トヨタ自動車の誕生をお勉強-トヨタ鞍ケ池記念館-

.

3連休最終日・・・

何処にも出かけないのが罪のような、いい天気だったので、急遽、ネットでお出かけポイントを検索し、
我が家から一般道で2時間かからずに行ける、豊田市の鞍ケ池にある、トヨタ鞍ケ池記念館に出かけてきました。


家族連れでにぎわう、鞍ケ池を横目で見ながら、整備された芝の丘を登ると、目的の記念館に到着です。





このトヨタ鞍ケ池記念館は、トヨタ車生産台数1,000万台達成を記念して1974年に建てられた建物です。

トヨタのミュージアムといえば、トヨタ産業技術記念館 、そしてトヨタ博物館　が有名ですが、ここは、技術やクルマの展示ではなく、トヨタ自動車の創業者 豊田喜一郎(以下敬称略)、そしてトヨタ自動車の生い立ちを学べる記念館です。(入場無料ですよ～)



落ち着いた雰囲気です。


高級感があります。

さて、展示物ですが、まずは、やっぱり豊田といえば、織機ですね。



しかし、この記念館のメインは、自動車の喜一郎です。










展示はパネルと映像、そして実物のクルマや資料と、
ミニチュアで構成されています。

特に、1/30スケールミニチュアのジオラマとラジオドラマ風の解説「ラジオラマ」が、わかりやすくて、とても楽しい。(セリフの三河弁も楽しい(笑))





ミニチュアが、あまりにも素晴らしいので、紹介しちゃいます(^^)


「1933年型 シボレー乗用車の分解・調査」 昭和8年(1933)10月秋の深夜

豊田自動織機自動車部が、深夜に織機工場の一画で、シボレーを解体し各パーツごとに調査した様子が再現されています。



「シリンダーブロックの鋳造の苦闘」昭和9年(1934)7月 夏の午後



シボレーを解体した翌年には、エンジンを作り始めました。
エンジンのシリンダーブロックの製造に手こずった様子が再現されています。
課題だったのは、鋳物の内側の型になる砂型「中子」を固める技術だったようです。

・・・ちなみに私の父は、自営で中子製造を生業としていましたので、感慨深いモノがありました。

そして、子供の頃は近所にも、ジオラマのような鋳物工場があった事を思い出しました。





「豊田自動車総合運行テスト」昭和10年(1935)9月 初秋の午後

1年後には、A1型試作乗用車の第1号車が完成し、長距離の実走りテストが実施されたそうです。・・・すごい開発スピードですね。