
昨日の土曜日午前中は庭に居て、FM放送「J wave」を聞いていました。
そうしましたら高度経済成長期の後半、【大阪万博 Expo’70】のパビリオンでも有名になり発注を受けた有名建築家「黒川紀章」氏の初期の代表作の1つが、色々な討議の結果解体される事に成ったとのニュースでした。
ここ数年間の議論は全く存じていませんでした。
建築、住環境の工業化が進んだ時代。
マンションの住戸をバスだけではなく~ユニット化して直方体の箱とし、外せる様にも設計された積層構造の様にも見える当時の近未来的な外観。
建築学科の学生で代々木に住んでいた頃、まじめなサークル?で新宿でお酒を飲んだ後~夏の夜~山手線の内側の有名建築を
徹夜で歩いて回った事が有りました。
青山、赤坂、霞が関【最高裁判所】や【国会議事堂】、日の出の頃【築地本願寺】!
そして始発電車が動き出す頃この【中銀カプセルタワー】を~朝日の光の中~見た記憶が有ります。
37年くらい前の話ですが、ずっと忘れていた名建築を「J wave」が思い出させてくれました。

日が延びて来たので仕事を定時頃終えて、「代々木駅」から地下鉄「大江戸線」の「汐留駅」へ16分で到着。

駅のガラス張りの高層ビルを見上げました。

地上に向う階段を上がりペデストリアンデッキへ上がると、Webでも有名に成っていた撮影ポイントでした。

人通りを感じました。それらの人々は皆この名建築を見に来た人々でビックリしました。
女性が多く、外人女性二人組も大きなカメラで熱心に撮影して見入っていました。

周りのビルも大きくなってサイズ的には目立ちませんでしたが、そのユニットを感じる特異な外観はそのままでした。

市ヶ谷の「法政大学」のポストモダンの校舎も無くなってしまいましたし、ガラス張りの高層ビルが増えるばっかり。

明日の12日(月)から解体が始まるとの情報でした。

建物内部にはもちろん入れませんが、周囲をじっくり歩いて夕方のビルを撮影しました。
住戸ごとの生活スタイルが、直方体の住戸ユニット毎に有ったのでしょう。
新陳代謝を意識した「メタボリズム建築」の代表作。脱着可能ユニット。

新しい考え、実現する設計、賛同し実行する資金。
建築法規が厳しくなって順応するにはある程度行き先が決まって来てしまいそうな建築の世界で、貴重な遺産でした。
銀座8丁目、ビル群の隙間の足元に、昔からの民家的な家も有りました。

こんなお店、縁があるエリアでしたら入ってみたいな。

新橋駅まで歩いてメトロ銀座線で帰ったのですが、その手前に明治時代の新橋駅の遺構が有りました。
帰宅してからは朝同様、娘を迎えに行くドライブが有りました。

車高を~あと20mm位下げられたらいいのにな!

学生の頃の気持ちが蘇る1日でした。
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Posted at
2022/04/10 15:28:35