライバルの不在はそれはそれでレースをつまらなくした…という面もあったかも知れない。

市販車と似ても似つかぬ競技車両よりも
マイカーと同じようなクルマが競技で活躍しているっていう方がって人も当然ながらいるからね~
競技で勝つ為に市販車も強化されるっていうのがこの当時は盛んでしたから
Posted at 2019/11/24 19:32:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2019年11月24日 イイね!

ご苦労様でした

ご苦労様でした【スーパーGT】いよいよ25号車マザーシャシーがラストランへ……松井孝允「このクルマが最後に走る姿をみんなに見てほしい」

 富士スピードウェイで行なわれる『スーパーGT×DTM特別交流戦』と併催の『auto sport web Sprint Cup』に参戦している#25 HOPPY 86 MC。チームは来季から車両変更を表明しているため、彼らの代名詞的存在だった86マザーシャシーがレースを走るのは、24日(日)のレース2がラストランとなる。

 このクルマがデビューした2015年から25号車のドライバーを務めてきた松井孝允は、このクルマが最後に走る姿をこれまで応援してくれた多くのファンに見てほしいと、レース2に向けた想いを語った。

 23日(土)に行われたレース1では雨がらみの難しいコンディションとなったが、25号車は予選2番手を獲得。決勝でも上位争いを展開したがGT3勢の先行を許す形となり、7位でチェッカーを受けた。

「レース1では路面コンディションが微妙でしたが、その中で60号車が飛び抜けて速かったなという印象でした。でも、予選は総合2番手で終われるとは正直思っていなくて……ウエットコンディションの中でこれだけ戦えたのは、嬉しい誤算でした」

 そう語った松井。この86マザーシャシーを使ってのレースも、いよいよ最後を迎えるのだが、そういう段階でも常に新しいことに挑戦しているつちやエンジニアリング。なんと今回は“エンジニア不在”でレースウィークに臨んでいるという。

 実は今回つちやエンジニアリングがメンテナンスする車両が2台エントリーしており、普段はエンジニアも兼任する土屋武士監督が#244 MaxRacing RC F GT3のドライバーを務め、基本的には244号車のセットアップなどの対応に専念している。

 そのため、25号車サイドはドライバーとメカニックで相談しあってセッティングを含めて方針を決めているのだという。

「今回はエンジニアなしでやっていて、みんなで話し合って納得した上でクルマを作っています。もちろん今週末の持ち込みセッティングは武士さんにやってもらいましたが、現場での細かいアジャストはチーム全員で考えてやっています。それがすごい楽しいですね」

「こうして、このタイミングになっても出来ることがどんどん増えてきているので、やっていて面白いです。今までにない感じで走れています」

 そしてレース2を前に松井は、25号車マザーシャシーの最後の勇姿を、これまで応援してくれたファンの目に焼き付けてほしいと語った。

「これがラストランなんですけど、僕の中では最終戦のもてぎの方がラストランという部分で思い入れが強かったですが、どちらかというと今回の交流戦では、このクルマを目一杯楽しめればいいかなと思っています」

「そして、みんなにこのクルマが走る最後の姿を見てもらえれば嬉しいですね」



マザーシャシが悪かった訳じゃないんですよ…
Posted at 2019/11/24 18:22:57 | コメント(0) | トラックバック(1) | 自動車業界あれこれ | 日記

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「[整備] #インプレッサG4 モニタープレゼントの魁磨き塾 ヘッドライトガチコート施工 https://minkara.carview.co.jp/userid/238718/car/1269566/8352703/note.aspx
何シテル?   09/02 19:28
初めまして。 インプレッサG4に代替を致しました~ 自分色に染めて行こうと思います 燃費を気にする割にアクセル踏んじゃうんですよ~ バトンに関し...

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