2018年12月28日
スバルはなぜ「雪道に強い」と言われているのか?
雪上や氷上など滑りやすい路面やオフロード、ラフロードなどと呼ばれる悪路での走破性の高さを謳うブランドはいくつもある。アウディ、ランドローバー、ジープといった欧米勢のほか、日本ではイメージ的にもスバルがその筆頭かもしれない。ほかにも、動画サイトでトラックを牽引したことで話題になったジムニーを擁するスズキ、あるいは三菱自動車などもそうだろう。ここでは、スバルがなぜ「雪道に強い」と思われているのか紐解いてみよう。文・塚田勝弘
同一条件下でテストしないと分からない!?
スバルはプレス向けに北海道や東北などで雪上試乗会を開催している。最近では、レクサスやマツダ、ホンダや三菱自動車なども北海道で毎年のように雪上試乗会を開催しているし、日産自動車は全面凍結した長野県の女神湖で氷上試乗会を、そのほか輸入車ブランドやタイヤメーカーなども開催している。
筆者も年に1、2回、こうした雪上、氷上試乗会に行く機会があり、今回のお題である「スバルはなぜ雪道に強いと言われているのか?」を実感するチャンスを得ている。結論から言ってしまえば、同一条件下で多様なテストをしなければ、どのメーカーや車種が雪道に強いのか論じることはできない。
大きな傾向としていえるのは、電子制御やスタッドレスタイヤの進化もあり、どのメーカーも雪上などの悪路走破性を着実に進化させているということ。さらに、日産 リーフやノート e-POWERといった電動化車両を雪上や氷上で走らせると、発進時から緻密な制御が可能なモーター駆動の利点を活かして、驚くほど扱いやすいなど、電動化車両の利点も感じることもある。
当然ながらスバルだから無条件で雪道に強いと断言できることはなく、軽量を活かしてスズキ ジムニーが最強という人もいるだろうし、雪上での快適性を含めてランドローバー各モデルが一番だと主張する人がいるかもしれない。
スバル 4WD開発の歴史
前向きが長くなったが、スバルの4WD開発は1972年生まれの「レオーネ エステートバン4WD」にまで遡る。スバルによる4WDのプレゼンでも必ず登場するクルマだ。
それまでジープなどを使って送電線のメンテナンスなどに出かけていた東北電力が、1971年にスバルにオーダーした「ff-1 1300 Gバン 4輪駆動車」のノウハウを活かして作ったモデルであり、乗用車の4WDとしていち早く市場投入されたという歴史があるから「スバルは雪道に強い」となった一因かもしれない。
乗用車の4WDとして世界初や元祖的存在とも語られるが、4WDの歴史は1900年代初めまで遡るし、何を持って乗用車というのか曖昧だ。スバルは、「乗用車タイプの量産車としては世界初の4WD」を標榜している。
スバルが雪道に強いというイメージは、上記した東北電力の要請が主に雪上というシーンであり、日本の滑りやすい雪上条件(べちゃ雪など)をクリアする必要があるということもあるのかもしれない。
さらに、雪だけでなく泥(泥濘地)やアイスバーンなどでの走破性を確保すべく、パートタイム式4WDにこだわってきた、あるいはスタートした(エンジン横置きのFFからスタートした)という歴史もあるかもしれない。
スバルが雪道に強いと思われる所以
現在のスバルのAWDには、車種のキャラクターやモデル別の出力特性などに合わせて、インプレッサなどにはビスカスLSD付センターデフ方式AWD、WRX STIにはドライバーズコントロールセンターデフ式(DCCD)、レヴォーグ(1.6L)やアウトバックなど多くのモデルには、アクティブトルクスプリットAWD式、レヴォーグ(2.0L)やWRX S4にはVTD-AWD式を採用している。
さらに、よく言われるのが、水平対向エンジンが低重心であるということ(実際に低い位置にエンジンが配置されているかは別にしても)、水平対向エンジンを活かした左右対称のシンメトリカルAWDという特性もスバルではアピールしている。
また、最近のスバル車には、エンジンやトランスミッション、AWD、VDC(横滑り防止装置)を統合制御する「X-MODE」モードが備わり、さらに雪上で走らせやすくなったのは間違いない。ほかにも他メーカーも採用しているヒルディセントコントロール(下り坂をブレーキ操作なしに一定速でクリアできる)の効果も絶大だろう。
冒頭で紹介したように、どのメーカーも4WD開発に注力している。スバルはFFもラインナップするが、ほぼ4WDという構成になっていることも、雪道に強いというイメージを定着させているのかもしれないし、ユーザーの実体験が口コミなどで広まった結果ともいえるかもしれない。
作れない!? 作らないだけ!? スバルが自社製5ナンバー車を開発しないワケ
スバルの自社製エントリーモデルといえば「インプレッサ」。日本だけでなく海外でも人気が高く、レガシィ、フォレスターとともに主役を張っている。それゆえ、モデルチェンジするたびに大きくなっていった。
そして現在のインプレッサスポーツは、欧州のCセグメントに属するファミリーカーに成長。サイズ的にはフォルクスワーゲン ゴルフより長く、全幅も1775mmとかなり広い。もちろん、全幅が1700mmを超えているから3ナンバー車で、今やスバルが自社開発する5ナンバー車はゼロ。
一方、ホンダやマツダはフィット、デミオなど5ナンバーのコンパクトカーを日本だけでなく海外でも販売している。
1989年以降、税制上の優遇はなくなったものの、5ナンバー車は今も日本に適したサイズとして一定の人気がある。
スバルは5ナンバー車を技術的な理由で“作れない”のか? それとも“作らない”だけなのか?
文:片岡英明
写真:編集部、SUBARU
現在の5ナンバー車は“非自社製”のジャスティだけ
今から15年ほど前まで、スバルは小型車枠の5ナンバー車にこだわり、その枠の中で最高のクルマを生み出そうと努力していた。
今、スバルで5ナンバー車はトールワゴンのジャスティだけになっている。だが、ジャスティはダイハツトールの兄弟車で、OEM(相手先ブランド製造)だ。開発と生産はダイハツが行い、スバルは販売だけと割り切った。
海外で売りづらく、量を期待できないから5ナンバーサイズの小さいクルマは要らない、とスバルの首脳陣は考えた。同じ理由で軽自動車の開発からも手を引いている。
だが、ホンダはフィットやグレイスなどを作っているし、マツダもデミオを送り出した。筆者だけでなく、読者のなかにもコンパクトカーがスバルのラインナップにあってもよいのでは、と思っている人は少なくないはずだ。
スバルが自社製の5ナンバー車を開発しない理由は、数を見込めないからだろう。日本特有の小型車は軽自動車と同じようにボディサイズに制約がある。特に問題になるのが全幅だ。
年を追うごとに厳しくなる衝突安全性能、なかでも側面衝突は全幅1700mm以下では心もとないのである。世界レベルを超えようとすればドアなどは厚みを増す。そうするとキャビンにしわ寄せが出て、居住空間が狭くなってしまうのだ。
水平対向エンジンは5ナンバー車開発のネックになる?
ご存じのように、スバルは水平対向4気筒エンジンによるシンメトリカルAWD(四輪駆動)をコアテクノロジーとしている。飛行機メーカーを母体としているため「安全」を最優先しているのだ。
そのため、重心の低い水平対向エンジンにこだわっているし、駆動方式も路面に関わらず安定した走りのAWDを主役とした。また、運転支援システムのアイサイトも早い時期に実用化し、全車展開している。
水平対向エンジンは、その構造から全幅が広くならざるを得ない。が、20世紀のスバルは小型車枠のなかに上手に収めてきた。また、最近はダウンサイジングが主流だから、排気量も小さくできる。となるとエンジンルームはそれなりの広さでよくなるのだ。それよりも衝突安全のほうが大変だが、これも技術陣の踏ん張りでクリアできるはずである。
それよりも難関は、小型車枠のクルマだと海外で売りづらいことだ。コンパクトカーでも欧州勢は全幅が1700mmを超えている。小型車枠にこだわるとデザインが骨太にならないし、室内空間も広くしにくい。だが、百歩譲って全幅を30~50mm広げれば躍動感あふれるデザインにでき、衝突安全性能も飛躍的に向上するはずだ。
また、スイフトスポーツやWRXシリーズのように海外でも人気が高いクルマはワイドフェンダーを被せるという手もある。日本仕様と海外仕様のフェンダーを変えれば、量を稼げるだろう。
今のスバルには5ナンバー車を作る「技術」と「余裕」がある
スバルは販売が好調だから北米市場に軸足を置いている。が、本当の意味で台数を稼げ、次につなげられるのはコンパクトカーだ。
熱狂的な日本のスバリストは、日本が主役のコンパクトカーを望んでいるはずである。その証拠に、スバルから離れそうなこだわり派の日本のユーザーを第一に考えたレヴォーグはヒット作となった。また、ハイブリッド車も送り込み、日本市場を軽視していないことをアピールしている。
スバルに惚れ込んだ、熱狂的なスバリストを育てるためにもコンパクトカーの設定を望みたいところだ。開発費は馬鹿にならないし、台数をまとめるのも大変だが、今のスバルには送り出せる余裕があると思う。コンパクトカーが1台あれば、これをベースにしたホットハッチも生み出せる。
また、EVに発展させることも可能だろう。スバルはR1eやステラEVを開発していたから、この分野でも技術力は高いのだ。
水平対向エンジンは燃費が悪いといわれてきたが、ダウンサイジングターボなら燃費の上乗せが可能だし、思い切って水平対向2気筒エンジンを積むという方法もある。
派生車として大ヒットした名作、スバル360のデザインを今に蘇らせれば、フィアット500やミニ以上に話題を呼ぶはずだ。電動化と自動運転を核として時代が大きく変わろうとする今、スバルも変わらなくちゃいけない。
また、苦難の時代、転換の時代は、ヒット作を生むチャンスでもある。スバルならではの個性的なコンパクトカーを見てみたい。
【くるま問答】スバルとポルシェは、なぜ水平対向エンジンを作り続けるの?
スバルとポルシェが採用している水平対向エンジンにどんなメリットがあり、デメリットがあるのか。そしてなぜ水平対向にこだわるのか、モータージャーナリストの片岡英明氏に聞いた。
タイトル写真はスバルのEJ20型エンジン。
水平対向エンジンには、デメリットを打ち消すほどの強い個性がある
日本で量産エンジンに水平対向レイアウトを採用しているクルマは非常に少ない。1960年代には、トヨタ スポーツ800や初代パブリカが水平対向2気筒エンジンを積んでいた。しかし、今はスバルの乗用車だけだ。海外に目を向けてもポルシェだけとなっている。
ピストンが横に打ち合うように動く水平対向エンジンは、コンパクトな設計が可能だ。直列4気筒より全長と全高を低く抑えることができ、重心も低くできる。全高の低いエンジンは安全性の点でも有利だ。また、対向位置にあるシリンダー配置はV型6気筒などのようにバランスが良く、振動も少ない。ビッグボアのオーバースクエア設計にすれば高回転も得意となる。
ただし、生産コストがかさむのが難点だ。直列にレイアウトするエンジンよりカムシャフトなどの数は多くなる。構造上、横幅の広いエンジンになりがちだし、トランスミッションも専用設計だ。それだけではなくシャシも専用設計になる。
メンテナンス性も直列エンジンより悪い。ちょっと前までは、点火プラグの交換に難儀したことも思い出される。
また、排出ガス対策と燃費でもデメリットが目立つ。ビッグボア設計のためエンジンの幅が大きいから、吸排気系のレイアウトに工夫が必要なのである。しかも熱が逃げにくいから冷却損失も大きい。だから燃費が悪かったし、排出ガス浄化性能の向上にも苦労させられた。
スバルもポルシェも、好んでビッグボアの水平対向エンジンを設計し、高回転まで気持ち良く回る。だが、排出ガスと燃費対策のため、スバルはFB系エンジンで燃焼室の表面積を小さくできるロングストローク設計とした。
両社が苦労の多い水平対向エンジンにこだわるのは、他のエンジンにはない強い個性と独特のパワーフィールがあり、これがメーカーのアイデンティティになっているからだ。エンジン音や排気音までも魅力と感じる。
SUBARU・アセント、アウトバックなど7車種が「IIHS」の2019年安全性評価で「トップセイフティピックプラス」を獲得
米国市場をメインマーケットとしているSUBARU。2018年12月20日、米国で販売されているSUBARU各モデルのうち、2019年型アセント、アウトバック、レガシィ、クロストレック、インプレッサ(セダン、5ドア)、WRX(いずれもアイサイト及びハイビームアシスト機能付きステアリング連動ヘッドライト装着車)が、IIHS(道路安全保険協会)によって実施された2019年安全性評価において、「トップセイフティピックプラス(TSP+)」を獲得したと発表しました。
上記の7車種に2019年型フォレスターを加えた計8車種が、要求される全ての耐衝撃性能試験において最高評価の「Good」、前面衝突予防性能試験でも最高評価「Superior」を獲得しています。なお、新型フォレスターは、「トップセイフティピック(TSP)」となっています。
最高評価である「TSP+」を受賞するためには、前面、側面、後面、スモールオーバーラップ(運転席側、助手席側)衝突、ロールオーバー(車両転覆)耐衝撃性能試験すべてにおいて最良の乗客保護性能を持ち合わせたクルマとして最高の「Good」を獲得するとともに、前面衝突予防評価において「Superior」または「Advanced」を獲得。さらに、ヘッドライト性能試験において「Good」を獲得することが要求されるそうです。
(塚田勝弘)
Posted at 2018/12/28 11:01:19 | |
トラックバック(0) |
富士重工 | 日記
2018年12月28日
【デトロイトモーターショー2019】STIコンプリートカー「S209」がワールドプレミア
新型スープラがついに市販版をワールドプレミアすることで話題を集めている2019年北米国際自動車ショー(通称:デトロイトモーターショー)は、日本のスポーツカーで盛り上がりそうです。
なんと、2019年1月14日に開幕するデトロイトモーターショーにおいて、スバルテクニカインターナショナル株式会社(STI)が、同社コンプリートカーの最新作「S209」を世界初公開することを発表しました。これまで日本市場向けに展開してきた「S」シリーズが、ついにグローバル展開というわけです。
現時点で公開されているのは、フロントグリルに「S209」の車名エンブレムがセットされたイメージカット一枚のみですが、そのグリル形状から現行WRXをベースとしていることは明確です。北米のスバル現地法人のニュースリリースが「WRX STI」に分類されていることから、やはり従来通りの流れを汲んだコンプリートカーとなりそうです。
しかしながら、車両スペックについては、まったく公開されていません。気になるのは、北米で販売されているWRX STIは310馬力の2.5Lターボエンジンを搭載しているということです。2.5Lがスタンダードなエリアにおいて、これまでの「S」シリーズのような2.0Lターボエンジンのチューニングでは、ダウンサイジングに見えてしまいそうです。
初代インプレッサの時代からWRXを支えてきた2.0Lターボ『EJ20』エンジンも、そろそろ役目を終えると噂されていますが、おそらくEJ系エンジンを積む最後のSTIコンプリートカーには、どのようなエンジンを与えられるのでしょうか
(山本晋也)
WRX STI「S209」か 1月のデトロイト・モーターショーで発表へ
1/14 S209を初公開
スバルテクニカインターナショナルは、来年1月に「S209」を初公開すると発表した。
あわせてティザー画像が1枚公開されている。レッドの挿し色が印象的な六角形のグリルと、WRX STIの高性能モデルを示すエンブレムを確認することができる。
アンヴェールは、米国デトロイトで開催される2019年北米国際自動車ショーにおいて、現地時間の1月14日午後0:40に開催される。当日は、STIの平川良夫社長が登壇し、プレゼンテーションを行う予定だ。
またアメリカ専用ですか?
って事はこの車両がS209になるってことなのかね?
STIの最新コンプリート「S209」、デトロイトショーでお披露目。前作は450台が瞬く間に完売
STIの手掛ける最新コンプリートカー「S209」が1月に初公開となる。スバルは27日、北米で2019年1月14日より開催されるデトロイトモーターショーで、S209を初披露すると発表した。
S209は、WRX STIをベースにスバルのモータースポーツ統括会社STI(スバル テクニカ インターナショナル)が本格的なチューニングを行い、コンプリートカー(完成車両)として販売する、台数限定のスペシャルモデルだ。
前作のS208は、2017年10月から11月に期間限定で販売され、瞬く間に450台が完売。シャシーを中心に、パワートレインや内外装にも手が入れられ、最高出力は329ps を発生した。
S209の詳細は明らかにされていないが、前作ではその前のモデルS207に対して加速性能の向上や、カーボンルーフの採用による低重心化といった進化を遂げた。最新作ではどのような性能アップを果たしているのか楽しみだ。
お披露目は、現地時間14日 12:40(日本時間15日 2:40)に世界初公開となる。
あの興奮と感動が再び!! スバルが新型「S209」を新年早々世界初披露!!
■昨年のS208、今年のRA-Rに続く発表
2018年12月28日、スバルのモータースポーツ統括会社STIは、2019年初頭に開催されるデトロイトショー(プレスデー2019年1月14~15日/一般公開日1月16日~27日)にて「S209」を初公開する、と発表した。
上記公式リリースとともに公開された写真はこの1枚のティザー写真(フロントグリルとエンブレムのアップ)のみ。
添えられたプレスリリースによると、詳細は現地時間1月14日午後0:40(日本時間1月15日午前2:40)よりスバルブースで開催されるSTIの平川良夫社長の記者会見にて明らかにされるという。
ぐぬぬぬ、今回明かされた情報は、車名が「S209」だということのみ。
しかしある程度クルマが好きな人間であれば、その名が何を意味するかはすぐにわかる。
2017年10月に東京モーターショー会場で初披露され、限定450台で発売した(そして2600人以上の応募が殺到した)「S208」(626万4000円~710万6400円)、さらに2018年7月にSTI創立30周年記念車として500台限定で発売した(そしてわずか8時間で完売した)「WRX STI RA-R」(462万8000円)の後継車たる、WRXベースのSTIコンプリートカーが、ふたたび限定で発売するということだ。
残念ながら今回の「S209」に関する情報は、まだ編集部にはほとんど入ってきていない。というより、2019年10月に開催する東京モーターショーに合わせて用意されるだろうと予想しており、1月のデトロイトショーに初公開されるとは予想外だった。
とはいえ「S」の銘を冠するとなれば、その性能は折り紙付きなのは間違いない。少なくともS208で施されたエンジンの徹底的な見直しとファインチューニング、マフラーの進化、インタークーラーウォータースプレーの採用、専用19インチアルミを含む各種オリジナルパーツの採用を超えることは間違いないだろう。価格も600万円超となることは確実。
まずは2019年1月14日の会見を待ちたいが、発売されれば即完売は間違いないだろうから、スバルファンはサイフの準備だけはしておいたほうがいいだろう。
スバル・STIのSシリーズ最新作『S209』が2019年デトロイトショーで初公開へ
12月27日、スバルテクニカインターナショナル(STI)は2019年1月14~27日にアメリカ・デトロイトで開催される北米国際自動車ショーで『S209』をワールドプレミアすると発表した。
ハニカム構造のフロントグリルと車名を示すバッジが写るティザーのみが公開された『S209』は、2017年10月に450台限定発売されたスバル・ハイパフォーマンスカーのトップエンドモデル『S208』の後継車と思われる一台だ。
今回、車両スペックや販売台数、国内外での展開については明らかにされず。これらの詳細情報は、車両の初披露が行われるデトロイトモーターショーのカンファレンスで明らかにされる予定だ。
平川良夫STI社長が登壇するプレスカンファレンスは、14日12時40分(日本時間15日2時40分)からスバルブースで行われる。
【ニュース】STI、2019 デトロイトショーで「S209」を初公開!
2018年12月27日、スバル・テクニカ・インターナショナル(略称:STI)は、2019 デトロイトショー(北米国際モーターショー)で「S209」を初公開すると発表した。
WRXをベースにしたコンプリートモデルか?
STIはスバルのモータースポーツ統括会社だ。スバル車をチューンしたコンプリートモデルを数多くプロデュースしている。
そのSTIが、アメリカ・デトロイトで開催される2019年北米国際モーターショー(通称:デトロイトショー、プレスデー:2019年1月14日~15日/一般公開日:1月16日~27日)で「S209」を初公開すると発表した。
現在、プレスリリースとともに公表されているのは、このフロントグリルをアップで映したティーザー画像のみ。詳細は、現地時間1月14日12時40分(日本時間1月15日午前2時40分)より、スバル ブースでSTIの平川良夫社長がプレスカンファレンスで発表する。
これ以上の情報は公表されていないが、2017年10月に450台限定で発売された「S208」を、さらにパワーアップしたモデルではないかと思われる。
S208は、WRX STIをベースに「Sシリーズ史上最高の性能と質感を実現した究極のドライビングカー」とされていた。エンジンは329ps/432Nmにパワーアップされ、足まわりもチューンし、内外装にはさまざまな専用パーツが装備されていた。
さて、S209にはどんなパワーユニットが搭載されるのか。そのパワースペックは? 内外装には、どのような専用装備が追加されるのか? デトロイトショーでの発表を楽しみに待つことにしよう。
スバル STI S209、デトロイトモーターショー2019で発表へ
SUBARU(スバル)の米国部門は12月27日、米国で2019年1月14日に開幕するデトロイトモーターショー2019において、『STI S209』(SUBARU STI S209)を初公開すると発表した。
STI S209は、スバルのモータースポーツ統括会社のSTI(スバル・テクニカ・インターナショナル)が開発するモデルだ。スバル『WRX STI』がベース車両となる。
スバルの米国部門は、STI S209のティザーイメージを1点公開した。ハニカムパターンのフロントグリルに、赤いアクセントが配されているのが見て取れる。
なおワールドプレミアは、2019年1月14日12時40分(現地時間)から、デトロイトモーターショー2019の会場で行われる。スバルの米国部門は、STI S209は限定モデルになる、としている。
やはり出るぞ! スバル「S209」 新型は世界販売か 究極の「WRX STI」北米ショーで初公開
■「WRX STI」のSTIコンプリートカー「S209」が登場
スバルのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)は、2019年1月14日から米国デトロイトで開催される2019年北米国際自動車ショー(NAIAS)で、「WRX STI」のSTIコンプリートカー「S209」を初公開すると発表しました。
スバルとSTIは、「Sシリーズ」と呼ばれるコンプリートカーを台数限定で発売してきました。「インプレッサ」から独立して「WRX」という単独のモデルになってからは、2015年に「S207」を、2017年に「S208」を限定販売。「S207」「S208」ともに、エンジンや足回りを専用チューニングして内外装には多数の専用パーツを装着、いずれも即日完売しています。
今回、フロントグリルに「S209」のバッジが装着された画像が公開されましたが、その全貌はわかっていません。
日本だけで展開されていた「Sシリーズ」をデトロイトモーターショーで発表するということは海外でも販売されるのか、2019年1月14日 午後0:40(日本時間:1月15日 午前2:40)より行われるプレスカンファレンスで詳細が明らかにされる予定です。
【デトロイトモーターショー2019】スバル、STI「S209」をワールドプレミア
スバルのモータースポーツ統括会社、スバルテクニカインターナショナル(STI)は2018年12月27日、アメリカのデトロイトで2019年1月14日~27日まで開催される北米国際自動車ショー(デトロイトショー:NIAS)で、新開発の「S209 」ワールドプレミアを行なうと発表した。
WRX STIをベースにしたSTIのコンプリートカー「Sシリーズ」は、2000年に発売されたS201が第1号で、その後はWRX STIのモデルライフごとに「Sシリーズ」が限定発売され、現行(VAB)型では2015年に「S207」を400台限定で発売。さらに2017年に「S208」を450台限定発売した。
そのため、今回初披露される「S209」はVAB型WRX STIベースで3番目となるスペシャル・コンプリートモデルとなるが、デトロイトで発表するということは要望の高かったアメリカ市場でも販売を決定したと推測できる。
【デトロイトモーターショー2019】抽選販売必至!? STIがコンプリートカー「S209」をワールドプレミア
SUBARUのモータースポーツ活動を担うだけでなく、SUBARUのサブブランドとしてスポーツカー、スポーティ仕様を送り出すSTI。
2019年1月14日~15日のプレスデーを皮切りに、1月16日~1月27日まで一般公開されるデトロイトモーターショーにおいて、「S209」を初公開すると発表しました。なお、現地時間の1月14日午後0:40より、SUBARUブースでSTIの平川良夫社長がプレスカンファレンスを実施するそうです。
インプレッサをベースとした「S201 STi version」は2000年に発売され、300台限定でした。
先代となったS208は、Sシリーズ史上最高を謳うハイパフォーマンスモデルで、専用チューニングにより329psに達するアウトプットに加え、フレキシブルタワーバーやSTI独自のパーツ類、フロントには可変減衰力サスペンションDampMatic||(ダンプマチック||)を装備し、450台限定に対して約6倍となる申し込みがあり、SシリーズはSUBARU、STIのファンにとって特別な存在となっています。
S209の詳細はデトロイトモーターショーで明らかにされるでしょうが、どんなスペック、価格で発売されるか注目です。
(塚田勝弘)
STIのノウハウを注ぎ込んだコンプリートカーの最新作「S209」がデトロイトショーで公開!
最強のWRX STIは今回も完売必至!
スーパーGTやドイツ・ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦する、スバルのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(略称:STI)。同社はWRX STIをベースにした人気コンプリートカーシリーズの最新モデルとなる「S209」が、2019年1月14日(月)からアメリカ・デトロイトで開催される2019年北米国際自動車ショー(通称:デトロイトモーターショー)に出展すると発表した。
Sシリーズは、歴代インプレッサやWRXのSTIをベースに開発。先代モデルのS208は、約630万円~という高額ながら多数の購入希望者がディーラーへ押し寄せたほどの人気ぶり。専用チューニングが施されたEJ20ターボエンジンのほか、レースで培ったノウハウを惜しみなく注いだスバルファンにはたまらないモデルである。
もはや究極と思われたS208を上回ってくることは間違いないだろう。はたしてどのような仕様になるのか? 現地時間1月14日午後0時40分(日本時間:1月15日(火)午前2時40分)に、STIの平川良夫社長がプレスカンファレンスを実施予定だ。
Posted at 2018/12/28 08:43:27 | |
トラックバック(0) |
富士重工 | 日記