今日は、京都競馬場で、牝馬クラシック第三戦、秋のクラシックレース開幕を告げる「 第16回 秋華賞(GI)」(芝・2,000m)が開催されます。
秋のGIレース開幕を告げた10月2日の「第45回 スプリンターズS」(芝・1,200m)は、いろいろあってパスしてしまいましたので、私は、この秋華賞から秋の競馬を観戦することになります。
さて、勝馬投票券(苦笑)ですが、映像の通りです。
秋の若い女の子のレースは、本当、見極めが難しいと思います。
12:12現在、2番人気の4番「アヴェンチュラ」は、迷いましたが、どうも、もう1つ良く思えなかったので、外しました。
発走は、15:40です。
ところで、功労馬繋養展示事業と言うのを、ご存じでしょうか?
競走馬の多くは、馬主が手放した時点で、家畜として処分される運命にあります。
繁殖として残れるのは、極々僅か、乗馬用途に転用できる馬も限られ、多くは屠殺処分されます。
経済動物としての側面が多いので、ことの是非を単純に評価するのは難しいですが、出来るなら1頭でも多く、競走馬として引退した後の余生を全うさせてやりたいと言うのが、人間として自然な感情だと思います。
功労馬繋養展示事業は、財団法人軽種馬育成調教センター(BTC)が行っている引退競走馬所有者に対する助成金交付事業で、重賞(中央・地方)以上のレースを勝った馬に対して、競走馬として引退した後、その所有者が申請すれば、繋養する費用の一部(中央勝馬・月額3万円、地方勝馬・月額2万円)を助成するものです。
2007年に制度が拡充し、今まで重賞を勝っても処分されていた馬が助かるケースが増えていました。
ところが、理由は不明ですが、この制度の縮小が発表されました。
一番後退した部分は、制度を受けられる馬の年齢が、
14歳以上の馬(平成24年度は平成10年以前に生まれた馬)
に引き上げられたことです。
競走馬の引退平均年齢が5歳ですから、引退後、9年間は、制度を受けられないことになり、これは、馬の繋養費用を考えた時、ほぼ、全滅に近い結果をもたらす懸念があります。
また、月額も中央勝馬・月額3万円→2万円、地方勝馬・月額2万円→1万円に引き下げられ、所謂、飼葉代も出ない状態になりますから、かなり厳しい状態になるものと思われます。
業界団体と関連省庁のジャブジャブな関係で成り立っている世界ですから、自分達のことが、まずは第一でしょうが、自分達を潤してくれているものを、もう少し大切にしても良いのではないかと思います。
それが出来ないのであれば、現実を割り切って口にすべきで、綺麗ごとのCMで、競馬はロマンだの夢だの、良い面ばかりを言うべきではないと思います。
※追記
「第16回 秋華賞(GI)」の払戻しは、以下の通り
単勝:4・310円
複勝:4・130円、1・360円、12・110円
馬連:1-4・3,100円
枠連:1-2・2,840円
ワイド:1-4・860円、4-12・170円、1-12・590円
3連複:1-4-12・1,720円
3連単:4-1-12・12,680円
結果は、JRAのHPで確認して下さい。
10204
Posted at 2011/10/16 12:56:48 | |
トラックバック(0) |
馬 | 趣味