胴体の太さが違うな～と思う戦闘機

　ここの処の7年、コロナ禍による閉館を除き、毎年【河口湖飛行館】で拝見している【零戦】3機。



　そしてこちらに通うきっかけとなった、【靖國神社】の【遊就館】の【零戦52型】。


　【液冷エンジン】機と違い、【複列星型エンジン】は円筒形のエンジンカウリングを機首に持ちます。

　今年の夏も見て来た【河口湖飛行館】の高速偵察機【彩雲】もそうですが、そのカウリングの直径によって機体の胴体の大きさと言いますか、大きく見て胴体の直径が決まってきますよね。

　見慣れた【零戦】に対して、2017年12月に拝見できた【愛媛県南宇和郡】の愛南町の【紫電改】は、とても大きく感じました。


　この【紫電改】は、展示館の公園の下に在る「久良湾」に不時着着水して海底に34年間沈んでいた機体を引き上げて展示したもので、昭和20年7月24日に豊後水道上空で10倍以上の敵機と交戦した【第343海軍航空隊】の機体です。
　着水時の目撃者がいて、水平飛行からの見事な着陸ならぬ着水だったとの事で、ベテランのパイロットでは？と言われています。

　未帰還と成った6機の内の1機で、戦死者のどなたが乗っていたか不明とされている為、遺影が機体の前に飾ってある処が、博物館の展示物と大きく違う点です。

　そんな背景を持ちつつ、この展示館(無料)に入って機体を眺めた時の感動は、忘れられません。

　【零戦】の機体とはまるで違う「ずんぐりむっくり感」！！！

　同じ「中島飛行機製」の「星型エンジン」とはいえ、
　・【ゼロ戦】 栄エンジン＝14気筒
　・【紫電改】　誉エンジン＝18気筒 、排気量＝35.8L、エンジン直径＝1,180mm(栄エンジンより+30㎜)

　大して直径は大きく成っていませんが～でも、迫力が全然違いました。


　カッコ良かった！！！

　関東からはなかなか行けないエリアですが、又拝見したい【機体】です～。