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2016年03月31日 イイね!

三寒四温??? 〜春の雑文No.3〜

三寒四温??? 〜春の雑文No.3〜
3月も半ばを過ぎると漸く

春らしさが確かなものになる。

春先のこの時期よく耳にする

「三寒四温」という言葉…。




※写真は全て3/19に撮影したもので本文と直接的な関連はありません。



個人的には少しだけ違和感がある。

【1】※オオマツユキソウ

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元来この言葉は、

中国北東部や朝鮮半島北部の気象を表したもので、

【2】

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シベリア高気圧からの風が、

おおかた7日の周期で吹くことを指している。

【3】※やっと咲いたチオノドクサ・ルシリエ

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3日強い風が吹けば、次の4日は風が弱まるということだ。

【4】※レウィシア

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では何故「三吹四止」ではないのか?

【5】※ウグイスカグラ

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それはおそらく体感温度が、

風の有無で大きく変わるものだから、だろう。

【6】

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風は原因に過ぎず、体感温度が生活に直結するから。

【7】

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別に学究的なものではなく、まさに体感として、

昔の人たちが素直に表現しただけのことだと思う。

【8】※クレマチス・アーマンディ

Untitled



かの地域がこうした高気圧に覆われるのは、

その勢力が強まる晩秋から春先にかけてであり、

この言葉もそうした時季に使うものとされている。

【9】

Untitled



ちなみに俳句の世界でも三寒四温は、

冬の季語だとされている(新暦1-2月が適当)。

【10】

Untitled



つまり、もともとは必ずしも日本国内の春の気象を

的確に表したものとは言えないものであるわけだ。

【11】※アミガサユリ

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しかし、たまたま春先の日本列島では、

長く続いた西高東低の気圧配置が崩れて、

【12】

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低・高気圧それぞれが交互にやって来ることが多くなり、

必然的に寒い日と暖かい日が入り混じることになるので、

この言葉が違った意味でしっくりきたのだろう。

【13】※スイセン

Untitled



段々暖かくなって、春はすぐそこまで来ているけれど、

まだ寒のぶり返しもあり一気に春爛漫とはなり得ない、

【14】※オオアラセイトウ

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もう少しの辛抱、あと僅か我慢すれば暖かい春が来る!

という気持ちを表現する言葉として。

【15】※ミツマタ

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日本人は、我慢の時間が長ければ長いほど、

その後に迎える春がより素晴らしく感じられるもの、

と信じているから(忍耐強い民族性の賜物か)。

【16】※ユキヤナギ

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実は二寒三温が実態に即していたり、

時季によっては四寒三温が正しいのかも判らない。

【17】※チオノドクサ・ルシリエ

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しかし三寒四温は先のとおり、国内では待ち遠しい春を

想う言葉として、既にしっかり定着している現状から、

【18】※レウィシア

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言葉の意味だけではなく、感性に委ねて、

自分の中の違和感こそ、捨て去るべきなのかも知れない。

【19】※オオカンザクラの花びら

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またもや雑談にお付き合いいただきありがとうございます。



※EOS 5D MarkⅢ Tamron SP 90㎜ Di Macro VC USD(F017)


(了)
Posted at 2016/03/31 20:18:50 | トラックバック(0) | 雑記・備忘録 | その他
2016年03月29日 イイね!

3月は「弥生」  〜春の雑文No.2〜

3月は「弥生」  〜春の雑文No.2〜
弥生(やよい)は陰暦3月の異称。


あまり不自然に思わず使っているが、

その語源としては諸説があるようだ。



※写真は全て3/13に撮影したもので、本文と直接的な関連はありません。



3月になると様々な草木が一斉に花を開く。

【1】※開花寸前のチオノドクサ・ルシリエ

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たった1週間の違いで咲く花の顔触れも変わってしまうことも。

【2】※ウチワノキ

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だから出来るだけ旬の被写体を記録的に残していきたい。

【3】※アカバナミツマタ

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さて、ここからは本格的(?)な雑文。

【4】

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弥生という言葉をあらためて考えると、、、

【5】

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もっともポピュラーと言える「弥生の節句」、

丁度この頃の山を例える「弥生山」、

俳句で使われる行く春を惜しむ「弥生尽」、

変わった所ではホトトギスの別称「弥生過鳥」、

歌舞伎界の「弥生狂言」などなど。

【6】※トサミズキ

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弥生は正確には陰暦の3月末から4月にあたるが、

【7】※ツルニチニチソウ

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まぁ春の終盤全般を指すようだ。

【8】

Untitled



弥生の節句や弥生狂言は3/3だから、

春の終盤というのはどうか?と反論もありそうだが、

【9】

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旧暦3月自体が、晩春や季春と言われることからも、

それはほぼ間違いないだろうと思う。

【10】※オオカンザクラ

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さてその語源であるが、まず「ややおひ」説なるもの。

やや=漸・おひ=成長を表し、植物が芽吹くことを指してのこと。

【11】

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次に「やまいろえひ」説。

山が冬の単色から徐々に色付くことを指してのこと=山色酔。

【12】※馬酔木

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主流は「いやおひ」説のようだ。

草木がいよいよ(=いや)生い茂る(=おひ)という意味だ。

【13】

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どの説も呼び名が変容し「やよひ」になったとしている。

【14】※ユキヤナギ

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古い書物、例えば日本書紀では3月をヤヨヒとしているようだが、

古事記や万葉集にはそうした記載はない。

【15】

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一方、枕草子に「やよひ三日はうらうらとのどかに照りたる」と

記されるなど、平安以降は用例が多く見られるようになる。

【16】※アオイスミレ

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しかしそれがいつ弥生という漢字になったかは判らないようだ。

【17】※勿忘草

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仕事や実生活において「よく判らない」ことは出来るだけ

【18】

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避けたいものだが、やよひ→弥生についてはそれも1つの

【19】※サクラソウ

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「春霞み」と受けとめて鷹揚にやり過ごすのが粋かも知れない。

【20】※雪割草

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毎々駄文・乱文にお付き合いいただきありがとうございます。

次回以降も駄文は続く…。

【21】

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※EOS 5D MarkⅢ Tamron SP 90㎜ Di Macro VC USD(F017)


(了)
Posted at 2016/03/29 21:27:40 | トラックバック(0) | 雑記・備忘録 | その他
2016年03月28日 イイね!

招かれて『豪徳寺』

招かれて『豪徳寺』
少し時間が経ってしまったが、

2016年3月8日(火)午後、

成城まで出かけることになり

近接する豪徳寺に寄ってみた。




豪徳寺は昨今賑やかだ。

【1】

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もとより招き猫発祥の地として名高いが、

【2】

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SNS等で情報発信されることによって、国内のみならず、

【3】

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外国人旅行者に人気の立ち寄り先として定着しつつある。

【4】

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平日の真昼間であっても、参詣者は相応に多く、

【5】

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伝聞どおり外国人比率が高いことを知った。

【6】

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豪徳寺がここまでメジャーになったのは、招き猫の伝説と

【7】

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それに伴う招福猫児の奉納があるからだろう。

【8】

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招き猫伝説とは、鷹狩りに出た井伊直孝一行が、

雲行きが怪しくなった空を見上げ、大樹の下で休んでいると、

【9】

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傍らの小寺にいた白猫が盛んに招き入れる仕草を見せた。

【10】

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白猫に呼び込まれた直孝一行は、激しい雷雨を避けることができ、

【11】

Untitled



期せずして和尚の法談を聞くに至った。

【12】

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雨の止んだ戸外に出ると、先程まで雨宿りをしていた大樹が

【13】

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落雷で2つに裂け真っ黒に焼け焦げている光景を見たのだった。

【14】

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直孝は、これは白猫が救ってくれたに違いないと感銘を受け、

この寺を井伊家の菩提所としたそうだ。

【15】

Untitled



後に直孝の戒名である久昌院殿豪徳天英居士に因んで、

曹洞宗大谿山豪徳寺と称すようになったのだとか。

【16】

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境内には招猫殿を置き「招福猫児(まねぎねこ)」を祀る。

【17】

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招猫殿横には、願の成就したお礼に奉納された招福猫児が溢れる。

【18】

Untitled



招福猫児は、小判などを持たない右手を挙げた素朴な白猫で、

【19】

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1-2㎝程の小さなものから30㎝程度の大きなものまで様々だ。

【20】

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招福猫児をよく見れば、まるで達磨のようにその目に

【21】

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ありがとうと書かれた個体が沢山奉納されていることに気付く。

【22】

Untitled



願いの叶った証しである招福猫児の夥しい数は、

【23】

Untitled



当寺のご利益の高さを窺わせるものだった。

【24】

Untitled




合間の時間に急遽訪れた豪徳寺だったが、

【25】

Untitled



霊験あらたかな白猫に招き入れられたのかも知れない。

【26】※去る参詣者を灯篭の中から手を振って見送るかのような招き猫3頭

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※Leica M-P(Typ240) Summilux 50㎜/f1.4 ASPH


(了)
Posted at 2016/03/28 19:20:57 | トラックバック(0) | 街ネタ | 旅行/地域
2016年03月26日 イイね!

春分の頃 〜春の雑文No.1〜

春分の頃      〜春の雑文No.1〜
今年は3/20が春分の日だった。


あの三鷹の国立天文台が前年に

「暦象年表」で発表している。




※写真は全て3/13に撮影したもので、本文と直接的な関連はありません。


閏年とその翌年が20日、それ以外の年が21日、

というのがここ10年先までの計算結果のようだ。

【1】

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春分の日は、昼と夜の長さが同じになるとされる。

【2】※フキ

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実際には昼の方が14分程長いようだけど。

【3】※たらの芽

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「春と夏」「昼と夜」を等分するという意味で、

春「分」と呼ばれるとも聞く(秋分も同様)。

【4】

Untitled




ところで、春分は立春と立夏の中間地点である。

【5】※セリバオウレン

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何だかちょっと実感が湧かない気がする。

【6】

Untitled



暑さ寒さも彼岸までと言われるとおり、

確かに寒さは感じなくなる気候だとは思うものの、

【7】

Untitled



夏への中間点と言われると、気が早いような。。。

【8】

Untitled




彼岸と言えば、春分の日を中心に前後3日間、計7日間。

【9】

Untitled



つまり、春分の日は彼岸の中日となる。

【10】※座禅草

Untitled



春分の日には「ぼたもち」を食すという習慣があるが、

秋分の日はそれが「おはぎ」になる。

【11】※馬酔木

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調べてみると、ぼたもちもおはぎも実は同じ食べ物。

【12】※チオノドクサ・ルシリエ

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その季節に咲く花の名に因み、牡丹餅・お萩と、

呼び分けられるようになったらしい。

【13】※ヒマラヤユキノシタ

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邪気を払う効果があるとされる小豆が原料。

【14】

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米や砂糖が貴重品だった時代からすれば、

それを先祖に供えることで功徳を積むことになる。

【15】※ヒメオドリコソウ

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年に2回高級食材を口にする副次効果もあったわけだ。

【16】※オオカンザクラ

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春分の日を境に、徐々に明るい時間が長くなる。

【17】

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もちろん気温も上昇してゆく。

【18】

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そういった意味では、どことなく心が浮き立つ環境だ。

【19】

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ここにあげた花たちもきっと季節の変わり目を敏感に察し、

【20】※ウチワノキ

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次の季節への備えをゆっくり進め始めていることだろう。

【21】

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※EOS 5D MarkⅢ Tamron SP 90㎜ Di Macro VC USD(F017)


(了)
Posted at 2016/03/26 22:36:59 | トラックバック(0) | 雑記・備忘録 | その他
2016年03月25日 イイね!

R56 MINI Cooper S@初回車検

R56 MINI Cooper S@初回車検
3月中旬、家内のMINIの初回車検。

この間C63AMGの初回車検が

終わったばかりなのに(苦笑)

受け渡し後に軽く混乱があったが、

Dから指定工場に替えるまでもなく、

想定スケジュールで無事完了した。




久しぶりにMINIのDに顔を出したが、移転したこともあって

随分内外装とも変わって見えた。

【1】

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POP感が減って、少し高級感が増したというか、

落ち着いた店の雰囲気を出そうとしているようだった。

【2】

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好みの問題だろうが、個人的には現行の方がベターだ。

【3】

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考えてみれば、MINIもサイズ的にミニではなくなって、

それなりの価格設定もされているわけだから、

購買層のジェネレーションや嗜好も以前とは異なるのかな。

【4】

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だとすれは、確かにあまりチープでカジュアル過ぎる打ち出しは、

ミスマッチになってしまう可能性が高い。

【5】

Untitled



MINIのマーケティングは割としっかりしているようだから、

こうした緩やかな転換も道理があってのことだろう。

【6】

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自分も含め消費者ってのは我が儘で容赦がないものだから、

「売る」側も細やかな配慮は欠かせないものなんだろうね。

【7】

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まぁ何にせよ楽して稼げる時代じゃないってことは確かだから。

【8】

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とにかく無事に車検も終わり、

R56 MINIとの4年目の生活が恙無く始まった。

【9】

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性懲りもなく、コンバチに目が行っちゃうんだよなー(笑)

【10】

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※ Leica Q【Top/1-3】
 EOS 6D SIGMA Art 35㎜ F1.4 DG HSM【4-10】



(了)
Posted at 2016/03/25 21:50:21 | トラックバック(0) | BMW MINI | クルマ

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「↑×2 なぜか以前の投稿が再掲されてしまいました。新年早々失礼しましたm(__)m」
何シテル?   01/01 16:57
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