【限定解除】!
という4文字の言葉。
色々なシーン、分野で使われる言葉だと思いますが、2つの輪に縁がある方で、微妙に高齢な方!?(笑)は~ピンときますよね。
よく
「走るオフ会」をご一緒する方々で私が知る限りでは、【赤BORAさん】、【CBさん】、【limegreenさん】が【限定解除】に合格されていると思っております。
知る人は知る様に37年前頃~私が「中型二輪」を教習所で取得した頃は、【大型2輪】取得=(ナナハンの時代)は試験場での【実技試験】の1発勝負のみでした。
多くの方々がチャレンジされた事と思います。

愛車でした【GL400 WING】は、車重以外は【CB750F】と同じくらいの大きさでホイールサイズも一緒で、練習にはもってこいでした。
OHV Vツインエンジンをレッドゾーンまで回して、先に限定解除をしていた友人のナナハンを追っかけていました。
そんな頃、有名な「週刊マガジン」では【バリバリ伝説】と【あいつとララバイ】が連載中で、

このシーンに触発されました。
甲州街道「初台」と山手通りの交差点の北に在った「三好礼子さん」が居たバイク屋に通っていたので、経験者の方と仲良く成ったり、情報が少なかったので【合格マニュアル】的【下写真】の本を買いました。

35年経った今でも、本箱に入っていました!これは思い出の本で。
大学からバイクで~15分位のところに【府中運転免許試験場】が在ったので、大学2年と3年の冬に通いました。良い季節はツーリングに行ってしまいまして寒い季節に試験を受けに行きました。確か試験料は1,900円だった記憶です。

上の本で、コース順を覚えました。
当時の「実技試験」の合格率は1~2%と言われていました。
何故かというと、落とす事を目的とする「試験」だったからです。
中学1年から代々木に住んでいまして、隣の原宿は、土曜日夜だったか?暴走族の大集団がたむろして社会問題と成りました。
直後の1975年(昭和50年)より、運転免許試験場での技能試験または自動二輪免許(中型限定免許)からの限定解除審査の合格者のみに交付される(いわゆる「一発試験」)となりました。

「府中試験場」は、試験官が後ろから付いて来るパターンでした。
30m手前からのウィンカー点滅、一時停止時の首振り確認の様子。じっくり見られていました。
一時期合格率は全受験者の1%であったため、「司法試験より難しい」と揶揄されるほど極めて難関で、400cc限定の無い二輪免許そのものが高嶺の花となった状況が続きました。

国や公安委員会の姿勢にも「日本の道路状況にはナナハンは必要ない。」という考えが有ったという文章もありますね~。それだけ受験者を落したかったのでしょう。
予備審査の「ナナハン引き起こし」や「スタンド掛け」、「8字歩行」等は、「GL400 WING」への慣れで問題ありませんでした。
本試験では今の様に教習所で度重ねて練習できる場は無く、特に試験車両がまちまちで、「
今日の試験はあのナナハンか?このナナハンか?」
で大きく運命が別れました。

【上写真】はこの本の中に有った試験車両の情報ですが、私が受ける時は~もう「KAWASAKI Z750RS」 (通称Z2)や、「スズキGT750」等は見られませんでした。

【上写真】の2台の試験車両に当たる事が多かった記憶です。
動きのすべてが重くて、機敏ではなかった。
そして【下写真】の【CB750K】にも何回か乗りました。

自分のバイクとは~ブレーキも大分違うし、エンジンの低回転時のトルクの出方が分からなくて。。。
古いナナハンばかりで癖が強く、慣れる前にミスをして一発試験中止とか。落ち込んで帰ったり。

こんなシーンも一回は有った!
「平均台」とか「一本橋」と言いますけれど、受験された方~覚えていますか?
【幅30cm、長さ15mの直線狭路(1本橋)を10秒以上かけて渡る】というもの。
視線は遠くへ持って行っていたことを覚えています。
府中試験場の場合、このスタート地点へのタイトターンが難しく、直線的に侵入できないパターンがあり得ました。
大学2年の冬は合格出来ず、2シーズン目の大学3年の冬に合格しました。
通算7~8回。いや9回だったかも!?という感じです。
合格する1つ前の受験時、初めて新型車でした【CB750FC】に乗れました。

【上下写真】は家に在ったカタログより。
【短制動】の試験は【時速40~50km/hから制動距離13m以内に停止する。】というもので、目線は前方で姿勢を崩さず、停止時左足で着地する事。

この【CB750FC】に乗れた時楽しくて、【短制動】に入る時に吹けがイイエンジンをガバッ!とアクセル~開けちゃいました!
制動開始線を越える頃には70km/h位速度が出ていて~13mでは止まれなかった!?という落ちが有りまして、その次の受験で受かりました。
22人か23人位の受験者の回で、2名か3名合格。
終了時きちんと試験車両を降りますと、合格者には黄色いカードが渡されて名前を確認されたと思います。
他の受験者からは~拍手が!
そして建物の一室に合格者が集まって、「これからは全2輪ライダーの手本となる運転をするように!」と言われました。
「免許証」の裏には【二輪限定解除】のスタンプが押されます!
某国家試験の「1級合格」と~甲乙付け難い喜びだった事は、今も忘れません。
三好礼子さんが居たお店で買った~中古のナナハンが【CB750F ボルドールⅡ】でした。

「グン」と同じナナハンに乗れました。
前輪にのしかかる「カウル14kg」は箱根や伊豆では大変でしたが、北海道から阿蘇山まで縦走するには最高の相棒でした。
若い頃のこんなモチベーションは~先ほどスキャンした【下写真】の2つのマンガ!

と、
【ナナハン免許皆伝】のお陰と言えます。
本の「断捨離」をしていての~懐かしい記憶の集大成でした。
オートバイの懐かしいカタログ類も沢山出て来た。
嬉しい日曜日でした~(^o^)/ (長文へのお付き合い~ありがとうございました。)