2023年・関東甲信梅雨入り #梅雨入り #梅雨前線 #台風

6月8日、気象庁は、関東甲信が梅雨入りした模様と発表しました。

平年より1日遅く、昨年より2日遅い（昨年は6月6日）梅雨入りです。

今年の梅雨入り時の特徴は、梅雨前線が形成される時期に台風が近づいて来ることです。
台風が上陸コースでなくても南の洋上を通過する際、暖かく湿った空気を梅雨前線に供給する為、豪雨になり易い傾向が発生しています。

6月に台風が発生している要因の１つにインド洋の海水温の低下があります。
通常、インド洋で上昇した大気は、フィリピンの東の洋上（西太平洋）に降下します。
大気の上昇は低気圧、降下は高気圧と置換えても良いかと思います。

インド洋の海水温が低い為、上昇が起こり難く、降下も少なくなり、逆に西太平洋で上昇が発生し易くなっています。
この上昇が台風の発生につながっています。

また、日本の南の洋上は、海水温（表層100m）が高い状態が続いている為、台風が発生した場合、発達し易い条件が整とっています。

この状態は、暫く続きそうなので、今年の梅雨は、例年に増して豪雨災害のリスクが高い状態にあると考えます。



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