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2015年02月22日

[ニューモデル]ホンダ・ジェイド ストリーム後継の中華6シーターミニバン

[ニューモデル]ホンダ・ジェイド ストリーム後継の中華6シーターミニバン ホンダは6人乗りの新型乗用車「JADE(ジェイド)」を発売した。ホンダの説明ではセダン並みの低全高で美しいフォルムの中に、ミニバンクラスの居住性とユーティリティーを実現し、パワフルで上質な走りを備えた新しいジャンルのクルマとなっている。
「ジェイド」は、足回りや床下部品の小型化を徹底し、効率良くレイアウトした超高密度低床プラットフォームを採用。多くの立体駐車場に対応した低全高(1,530mm)なボディに、3列6席のシートを備えた。さらに、歩行者まで検知対象とした安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」や、1.5L直噴DOHC i-VTECエンジンをベースとしたハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-DCD」を搭載。クラストップレベルの25.0km/L(JC08モード)を実現した。ちなみに、「JADE(ジェイド)」とは、英語で「翡翠(ひすい)」を意味する。宝石のような美しさと不変の価値を持つ新しい時代のニーズに応えるクルマを創造するという想いをネーミングに込めたと言う。
「ジェイド」のボディサイズは全長4650mm全幅1775mm全高1530mmでホイルベース2760mmと「ストリーム」時代の5ナンバーサイズとは決別した。逆に「ストリーム」よりも全高は低くなっており、もはや国内市場をメインに設計されたモデルでは無くなった事を示している。トヨタ「ウィッシュ」と激しい販売合戦を展開したのも懐かしい話となり、今ではどちらの販売も低迷している。結局の所、2列5席のステーションワゴンと3列シートのBOX系ミニバンに挟まれ、中途半端な存在だったと言う事か。「タント」や「N-BOX」に国内の顧客を奪われたのかも知れぬ。「ストリーム」・「ウィッシュ」の既存ユーザーが3列目シートを常用しているとは思えず、ミニバンに対する需要が市場の成熟によって現実的になった結果だろうか。
「ジェイド」の国内仕様は既に「ヴェゼル」で投入済みの1.5L直噴DOHC i-VTECエンジンをベースとしたハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-DCD」の一本で構成される。ガソリンエンジンのみのパワートレーンは設定されず、ライバルはトヨタ「プリウスα」だろうか。
「ジェイド」のグレード構成はシンプルに標準グレード「HYBRID」272万円と「HYBRID X」292万円の2つ。共にFFのみで4WDも設定されない。国内の販売目標台数は3,000台/月と結構強気。個人的には、発売当初はともかく、この中途半端な内容と割高な価格で大丈夫なのかと心配ではある。ライバルのトヨタ「プリウスα」もセールス好調とは言えず、このジャンルの難しさを感じる。ホンダもいずれは「フィット・シャトル」の後継が出る事を想定した価格設定(フィット・シャトルより上級の位置)であり、背を高くしてキャラクターを変えてしまった「オデッセイ」に馴染めない既存ユーザーの囲い込みも期待しているはず。まぁホンダのご都合を色々と感じるクルマである。個人的な好みで恐縮だが、大きく寝かされたAピラーに三角窓を組み合わせる手法はどれも類型的だし実際の運転環境も死角が多くなりメリットを感じないのだが、これを先進的とユーザーは感じるのだろうか。特にハイブリッド車には多用される傾向を感じる。
さて、「ジェイド」は英語で「翡翠(ひすい)」を意味する事からも判るとおり、中国市場をメインに据えたモデルである。実は中国では2013年から発売が開始されていた。元々、2012年の北京モーターショーに「Concept S」としてワールドプレミアされたモデルで、当時ホンダは「中国市場をメインターゲットに開発し、中国から発売を開始する新価値乗用ムーバーのグローバルカー」と説明していた。結局の所、日本市場向けにハイブリッド専用へ仕立て直したとはいえ、基本的な骨格は中国市場の嗜好を満たすために開発されたクルマ。パッケージングへの違和感はコレが原因だろう。過去の経験から言えば、北米や中国の意向を強く汲んで開発されたクルマは日本でヒットしない事が多い。「ジェイド」はどうなるだろうか。このクルマに対する興味はこの一点だけである。


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Posted at 2015/02/22 12:19:21

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この記事へのコメント

2015年2月22日 13:12
このテの車は、特にストリームは絶盤になってから中古でよく動いていると聞きますので、一旦このジャンルから撤退したのに再導入したということは、こういう持ち球が予めあった上でその辺りの市場調査の結果、有望と見たのかもしれませんが、果たしてそれが通用するのが興味深いところであります・w・
コメントへの返答
2015年3月8日 22:34
ストリーム/ウイッシュはコンパクトなボディに人も荷物も積めて、運転はセダン感覚でとそれなりにメリットはあると思うのです。
さて、このクルマはハイブリッドとはいえ、この価格でどこまで売れますかね。
2015年2月22日 21:51
セカンドシートは無駄にV字スライドしなくて良いから3人座らせてという人が日本では多いんじゃないか考えます。

でも、風景写真家に訴求したら良いかも!
三脚伸ばしたままでもセカンドシートの間に脚を入れやすいですよと・・・

やっぱり、ヒットはしないな・・・
コメントへの返答
2015年3月8日 22:36
まぁ世の中の実態は後席に三名乗ってギュウギュウ詰めで走る事なんて滅多に無いというユーザーが大半でしょうから、間違いでは無いが、このシートアレンジを使うかどうか...。
2015年2月24日 13:19
デザイン、性能、価格、全てにおいて中途半端な感じがします。
ここまで全高を低くするなら、いっそもっと悪顏にして「新型オデッセイは背が高すぎる」といって見送った層を取り込むべきだったのでは。顔つきもかわいくないし、いかつくもないし、誰が買うんだ?というのが正直なところかと。
コメントへの返答
2015年3月8日 22:37
結局の所、ジェイドもグレイスも言い訳がましいポイントが多いというか、ハイブリッドを搭載すれば、日本では何とか売れるだろう...って言う考え方が嫌いですね。
2015年5月21日 6:12
上の方に同意。
後席に3人乗れないのならば 最初から5人乗りと割り切ればいいと思いました。
しかし、中途半端ですね。

記事を読んで 中華向けとの事。なるほどなぁと思いました。
値段設定も高め出し これ買うのならば、
ステップワゴンに流れるでしょうね。

まぁ 日本では売れないでしょう。
コメントへの返答
2015年5月27日 8:47
予想通り、初期受注からパッとしないみたいですね。日本のユーザーも賢くなりました。半端な妥協をしたプロダクトは受け入れられない事をメーカーが自覚していない事に毎度驚きます。

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
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