第三管区保安本部・洋上展示訓練中止

台風26号による大きな被害が出ている伊豆大島は、未だ行方不明の方が多く、生存率が急激に低下すると言われている72時間の壁を前に、必死の捜索が続けられています。

この捜索活動には、海上保安庁の潜水士も加わり、土石流の被害が出た海岸近くの未だ濁って視界の効かない海で救難活動に従事しています。

この救難活動の母船として、第三管区海上保安庁所属の巡視船PL31「いず」も出動し、最後の1人を救うまで、現場に留まる体制とのことです。

PL31「いず」は、10月26日に予定されていた第三管区海上保安本部の洋上展示訓練の観閲船を担当し海上保安友の会の希望者を乗船させる予定でしたが、帰港の目途が立たない為、今回の洋上展示訓練は中止となりました。

毎年、行われている観閲式に続き、洋上展示訓練も中止になったのは残念ですが、本来の職務を遂行する為ですから止む得ないと思います。

地元、自衛隊、警察、消防、海上保安庁等々、多くの方々が、１人でも救いたいと言う思いで救難活動に従事されていることと思います。
現場は足場も悪く二次災害の危険性もあることと思われます。
自傷事故防止に留意され無事に任務を達成されることを願っております。

※映像は、
「PL31いず（追記しました） 」
「救難者救助訓練」
「PL31「いず」の潜水士（映像・動画を追加） 」
等で、ブログアップしている2011年10月22日の洋上展示訓練の際、撮影しました。

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