10月30日の令和4年度横須賀水交会部隊研修(体験航海)の続きです。
八景島沖で大きく取舵をとり横須賀へ戻ります。
ASE-6102「あすか」意外と小回りが利くので驚きました。
この付近は、もう少し沖に出ると浦賀水道航路の出口にあたり、ここから木更津方面の中ノ瀬航路、横浜・川崎方面の中ノ瀬西側海域に分岐します。
日本を代表する海上輸送の要衝です。
信号所が見えなかったので正確には分からなかったですが、大型船舶の行き来からおそらく「O」出航信号(出航のみ可能)だったと思います。
目の前を通過していた大型タンカーは商船三井の「CHOKAISAN」(総トン数: 160,131t)、出光タンカーが定期用船しています。
喫水線から空船のようでした。
Marinetrafficのデータを見るとアラブ首長国連邦のフジャイラに向かっているようです。
その後ろには、木材チップ輸送船「SILVA CONCORDIA」(総トン数: 41,463t)
こちらも空船のようで、パナマのバルボア港に向かっているようでした。
錨泊している補給艦AOE-426「おうみ」、護衛艦DD-154「あまぎり」を右舷に見つつ横須賀へ戻ります。
逸見岸壁に接岸しているDDH-183「いずも」
基準排水量:19,500t、満載排水量:26,000t
全長:248.0m、最大幅:38.0m
基準排水量、満載排水量は比較してもあまり意味がないので、全長、最大幅で見ると、旧海軍の正規空母とほぼ同じ大きさになります。
例えば、瑞鶴の飛行甲板は、長さ:242.2m、 幅:29.0mです(全長:257.50m)
ですので、構造や用途を別として、箱物としてだけ見れば、日本が正規空母を所有して侵略的野心を抱いている…とか妄想を共産主義の侵略国家やその手先の半島地域が難癖をつけたくなるのは分からないでもないです。
正規空母には程遠いですが、空母化改修が終わり、F-35Bの運用能力を有しています。
横須賀本港の入口、横須賀に向かって左舷側には、コンクリートブロックが並んでいる場所があります。
ここは、横須賀消磁所
日本で唯一の施設で、艦艇の磁気を消去する為の施設です。
艦体に自然と帯びてしまう磁気を消すことで、敵の察知、磁器検知機雷のリスクを低減します。
左舷に米軍基地を見つつ進みます。
この時は、CVN-76「ロナルド・レーガン」は留守でしたが、米海軍第七艦隊旗艦LCC-19「ブルー・リッジ」、ミサイル駆逐艦DDG-114「ラルフ・ジョンソン」等が接岸していました。
そう言えば、昨年でしたか、宿泊艦APL67が回航されてきたとき、陰謀主義の流言流布者を中心に大量逮捕だの政変勃発だの騒ぎましたが、どうなっているんでしょうね(爆)
十分な裏付けもなく、用途や海軍の運用、保守等の動きも理解しないで、妄想を募らせるだけ募らせ、現実を見ないと言うのは、実に滑稽です。
宿泊艦としては長年APL40が在籍していますが、この船は、産業遺産級の戦時中に建造された船で幾度か老朽化で退役し、改修されて復帰を繰り返しています。
これとは別に艦艇の修繕ベースとして修理・宿泊バージYRB30も横須賀では見ることが出来ます。
先行していたDD-152「やまぎり」が回頭し、接岸しようとしていました。
この作業の終了を待って、ASE-6102「あすか」も回頭し、接岸します。
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Posted at
2022/11/02 03:30:37