nanamaiのブログ一覧

いよいよ今年も終わる。

まずは大過なく暮らせたことに

感謝しなければならない。

そして、家内と舞にも感謝。




これまで自分ではやったことがないが、みなさんがされている

総括的なことを年内最後のブログとして認（したた）めたい。

つまり、この1年の私的な出来事を振り返ってみようと思う。

※ということは、基本既出の写真が並ぶことになるので、適当にあしらっていただくことを強くお勧めします。



月毎に2つの出来事を選び、キャプションまたは簡易コメントを付記。

単なる時系列での画像羅列ではあるものの、来し方を再確認できる。



【１月@印象の風景】

　⑴ ダイヤモンド富士から二重富士へ

　　自宅でダイヤモンド富士を撮っていると、珍しい二重富士が撮れたっけ





　⑵ 新宿夜景

　　会社を出てふと間近の都庁に寄り、真冬の新宿を撮影した






【２月＠春のあしおと】

　⑴満開の素心蝋梅

　　小金井公園に咲いた満開の蝋梅に囲まれて





　⑵福寿草開花

　　春の訪れをいち早く伝えてくれる福寿草を見つけた






【３月＠春の使者】

　⑴梅ざかり

　　風が緩む初春、梅の香りに包まれた





　⑵さくら便り

　　桜の開花はいつだって心に響く（これは寒緋桜）






【４月＠うららかに】

　⑴舞の花見

　　今思えば今年はこの時たった１回限りの「お出かけ」だったな





　⑵C63ポートレート

　　久しぶりに愛車も撮影






【５月＠さつき晴れ】

　⑴オオアマナの咲く頃

　　ラクウショウを取り囲む群生は幻想的でさえあった





　⑵東京ジャーミィ（代々木上原）

　　イスラム文化の一端を目の当たりにした






【６月＠花三昧】

　⑴花菖蒲

　　東村山北山公園に咲く花を今年も





　⑵紫陽花

　　雨の季節に寄り添うたおやかな花






【７月＠未知との遭遇】

　⑴Leica Q

　　大きな賭け的出費を伴い、新たな武器をGet





　⑵ショクダイオオコンニャク

　　強烈な匂いを発する前に神代植物公園のあの花を撮影






【８月＠盛夏の記憶】

　⑴ひまわり

　　夏はやはりこの花がないと始まらない





　⑵目黒雅叙園「百段階段」

　　初めての写真撮影、幽玄な空間に圧倒された






【９月＠小さな旅】

　⑴ジョンソンタウン

　　アメリカンな晩夏、暮らしのスタイルを問いかけられた





　⑵松が峰教会（宇都宮市）

　　敬虔な雰囲気を漂わせる大谷石の教会






【１０月＠初秋の公園】

　⑴所沢航空記念公園

　　公園内に飛行機がど〜んと！





　⑵神代植物公園

　　ダリアに引き寄せられた秋の公園






【１１月＠秋の高い空】

　⑴コスモス乱舞

　　昭和記念公園のコスモスの丘にて





　⑵迎賓館

　　一般公開された赤坂離宮に潜入した






【１２月＠冬の到来】

　⑴錦秋の平林寺

　　今年の平林寺の紅葉は少し地味めに展開したかな





　⑵舞とクリスマス

　　ただただ感謝あるのみ！






ご覧いただいたみなさまに、また素敵な１年が訪れますよう。

2015年12月31日　　Photo by nanamai


（了）

12月も後半になり朝晩の冷えこみが

徐々に冬らしさを帯びてきた。

今年の勤務もあと1日を残すのみ。

以前アップした初冬の花の続編を。




冷たく強い北風が時折吹く中、公園の花を撮ってみる。

【１】





春から秋口にかけて、多くの花々が咲き乱れた公園も

【２】





今はその種類を随分減らし、彩りも少なくなってきた。

【３】





しかし、それでもいくつかの鮮やかな花たちは一心に

【４】





花弁を開き、冷たい空気の中で陽光を捜し求めていた。

【５】






この一年、また多くの花や草や葉や樹を撮影してきた。

【６】





もはや季節を象徴するイベントになったもの（椿/梅/桜/バラ/

菖蒲/藤/紫陽花/蓮/向日葵/彼岸花/ススキ/秋桜など）も多く、

【７】





特定の花の開花をきくと、咲き誇る姿は勿論、

【８】





その時季その場所の気温や風や匂い、

【９】





自分の心情などが一気に頭の中に蘇るようになった。

【１０】






これから春先までは咲く花の少ないシーズンとなり、

【１１】





特別な植物園や温室などに出向かない限り、

【１２】





自分の撮影対象も変えていかざるを得ないことになる。

【１３】





風が緩み、空気に柔らかな霞みがかかり、

【１４】





新芽が小さく膨らみ始める頃、春の足音とともに、

【１５】





花々の開花の声が聞けるようになるまでは。

【１６】






今思えば、春は遙か遠い未来のことのようだけれど、

きっと何を成すこともなく、いつの間にか日々は過ぎゆき、

気付けば頬を掠める風も緩む季節になっているだろう。

【１７】





大いなる自戒と柔らかな期待を込めながら、春を待とう。

【１８】





※EOS 6D　EF100㎜ F2.8L Macro IS USM【Top/1-4/7-9/11-16】
　EOS 5D MarkⅢ　TAMRON SP 35㎜ F1.8 Di VC USD【5-6/10/17-18】


（了）

2015年12月25日（金）。

この日は舞が家族の一員となって

１８回目のクリスマスになった。


深夜救急病院に駆け込んだ日から

既に2年以上の月日が経過したなんて。




自宅での闘病生活も３年目に入った舞。

正直言えば、こんなに長くケアが出来るなんて思いもしなかった。


【１】







永遠の別れも覚悟した一昨年の11月。

ヤマを越えたと安心した僕らを奈落の底に突き落とした２度の痙攣。

膵臓・腎臓は小康状態を保っているものの、

認知症状はゆっくりと、しかし確実に進行し、

舞の頭と目と四肢を彼女の意思の届かない遠い所に追いやる。


【２】






でも舞は何も心配しなくていいんだよ。

僕らがお前の目や脚の代わりになるから。


そして、ツラくなったら、頑張らなくていい。

もう十分過ぎるほど頑張ってきたんだから。


【３】







若かった頃のお前はいなくなってしまったけれど、

今でも僕らの腕の中で、優しいぬくもりを伝えてくれる。


【４】







彼女に穏やかな日々が続くことを祈った日。

2015年12月25日（金）自宅にて。ガラスのツリーとともに。


いつも舞を気遣ってくださるみなさまに心より感謝を込めて。。。




※EOS 5D MarkⅢ　EF85㎜ F1.2L Ⅱ USM


（了）

晩秋から初冬に季節が移る。


そんな時季に切り取った葉の画。

差し色の緑は温室のLeaves。





【１】





冬に差し掛かり、公園の樹々は色づき、枯れ落ちる。

【２】





公園の広葉樹はみな葉を落とし、

寒そうに幹を冷たい風に晒しはじめた。

【３】





葉を落とす大樹の下は、多くの葉で覆い尽くされる。

【４】





木蔭の小径を行くと、かさこそと軽く乾いた音に包まれる。

【５】





そして落ち葉のクッションが足裏にかかる圧を和らげ、

あてなく歩く自分を、森の奥へといざなう。

【６】





一陣の北風が吹けば、乾燥した枯葉たちは枝を離れ、

地面すれすれを一斉に滑空していく。

【７】





そんな光景はこの時季の武蔵野の風物詩。

【８】





秋色に輝いた葉は、やがてモノトーンに還ってゆき、

【９】





枯葉たちのささやきも、いつか静寂へと変わってゆく。

【１０】







転じて、生気漲る緑の葉たち。

【１１】





冬の太陽に身を預け、複雑な葉脈の軌跡を浮かべて輝く、

季節を感じさせない瑞々しい葉は、いつも活力を与えてくれる。

【１２】





寒さに震えがちな日は、彼らに肩の力を抜いてもらうといい。

【１３】





青い葉に背中を押され、いつしか前を向く自分に気づくだろう。

【１４】






Leaf & Leaf

晩秋から初冬へと、季節がゆっくりと移ろう日。

【１５】





Leaf & Leaf

この瞬間にしかない「今」を、明日に向けて…。

【１６】





Leaf & Leaf…

【１７】







《番外編》

今夜は38年ぶりに『満月のクリスマス』。
実に1977年以来であり、次回は2034年だという。
※月が最も大きく見える時間（本日20:11）にバルコニーから手持ちで撮影

Merry Christmas !

【１８】





※EOS 6D　EF100㎜ F2.8L Macro IS USM【Top/1/3/6-7/11-16】
  EOS 5D MarkⅢ　TAMRON SP 35㎜ F1.8 Di VC USD【2/4-5/8-10/17】
  EOS 7D MarkⅡ　EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM + Ext.2XⅢ【18】


（了）

今年は12月中旬になっても

紅葉の楽しめる日が続くほど、

暖かい秋の武蔵野だった。





しかし、野花は確実に気温の低下を感じ取り、

【１】





秋の実りから冬を彩る花々に

【２】





バトンを渡しつつある。

【３】





そんな季節の間の公園をぐるりと回って

【４】





「今」を撮った。

【５】






武蔵野の初冬、陽光注ぐ休日の公園は、

【６】





北風が時折”ひゅう”と吹き抜ける音と、

【７】





枯葉の擦れる乾いた響きが聞こえるのみだった。

【８】






冬型の気候がもたらす明るいヒカリと、

【９】





不思議な静けさと、

【１０】





季節を超えるという微かな緊張に包まれ、

【１１】





12月の公園は傾く陽に冬支度を急いでいた。

【１２】






花たちは、次代に続く「明日」を

【１３】





懸命に手繰りよせようと

【１４】





精一杯の「生」を惜しげなく注ぎ込み、

【１５】





「今」という一瞬を慈しみ、

【１６】





空に向かい毅然と咲き誇っていた。

【１７】






武蔵野の冬本番は、もう直ぐそこにまで迫っている・・・。


※EOS 6D　EF100㎜ F2.8L Macro IS USM【Top/2-9/11-12/14/16】
EOS 5D MarkⅢ　TAMRON SP 35㎜ F1.8 Di VC USD【1/10/13/15/17】


（了）