3月22日から東京電力管内に発令されていた「需給ひっ迫警報」は、3月23日・11:00に解除されました。
電力供給環境が改善した一番の理由は天候の回復です。
アメダスの横浜の観測記録を見ると、北よりの冷たい風が吹く1日でしたが、陽射しが戻った為、14:27に最高気温10.5度を観測しています。
そう陽射しが戻ったので、昨日は使い物にならなかった太陽光発電からの供給が順調に行われました。
23日の電力最大消費量4,342万kwを記録した09:30頃の実績で、この約1/4は、太陽光発電から供給されました。
再生可能エネルギーは、法令上「非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用できると認められるもの」と定められ、具体的には、太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、大気中の熱その他の自然界に存在する熱、バイオマス(動植物に由来する有機物)の7種類が定められています。
別に再生可能エネルギー推進の立場(どちらかと言うとまだ課題ありの認識)でも原発再稼働派でもありませんが、11年前を想い出してみて下さい。
あの時点で電力供給体制は余裕のよっちゃんでしたか?
原発が稼働していた時ですら急激な需要増加があれば節電が呼び掛けられていませんでしたか?(例えば、猛暑のとき)
原発が停止し、その分を補う形で、再生可能エネルギーの利用が盛んになったり、消費する方では、消費電力の少ないLEDの普及等があったと思います。
それでも、なお綱渡り状態が続いているところに、今回の地震による火力発電所の損傷
これは、別に陰謀論云々でなく、義務教育を真っ当に終えたレベルの知能があれば、普通にダメかも…と思わない方が不思議です。
そして、再生可能エネルギーに頼ると言うことは、その中の主流である太陽光、風力、水力は、特に天候に大きく左右されると言うことです。
そした、全体のバランス、メリット・デメリットを正しく理解した上で、エネルギー問題については扱う必要があると強く思います。
理想は、気象予想と再生可能エネルギーを含めた供給量予測と消費予測(ここまでは、いまも出来ている)、更には、災害を含め発電設備が停止した場合のシミュレーションと必要な電力消費抑止策のプランニング
実際にはプランニング通り行かないケースも多々あると思いますが、これを事前に公知し利用者のコンセンサスを得る環境作り
これが重要だと思います。
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Posted at
2022/03/24 01:48:20