
9年間8月は【河口湖飛行館】に通っております。コロナ禍で2回抜けた位のですかね〜。
訪れる度に、素敵な飛行シーン〜を描いた【油絵】の展示が増えていたり。
この絵達に、写真とは違う温もりを感じてしまい~とても好きです。
3枚ほど取り上げさせて頂きます。

先ず、身軽な飛行性能を示した様な【隼】3機編隊の絵。

天井から吊るしてある【隼1型】が飛行姿勢なので、イメージがすごく湧きます。
次は真横から機体をとらえて、スラリとした高速飛行をイメージさせてくれる偵察機【彩雲】油絵。

雲間に見える空母は【雲龍型】でしょうか。(中学生の頃プラモデルで作りましたが~。)
実際は戦況の悪化から、空母への離発着は、ほとんど無かったという文章が有りました。
そして3枚目はダイナミックな着艦シーンを切り取った絵。

まだまだ発展途上でした航空母艦は、特に【第一航空戦隊】の【赤城】と【加賀】は改装歴が多く、昔読んだ内容の記憶も今や曖昧なのでブログでは触れません。

しかし~ちょっとだけ。絵は3座の機体なので〜【九七式艦上攻撃機】の着艦する姿勢の「ふわり!」感や、【赤城】の高い位置の飛行甲板の奥深さ、左舷の小さめの艦橋などの遠近感も好きです。

【上下写真】とも空母【赤城】です。

艦の歴史の前半の、3段甲板の頃の蒸気タービンからの排煙の悪条件。

【上写真】は同じ【第1航空戦隊】の空母【加賀】ですが、【赤城】も同じで右舷の煙突からの煙対策で、海水を水平的な煙突出口にかけて煙を減らしていて滝の様に見えたとか、逸話をひも解くと膨大な内容ですね。
緊張感が有りますが、この絵の「飛翔」する雰囲気が好きです。

又来年の開館時、絵の前で足を止めると思います。

作家の方に〜感謝です〜(^_^)v
■追記:【彩雲】の絵の雲間の眼下に見える航空母艦は、
1944年の戦時下のタイミング(この年に「彩雲」も「雲龍」も実戦配備)や、先輩の空母「翔鶴」は既に沈没し、「雲龍」が竣工時に「瑞鶴」がエンガノ岬沖で沈没している事から、また、飛行館の学芸員のお話の搭載予定空母のお話から、「雲龍型」の各空母及び「大鳳型」及び「信濃」に、高速偵察機【彩雲】を搭載する計画と、その実現をイメージした「絵」との実感を持っています。

空母【雲龍】。

イメージが似ている【下写真】の空母【翔鶴】(1941年実戦配備)よりも艦橋位置が【雲龍】の方が全長の中央付近に移動しています。
油絵のイメージも同様に感じ、前出の話と筋が通っていると考えます。
Posted at 2025/09/20 00:50:23 | |
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