ほんのり春の小石川

再び小石川植物園（前回ブログ）。

今回は「淡い春景色」を掲載。

ここは都心部にしては広大。

だけど比較的地味である(笑)




時期的な問題かも知れないが、目に飛び込む派手な花類はない。

【１】





おとなしく控え目な花たちが目立たぬように咲いていた。

【２】






寒桜の切り株から細くしなやかな枝が伸び、

少しだけ花を付けていた。

【３】





どことなく奥床しく純なイメージが、

妙にこの地に合っている気がした。

【４】






梅もまだ花を付けていた。

【５】





枝垂れ系の樹も多く、優しい色合いとも相まって、

【６】





ふんわりとした春の陽を感じることが出来た。

【７】






足元を見れば、ともすれば見過ごしそうな草花が、

元気いっぱいに咲き誇っている。

【８】






特にハナニラと瑠璃唐草が目に付いた。

【９】





草叢に浮かぶ星形のシルエットはいずれもスッキリと美しい。

【１０】





小さい花たちだけど、凛々しさを感じるものだ。

【１１】






珍しくもない花たちだから、彼らを見ると何だかほっこりする。

【１２】






子供の頃は、こうした草花を使って笛を作ったり、

草相撲をしたり、身近にあるものを何でも

遊び道具に替えていた懐かしい記憶が蘇る。

【１３】





ネットやゲームはなかったけど、色褪せない想い出のひとつだ。

【１４】





今はこんな草地も消え、機会そのものもなくなってしまっただろう。

【１５】






頭上では寒緋桜が満開になっていた。

色鮮やかな紅い花が、春の到来を力強く告げている。

【１６】





葉を残したマンサクの樹。

【１７】





１本のツツジが白い花を付けていた。

【１８】





その傍らには、可愛らしいマメザクラが咲いていた。

【１９】






小石川はほんのりふわりと春だった・・・。

【１０】





※Leica M-P（Typ240）　Macro Elmar 90㎜/f4


（了）