コロナ禍で台風一過だったにも関わらず、今年も運動会を敢行しました。
当日は朝から大型低気圧による暴風雨で、普通に中止かなぁ・・・と思っていましたが、ぎりぎりまで動向を注視。
直撃当日なんてのは、時間帯によっては一気に晴れたりするのでね・・・
コマメにウェザーニュースと睨めっこ。
日付が変わる辺りから雨はすっかり上がる予報だったんです。
直撃予定だった台風も進路を南側に移し、夜半に回復の見込みが間違いなさそうだったので、当日夕方に開催の決定を通知。
運動会開催が決まりました。
延期にしても次は晴れるとは限らないし、みんなの都合もなかなか合わないしね・・雨だからってビビるようなドライバーは一人もいない。
「え?雨ぐらいでやらないの??」
みたいな。
レーサーからは選手宣誓が来ていますしw
成る程・・・
バカすぎるww
そんなものを突き付けられては、こちらも既読スルーという訳にはいかないな・・・
これを受けて、運営側もコメントを発表。
寝る前に打ったら2時間も掛かっちまったじゃねーか・・・。
(クソ真面目に返してやったら、レーサーのはコピペだったことが判明・・大学生の論文かよww)
相変わらずの馬鹿馬鹿しいやり取りを繰り返しながら、運動会決行。
往路のホームグラウンドが、台風の影響でまさかの通行止めと言う事もあり、高速使って聖地集合となりました。
今回の主役は何といっても一軍機のハチロク二台とGT-Rでしたね~。
レーサーとYuu君のハチロク対決。
ココは同世代ということもあり昔からバチバチなんで傍から見てても楽しいね~。(昔はレガシーとフォレスターの対決だったよね。)
グラベル仕様とターマック仕様で正反対の性格ながら、両者とも天候に合わせたウェットタイヤでの出走。
路面は台風一過と言う事もあり、只のウェットならまだしも、無数の落ち葉に折れた木の枝(枝と言うか幹!)にと、下手なグラベルよりもグリップ感が読めない酷い路面。
15インチのレーサー有利かと思われましたが、そこはハチロクスペシャリストのYuu君。
セッティングのバッチリ決まっているマシンで半歩リードという感じだったようです。
もう一つヤバイのが猪さんの35Rですかね。
ニスモニスモと聞いていましたが、見た目は標準車だな。。。
と、思ったら・・トラックエディションという見た目スタンダードでボディーと足回りだけニスモ、というヒツジの皮を被った・・っていうかヒツジなんかじゃ全然ないんで、オオカミの皮を被ったライオンみたいな仕様ですw
まぁ、いかにもっていう派手さをどうしても受け入れられないオッサン(40~50歳)向けの仕様ですね。
判りますw
しかし何と言うか・・もう来るところまで来たな。。
どれだけ往年の名車を中古で買ってきて仕上げたって、ツルシなのにここまで仕上がってるクルマは世界中どこ探したって存在しないだろ。
何でもありのストリートなんで、何がズルいとか最早言いませんが・・
ここまでくると、下克上が難しくなってくるな・・・
昔はよく成立したんだよ、ハチロクとかスターレットでさ、
ワンエイティーとか32のスカイライン相手にして、
パワーはないんだけど、腕と軽さでインフィールドや下りで追い込むっていうマンガみたいな逆転劇が本当にあった。
もう20年くらい前だけどさ、ヲレもAE86を10年間で3台乗ったしね、
当時はどんなクルマが相手でもまあまあいい勝負が出来る自信があったし、敢えて格下から挑んでいくスタンスにプライドがあった。
いい時代だったなw
今じゃインプレッサみたいに人乗せたり、雪山行ったり、とか色んなユースを考えてしまって真ん中取ったような便利なクルマで満足するようになってしまったけど、「ハチロクで育ったから今の自分がある」みたいなプライドだけで未だにやっているという部分はあるかな。
そんなヲレの便利なGC8も、とっくに20年落ちが確定し、
昔で言うAE86(か、それ以下)みたいな立ち位置になってしまった。
買った当時は車重1200㎏で300PSだなんて最強でしょって思ってたけど、
クルマの技術は日進月歩。
10年も20年も経つと、300PSも只のハリボテになってくる。
タイヤとボディーで走る性能がそれを凌駕するようになってくる。
FT86やBRZなんてその典型だろう。
ヲレがAE86の頃に欲しかったものが全て揃ってしまっている。
昔のハチロクは1600㏄で120PS程度のエンジン。
気持ちよく回ったけど、もう少しでいいからパワーが欲しかった。
ボディーもヨレヨレで車軸懸架だった為、なかなかトラクションが掛からない。
軽さと切れ味だけで勝負するクルマだった。
クリップの遥か手前からフルスロットルで鬼のリヤ荷重にしないとリヤが抑え込めなったので独特の運転スタイルになっていたと思う。
それでも、さらに望むものというのはそれ程多くなかった。
あと50PSのエンジンパワーと、トラクションが掛かるリヤサスペンション、それを抑え込むしっかりしたボディ剛性があれば、もう誰にも負けないのではないか。
そう思わせるくらい、当時の格上のクルマとの差など僅差であった。
よく考えたら、今のハチロク(FT86/BRZ)なんてそれは全て揃ってしまっている。
ガッチリしたボディーに、高次元にバランスされたコンポーネンツレイアウト。
200PSのNAエンジンにリヤマルチリンクサスペンション。
まぁ、構造的にはWRXのFR版と言う感じなので、ストローク不足感は否めないものの、軽トラックのようなAE86の頃と比べたら雲泥の差である。
充分過ぎる!
コイツを本気で追い込んだらどれくらいのポテンシャルがあるかは大体想像できる。
バッチリ決まった足と、そこそこいいタイヤを履いていれば、下りでは無敵の性能を出す筈である。
流石の35Rも、1速2速で回るようなテクニカルセクションではハチロクに舌を巻く場面もあったようですが、ホームコースみたいに少しでも踏める区間があるような所では全く話にならないでしょうね。
それ以外が速すぎる。
今回のヲレのGCは3年目のアジアンタイヤと言う事もあり、ウェットグリップが皆無。(勝負になりませんw)
サスペンションが縮まないので結構怖かったよ。
一回だけレーサー86の後ろに付いて追いかけたけど、登りなのにぎりぎり見えなくならない程度の追随しか出来ない始末。
下りでジリジリ離される位の感じだったな。
タイヤ新品なら登りで勝って下りでトントン位だろう。(86相手にww)
でも、後ろで見ていて思ったのは、やっぱりFRはいいなって事。
とにかく進入にストレスが無い。
クルマを運転していて最もテンションが上がるのは本気のフルブレーキングからの鬼の突っ込みだと思うんです。
4WDだとフロントにも駆動抵抗があるから、どうしても一瞬アンダーステアになるのを、揺すってヨーを掛けたりリヤを振り出したりして何とか進入の姿勢を作る。
ワンアクション遅れるんだよね。
その遅れを4WDのトラクションとターボパワーで取り返しているだけ。
FRだと、しっかり荷重移動が済んでいればステアと同時にスパンと向きが変わっていく。
この切れ味は4WDには絶対に出せないんだよな。
フロントの駆動でも、FFはFFでまたいい。
リヤに余計なものが無いのでシュパッと向きが変わる。
フロントのトラクションだけに専念してアンダーオーバーをコントロールできるので無駄な操作が無くこれまた切れ味がいい。
やはり2駆ってのがいいのかも知れないなぁ。
ただ、2駆の切れ味だの軽量バランスだのという細かい小細工をいっぺんに全て飛び越したのが35GT-Rではないだろうか。
車重以外はすべて完成していると言っても過言ではないR35GT-R。
その1700キロ台の車重さえも、F255、R285という前後異幅の極太ポテンザでしっかり曲がってしまう。
GT-Rに同乗させてもらったぎゃんぐ君曰く。
「だいさん達が、7千8千とかまで回して逃げてるところを、多分3千も回ってない位で追い付いちゃうんです。」
「3千回ってないか・・・。」
GCで3千回転なんてまだトルクも立ち上がっていませんね。。
VR38DETTヤバいな。(600PSですからね)
クルマはエンジンで決まるって・・誰が言ってたか忘れたけど、
昔のGT選手権の車両よりパワーが出てて、それを余すところなくトラクションに換える駆動デバイス、消しゴムより柔らかいタイヤ。
それを本気で支えるニスモチューンのサスペンションとボディー。
ドライバーがショボければまだ何とかなるかも知れないけど、ホームの帝王だしな・・・付け入るスキが無さすぎるw
なんかこう・・もういいか~みたいなw
20年前のボログルマで一軍機ヅラしてるのがそろそろ難しくなってきたので、
そろそろ降格でもいいような気がしています。
僕たちは僕たちのクルマで楽しめればそれでよしww
クネももはや後ろから付いてくるのも精一杯。
最近は単車の話しかしないから、クルマは・・・なのかな。
シュンジはいいね・・・守りながらも安定してるし。
所帯も持ったし、無理はしないだろう。
それでも走り続ける事の難しさが判ってきた頃だと思う。
ぎゃんぐ君はSWのセッティングが間に合わなかったとかで・・・
ドリケツのNAロドで来てしまい、どうにも不完全燃焼だったみたい。
まぁ、楽しいとは思うけどね。
GCで雪行くより滑るだろw
黒スカ君も久々参戦。
人乗せてるからか、余り無理が出来なかったみたいだけど、楽しめたかな?
ER34といえばまだまだ一級品のFRターボ。
今度は熱い走りを期待しているぜ!
今回はフォーメーションの関係でちゃんと走りを見てないんだけど、FR3番手を走れていたワンエイティー。
レーサーが連れてきた若い子たちです。
なかなか遣り手の臭いがします。
FRを峠でガチで追い込んでる現役の臭い。
懐かしい感じがするんで、大体どんな走りをするか見なくても判ります。
この手のスーパーカーを購入する人の殆どは、
毎週きれいに洗車して、雨の日には乗らないとか、ひとの後ろに付いて走らないとか、とにかくクルマが傷まないように腐心するものですが・・・
こんな台風の後の汚らしい峠で、後塵をガンガン浴びながら鬼プッシュさせる人って見たことがありませんね。
製品の目的外使用に興味がないんでしょう。
いいなあ・・・未だに本当に現役なんだなぁ。
大人のクルマ遊びって感じがします。
自分なんかでは、お金があっても多分勿体なくて出来ないと思いますが、
ひとつの側面での究極のカタチであることは確か。
こうやって、時代に伴って究極が更新されていくのを現場で見ていくのは楽しいですね。
まだまだ先があるんだなと感じさせてくれます。
ヲレが昔ハチロクや13シルビアに乗っていた頃。
27のトレノとか、ハコスカ、ダルマセリカで鬼のように速い人が居た。
大体いい歳したオジサンたちだったが、
当時はそれをカッコいいなと思いつつも、もっと今風のクルマに乗れば更に圧倒的に速く走れるだろうになと思う部分もあった。
だが、時は20年更新され、
あの頃のニイナナとかKPに乗っていたオジサンが今のヲレたちなんだなと気付く。
ただただ誰よりも速く走りたいという若い頃の欲求とは違い、
自分が持っている古のツール(クルマ)は何が駄目で、どう使えばどう良くなるのか・・・そういう事を考えながら走るのが楽しいんだな。
まぁ、周りから見たらゴミだけどよ、やり方によっちゃあまだイケんじゃね?
みたいなね、
あの頃のオジサン達もきっとこんな感じだったんだなぁ。
(まぁ、所帯持って子供なんかもでかくなり、ただ単に新しいおもちゃを買えないだけってのが大半だろうけどw)
あとは、好きなクルマや乗りたいクルマが、ある所から更新されなくなるっていうのはあるかな。
ハチロクとかスターレットでイケイケで走ってた現役の頃にフラッグシップだったモデルが、だいたい自分の中の頂点になってしまっているので、その構図が10年経っても20年経っても・・未だに変わらないんだろうな。
ヲレの頃は、湾岸のチャンピオンが33GT-Rで、
峠のチャンピオンがCPのランエボだった訳よ。
ヲレは若干捻くれてたからインプに行っただけでね・・
ほんとコレw
酷い路面でしたが3周位したかな。
アンダーステアが酷く、守りの走りになってしまいましたが、何となく自分の立ち位置は判ったな。
まだまだ出来ることはある。
(ただ、時間と金がないw)
まぁ、タイヤだけしっかりしていればまだまだイケるなw
って感じだけど、我が家のニューマシンエブリイにここの所金を使い過ぎたので、今年はタイヤを買えないかな。
春だな春。
スタッドレスから戻すときに買おう。
春にタイヤ買ったら揉んでやるぜ御前たち。
年内あと一回やりたいって話もあるんでそれは構わないんだけど、タイヤ続投なんで走りでは期待には応えられない。
悪しからずw
最後は相変わらず只の深夜のオフ会みたいになっちゃいます。
まぁ、それが楽しいんだけどね。
それぞれある分野で何かしらのプロの集まりなんで、コアな話が聞ける稀有な機会ですね。
皆さんお疲れ様でした。
ヲレはレーサーのこういう真面目に馬鹿やる所が好き。