8月8日、気象庁は、「令和5年7月の地震活動及び火山活動」を発表しました。
全国各地で、震度の大きな地震は、ありませんでしたが、地震活動は活発な状態が続いている感じです。
特に関東平野ので活動には、注意が必要と感じます。
地域別に見ていくと
【北海道地方】
○ 7月17日に十勝地方中部で M4.5 の地震(最大震度3)が発生しました。
この発表の対象にはなっていませんが、オホーツク海での深発地震等、千島・日本海溝の海溝型地震の発生リスクにつながるような活動もあり、相対的に発生リスクが高まっていると感じます。
【東北地方】
○ 特に目立った地震活動はありませんでした。
対象となるなる規模の地震が発生しなかっただけで、新たなエネルギーの蓄積が続き、東日本大震災と同程度の地震が発生しても不思議ではない状態にあると感じます。
【関東・中部地方】
○ 石川県能登地方では、7月中に震度1以上を観測した地震が 12 回(震度3:2回、震度2:3回、震度1:7回)発生した。
このうち最大規模の地震は、8日に能登半島沖で発生したM4.0 の地震(最大震度3)です。
8日の地震で情報発表に用いた震央地名は〔石川県能登地方〕
○ 7月22日に茨城県沖で M4.8 の地震(最大震度4)が発生しました。
○ 7月29日に茨城県南部で M4.6 の地震(最大震度3)が発生しました。
情報発表に用いた震央地名は〔栃木県南部〕
能登地方の地震活動は依然活発な状態が続いています。
また、首都圏にかかる地震活動も大規模地震発生のリスクが高まっている感じを受けます。
関東大震災から100年、改めて、当時を振り返りつつ、地震に対する備えしっかりとしたいと思います。
【近畿・中国・四国地方】
○ 特に目立った地震活動はありませんでした。
しかし、紀伊半島を中心とした地震活動は活発な状態が続いています。
こちらは、南海トラフとも関係するので、注意が必要と思います。
【九州地方】
○ 7月22日に日向灘で M5.0 の地震(最大震度4)が発生しました。
この日向灘での地震は南海トラフにかかる活動と考えられます。
また、この発表の対象規模の地震は発生していませんが、トカラ近海での地震活動は引き続き活発な状態にあり警戒が必要と感じます。
【沖縄地方】
○ 特に目立った地震活動はありませんでした。
発表資料は、いつも通り、総括の他、各地域ごとの詳細、火山活動、また世界の地震、火山についての詳細に分かれて発表されています。
繰り返しになりますが、各地の地震の発生の仕組み、過去の地震活動について、詳細にレポートされていますので、今後の防災知識としても役立つと思います。
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Posted at
2023/08/09 05:39:57