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2019年05月07日 イイね!

今じゃステッキ型のサイドブレーキも見ないもんな~今なら電動になるだろうし

今じゃステッキ型のサイドブレーキも見ないもんな~今なら電動になるだろうし70'sスーパーカー図鑑<その10>ロータス・ヨーロッパ

ゴールデンウイークの短期集中連載企画として、日本のスーパーカーブームを築いた1970年代のスーパーカーを紹介していきたい。最終回は、漫画「サーキットの狼」でおなじみのロータス・ヨーロッパだ。(ホリデーオート2019年11月号別冊付録より)

名車エランの後を継ぐスーパーハンドリングマシン
「LOTUS Europa:ロータス・ヨーロッパ」

1964年、ル・マン24時間などで活躍したフォードGT40というレーシングカーが生み出されるにあたり、ロータス社とローラ社の設計コンペがあった。結果、ローラ社の設計が採用されることになる。

ロータス社は不採用になった設計図を元にリーズナブルなミッドシップスポーツを作った。それがロータス ヨーロッパなのだ。

純レーシングカーのタイプ47を除くロードゴーイングカーとしては、S1、S2、ツインカム(TC)、スペシャル(SPL)と進化していくことになる。

どのシリーズにも共通しているのは、基本的なスタイリングと、逆Y字形バックボーンフレームを用いたミッドシップレイアウトということ。ただし、TCからはリア視界の確保のためにバーチカルフィンが低くなったのが特徴だ。

サスペンションは、フロントがトライアンフ・スピットファイアから流用したダブルウイッシュボーン、リアがロアアーム(Iアーム)とアッパーアームを兼ねるドライブシャフトで横方向の位置決めをし、ラジアスアームで縦方向の位置決めをする独特のものだ。

S1とS2ではエンジンにルノー16から流用された直4 OHVの1.5Lが用いられ、トランスミッションも同車からの流用で4速MTが搭載されていた。82psと非力ながら、665kgのFRP製の軽量ボディにより活発な走りが好まれ、クラブマンレーサーにも愛されることになる。

S1では窓も開かず、シートスライドもしないというスパルタンさだったが、S2では、パワーウインドーやシートスライドを装着するなど、実用性を増した。

TCからはその名のとおりDOHCエンジンが搭載される。フォード社製のエンジンブロックにロータス社製のDOHCシリンダーヘッドを搭載したもので、排気量も1.6Lとなり105psを発生した。

いわゆるスーパーカーブームで人気になったのは、72年に登場したスペシャルだ。DOHCではあったが1気筒あたり2バルブだったため、吸気効率を上げるために大径の吸気バルブを採用。圧縮比もTCの9.5から10.5まで高められた。

燃料供給は、オリジナルではデロルト製キャブ×2(北米仕様ではストロンバーグ式キャブ)を採用し、126ps/15.6kgmの動力性能を発生した。

トランスミッションも4速MTのみだったのが、オプションでゴルディーニ製の5速MTが選べるようになった。

快適装備や重くなったエンジンのために車重が710kgまで増加してしまい、とくにDOHCヘッドで重心が高くなるなど、コーナリングマシンとしての美点は薄らいでしまったが、最後のロータスらしいクルマとして今でも人気は高い。

ロータス・ヨーロッパ スペシャル 主要諸元
●全長×全幅×全高:4000×1640×1090mm
●ホイールベース:2335mm
●重量:710kg
●エンジン:直4 DOHC
●排気量:1558cc
●最高出力:126ps/6500rpm
●最大トルク:15.6kgm/5500rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD


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初代のって言い方が正しいのかわからないけど、ヨーロッパスペシャルと47が2台巨頭って感じかな~個人的には
連休中に常磐道だったかで47風のが燃えちゃっていたの写真で見たけどFRP製のボディだからパイプフレームだけが取り残されるように燃え残っているのが何とも言えなかったです…ドライバーさんは大丈夫だったのかな?
世代じゃないからあんまりサーキットの狼って言われてもピンと来ないんだよな~

ロータスヨーロッパって言ったらやっぱり
テクニカルショップ・ハッピー
Posted at 2019/05/07 23:14:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2019年05月07日 イイね!

S4は1億越え、037は予想価格を大きく上回る金額に

S4は1億越え、037は予想価格を大きく上回る金額にランチア・デルタS4ストラダーレ、1億円超えで落札 RMサザビーズ・オークション

グループBカーとは

FIAは複雑になりすぎた車両のクラス分けを整理するため、それまでのグループ1~9からグループA~Nに再区分して1982年から施行する。ラリーカーではそれまで義務生産台数が400台だったグループ4から、義務生産台数が連続する12カ月間で200台のグループBに移行し、専用のマシンの開発を容易にさせる規定へ再編された。

このグループBに真っ先に対応したのがランチアで、アバルトが開発した鋼管スペースフレームにミドシップというレーシングマシンそのものの構造を持つ後輪駆動の037ラリーを送り出し、1983年のマニュファクチャラーズ・チャンピオンを勝ち取る。

しかしグラベルや氷雪路では4輪駆動車が優位であることが明白となり、ランチアもミドシップ4WDのデルタS4を投入する。このデルタS4の開発もアバルトが担当し、ミドに積まれるDOHC直列4気筒1759ccエンジンはスーパーチャージャーとターボチャージャーの2段掛けとし、ストラダーレで250hp、ワークスマシンでは最終的に600hp超まで高められ、テストでは1000hpを越えていたという。

こうしてトップレベルの戦闘力を手に入れたランチアは、デビュー戦となったWRC1985年最終戦のRACラリーでデビューウインを飾り、翌1986年シーズン開幕戦のモンテカルロ・ラリーも制し王者は確実かと思われた。

しかし第5戦のツールド・コルスでエースドライバーのヘンリ・トイボネンがコントロールを失いコースアウト、炎上して亡くなるというアクシデントが発生してしまう。

シャシーナンバー155 デルタS4ストラダーレとは

トイボネンの事故の前からもハイパワーゆえの事故が続いていたこともあり、FIAはグループBによるラリーは1986年をもって終了し、1987年からは量産モデルをベースとしたグループA規定で行われることになり、究極のマシンによる闘いは幕を閉じることになってしまった。

今回RMサザビーズ・エッセン・オークションに出品されたシャシーナンバー155のデルタS4ストラダーレは、新車でイタリアのオーナーにデリバリーされ、後年フランス、ドイツに移るが、再びイタリアに戻るというヒストリーを持つ。

注目したいのは2200kmという走行距離で、30余年のドキュメントが付帯し、2018年には重整備が行われているという完璧なコンディションにあることから、最終的に新記録となる104万ユーロ/1億3208万円で決着がついた。

もともとの生産台数が限られ、当初からコレクターズカーとしてガレージに収まっているものがほとんどで、なかなか売り物件が出ないモデルの代表格といえる。それだけに、以前のオークションで6000万円程度まで上がっていたが、今回は驚きの額で終えたことは愛好家の間で語り継がれるに違いない。


ランチア037ラリー、1億円に迫る新記録 ノンレストア車がオークションに

037ラリー・ストラダーレ シャシーナンバー022とは

既報の1.3億円で落札されたデルタS4ストラダーレとともに、RMサザビーズ・エッセン・オークションには「ランチア037ラリー・ストラダーレ」も出品された。

アバルトが開発し、シャシーはダラーラ、スタイリングはピニンファリーナと、イタリアの匠たちが作り上げた037ラリーは、愛好家の間で最も美しく由緒正しいラリーカーと高く評価されている。

最終的にコンペティツィオーネも含めて217台が製作され、日本にも当時の代理店だったガレーヂ伊太利屋の手により10台余りが正規輸入された。ちなみに当時の定価は980万円で、奇しくもWRCでのライバルだったアウディ・クワトロと同額だった。

ドイツで開催されたエッセン・オークションに出品された037ラリー・ストラダーレは、シャシーナンバー022の個体。新車でシチリア島のパレルモに住むラリー好きのオーナーにデリバリーされたが、競技に使われることは無くロードカーとして楽しんでいた。2005年にボローニャ在住のオーナーがコレクション用に譲り受けたが、登録をすることなくそのまま倉庫に収められていた。

それが2015年に放出されてドイツのコレクターに渡り、今回出品されることになったのである。

037ラリー落札額の新記録

ここ数年で何台かの037ラリーがコレクターズ・オークションに出品されてきたが、これまでの最高落札額は約6000万円だった。このシャシーナンバー022は、低走行でオリジナル度が高く、さらには同時に後継モデルとなるデルタS4が出品されたことから、ことさら世界中から注目を集めることになったのである。
これだけのコンディションを保つ037ラリーは今後出ないだろう、ということから入札がヒートアップし、最終的に新記録となる77万ユーロ/9779万円で決着がついた。

闘うために作られたラリーカーのロードバージョンというヒストリーは、他のスーパースポーツや名ばかりの限定モデルと一線を画すだけに、ここでは正しく評価されたといえよう。

なお同時に出品されたランチア・ストラトス・ストラダーレも走行1万1800kmでオリジナル度が高いことから人気を集め、これまた新記録となる54.5万ユーロ/6922万円で落札されている。


037やストラトスが安いって訳じゃないんですよ?
ここまでのコンディションの車両が今後出てくる可能性なんてほとんどないでしょうから


やっぱS4はストラダーレでも高いなぁ~
Posted at 2019/05/07 23:03:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2019年05月07日 イイね!

ヘリテージエディションには222万円か~

ヘリテージエディションには222万円か~新型ポルシェ911スピードスター、英国仕様の価格/スペック イギリスで受注開始

ヘリテージ・エディションも

先月のニューヨーク・モーターショーで生産型が正式発表されたポルシェ911スピードスター。イギリスにおける受注受付がいよいよ開始された。

その価格は、付加価値税込みで21万1599ポンド(3063万円)~となっている。現行型GT3の英国価格より10万ポンド(1448万円)ほど高額ということになる。

新型はポルシェのモータースポーツ部門で開発された初のモデルとなり、911 GT3/GT3 RSと同じ4.0ℓ自然吸気フラット6を搭載。トランスミッションは、6速マニュアルのみの設定となっている。

英国仕様のスペックは以下のようになっている。

最高出力:510ps
最大トルク:47.8kg-m
最高速度:309km/h
0-97km/h加速:3.8秒

パフォーマンス志向のスピードスターとあって、シャシーはGT3のものをベースにしている。つまり、同一のリアアクスル・ステアリング、ダイナミック・エンジンマウント、20インチのセンターロック・アロイホイールを共有するわけだ。

軽量化も突き詰め、ファブリック・ルーフは手動操作式、足もとはセラミック・ブレーキが標準装備となる。フロントのラゲッジ・リッドを含む外板は、カーボンファイバー・コンポジット製。エアコンは標準では非搭載とした(無償オプションで追加可能)。ほかにも軽量ドアパネル、ファブリック製の引き手なども採用し、車両重量は1465kgに抑えている。

また、トリムにはヘリテージ・エディション(写真)も用意されている。こちらは、外版に1960年代のレーシング356をオマージュしたデカールを配し、サテングレー・ホワイトの外装色、ブラック・ブレーキキャリパーを採用。内装は、レトロなブラウンレザー・インテリアで仕立てている。本デザインパックは1万5302ポンド(222万円)となっている。



ポルシェ 911 スピードスター 新型、26万9274ユーロから…991型の最終モデルに

ポルシェは4月17日、新型『911スピードスター』(Porsche 911 Speedster)のドイツ本国ベース価格を、26万9274ユーロ(約3320万円)と発表した。「991」型ポルシェ『911』の最終モデルになる、としている。

ポルシェは2018年6月、創業70周年を記念するコンセプトカーとして、『911スピードスターコンセプト』を発表した。その後、ポルシェは市販化に向けての検討を重ねた結果、同車の市販化を決定。限定生産台数の1948台は、1948年6月に『356ロードスター』の最初の1台が登録されたことに由来する。2019年の半ばから、ドイツ・ツッフェンハウゼン工場において、限定1948台を生産する計画だ。

ポルシェは2010年までに、8つのシリーズとスペシャルモデルを「スピードスター」の名称で生産した。1957年には『356A 1500GSカレラGTスピードスター』、1988年には初代911スピードスターを生産。ポルシェは2010年、356台を限定生産した「タイプ997」の911スピードスターをもって、スピードスターモデルの生産を中断。新型911スピードスターは、およそ9年ぶりの復活となる

◆4.0リットル自然吸気フラット6は510ps。0~100km/h加速4秒、最高速310km/h

シャシーは911シリーズの自然吸気エンジン搭載の最高峰モデル、『911GT3』がベース。チタン製エグゾーストシステムも採用する。トランスミッションは6速MTのみで、シフトダウン時にはブリッピング機能が付く。4.0リットル水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力510ps/8400rpm、最大トルク47.9kgm/6250rpmを引き出す。0~100km/h加速は4秒、最高速は310km/hのパフォーマンスを実現する。このエンジンは、9000rpmという高回転域まで回る。

サテンブラックで塗装された20インチセンターロックホイールには、超高性能タイヤを組み合わせる。標準装備の「PCCB」(ポルシェセラミックコンポジットブレーキ)は非常に強力で安定したブレーキ性能を発揮する。このPCCBは、システム重量を約50%軽量化した。

◆軽量設計のコンバーチブルトップを装備

新型911スピードスターの外観は、傾斜を強めたフロントウインドウと短いウインドウフレーム、これに合わせて縮小されたサイドウインドウなどが特徴だ。これは、ポルシェ『356 1500スピードスター』などの過去のモデルを連想させるもの。フロントシート後方では、1988年の911スピードスター以来の伝統、「ダブルバブル」のカーボンファイバー製リアカバーが、ロールオーバープロテクション構造を覆うデザインを採用する。

新型911スピードスターには、軽量設計のコンバーチブルトップを装備する。軽量化のためにエアコンは未装備だが、無償オプションで装着できる。ワイドボディは『911カレラ4カブリオレ』がベース。フロントフェンダーやフロントフード、リアカバーには、軽量なカーボンファイバー複合素材を使用する。このカーボンファイバーコンポジット製のボンネットは、911 GT3より2kg軽量だ。フロントリップスポイラーは専用デザイン。リアスポイラーとリアバンパーは、『911GT3ツーリング』と共通だ。

◆ヘリテージデザインパッケージでカスタマイズが可能

新型911スピードスターは、新開発の「ヘリテージデザインパッケージ」を導入する最初のモデルになる。「ポルシェエクスクルーシブ」が手がける専用のアクセサリーラインは、パーソナライゼーションを、さらに高度なレベルへ高めるという。

新型911スピードスターのヘリテージデザインパッケージでは、「GTシルバーメタリック」のボディカラーをはじめ、足元にはプラチナサテン塗装の20インチセンターロックホイールを装着する。ワイドなBピラーと車体後部には、金メッキの「Speedster」のレタリングが配される。ボンネットやドアに「48」のデカールを装着することも可能。インテリアは、ブラックとコニャックのツートンレザー仕上げになる。


ポルシェ 911 スピードスター、1948台を限定生産!

Porsche 911 Speedster
ポルシェ 911 スピードスター

991型「911GT3」のパワーユニットを搭載

ポルシェは「911 スピードスター」の市販化を発表した。ベースとなったのは2016年型「911R」と「911GT3」となり、事実上「991型」の最終モデルとなる。

心臓部には「911 GT3」の4リッター水平対向6気筒自然吸気ユニットを搭載。最高出力375 kW(510ps)、最大トルク470Nmのスペックを誇り、0-100km/h加速は4.0秒、最高速度は310km/hを発揮する。ギヤボックスはシフトダウン時のブリッピング機能を備えた、6速マニュアルトランスミッションを組み合わせる。

「356 スピードスター」を彷彿させるデザイン

エクステアリアは1948年に登場した初代「356 スピードスター」を彷彿させるデザインが与えられた。2019年の半ばから、ドイツ・ツッフェンハウゼン工場において限定1948台が生産される。この生産台数は初代スピードスターがデビューした1948年にちなんでいる。

スピードスターの代名詞「ダブルバブルリヤカバー」を装備

「911 スピードスター」は2018年にツッフェンハウゼンで行われた記念イベント「ポルシェ・スポーツカー70周年(70 Years of Porsche Sports Cars)」において発表。

その後、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」、カリフォルニア州ラグナセカで開催された「レンシュポルト・リユニオンVI」、昨年10月の「パリ・モーターショー」にも出展され、大きな反響を呼んでいる。コンセプトカーではありながらも量産型「991」をベースとしているだけに、実現する可能性が高いと見られていた。

低く構えたウインドシールドと小型化されたサイドウインドウに、1988年に登場した「911 スピードスター」から続くダブルバブルリヤカバーを装備。軽量カーボンファイバー製リヤカバーの下は、標準の911カレラ カブリオレ同様にパッセンジャーを保護するロールオーバープロテクション用のスペースとなっている。コンバーチブルトップは軽量・小型化され、ロックを解除することで簡単に手動開閉することが可能だ。

すでにドイツ本国におけるオーダーがスタートしており、価格は26万9274ユーロ(約3300万円)となっている。

「911 スピードスター」オーナーのみ発注可能なクロノグラフも

「911 スピードスター」の発売に合わせて「ポルシェ デザイン タイムピース」から1948個限定生産の特製クロノグラフも発表された。

「911スピードスター クロノグラフ(911 Speedster chronograph)」と「911スピードスター ヘリテージデザイン クロノグラフ(911 Speedster Heritage Design chronograph)」は、「911 スピードスター」の発注者のみ注文可能。どちらの時計も9950ユーロ(約120万円)で、全世界のポルシェ センターで予約がスタートしている。



ポルシェ911スピードスター初試乗! タイプ991最終型の本気仕様ピュアスポーツ

Porsche 911 Speedster
ポルシェ 911スピードスター

タイプ991のラストを飾るに相応しい6速MT

ポルシェ70周年を記念するコンセプトモデルとして発表された911スピードスター・コンセプトの実車を見たのは、昨年9月にアメリカ・ラグナセカで開催されたレンシュポルト・リユニオンVIの会場でのことだった。

しかし会場で話を聞いた担当エンジニア氏は「ボディはカレラ4Sカブリオレ・ベースで特に剛性強化はしていません。レーストラックでポールポジションを取るためのクルマではなく、ドライビング・プレジャーを感じるクルマだからPDKではなく6速MTにしました。それ以外、サスペンションもノーマルのまま。いずれにしろコンセプトモデルだからね」と、その中身について多くを語ろうとしなかった。

彼の弾いた“三味線”を信じて、「どうせこれまでの911スピードスターのように、スペックよりもスタイル優先のスペシャルモデルでしょ?」と思い込んでいた自分自身の浅はかさを恥じたのは、イタリア・サルデーニャ島で行われた新型911スピードスターの国際試乗会場に入ってからだ。というのも、ポルシェ自らが「911Rと911 GT3をベースとし、モータースポーツ由来のテクノロジーを反映させた」と公言するように、991型の最後を飾る911スピードスターは、これまでとは違う本気のピュアスポーツに仕立てられていたのである!

まるで911GT3スパイダー

カブリオレに比べ50ミリ低いウインドスクリーンと“ロー・プロファイル・フライングライン”と呼ぶダブルバブルのリヤフードをもつエクステリアは、ロー&ワイドで迫力満点。フロントスポイラーをGT3から流用していることもあり、まさに「911GT3スパイダー」という表現がぴったりの出で立ちだ。ファブリック製のソフトトップを閉じた状態もスタイリッシュで、室内には十分なヘッドクリアランスがあり、居住性はカブリオレと遜色ない。ソフトトップはロック機構のみ自動で、開閉作業はすべて手動。とはいえ、手順がかなり整理されているのでボクスター・スパイダーのような煩雑さはなく、誰でもひとりで簡単に開閉できる。

510psとは思えないほどの扱いやすさ

前後のみに調節可能なスポーツシートの着座位置は低く、ドライバーズシートに座るとコクピットシェルの中にすっぽりと包まれたような印象を受ける。小気味の良いタッチの6速MTとミートポイントのわかりやすいクラッチを操作しながら走り出してすぐに感じるのは、ウインドスクリーンとリヤフード周りの空力処理が優れていることもあり、オープンでサイドウインドウを下ろしていても、不快な風の巻き込みが極力抑えられていること、そして510psを背後に収めているとは思えないほど扱いやすく、乗り心地が良いことだ。

GT3よりも10psアップ! さらに軽量化も

とはいえ、ひとたびアクセルペダルに力を込めると、淀みなくレブカウンターの針は跳ね上がり、あっという間にレッドゾーンの9000rpmまで吹け上がる! 実はスピードスターに搭載されている4リッター自然吸気ボクサーシックスユニットはGT3とまったく同じものではなく、燃料噴射を250bar(従来は200bar)として噴射効率をより最適化させた高圧フューエルインジェクターと個別スロットルバルブ付きインテークシステムの採用で、最高出力が10psアップした510ps/8400rpmとなっているほか、ステンレス製の新型エキゾーストシステムにより10kg軽量化。さらに2基のガソリンパティキュレートフィルターを装備し、欧州排出ガス基準EU6 DGにも対応している。

エンジン担当のエンジニアであるマークス・ヘンデスによると、これらは911RSR、GT3Rなどの開発で得られた成果を反映したものだという。入社以来、“自然吸気”一筋という彼によると、今でも自然吸気ユニットの開発は続いているそうで「もしかして992のGT3も自然吸気?」と探りを入れてみたのだが、そこはニヤリと笑って誤魔化されてしまった。

ベースは991型カレラ4カブリオレだが・・・

話を元に戻そう。試乗会場となったイタリア・サルデーニャ島は島中がワインディングだらけの絶好の舞台ではあるのだが、道幅は狭く路面は荒れミューも低い。にも関わらず、オープンボディの剛性にまったく不足を感じなかったのは、ベースとなった911カレラ4カブリオレの基本設計がしっかりしていた(やはり特別な補強は施されていないそうだ)ことと、走行状況によって硬さを変化させるダイナミックエンジンマウントの効果も大きいように思われる。

スペック表によると車重は1465kgとPDK仕様のGT3より35kgほど重いのだが、ボンネット、フロントフェンダー、リヤフードをCFRP製(それぞれ重量は6kg、2.8kg、10kgしかない)とするなど徹底的な軽量化を図っていること、さらにシャシー全体のバランスが良いこともあって、重いという印象を抱くことはなかった。むしろルーフがなく開放的なぶん、軽いとさえ感じてしまうほどだ。

最終型らしく、タイプ991の魅力を最大限に引き出している

それはハンドリングにも反映されていて、ドライでは抜群のグリップを誇るミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2、そしてリヤアクスルステア、PTV、PASM、PSM、PCCB(いずれも標準装備だ)といったデバイスの恩恵もあり、“ヒラリヒラリ”と安定した姿勢でコーナーをクリアしていく。また後期型GT3にも採用された6速MT(7速MTに比べ良好なシフトフィールと1枚ギヤが少ない分軽量なのが採用の理由だという)の相性も抜群。もちろん0-100km/h加速4.0秒、最高速度310km/hというスペックが示す通り、サーキットに持ち込んで目を吊り上げながら攻めても、しっかりと応えてくれるだけのポテンシャルの持ち主だが、“コクコク”とシフトを繰り返し、シャシーやエンジンと対話しながらワインディングを走るのは本当に楽しい。

「ああ、まだ991にはこんな魅力が隠されていたんだ!」というのが、試乗を終えた時の率直な印象だった。

初代のスピリットを受け継ぐスピードスター

そもそも初代スピードスターは北米のディーラー主であったマックス・ホフマンの要望を受け、英国製のライトウェイト・スポーツに対抗すべく、重い356のルーフとフロントウインドウをカットした安価でスパルタンなモデルとして企画されたものだ。その甲斐あって、ハリウッドスターから市井のクラブマンレーサーまで多くの人々に愛された356スピードスターは、サーキットで数々の栄冠を手にしたほか、ポルシェのスポーツイメージの向上に大きく貢献した。

そういう意味で今回の911スピードスターは決して安価ではないが(むしろその逆だ)、スピリットはスピードスターの原点に立ち返ったモデルといえるだろう。しかもその卓越した動力性能は、数ある356スピードスター・ファミリーの中でもレーシングスポーツである550スパイダー由来の4カム(DOHC)ユニットを搭載したコンペティション仕様、356カレラGS GTスピードスターの再来と呼ぶにふさわしい。ポルシェ自身がオプションで往時の356スピードスター・レーサーのようなフェンダーストライプを入れた「ヘリテージデザインパッケージ」を用意しているのには、そんな想いも込められているのかもしれない。

REPORT/藤原よしお(Yoshio FUJIWARA)

PHOTO/PORSCHE AG

【SPECIFICATIONS】

ポルシェ911スピードスター

ボディサイズ:全長4562 全幅1852 全高1250mm

ホイールベース:2457mm

トレッド:前1551 後1555mm

車両重量:1465kg

エンジン:水平対向6気筒DOHC

総排気量:3996cc

圧縮比:13.3

最高出力:375kW(510ps)/8400rpm

最大トルク:470Nm/6250rpm

トランスミッション:6速MT

駆動方式:RWD

サスペンション形式:前マクファーソン 後マルチリンク

ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク(PCCB)

タイヤサイズ:前245/35ZR20 後305/30ZR20

燃料消費率(EU6 DG):13.8L/100km

生産台数:1948台限定

【問い合わせ】

ポルシェカスタマーケアセンター

TEL 0120-846-911
Posted at 2019/05/07 21:32:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2019年05月07日 イイね!

トヨタがメーカーで採用したから今後は普及するのかな?法的な解釈がどうなのか

トヨタがメーカーで採用したから今後は普及するのかな?法的な解釈がどうなのかトヨタ 新型「RAV4」に正式採用!色が変わる「バイカラーLEDフォグランプ」はどんなもの?

■1つのバルブで2種類の色を発光できる「バイカラーLEDフォグランプ」

 クルマのヘッドランプの補助的な役割を果たす「フォグランプ」は、正式には「前部霧灯」と呼ばれる補助照明灯です。ヘッドランプは走行用前照灯(ハイビーム)・すれ違い用前照灯(ロービーム)に分けられており、40メートルから100メートル先を照らすように作られていますが、フォグランプは車両前方を照射角の広いレンズによって照らすように作られています。

 フォグランプの色は、道路運送車両法によって白色または淡黄色と定められています。今までフォグランプの色はバルブを交換することでしか変えることができませんでしたが、灯火類にLEDが広く使われるようになった最近では、1つのバルブで2種類の色を発光できるようになりました。その技術を使って開発されたものが「バイカラーLEDフォグランプ」です。

 以前まではアフターパーツメーカー製しかなかった「バイカラーLEDフォグランプ」ですが、2018年12月にマイナーチェンジした「プリウス」にトヨタ車として初めて正式採用され、続けて2019年4月10日に発売された新型「RAV4」にも採用されました。

バイカラーLEDフォグランプは、その名の通り「2色のLEDフォグランプ」のことで、アフターパーツでは「デュアルカラーLEDフォグバルブ」と呼ばれることもあります。LEDはHIDやハロゲンフィラメントよりも発光体の大きさを極めて小型化することが可能なので、1つのバルブに異なる色のLEDチップを配置することができるのです。

 トヨタが採用しているバイカラーLEDフォグランプ(切り替え式)は、保安基準第33条に適合したホワイト(5600ケルビン)とイエロー(2800ケルビン)の2パターンの発光色を実現したLEDフォグランプの名称です。フォグランプ本体に触ることなく、車内のフォグランプスイッチの切り替えによって簡単に色を切り替えることが可能です。

 天気の良い夜間には、明るくてファッショナブルなホワイト光でヘッドライトの明るさを補助し、雨や雪、霧など天候の悪い日には鮮やかなイエローでコントラストの強い視界を実現。

 レンズ本体にもクリアレンズを採用しており、消灯時でもすっきりとした見栄えを実現し、色を切り替えた時でも光軸のずれが発生することはありません。また、純正装着の丸型フォグランプに比べ、明るさと被視認性が向上しています。

 トヨタでは、マイナーチェンジしたプリウス以降に発売するクルマには「バイカラーLEDフォグランプ」を順次展開するとしており、今後もさまざまな車種に「バイカラーLEDフォグランプ」が採用されることが想定されます。


ってか既にプリウスに採用されていたんだね…興味無いから知らなかったw
他メーカーとかのディーラーで「トヨタは純正採用しているのになんでダメなんだ」って言いだす人出てくるんだろうな~
Posted at 2019/05/07 20:29:55 | コメント(5) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2019年05月07日 イイね!

久方振りにスペアタイヤの中に入れるタイプだろうけど、スペアタイヤがそもそも搭載されているクルマが少ないご時世だから微妙か?

久方振りにスペアタイヤの中に入れるタイプだろうけど、スペアタイヤがそもそも搭載されているクルマが少ないご時世だから微妙か?JBL、省スペースタイプのサブウーファと4チャンネルアンプ発売

ハーマンインターナショナルは、様々な車種のスペアタイヤホール内に取り付けできる車載用アクティブサブウーファ「JBL BASSPRO Hub」と、省スペース性に優れた4チャンネルカーアンプ「JBL STAGE A9004」を発売した。

新製品JBL BASSPRO Hubは、スペアタイヤホイール内に設置することでそのスペースを有効活用し、JBLならではの迫力のある低音を再生できるパワード・サブウーファ。279mm径の大径ウーファーを採用し、軽量なグラスファイバー製ウーファーコーンにより、過渡特性に優れたキレの良い低音を再生する。D級アンプは通常200W、ピーク時400Wまでの大出力が可能。消費電流が少なく、長時間・大音量での連続再生にも対応する。また、運転中に低音調整が可能な有線リモコンも添付。クロスオーバー周波数、ゲイン(音量)、位相、およびBASSブースト(低域強調)のON/OFFを設定できる。

サイズは高さ165×幅360×奥行360mm、重量約9.8kg。価格(税別)は5万円。

新商品JBL STAGE A9004は、コンパクトサイズの90W・4チャンネルD級アンプ。フットプリントが小さく省スペースのため、シート下、ラゲージスペース、グローブボックスの奥など、コンパクトカーや軽自動車でも無理なく取り付けることができる。長時間・大音量の連続再生も安心の消費電流設計。ブリッジ接続も可能で、フロント2チャンネル+サブウーファ、またはサブウーファ2チャンネルなどの様々な接続方法にも対応する。

サイズは高さ50×幅145×奥行268.6mm、重量約1.8kg。価格(税別)は2万3000円。


こういうの付いているとスペアタイヤの空気圧見るのが糞面倒臭くなるから嫌いなんですよね(苦笑)


デッドスペースを有効活用!スペアタイヤのスペースに設置できるJBLの車載用サブウーファー「BASSPRO Hub」

ハーマンインターナショナルは、世界最大級のオーディオブランド「JBL」より、車載用アクティブサブウーファ「JBL BASSPRO Hub」を発売した。価格は50,000円(税別)。

「JBL BASSPRO Hub」は、多くの自動車でデッドスペースとなっているスペアタイヤホイール内に設置することでそのスペースを有効活用し、JBLならではの迫力のある低音を再生することができる、パワード・サブウーファ。

大径ウーファードライバーと省電力設計のD級アンプとの組み合わせにより、200Wの大迫力な低音を実現。再生可能な周波数帯は30~150Hzで、カーオーディオシステムに合わせてクロスオーバーや位相を調整することができる。

また、運転席付近に設置することで、手元で低音の調整が可能な有線リモコンを付属。さらに、通常のRCA(ラインレベル)入力だけでなく、スピーカーレベル入力が可能。ヘッドユニットがライン出力を持たない場合でも、スピーカーケーブルからの出力を分岐して入力することができるため、様々な車種に搭載することが可能だ。

定格出力は200W、周波数特性は30~150Hz、クロスオーバー周波数は50~150Hz、バスブーストは0~12dB@50Hz。サイズはH165×W360 ×D360 mm、重量は約9.8kg。

そのほか、省スペース性に優れた4チャンネルカーアンプ「JBL STAGE A9004」も同時発売。価格は23,000円(税別)。

定格出力は90W×4(4Ω)、110W×4(2Ω)、220W×2(ブリッジ接続時、4Ω)、最大出力は880W。周波数特性は20Hz~20KHz。サイズはH50×W145×D268.6 mm、重量は約1.806kg。

関連情報
https://www.harman.com/japan

構成/立原尚子
Posted at 2019/05/07 19:50:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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