![令和5年の密輸・密航等取締り状況について(速報値) #海上保安庁 #密輸 #密航 #取締り状況 #覚醒剤 令和5年の密輸・密航等取締り状況について(速報値) #海上保安庁 #密輸 #密航 #取締り状況 #覚醒剤](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/480/072/47480072/p1m.jpg?ct=f84331bbc2b5)
1月17日、海上保安庁は「令和5年の密輸・密航等取締り状況について(速報値) ~覚醒剤約750kg押収!前年比大幅増~ 」を、発表しました。
以下、発表本文です。
海上保安庁では、前年の60倍を超える覚醒剤約750kgを押収するなど、薬物密輸を水際で阻止しました。
違法薬物の乱用が依然として顕著であり、若年層への薬物蔓延も懸念されるなか、海外からの違法薬物供給を水際で阻止することは非常に重要です。
引き続き、海上保安庁においては、監視体制を強化するとともに国内外の関係機関と連携し、違法薬物の水際阻止の取組を強力に推進してまいります。
1.密輸・密航の取締り状況
令和5年に当庁が摘発した(関係機関と合同で摘発したものを含む)薬物密輸事犯は4件(前年比2件増加)であり、何れの薬物も覚醒剤でした。
また、薬物のほか金地金の密輸事犯1件及び銃器の密輸事犯1件を摘発しています。
内訳については次のとおりです。
① 覚醒剤密輸入事犯の4件については、いずれも海上貨物等に隠匿されていたもので、押収量は合計約750kg(末端密売価格約465億円相当)でした。
② 金地金の密輸入事犯については、海上貨物に隠匿されていたもので、押収量は約16kg(鑑定価格約1億4000万円相当)でした。
③ 銃器の密輸事案については、海上貨物に隠匿されていたもので、押収物は回転式拳銃の弾倉でした。
令和5年に当庁が摘発した密航事犯は1件、摘発人数については、不法上陸者1名でした。
2.その他薬物事犯摘発の状況
その他薬物事犯として、薬物所持事犯7件を摘発しています。
内訳は、覚醒剤の不法所持(船員)1件、大麻の不法所持(船員)4件、コカインの不法所持(日本在住外国人)1件、指定薬物の不法所持(船員)1件でした。
なお、前記コカインの不法所持摘発後、関係機関との合同捜査本部による継続捜査によって、当庁では初となるコカインの営利目的製造事実での摘発に至っております。
3.近年の傾向及び今後の取組
(1) 近年の傾向 海上からの薬物の密輸事犯については、海上貨物に隠匿した手口が主流となっており、これらの特徴は一度に大量の薬物を密輸することからも、大口化・巧妙化の傾向が続いています。
密航事犯については、船員等が単独で不法上陸する等小口化の傾向が続いています。
(2) 今後の取組 近年の我が国における違法薬物の情勢は、若年層を中心に大麻の乱用が顕著であり、また、各種違法薬物の末端価格に大きな変動がないことからも、依然として潜在する需要への供給遮断が課題となります。
また、昨年4月に政府の新型コロナウイルス感染症の水際対策が変更されて以降、我が国へのヒト・モノの往来が増加していることから、密輸・密航の増加も懸念されています。
このような状況下、昨年8月、関係閣僚等で構成される薬物乱用対策推進会議において、「第六次薬物乱用防止五か年戦略」が策定されたことも踏まえ、海上保安庁では、次の取組を実施してまいります。
① 国内の関係機関との連携並びに海事・漁業関係者等からの情報の収集及び分析を強化し、巡視船艇・航空機による監視警戒の強化及び薬物乱用者に対する取締りの徹底
② 我が国に来航する外国籍船舶に対する重点的な立入検査、監視等を実施し、国際組織犯罪の取締りを強化
③ 外国海上保安機関の職員への海上犯罪取締りにかかる能力向上支援を推進するほか、国外の関係機関との密輸・密航対策にかかる連携を強化
130852
ブログ一覧 |
事件・事故 | ニュース
Posted at
2024/01/18 05:46:57