2014年10月26日(日)。
去年の今頃の舞の写真(Top画像)を見た。
これは10月中旬に那須のレストランで撮ったもの。
あれから、おそろしく長い月日が経ったように感じる。
下の画像は、いまの彼女。
【1】
2014年10月26日の舞(自宅にて)
去年11月に体調を崩した舞は、最悪の状態こそ乗り切ってくれたものの、
急速に見当識が弱まり、体力特に足腰の衰えも顕著になっている。
【2】
16歳半という年齢を踏まえれば、決して悲観的な話ではないが、
時の流れというのはある意味で残酷なものだと痛感している。
【3】
共に暮らす家族としては、貴重な時間を楽しく充実したものと感じて欲しいが、
そう出来ているか?には甚だ自信がない。
【4】
立ち上がるなど行動の介助が必要なら状況に応じてサポートできるよう、
例えば「水が飲みたい」など必要なものを事前に察知するよう、
できる限りそばにいて、できる限り目を離さぬよう生活を工夫する。
【5】
食事も、毎日療法食を0.1g単位で素材を量りながら作り、複数の薬とともに小分けに与える。
【6】
昼夜が逆転気味になる彼女の生活に合わせて、就寝時間を夫婦で調整する。
【7】
とはいえ、自分が不在になる日中や睡眠中は全て家内一人に負担がいく格好になる。
【8】
若くない我々にとって、疲労は確実に蓄積されていくのだろう。
【9】
だからと言って決してそれが「苦」であるということではなく、
長生きの証しとして、舞が我々に贈ってくれた宝物のような時間なのだから、
100年だって愛おしみつつ続けていく覚悟がある。
【10】
しかし、彼女がそれをどう受け止めているかが判らないジレンマが残る。
【11】
今の舞にとって、あんなに大好きだったボール投げや食事は、
興味の対象から完全に外れてしまった。
【12】
散歩やドライブはむしろ「嫌」なものに分類されている。
【13】
彼女が何を望み、どうして欲しいかを、切実に知りたいと思う。
【14】
今僕等家族は、舞がいつも穏やかな表情でいられるよう目配りし、
人間にとっての多少の窮屈さを、彼女と暮らす楽しさの代償と銘じて、
必要だと思うことをただただ信じてやっていくしかない、と思っている。
それも、強く前向きに。
【15】
舞、おまえはその瞳の先に、一体なにを見ているのか・・・。
【16】
2014年10月26日の舞(自宅にて)
※SONY RX100MarkⅡ【Top】(この画のみ2013年10月)
EOS 6D SIGMA APO MACRO 150㎜ F2.8 EX DG OS HSM【1-11/16】
EOS 5D MarkⅢ EF50㎜ F1.2L USM【12-15】
(了)
Posted at 2014/10/28 07:01:23 |
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