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2019年12月31日 イイね!

[フルモデルチェンジ]トヨタ「ヤリス」ヴィッツ改めTNGAで本気のBセグ4世代目

[フルモデルチェンジ]トヨタ「ヤリス」ヴィッツ改めTNGAで本気のBセグ4世代目トヨタは新型車「ヤリス」を発表した。以前から日本名「ヴィッツ」を海外では「ヤリス」と呼んでいた。今回のタイミングから名称を統一し心機一転を図る。正式な発売は2020年2月10日を予定する。
結論から言えば、トヨタは「ヴィッツ」を早く忘れて欲しいのだろう。それまでの「スターレット」に代わって1999年に登場した初代「ヴィッツ」の衝撃は今も忘れないが、2代目(2005年登場)と3代目(2010年登場)の両モデルは鉄屑だった。まぁもう少し正しい表現をするなら、売り手都合(コストダウン・利益確保)が優先された手抜きモデル。トヨタの圧倒的な販売力さえあれば「こんな粗悪なクルマでも売り捌いて見せます」と確信犯的に計画されたクルマだった。
少なくとも、以前のトヨタは、こういう判り易い裏切りを平気でやってくれるのが「トヨタ」たる所以だった訳で、私の様な辺境のカーマニアにとって格好の「酒の肴」でもあった。とりあえず適当なトヨタ車を指摘・批判しておけば、カーマニアの面目が保たれていたように思うし、非トヨタ指向の他メーカーもある意味で差別化しやすかったのではないか。トヨタが手を抜いてくれるからこその恩恵と言う側面が。
しかし、最近トヨタ方向から吹いてくる風が急速に変わりつつある。「ヤリス」より先にデビューした「カローラ」シリーズも、5ナンバー枠を捨てサイズアップした事が話題であるが、それでもライバル各車より日本市場を真剣に考えた結果の専用ナローボディ採用。デザインもトヨタにしては佳作と言える仕上がりだし...と、重箱の隅を色々つついてみても大きな欠点は無かった。意地悪に言えば「未だにCVTかよ」と「カローラのくせに価格が高いぞ」ってなくらいだ。
どうやら、その新しい風は「ヤリス」にも吹いているようだ。以前の「ヴィッツ」なら、届いたカタログをパラパラ....と数分読んだら、即座に100個位の文句と指摘を簡単に列挙出来たのだが、「ヤリス」はじっくりと熟読してもそう大きな文句は出てこない。やはり、「未だにCVTかよ」と「ヤリス(元・ヴィッツ)のくせに価格が高いぞ」てなくらいだ。うーん。何かが変わってきている。
トヨタは2020年5月から国内の全チャンネルで全車種併売を開始するから、早晩くだらない兄弟車種は消え去る運命。更に言えば、国内メーカーも「日産・三菱」と「ホンダ」以外は全部「トヨタ陣営」と言える布陣へ変化している。もはや近視眼的な国内市場の販売競争は大きな問題ではない。
それよりも、クルマは今後も「憧れて所有してもらえる存在」なのか、「シェアリングで済む程度の存在」なのか。その価値観が根底から問われている時代。先日の東京モーターショーで豊田章男社長が何度も強調していた「危機感」もここに含まれるだろう。(まぁそれにしても退屈なモーターショーだったけれど。)
年明けの東京オートサロン2020では、スポーツモデルの「GRヤリス」が発表になる予定とか。こちらは相当過激なモデルになりそうだが、ようやく(?)トヨタ謹製の「もっといいクルマづくり」を具現化したスポーツモデルとして、大いに注目している。価格と内容次第では次期愛車候補になるかも。
.....ここまで書き綴っておきながら新型「ヤリス」の内容に触れてなかった。詳しく知りたい方はトヨタの公式ページを熟読してください。
キーポイントとしては、コンパクトカー向けのTNGAプラットフォーム(GA-B)を初採用し、軽量かつ高剛性、低重心なボディを開発したのに加え、新開発「直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジン」の採用だろう。恐らく、近い将来に「カローラ」シリーズの1.8L(NA)エンジンもコレに置き換わるのではないか。
新型「ヤリス」の廉価グレードに1.0Lの3気筒エンジンがキャリーオーバーされているが、これは出来がイマイチのダイハツ由来ユニット。この際忘れて良いだろう。法人かレンタカー需要が大半だろうし。
悩ましいのは「ハイブリッド」。新開発「直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジン」と組み合わせる新世代のハイブリッドシステムは力作であることに疑いは無いが、価格もほぼ全車が200万円オーバー。更に最低限必要と思われるメーカーOPを追加すると約250万円に達することも。「マツダ2」のディーゼルエンジン搭載車に匹敵する価格の新型「ヤリス」ハイブリッド。....うーんそれなら新型「カローラ」へ行くかな...。但し、積雪地のユーザにとっては、新型「ヤリス」にE-Four(電気式4WDシステム)を搭載したのはニュース。個人的には、このクラスにもアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)がメーカーOPされた事を評価したい。
悩ましいが、個人的には1.5Lのガソリンエンジンモデルが新型「ヤリス」のオススメという事にしておく。特に絶滅危惧種の6MTモデルがサラッと設定されているから面白い。トップグレードの「Z」6MT/FFが187.1万円である。
「マツダ2」の15S PROACTIVE S Package(6MT/FF)が190.3万円。スズキ「スイフトスポーツ」が195.8万円(セーフティーパッケージ装着車)。アンダー200万円の新世代コンパクトカー(MT)が熱い。
まぁ本音を言えば、新型「ヤリス」より、これから登場するであろう、コンパクトカー向けのTNGAプラットフォーム(GA-B)を採用する派生車種の存在が気になる。昨今の流行を踏まえ「SUV」は当選確実か。個人的に「ラウム」の後継車種をトヨタには真剣に開発して欲しい。残念ながら、ダイハツ製の「タンク」「ルーミー」では「ラウム」の代替にならない。ユニバーサルデザインの思想が輝くのは今こそではないかと思う。



Posted at 2019/12/31 20:30:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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