東京は桜の開花で大賑わいだ。
もちろん桜の開花は一大Newsで、
心も軽やかに華やぐイベントだ。
自分も当然、桜の開花を気にかけて、近場の桜を追いかけている。
そんな中で先日、今を盛りと咲き誇る早咲きの桜の側で、
静かに宴の終わりを迎えた大ぶりの花を目にする機会があった。
冬の代表花、椿である。
【1】
椿には様々な品種があるが、この林にも相当数の種類の花が育っていた。
【2】
最も花々が香る時期にこの場所に来ることはできなかったが、
【3】
役目を終えようとする花たちを、どうにか見送るには間に合ったようだ。
【4】
椿は、花びらが散るのではなく花そのものが落ちることから、
【5】
江戸の武士たちは、斬首を連想させるものとして忌み嫌ったと言われる。
【6】
しかしこの話は後世に作られたようで、武家屋敷にも椿は植えられていたらしい。
【7】
日陰でも豪華な花を付ける椿は、和歌などにも詠われるとおり、
【8】
古から人気があったのだ。
【9】
殊に冬場の茶花としては、圧倒的な支持を受けている。
【10】
その華やかな椿も、今年はもう終わりが近づいている。
【11】
「落椿」は、春の季語であることをふと思い出した。
【12】
桜並木が賑わう傍ら、椿林はひっそりと静まりかえっていた。。。
【13】
※EOS 6D EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
(了)
Posted at 2015/03/30 22:06:02 |
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