既報の通り、9月5日・11:40頃、横浜市神奈川区の京急本線・神奈川新町に接する踏切(神奈川新町第一踏切)で、青砥発三崎口行きの快特電車(新1000形・8両編成)が、踏切内で立ち往生していた大型トラック(13tトラック)と衝突し、脱線する事故が発生しています。
この事故で、トラックを運転していた方が亡くなり、乗客ら33名が重軽傷と発表されています。
お悔やみとお見舞いを申し上げます。
事故に遭った京急の新1000形は、2002年に営業運転を開始し、その後、様々な改良、改造を行いながら、昨年(2018年)、17次車が増備されている、京急の通勤形電車の主力形式です。
神奈川駅で撮影している1492(先頭車に下3桁表示)は、事故に遭った1137と同じ2010年度増備の10次車の4両編成版です。
また、神奈川新町の写真に写っている踏切で事故が発生しています。
この事故の原因は、今後の捜査によって明らかにされると思いますが、相変わらずと言うか…マスゴミの誘導報道に嫌悪を感じます。
まず、京急が事故発生区間を含め120km/h運転を行っていること、並行するJR東海道線、横須賀線、京浜東北線が110km/h運転であるのに対し、速い速度であると伝えていることです。
この最高速の件は、歌のネタ(SUPER BELL"Zの「MOTOR MAN 京浜急行VVVF」で、横浜からはライバル出現のため120km/h運転を行います~等と歌われている)にもなっていますし、鉄道ファンでなくても知られている有名な事実なので、間違いないのですが、あたかもJRより速い120km/h運転が危険
スピードが速かったから踏切手前で停車できなかったかの如く、誘導するのは、違うと思います。
神奈川新町駅(ホームドアもない)通過も120km/hで通過…なんて言い方は悪意があるとしか思えません。
そもそも110km/hであったとしても止まれませんから
次に踏切が多い区間で120km/h運転と言う言い方
確かに列車事故の多くは踏切で発生していることを考えると、高架化等により踏切をなくすことが、安全上望ましいのは事実です。
しかし、それなら踏切があるなら時速何km/hで運転すれば良いのですか?
例え20km/hで走行していても直前に入られたら止まれません。
キリがない話しになります。
障害物検知装置の作動の仕方(センサーの有効範囲と検知精度)
検知し特殊信号発光機が点灯するまでのタイムロス
当時の気象状況下で、特殊信号発光機を運転士が認識し、非常ブレーキを操作し停車に必要な制動距離
これを運輸安全委員会が派遣する鉄道事故調査官は、当然、検証すると思います。
その調査の過程、結果として、より安全なものに改善されていくことは望ましいことですが、速度や踏切の有無だけで悪意に満ちた誘導は許されるものではないと感じます。
そして、現地からの中継って、そんなにやらないとダメですか?
事故発生時は、救護活動や消火活動
いまいまは、一刻も早い復旧を目指し対応している現場
下がれ!とか入るな!と注意されている時点で、それらの活動の妨げになっていると理解できませんかね?
世の中には単純なことを何度言っても理解できない方がいるのは承知していますが、そう言う方の他の方の生命、財産を脅かす行為を黙認するのは、少し話が違うように感じます。
不眠不休で対応されている現場の方々
自傷事故のないように気を付けて対応して下さいね
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Posted at
2019/09/06 02:32:07