今シーズンのスノーアタックもどうやら終了だね。
暖かいとまでは言わないけれど、極端な寒さではなくなりつつあります。
バイクで通勤してるから判るんだ、微妙な気温の変化が。
手袋二重にしなくても会社まで持つようになったもん。
もう、出動圏内での遊べる降雪はないでしょ。
何だかんだ結構出動したしね、充分楽しめました。
今期も、シリーズ戦を通して全くの無傷で済んだ香具師はいないね・・・
昔は、雪山と言ったってそんなに刺すもんじゃなかったけどね、
最近では運動会などで集めた、ぺったんこ組の一軍機が軒並み参戦するようになり、
かなりマージンを削って、速さを追求するようになったのが一番の原因だね。
本当は、ホドホドに振り回して遊んで何事もなく帰還する・・・コレが一番なのだけどね、
みんなそんなことは百も承知、判っちゃいるんだよ、
判っちゃいるんだけど・・・
ソコはやっぱり走り屋。
どうしたって戦う遺伝子は黙っちゃいないのだ。
前のクルマに離されまいという、熱い情熱でアクセルを大きく踏み込めば、
フルタイム4駆と言えど、掻ききれずに激しく姿勢は変化してしまう。
暴れるマシンを氷のような冷静なステア操作で押さえ込み、
一番トラクションが掛かるスロットル開度と、走行ラインを探ってゆく。
全てのコーナーでそれを繰り返してゆくんだ。
ま、所詮ヘタッピーなヲレたちだ、
ムキになり過ぎたり、気が付かないうちに集中力が減退して、単純な事を見誤り、
バンパー献上・・・みたいなw
まぁ、ヤっても軽く済む事が判っているから、マージン計算が元々甘めになってるせいもあるけれど・・・
バンパーやヘッドライト献上て・・・軽くもないかw
まあまあ、そんなこんなでスノーアタック閉幕となりましたが、
終わってみていつも思うのは、近年稀に見るガッツ溢れるオトコの遊びだと思うのだ。
ま、オトコの遊びと言うのは単なる言葉のアヤであって、女性にもガッツ石松は居ると思うけれど・・・
言い方をかえれば、こんなに肉食系な遊びもないだろうと思うんだよ。
自分の気に入った走りのマシンを用意して、走る為の専用チューニングを施して、
それらを100%使い切る為にステージに上がる。
ぶっ壊して帰ってくるwww
これが、スポーテーカーの極々正しい使い方だと思うのだ。
高速のサービスエリアや、ホームセンターの駐車場に集まって管巻くだけじゃツマンナイよ。
クルマってのは、オトコにとっては女の子みたいなものなんだからさ。
本気で好きだったら最後までイかなきゃね。
お話するだけでいいとか・・・ちょっとみっともないぜ。
さっきもビートたけしの番組でやってたけれど、
日本人って遺伝子的にも、元来シャイで臆病なんだとか。
殆どの人が、暇な時間は極力ひとりでいたいとか・・・
なりたい職業第一位が公務員、二位が有名企業の正社員なんだと・・・。
社長じゃなくて正社員w
ホント、なんて夢がないんだろ。
安定志向で冒険が出来ない。
ゆとり教育で競争心もない。
保守的で現実主義といえばそうだけど、結局それだと自分で決めた枠からは外れることが出来ない。 死なない代わりに大活躍もないって事だ。
そりゃ天下りもなくなるワケないよ。
安定安心安泰と共産主義的にタカを括っているけれど、
結局それらは、ジワジワと自分達の首を絞めてゆくことになるのにね・・・
自然界では「安定=死」
生物の進化の鍵を握ったのは常に毛色の違う突然変異だったんだ。
どんどん新しいものを生み出し続けてゆくから、生き残ることが出来たんだ。
それが出来なかった種族は当然絶滅していった。
抗えない真実の構図は、フラクタル図形となって僕達にもそのまま当てはまるんだ。
お話しするだけでいいなんて、どんだけシャイなんだよ。
嘘ついちゃいけない。
比べられる事から逃げてるだけだよ。
オンリーワンだとか、世界に一つだけの花だとか・・・ヲレは嫌いだねそういうの。
かけっこで全員が一等賞とか、学芸会でみんなが白雪姫だって?
ふざけちゃいけない。
これだけは断言できる。
欲しい物は死ぬ気で頑張って掴み取る。
それが人生の真実で間違いない。
頑張っても届かないものもあるよ。
本気だった分辛くて苦しくてそりゃ、泣いちゃうだろうよ。
でもいいんだ、それで。
きっと人にやさしくなれるよ。
何もしなけりゃ、何にもならないけどね、
何かすれば、必ず何かにはなるよ。
まっすぐな頑張りの結果が合格でも不合格でも、マイナスで終わることはないんだ。
自分も昔はかなりシャイな部類だった。
人は人、自分は自分。
正直今でもそういうトコあるよ。。。
熱帯魚とか活字が好きだしねw
でも、クルマで(バイクで?)走るようになって何かが変わった。
ヲレの中の戦う遺伝子が目覚めたんだ。
ぶっ飛ばすスリルに快感を覚えた・・・訳ではなくて、、、
人生丸ごとに関わる深い真実の縮図を見たような気がしたんだ。
どうすれば速くなるのか・・・ただ闇雲に飛ばせばいいって訳じゃない事は、
3台くらい廃車にした頃に気が付いたw
クルマの維持管理・・
人との係わり合い・・
練習と学習と理解・・
危機管理・・
完成させなきゃいけない項目は多岐に渡った。
しかし、それらを高いレベルで昇華させるのにどうしても必要な物があった。
それが戦う気持ちだったんだ。
ヲレが走ることをやめないのは、ソレがそのまま自分を完成させる作業に等しいから。
なかなか辞めるわけにはいかないよ。
現役って顔はしないけどさ、細々と、虎視眈々とやらせてもらうよw
今シーズンも数名がこの世界に片足突っ込んだけど、来季はどうなることかね。
誰が伸びてきてもおかしくない面倒なメンツだよ。
全員が生き残るのは難しい世界だけどさ、
みんなで肉食って来シーズンに備えようね。
修理してみようかな・・・