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2024年06月08日 イイね!

[試乗インプレッション]スバル「フォレスター」モデル末期の円熟SUV

[試乗インプレッション]スバル「フォレスター」モデル末期の円熟SUV先日レンタカーでスバル「フォレスター」Advance(e-BOXER)に乗れたので簡単にレポートしておく。
テスト車の車両本体価格は339.9万円。メーカーOPでアイサイトセイフティプラスが装着されていたから+6.6万円。合計で346.5万円の個体。価格上昇が顕著な昨今としては結構リーズナブル。とはいえレンタカーとしては結構贅沢なクルマで「フォレスター」が出てくると「当たり」を引いたように感じる。
スバル車をレンタカーで乗ると「あぁ真面目に設計・製造されたクルマだなぁ」と毎回しみじみ感じる。もっと手を抜くことも出来ただろうが、各部が愚直に作られる誠実さがスバル車の魅力なのは間違いない。
水平対向エンジンの滑らかで落ち着いた回転フィールはやはりスバル車の根幹をなす唯一無二の魅力。まぁCVTではなく8速位のトルコンATが搭載されていればもっと印象は良くなると思うが、それは言うまい。
レンタカーは2.0Lの"e-BOXER"搭載グレード。モーターの出力が僅か13.6ps/6.6kg-m程度のマイルドタイプで、正直モーター駆動感は薄い。返却時にメーター読みで約14km/Lの平均燃費だったから、それなりに恩恵はあるのだろう。
先日、トヨタ・マツダ・スバルの3社共同による「マルチパスウェイワークショップ」でスバルは次世代e-BOXERを発表。間もなく発売予定とか。水平対向4気筒+THSのストロングハイブリッドらしいからそちらに期待。
一方で、個人的な嗜好を言えば、外装デザインは惚れ惚れする美しさを感じる類ではなく、特にフロントオーバーハングの長さは気になる。ある意味水平対向エンジンを搭載する証でもある。
現行「フォレスター」は前期モデル(2018-2021年)のフロントフェイスがどうにも苦手だったが、2021年のフェイスリフトは大成功だった。
そして個人的に最も気になるのは鷹揚なステアフィール。インフォメーションが豊かなタイプではなく、曖昧さをあえて残す様な味付けは、おそらく高速道路を長時間淡々と走り続ける場面では疲労感の軽減が期待出来るかも知れぬ。
まぁ総じてCVTの若干ルーズな変速フィールやストローク感のある足回りとあわせ、全体の調律は取れているから、運転していて嫌になることは無い。これがスバルの世界観だろう。
とはいえ「インプレッサ」や「レヴォーグ」を運転するともう少しエッジの効いたスポーティーな味付けを期待したくなるが、その点「フォレスター」は多少ルーズな感じもキャラクターにマッチして悪くない。既にモデル末期だが、この世界観を好んで買うのも悪くはない。恐らく次期モデルはそれなりに価格も上昇するだろうし。
ただ、アイサイトセイフティプラスが装着されているとはいえ、最新世代のADASを搭載のライバルと比較すると古臭さを感じる。特にカメラの視野角が狭いのか、コーナーの先に先行車が居る状況下では見落とし(認識遅れ)や急なブレーキ操作があった。最新世代のスバル車はステレオカメラに超広角の単眼カメラを追加しているから次期モデルに期待。
以前、同じレンタカー店でマツダ「CX-5」が割り当てられ同ルートをトレースしているが、やはり全般的に私の欲するフィーリングが得られるのはマツダ「CX-5」だなぁと思う。但し静粛性は「フォレスター」の方が優秀かもしれない。マツダ車は「MAZDA3」以降の第7世代モデルは静粛性に優れるが、それ以前の第6世代は静粛性が課題だ。
まぁ単に私の好みに照らせば「フォレスター」よりもマツダ「CX-5」だというだけの話で、「フォレスター」の方が好きと言う人も多いだろうね。
私はクルマオタクなので、レンタカーに乗ると眉間にしわを寄せながらアレコレ品定めしながら乗ってしまうが、本来は仲間とワイワイ楽しみながら移動するのがレンタカーの本分。そういう用途には「フォレスター」の方が向いている気がするな。





↓同ルートで乗ったマツダ「CX-5」。撮影はフォレスターと同場所。天気が悪い!!
Posted at 2024/06/08 23:08:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2024年05月02日 イイね!

[ブログ開設20周年]マツダ「ロードスターRF」2024年の活動開始!!

[ブログ開設20周年]マツダ「ロードスターRF」2024年の活動開始!!今年は有り難いことに(?)3~4月にかけて近年稀にみる多忙を極めた。折角雪が解け、新車が立て続けに2台納車されたにも関わらず、全然乗ることが出来なかった。若い頃とは違って、一晩ぐっすり寝たくらいでは体力は回復しないお年頃。いや、ぐっすり寝たくてもトイレか腰が痛くて目が覚める始末。個人的に「仕事が忙しい」を理由にする奴はそもそも仕事が出来ない(笑)と長年決めつけていたが、気が付けば自分がそっちの住人になっていたことに気づいて愕然。
さて。当ブログには前身があり、エキサイトブログで書いていたものがルーツである。
思い出せば2004年3月に恐る恐ると書き始めたものだが、気付けば今年20周年を迎えた。「みんから」には2008年7月にエキサイトから移転したので、こちらを使わせて頂いてからも16年になる。今でもエキサイトブログの頃から読んで頂いている方なんているのでしょうか?? もし居られましたらコメントをお願いいたしますm(_ _)m
2004年の自分はまだ29歳。ギリギリ20代。カメラもフイルムからデジタルへ移行しつつあった時代。ブログを書き始めたことで、まだ高価だったデジタル一眼レフ(ニコンのD70)を奮発して買った事を記憶している。
当時のマイカーはVWのニュービートルカブリオレ(1台目)。私の愛車遍歴上では10台目。記念すべき二桁目の台数に突入したクルマだった。
2024年の自分はまもなく49歳。マイカーは36台目(ハリアー)。来年は50歳。サラリーマンの世界は定年延長のご時世であるが、まぁそろそろ先が見えてくる。老後の資金繰りが心配になってくる。なによりも健康が肝心要であることが身に染みる。人生マイカー50台を目標(笑)に頑張ってきたが、うーん届かないかもしれないなぁと思う今日この頃である。流石にこのペースでクルマを買えるのもあと数年。55歳になったらマイカーは1台に統合予定。
そんなこんなで、ようやく訪れた大型連休。溜まった有休消化も兼ねた10連休に突入。今年は天候にも恵まれ、札幌近郊は連日晴天ということで、毎朝早起きして、各マイカーの撮影ドライブに走り回っている。
すっかり遅くなったが、今年も無事に「ロードスターRF」の冬眠明けを迎え、公道復帰を果たしている。いつもの様にバッテリーを繋いでみたものの、スマートエントリーが作動せずチト焦ったが、単なるリモコン内電池の消耗。サクッと交換したら無事にエンジン始動。まずは各部にオイルが血液の如く巡る様にソロリソロリと走り出す。もちろん目的地はモアイ像。毎年思うが、この「ロードスター」の冬眠明けは感慨深い。
2019年10月に納車されたクルマだから、2022年に初回車検を受けた。2024年は2回目の車検を迎える年。現時点で「ロードスター」の後継となるモデルは納車の予定がないため、恐らく前回に引き続き「初めて2回目の車検を受けたマイカー」となりそうだ。今年はオドメーター17,400kmからスタート。今年中には20,000kmを突破するだろう。
このブログがいつまで続けられるかは判らないが、出来る限りは続けていきたい。今後ともよろしくお願いいたします。



2024年05月01日 イイね!

[売却・引渡し完了]トヨタ GR86 RZ“10th Anniversary Limited”

[売却・引渡し完了]トヨタ GR86 RZ“10th Anniversary Limited”納車されたルノー「トゥインゴ」と入替でトヨタ「GR86」RZ“10th Anniversary Limited”の売却を完了した。所有期間は約1年間。少し遅くなったが、「GR86」を総括しておく。
2022年に次期マイカー候補としてトヨタ「GRヤリス」を検討していたが、商談途中で新車オーダーが突如停止(それ以降2024年MCモデルまでオーダー停止)する珍事によってマイカー選びは白紙に。そんな時に公式発表されたのが、トヨタ「86/GR86」の発売10周年を記念したRZ“10th Anniversary Limited”だった。
こちらは早めに情報をキャッチしていた事もあり、無事にオーダー完了。翌2023年4月にホンダ「S660」と入替で納車された。ここ数年、主にトヨタの新車は、公式発表(プレスリリース)後に販売店へ問い合わせをしても既にオーダー完了している事が多い。まぁ既存の太客優先と言われてしまえば返す言葉も無いが、もう少し民主的な販売方法もあるのではないかと思わなくもない。きっと今頃はランクル250の購入を巡って色々起きているんでしょうね...。
話を戻して。元々トヨタ「GRヤリス」は現愛車マツダ「ロードスターRF」の後継候補として検討していた。自ずと「GR86」も「ロードスターRF」と一定期間どちらも保有し直接乗り比べた上で、どちらをマイカーとして残すかを決める予定だったが、結論としては「ロードスターRF」を残すことにした。私にもう少し甲斐性が有れば2台とも長期保有したいが、保管場所の制約はいかんともし難い。
「GR86」が「ロードスターRF」に劣っているとは全く思わないが、私の好みに照らせば「ロードスターRF」だったという事。恐らく、私があと10歳くらい若かったら刺激的な「GR86」を選んだかもしれないね。
最終的に動力性能より大きな不満ポイントとして、カタログから抱いていたイメージと乖離が大きかった「ボディ色」だったかもしれない。イメージよりも薄いというか、白っぽいオレンジだったのは残念。もし商談時に実物が目の前にあったら、多分このオレンジは買わなかったと思う。これも実物を見て・乗ってから注文が出来なかった事の弊害だろう。
「GR86」を振り返ると、何といっても水平対向エンジンのキャラクターの濃さがこのクルマを所有する意義であり価値だと思う。先代より排気量を2.0→2.4Lへ増やした影響も大きく、低速・低回転域から実用的なトルクが増し市街地でも乗りやすくなった上に、スムーズかつ刺激的に高回転域まで一気に吹けあがる自然吸気のボクサーエンジンなんて贅沢だし世界的にも絶滅危惧種。それでいて、日本国内では庶民にも現実的な価格帯で販売されているのだから、クルマ好きなら一度乗っておいて損はない。
「GR86」に限らず、スポーツ系の車種はかならず「MT or AT」のトランスミッション論争が起きるものだが、私はどちらも良いと思う。好きな方を買えば良い。新車・中古も関係ない。どちらか悩むならMT/ATの両方を買って乗ってみれば面白い。少なくともあーだこーだ言ってちっとも買わない人達より、身銭を切って買うことが尊く大切だと思う。
あくまでも個人的な好みの世界だが「GR86」のクラッチとシフトのフィーリングは若干の違和感があり私は最後まで慣れなかった。こういう部分を社外のパーツ等で好みに変えていくのがこのクルマの楽しみ方かもしれないけどね。
「GR86」のトータル平均燃費は11.08km/Lだった。「ロードスターRF」の平均燃費は15.15km/Lだから、排気量やアウトプットの差を考慮すれば納得の範疇だろう。
近年めっきり少なくなった純然たる2ドアスポーツクーペの流麗なスタイリングは気に入っていたし、見飽きる事が無かった。
クルマを買うと必ず手放すクルマがあるから、最近はあまり感傷的になることは無いのだが、買取店が手配したローダーに載せられていく「GR86」を見ながら何とも言えない寂しさを感じた。
ご縁が有れば「GR86」がモデル末期になる頃に違う塗色で再度購入し、どの程度熟成されたか体験してみたい。その際はブライトブルーIIに塗られたベースモデルの「RC」を買って色々好みに仕上げて行くのも楽しそうだと今は割と真剣に考えている。
それと...そもそもの発端「GRヤリス」をどうするかですよねぇ....。



Posted at 2024/05/01 22:05:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | GR86_10th | クルマ
2024年04月27日 イイね!

[36台目の愛車]トヨタ「ハリアー」ハイブリッド "G" E-Four

[36台目の愛車]トヨタ「ハリアー」ハイブリッド "G" E-Four36台目の愛車となるトヨタ「ハリアー」ハイブリッド "G" E-Fourが納車となった。ポジションは「ヤリスクロス」の後継。これでトヨタブランドのマイカーは4台目。トヨタ謹製モデルは2台目となる。ここのところトヨタ車が続いているが、そろそろ打ち止めかな...?。
実のところ「ハリアー」は4月上旬に納車されていたのだが、珍しく(?)多忙を極めていた関係で、納車当日に20km程走らせて以降、今日まで約3週間ほどガレージ内で眠らせていた。やっと訪れた連休と言うことで、遅れを取り戻すべく早朝から「ハリアー」でモアイ~支笏湖~羊蹄山と約250kmのドライブコースを巡って来た。
前車「ヤリスクロス」の騒音・振動がどうしても許容出来ず、残念ながら当初予定よりも大幅に早く退役を決断。熟慮の末に次期マイカーとして選定したのが「ハリアー」だった。対抗馬としてホンダ「ヴェゼル」やマツダ「CX-5」も検討したが、最後は営業担当者の熱意が決め手でしたね。(CX-5はモデル末期ですしね)
まぁ「ヤリスクロス」で満足出来なかったトヨタ方式のハイブリッドをもう少し上級モデルで検証し直してみるのも悪くはないと判断。
それにしても、トヨタ「ハリアー」をマイカーに迎える日が来るとは思わなかった。正直、今でも自分のクルマと言う実感は希薄(笑)だし、周囲の反応も「らしくないね」と言う感じだろうか。
異論を恐れずに言えば「ハリアー」は現代の「マークII」的存在なんだと思う。声高に"高級車"と呼ぶにはチト抵抗があるが、大衆車にカテゴライズされる「ヤリス」・「カローラ」よりは手の込んだ造りが施され、まぁそれなりに満足のいくクルマに仕上げられる。そんな現代のハイソカー的ポジションが「ハリアー」なんだと理解していたから、自分の様なマニア筋には無縁のクルマだと思っていた。
マニア的に記すならば「ハリアー」はGA-Kプラットフォームなんだから「カムリ」系統ということで「プロミネント」か「マークIIクオリス」か...。
前身を含め当ブログを書き始めた当時はまだ20代後半だった私も、来年には50歳を迎える。コロナ前から患っている突発性難聴で片耳の聴力をほぼ失って以来、耳鳴りやめまいに悩まされることも多くなり、以前は朝飯前だった長距離や深夜のドライブもめっきりしなくなった。(正確には出来なくなってきた)
以前は何も気にならなかったエンジンやロードノイズが疲労の原因に感じることが増えた。(ヤリスクロスは見事ココに該当してしまい短期売却)
もしかしたら、「ハリアー」みたいなタイプのクルマが今の私には楽なのかも...と恐る恐る試してみることにした次第。
昔のお父さんなら、50歳になったら「マークII」とか「クラウン」に乗っていても不思議ではなかったと思うから年齢相応と思いたい。複数所有をするならば、1台くらいは自分を甘やかしてくれるタイプのクルマが有っても罰は当たるまい...。
今回グレードはハイブリッド "G" E-Fourを選択した。「ハリアー」を買うなら最上級グレードのZ“Leather Package”を買う方が多いのかもしれないが、コスパ重視で "G" E-Fourをチョイスし乗り出し価格は450万円弱。昨今値上がりが顕著な事を考えると、結構リーズナブルかもしれない。少なくとも私は "G" グレードで充分だと感じている。
本日、約250kmを走行した際のトータル燃費はメーター読みで20.9km/Lとかなり低燃費。カタログ値が21.6km/Lなので大したものだ。燃料タンクが55Lと結構大容量なので、給油インターバルは800km位??。まぁ細かいことは追々検証していくことにしたい。



Posted at 2024/04/27 23:20:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2024年04月24日 イイね!

[ファーストインプレッション]ルノー・トゥインゴ INTENS"Canvas top"EDC

[ファーストインプレッション]ルノー・トゥインゴ INTENS"Canvas top"EDCルノー「トゥインゴ」が納車されて間もなく一か月が経過する。走行距離も1,000kmを突破したのでファーストインプレッションを書いておく。
ルノー「トゥインゴ」の歴史を軽く振り返っておくと、初代「トゥインゴ」は1993年に本国デビューを果たし、日本では1995年に輸入が開始された。当時「クイックシフト」と呼ばれるAMTが搭載されていたっけ。イスズの「NAVI5」みたいな感じですかね。ホンダ「トゥデイ」を参考に開発されたとも言われる。当時のルノーは日産に資本参加する以前の話だから、ヤナセの子会社「フランス・モーターズ」が販売していた時代ですね。それ以前はJAXで黄色のカタログでしたね。
二代目「トゥインゴ」は2007年に発表。日本では翌2008年に登場している。個人的にこのモデルは後姿が好みでは無かった。CGTVで松任谷さんがベタ褒めしていた記憶があるが、ついぞ試乗する機会はなかったと思う。派生モデルの「ウインド」は乗ってみたいと思ったが、ご縁が無かったね。
最終モデルとなる三代目「トゥインゴ」は2014年に発表。日本では2016年に登場している。基本骨格をスマートフォーツー/フォーフォーと共有することでエンジンをリヤに置いたRRレイアウトには度肝を抜かれたっけ。発売当時に早速試乗させて頂いたこともあり「いつかマイカーに迎えるリスト」にはずっと載っていたクルマ。
特にフィアット「500c」に乗っていた頃に、次期マイカーとして「トゥインゴ」がほぼ内定していたのだが、コロナ禍でお目当てのグレードの試乗が出来なかったことに加え、ホンダ「S660」のファイナルモデルが買えてしまった事で先送りになっていた。
今回は三度目の正直にして「トゥインゴ」が新車で買えるラストチャンスということで契約に至った。これが初のルノーであり、フランスメーカーのクルマである。(トゥインゴはスロベニア製)
ちなみに、広大な北海道にルノーの販売店は「ルノー札幌」一店舗のみ。経営母体は北海道日産さん。札幌から遠く離れた場所で深刻なトラブルに遭遇しないことを祈るばかり(笑)。まぁそのせいかは判らないが、路上でルノー車とすれ違う事はかなり稀。マニア的には喜ばしい一方で、ちょっと寂しい気もするね。
北海道でも以前はFrench Blue Picnicというフランス車に興味がある方のお祭りが催されていたようだが2019年以降は開催されていないようだ。
「トゥインゴ」を撮影すると自然に後姿が多くなる。往年の名車「サンクターボ」を意識したデザインにほっこり。
「トゥインゴ」のファーストインプレッションだが、やはりこのクルマは総じて何かと癖が強くてキャラの立ったクルマだなと思う。昨今、こんなに「普通」じゃないクルマって珍しいのではないだろうか。
最小回転半径が4.3mと軽自動車を上回る驚異的な小回り性能はやはり大したものだ。(スズキ・アルトは4.4m) フィアット500cは4.7mで、これでもかなり小回りが利くなぁと思っていたのだが、「トゥインゴ」はむしろ怖いくらいの小回りだ。
エンジンを後ろに搭載したことで、フロントタイヤの切れ角を大きく取れるメリットを最大限享受している。更に、加速時はリヤからググッと押される感覚が新鮮。それでいて、エンジン音は少し遠くの後方でブィーンと唸っている感じだから、なんか色々違い過ぎて面白い。
エンジンは0.9Lのターボ付き直列3気筒DOHC12バルブで、92ps/5,500rpm・13.8kg-m/2,500rpmを発揮する。
まぁ所謂、欧州車に良くあるダウンサイジングターボエンジンに分類出来るタイプのエンジン。高回転まで綺麗に吹け上がるタイプではない。そもそもタコメーターがない。極低回転から全域でターボが効いたフラットトルクで1,050kgのボディを押し出しす。それ故、極低速域ではターボラグが顕著。混雑する街中でトロトロ走るときは若干扱いにくさもある。山道ではエンジンブレーキが弱いのもダウンサイジングターボエンジンの特徴。なにやらVWのTSIエンジン(初期の頃)を少し思い出す。
まぁ「トゥインゴ」は最終モデルこそ300万円近くまで値上がりしてしまったが、元来は200万円前後のAセグ・シティコミューターなんだと思えば、パワーも十分で高速道路で日本の法定速度巡行なんて朝飯前のアウトプットを思えば、まぁ大抵の事は許せてしまうキャラクターに救われる。
このクルマのウィークポイントは、やはりオフセット感の強いペダル配置に加えて、チルトしかしないステアリング。好みのポジションを得るにはもう少し時間がかかりそうだ。また、ルノー=フランス車=猫アシみたいなイメージでいると、結構ハードで驚くだろう。これはスマート(メルセデス)の意向が反映された結果なのかもしれないね。オマケにタイヤサイズも前185/50R16・後205/45R16と結構攻めたサイズが奢られているが、もう少し穏やかなサイズで良かったと思う。以前は15インチだったはずなので、履き替えてみたい気もする。
そして静粛性に高い点数は付けられないかな。前述したとおり、エンジンノイズは後方から多少聞こえてくる程度だが、ロードノイズは結構響く。キャンバストップを選択しているから静粛性は諦めていたが、それでもかなりのボリュームだと思う。こちらもインチダウン+静音タイプのタイヤに変えるとどうなるか興味があるね。
まぁなんにしても、眉間にしわを寄せながらエンジンがどうした、タイヤがどうしたとブツブツ言いながら乗るクルマではない。キャンバストップを開放し、札幌の人気パン屋「どんぐり」でちくわパンでも買ってドライブに行くクルマでしょう。
現時点では全然乗りこなせている感じがしない曲者。これから距離を重ねるごとに馴染んでいくことに期待。まぁなんにしても、このクルマをマイカー遍歴に加えることが出来て大変満足しております。



Posted at 2024/04/24 22:26:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | トゥインゴ | クルマ

プロフィール

「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 現在はマツダ「ロ...
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