3月8日、気象庁は、令和6年2月の地震活動及び火山活動について、発表しました。
以下、発表内容です。
【地震活動】
2月26日23時頃から千葉県東方沖を中心に地震活動が活発となり、3月8日08時までに震度1以上を観測した地震が38回(震度4:3回、震度3:6回、震度2:12回、震度1:17回)発生しました。
この地震活動は、プレート境界で発生したゆっくりすべり(国土地理院及び防災科学技術研究所による)に伴うものです。
全国で震度3以上を観測した地震の回数は30回で、このうち、震度4以上を観測した地震は7回でした。日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は95 回でした。
【火山活動】
警報・予報事項に変更のあった火山はありません(令和6年3月8日14 時現在)。
以下、地域別の地震活動状況です。
【北海道地方】
特に目立った地震活動はなかった。
【東北地方】
特に目立った地震活動はなかった。
※で示した地震については関東・中部地方の資料を参照。
【最近の日本海溝・千島海溝周辺の地震活動】
○ 主な地震活動
・上図青色領域内で発生したM5.0以上の地震(最大5つ)
・近接して発生した地震については、最大規模の地震のみ記載
●○(1) 02月24日 19時17分 M5.2 最大震度2 三陸沖
【関東・中部地方】
① 「令和6年能登半島地震」の地震活動域では、2月中に震度1以上を観測した地震が144回(震度4:3回、震度3:12回、震度2:34回、震度1:95回)発生した。このうち最大規模の地震は、7日06 時08 分に発生したM5.2 の地震(最大震度4)である。
② 2月29日に千葉県東方沖でM4.9の地震(最大震度4)が発生した。2月26日から千葉県東方沖を中心に地震活動が活発になり、3月8日08時までに震度1以上を観測した地震が38回(震度4:3回、震度3:6回、震度2:12回、震度1:17回)発生した。 ※で示した地震については近畿・中国・四国地方の資料を参照。
(上記領域外)
2月12日に硫黄島近海でM6.5の地震(最大震度1)が発生した。
【近畿・中国・四国地方】
① 2月7日に和歌山県北部でM4.1の地震(最大震度4)が発生した。
② 2月14日に京都府南部でM4.4の地震(最大震度4)が発生した。
③ 2月26日に伊予灘でM5.1の地震(最大震度4)が発生した。
情報発表に用いた震央地名は〔愛媛県南予〕である。
【九州地方】
特に目立った地震活動はなかった。
※で示した地震については近畿・中国・四国地方の資料を参照。
(上記期間外)
3月2日に宮崎県北部平野部でM4.3の地震(最大震度4)が発生した。
【沖縄地方】
特に目立った地震活動はなかった。
【最近の南海トラフ周辺の地殻活動】
巨大地震につながる顕著な変化は、観測されていない。
【過去1年間に震度1以上を観測した地震の最大震度別の月別回数 <令和5年(2023年)3月~令和6年(2024年)2月> 】
131248
Posted at 2024/03/18 01:32:21 | |
トラックバック(0) |
天気予想・地震火山・防災 | ニュース