リトル福島村、父カプ氏とモメる、初恋の彼女。

『リトル福島村』


「そこなら良く知ってます」というイベちゃんを先頭に、トロちゃん、のぼくん、と～ちゃんと連なって走った。

僕は最後尾。

よく知る千葉の地名が出てきて、そのうち初めて走る道になった。

名を知らぬ道を走り、名を知らぬ川を渡る。

休憩でファミリーマートに寄った。

VOXYに乗りこもうとしていたチビッコ3人兄弟が「わぁー、同じクルマが5台だぁ！」と歓声をあげた。

「どれが一番カッコいい？」と訊くと、上二人は赤いのぼくん号を指差し、下の子はブルーのトロちゃん号を指差した。

卵から孵ったばかりの目のあかぬヒナから、信金に年金の相談をしに行くおじいちゃんまで、間違いなくみかん号を選ぶと思っている僕は世の中が心配になった。

気を落としながらもビュンビュンと先を急ぐ。

そして、やがてイベちゃんが停まった。

その先に道はない。

海である。

イベちゃん、首をかしげている。

「もっと銚子寄りですよ」と、と～ちゃんがいつもの口調で言った。

「銚子ってどっち？」と訊くと、のぼくんが真っすぐに右を指し示した。

ホントかよ？

しかし、これがドンピシャで、山あいの道を上がっていくと、そこがリトル福島村だった。

団地の中庭ほどのあずま運動公園があり、椅子３つのそば道場があり、全長100ｍのレークラインがあった。

のぼくんの強い押しで、なぜか吉野家に入り、入ってから気がついたが、トロちゃんがご機嫌ナナメだった。

吉牛じゃイヤだったんだ、、なんとかカフェが良かったんだ、、

でも、玉子をつけてあげたらニコニコになった。

良い娘だ。


というところで目が覚めた。

時計を見る。

夜8時前、世間は夕飯どきだ。

病気のときはよく眠れる。

そのままストンと眠りの世界へ落ちていく。




『父カプ氏とモメる』


「寄っても平気？」と父カプさんから電話。

ちょうど外から帰って来たところですよ♪、と答える。

1分後に父カプさん到着。

あまり意味のない確認電話である。


「いやぁー、いい感じでビンビン飛ばしてきたぜぇー！」と父カプさん。

（現実世界の父カプさんは安全運転です）

「データ、データ♪」とデータ取りする父カプさん。

その後、リフトに父カプ号を上げて、ミッションオイルクーラーを見せてもらう。

公開しないという約束で写真をﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ撮らせてもらって、リフトを下げると、、、

父カプ号がオレンジ×ブラックになっていた、、

みかん号を見ると、、いつもの屋根下で変りなし。

状況の流れから、「今日から父カプ号は僕のだ」と主張してみる。

「冗談じゃねーよ、どういうイリュージョンだよー」と父カプさん。

僕はのん気に希望ナンバーのことなど考える。

いつの間にか、え～ちんや主さんがいて、「まぁ、こういうこともあるよ」とこれまたのん気である。

「やだよ、俺、こんなオレンジじゃ帰れねえよ」とモメているところで目が覚めたのが、11時過ぎだった。




『初恋の彼女』


初恋は小学生のときだが、中学生のときの彼女と土手を歩いていた。

そっちが本当の初恋のような気がする。


会話なし。

静かな散歩。

でも、走り回る小学生や、部活のランニングをする中学生、昨夜観たTV番組のことを笑って話す女子高生、、見かける平和な風景に二人で色んなことを想いました。

転んだ男の子がキッカケになって目が覚めたのは明け方でした。


初恋の人の顔を憶えてますか？

いつもその娘の顔をクラスの中で探していました。




普段、たくさんの夢を見ます。

見た夢はぜんぶ順番に憶えています。

夢を見ない日の方が少ないです。


ご心配すみません。

今日、6日ぶりにみかん号に乗りました。

僕をシャンとさせてくれるクルマでした。

みかん号は僕に元気をくれます(^^)

実感。

これからもどうぞヨロシク。